カテゴリー「若駒・POG・一口」の69件の記事

2011.11.19

シルク1歳馬募集 やはり人気はノーザンファーム産

今年から社台グループと全面提携に踏み切ったシルクホースクラブ。 先月、2010年産の52頭の募集が始まった。社台ブームで キャロットのように満口馬が続出!とはならなかったが、 すでに3頭の満口が出るなど、全体的にはまずまずの出足と言えるようだ。 その満口馬はやはりノーザンファーム産。 母マチカネタマカズラ(10-37)は父がディープインパクト、 今をときめく池江泰寿厩舎に所属が決まっている。 ノーザンならではの組み合わせで、5000万円(一口10万円)の最高価格は「この馬が目玉ですよ!」とクラブが知らせてくれるよう。 少し意外なブラックタイド産駒、母カメリアローズ(10-24)は兄が 2歳戦線で活躍するダローネガ。こちらは逆に1600万円(一口3万2千円)の お手頃価格が会員の心を射止めた。 佐々木晶三厩舎。ご存知の通りブラックタイドはディープインパクトの全兄であり、 出資者がイメージしたのもディープとの配合だったかもしれない。

上記2頭に少し遅れて満口になったのは、ウォーエンブレム産駒の 母プチノワール(10-48)。須貝尚介厩舎を予定している牝馬だ。私はこの馬に申し込んだのだが、 DVDで歩く姿を見るとゴムマリのような筋肉質。 勝ち上がり率が驚異的に高いウォーエンブレムの仔ということもある。1500万円(一口5万円)。 祖母はホワイトウォータアフェアの全妹で、それにシングスピールをかけたのが母。ということは、アサクサデンエンと同血でもある。 ヴィクトワールピサを輩出するなど勢いのある一族に期待したい。 もう1頭、私が出資したのがスペシャルウィーク産駒の牡馬、母シルクユニバーサル(10-29)。兄弟は走っておらず、 この血統で3000万円(一口6万円)は高いだろうと感じたが、 それを補うだけの動きの良さがある。生産牧場のノーザンファームも自信があるのだろうと推し量れる。 叔母のピサノジュバン(準オープン)と同血になる。 まだ出資を迷っている馬もいるが、調教の様子を見たい。

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2011.09.22

キャロットクラブ募集結果 補償廃止はどこ吹く風の大人気 

京成杯AHをフィフスペトルが勝ち、返す刀で先週のエルムSをランフォルセが制したキャロットクラブ。 会員には気になる今年度1歳馬の第一次募集最終結果が発表されたが、 本当に驚くしかない内容だった。 今年から金融庁の指導により、各クラブは補償制度を廃止したため、 その売れ行きに懸念が示されていた。ところが、キャロットクラブは中間発表時点で去年の4割増しと例年にない人気を集め、最終的に中央馬87頭のうち25頭が満口である400口を越える出資申し込みを受けたのである。 なかでも人気だったのはディアデラノビアの牝馬 (父キングカメハメハ)の1808口。 このうち最優先、母馬優先は併せて約1400口にものぼり、 優先申込者だけで単純計算3.5倍の競争率になると見込まれている。 この他、ポトリザリスの牝馬(ディープインパクト)が1290口、 トゥザヴィクトリーの牝馬(父キングカメハメハ)が1248口だった。 また、ドリーズボンレガシーの牡馬(父ハットトリック)も1048口と大台を超えた。一方でおなじみアドマイヤサンデーの牝馬 (父ジャングルポケット)は497口と、内向が嫌われたのか 若干、人気を落としたようだった。

今年、私が1次で申し込んだのは3頭。最優先はグッドゲームの牡馬 (父ダイワメジャー)。兄に素質馬インパクトゲームがおり、 馬体は父によく似ていて欠点らしいところがない。 グッドゲームは642口だが、最優先は222口に留まったので出資を確定できたよう。 一般で申し込んだのはファインセラの牡馬(父クロフネ)とキューの牡馬(父ウォーエンブレム)。ファインセラは573口(うち最優先182口) だったため、2倍近い競争率に臨むことになる。 意外にも満口にならなかったのがキュー。兄にブレイクランアウトと新馬戦を快勝したエネアドがいる良血。 筋骨隆々として頼もしい馬体なのだが、父が嫌われたのか。ともあれ、この馬は出資確定だ。 最優先で取りに行かなければ無理だと考えて、 敢えて出資を見送ったのがオールザウェイベイビーの牝馬(父ディープインパク ト)。 素人ながら見れば見るほど完璧な馬体をしていたが、やはり1122口、うち最優先723口と 人気沸騰。結果的には見送って正解だった。大人しくPOGで指名することにしよ う。 不況知らず、補償廃止知らずのキャロットクラブ。 一口馬主界でも社台グループの寡占化極まれりといった感じだが、 この後の他クラブの募集に影響はあるのか。動向を注視したい。

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2011.08.08

新種牡馬アドマイヤムーン 日高の救世主となるか?

7日、今年の2歳世代、最初の重賞として行われた函館2歳Sは 新種牡馬アドマイヤムーン産駒の牝馬、ファインチョイスが1馬身半をつけて快勝。 父に産駒の初重賞制覇をもたらした。 ファインチョイスはデビュー戦では翌日のラベンダー賞より コンマ5秒速いタイムで優勝していたように、かなりのスピードを秘めていた馬。函館2歳Sでも好位追走から鮮やかに抜けだしており、この時期、このメンバーでは力が一枚上だった。ところで、ディープインパクトという超大物がフレッシュサイアーにいた去年と比べると、今年は確固とした中心馬がいないと言われる。それでもアドマイヤムーン産駒は下馬評以上の好スタートを切ったとみていいのではないだろうか。 ファインチョイスが函館2歳Sを勝つ前日には、新潟のダリア賞でレオアクティブが圧倒的人気のエイシンキンチェムとクビ差の2着に健闘している。 これまで12頭がデビューして3頭が勝ち上がり、ほかにも新馬で2着したロベルクランツもいる。 産駒の戦績は【4228】と目を見張るものだ。

あくまで、この早い時期に限ってのデータになるが、産駒は1600メートル以上になると連対はなく、すべて芝のレースに出走しているのが特徴だ。アドマイヤムーン自身は2歳時から札幌2歳S(1800メートル)を勝ち、 古馬になってもジャパンカップ、宝塚記念を制すなどミドルディスタンスを得意としていたが、ミスタープロスペクター系らしいスピードを伝えているようだ。 父は早世したエンドスウィープで、その直仔にはプリサイスエンドやスウェプトオーヴァーボード 、サウスヴィグラスらダート短距離を得意とする種牡馬がいるが、アドマイヤムーンは芝向きの仔を出し、遅くデビューしてくる産駒には距離に融通の効く馬も現れるのではないか。同期のライバルとなるダイワメジャーが社台グループの繁殖に恵まれているのと違って、ダーレーに繋養されているアドマイヤムーンは日高の肌馬がほとんど。それでも先輩のアルカセットやルールオブローの轍を踏むことはなさそうだから、日高のお助け種牡馬、救世主になれるといい。ファインチョイスに続く産駒の活躍に期待したい。

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2011.06.11

一口ライフに求めるもの 堀厩舎もう1頭の”リアル”快勝に 

先週の安田記念はキャロットクラブ所属のリアルインパクトが優勝した。一口馬主にとって愛馬のG1制覇は究極の目標であり、十数年も一口馬主を続けてオープン特別すら勝ったことのない私には遥か彼方にある夢である。これまで私が出資した約40頭(現2歳を含む)のうち、勝利をあげたのは中央馬3頭、地方馬3頭。 かなり低い勝率だと我ながら思う。養分にしても程がある。1歳時から順調に調教を重ねてデビューするという例は稀で、 怪我や故障を抱えて十分なトレーニングもままならないまま競馬場から消えていくほうが多い。 私が馬を選ぶセンスがないのを否定する余地は一片もないが、一口馬主なるビジネスモデルは出資者の大半に赤字を強いるようにできていて、条件戦で3勝した程度では出資金に加えて毎月の会費や飼葉代はペイできないのも事実。こんなものを「金融商品」だと臆面もなく課税する金融庁の傍若無人ぶりにはあきれるばかり。それでも私を含めた多くのファンを集めるのは、いつかはG1やクラシックを獲りたいという夢を持ち、愛馬と苦楽をともにして声援を送る一体感を知っているからだろう。それはペーパーオーナーゲームで指名するのとは比べものにならない。コミットメントの深さが違うからだ。

リアルインパクトが浴びたスポットライトとは雲泥の差だが、先月、同じ堀宣行厩舎のキャロット馬、リアルアヴェニューが1年半ぶりでの勝利をあげた。馬名は似ていてもこちらは平場500万下。しかも裏開催の新潟である。リアルアヴェニューは2歳秋に3戦目で初勝利を飾ったものの、両前脚に骨瘤とソエが出て休養。その後も帰厩しては脚元や体調に不安が出て放牧を繰り返す、もどかしい状態が続いた。4歳2月に待望の復帰戦。この時は6着に敗れたものの、短期放牧を挟んだレースで1着ゴール。これまでの鬱憤を晴らすかのような7馬身差の圧勝に私も声を出して喜んだ。たかが500万というなかれ。もう立て直すのは厳しいのではないかという状況を知っていたからこそ、心を動かす1勝になったのである。復帰がままならない間、調教の様子に加えて 「腰に負担がかかりやすい」「夏負けの症状が顕著」といったネガティブ情報も逐次伝えられていた。またレースの選択も脚元を考慮して「クラス再編成の前の1、2戦の間に勝ちたいのでローカルに回る」といった戦略が明らかにされていた。私が見知る限り、堀厩舎は真剣に向き合あいベストの結果を出してくれた。

一口馬主は金を払った後は愛馬を遠くから眺めているだけで、文句一つ言う権利はない。勝ってくれれば言うことはないが、それは難しい。だからこそ、求められるのは馬がどのような状態にあり、クラブと厩舎がどのような計画を持っているのか、仔細に情報提供がなされることだ。そして出資者の財産たる競走馬を大切に運用し、最大限の配当を生み出そうとする”建前”だけでも見せてほしいと願う。実はキャロットクラブとは別に私が会員になっているシルクホースクラブの出資馬に関して、残念に思う出来事が重なった。一つは6歳馬シルクパナシアの突然の引退だ。障害戦で入着を繰り返し、次走を睨んで放牧。「節を見て戻します」「到着後も普通に乗っています」とアナウンスも、わずか2週間後には「協議を行った結果、引退させることと致します」と登録抹消。 地方馬主へ無償譲渡されてしまった。もう一つは大井所属の3歳馬シルクゴライアスの故障だ。オープン特別や重賞で大敗して「さすがにメンバーが強かったですね」と調教師にコメントさせていたのに羽田盃出走。宣伝目的だろう中央の三浦を乗せ、勝ち馬から5秒もの差をつけられてゴールした。最悪なことにレース中に左前脚を骨折。3週間経っても全治の目処すら告知されていない。

こんな愚痴をこぼすと営業妨害をしているようで心苦しいが、10年以上も遅滞なく会費を支払続ける身に免じて容赦いただきたい。故障・引退などがあった場合はとりわけ、何もないときもそうだが、もう少し出資者の目線に立って詳しい情報を提供してはどうだろうか。 もちろんクラブは1頭1頭、懸命に考えてくれていると信じているが、無機的な文章から行間を読み取るのは容易ではない。ほかのクラブと比べても短文で情報量が少ないことから、方針変更があったケースなどは一貫性がないように感じてしまう。パナシアの引退はそうだ。一言で括るなら「丁寧な説明」が足りないことに尽きるのかもしれないが。ある出資馬が骨折した際、キャロットは「このようなことになり大変申し訳ございません」と管理する堀師の謝罪を掲載していた。実際にこう述べたかどうか知る由もないが、真摯な姿勢を表すのも客商売のうち。ゴライアスにしても「骨折が判明しました」「放牧の予定です」では、まるで他人事である。例え未勝利に終わっても、出資者が1頭の物語を紡げるよう心を砕くのがクラブの役割だと思うが違うだろうか。今年、私はシルクの2歳馬3頭に出資し、さらに1頭追加したいと思っている。社台系と比べてラインナップは地味でも食指を動かしたくなる馬は少なくないからだ。一口馬主のささやかな喜びを書いていたつもりが大きく脱線してしまって恐縮だが、末端会員からのエールだと受け取っていただければ幸いである。

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2010.11.11

和製ゼニヤッタ? 新馬圧勝”タナトス”の名にドキリ

先週の日曜日、凄まじい末脚で新馬戦を快勝した2歳馬が現れた。京都ダート1800メートルでデビューしたタナトスだ。スタートして後方3番手を追走し、3コーナー過ぎでは手応えが怪しくなりズルズルと後退。先行集団に水を開けられて完全に勝負圏外に消えたかと思わされた。ところが直線、エンジンがかかると大外から一気に進出。次元の違う脚で馬群を交わすと、手綱を抑えたまま4馬身差をつけてゴールを突き抜けたのだ。上がりだけで2着馬を2秒4上回っていたのだから空恐ろしい。鞍上の武豊をして「ゼニヤッタみたいだった」(スポニチ)と言わしめるレースぶり。どこまで出世できるか、和製ゼニヤッタとなれるのかは神のみぞ知るだが、将来が楽しみな馬が登場したことは間違いない。同馬の父はシンボリクリスエス。母は桜花賞にも出走したジョウノビクトリアで、2代続けての森厩舎所属馬になる。

と、レース内容の素晴らしさはさて置き、私がこの馬に目を奪われたのには、もうひとつ理由がある。その馬名にドキリとさせられたのだ。 JRAの意味由来には「心理学の言葉」とだけ登録されている”タナトス”。もともとはギリシャ神話で死を司る神のことだが、精神分析学者のフロイトは自身が発見した”死の欲動”にその名を与えた。タナトスは「すべての生命のうちで働いていて、その生物の生命を奪って、命のない無機物の状態に戻そうとするもの」(フロイト「人はなぜ戦争をするのか」)とされる。死の欲動は外部に向けられる時は破壊欲動となるが、その一部は生命体の内部にも働きかけ、言わば自己破壊を行う。何故こんな単語を馬につけたのかは不明だが、攻撃的な欲動は内部に向けられることで超自我(良心)が強められて、理性的な人間が生まれるとの考え方もある。果たして馬名に込めたオーナーの願いとは?

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2010.11.08

アズサユミ09・ゴレラ09ほか 1歳馬出資状況

少し遅くなったが、一口クラブの1歳馬出資状況について記しておきたい。まず、キャロットクラブ。1次募集では最優先馬のアズサユミ09(父ウォーエンブレムの牡馬)、ゴレラ09(父ディープインパクトの牝馬)が確定。この世代、最大の期待馬は前者。全兄にクランエンブレムがいるほか、ラルケットやフェイルノートなど母はクズを出さないことで知られる。ウォーエンブレムの仔は実に勝ち上がり率が高く、本馬も順調に仕上がれば新馬勝ちからクラシック路線への参戦も十分可能ではと想像たくましくしている。治療の成果で一昨年、昨年と飛躍的に種付け頭数が増えたウォーエンブレムだが、今年は激減して10頭になってしまったとのこと(去年は69頭)。そうなると、是が非でも産駒数が潤沢な世代から牡馬の活躍馬を出して、サイアーラインをつなげてほしいところ。それがアズサユミ09であることを願ってやまない。この馬を最優先にしたために、トキオタヒーチ09は抽選で外してしまったのだから。

ゴレラ09はジャイアンツコーズウェイ産駒の半姉に続いての姉妹出資。姉はせっかく入厩したのにゲートに手こずって放牧されてしまったが、この母系には賭けてみることにした。小柄な馬体が嫌われたのか、未だに残口多し。「健康優良児」とのことなので、ビシビシ鍛えて強くなってほしい。追加で出資したのは、フェートデュヴァン09(父ストラヴィンスキーの牝馬)。兄フェイトフルウォーは放馬しながら新馬戦を勝って名を知らしめた。しかし、残念なことに今月、左後ヒザにボーンシストを発症していることが判明。手術を受けたため、当面は舎飼にて休養することになってしまった。仮に競走能力に影響ないほど回復したとしても、デビューが遅れるのは必然で、状況は厳しい。シルクはビービーバーニング09(父アドマイヤムーンの牡馬)に満口寸前の滑り込みで申し込み。母はデビューから4連勝で東京2歳優駿牝馬(大井)を制した快速馬。母系は決して優秀とは言えないが、アドマイヤムーンとの仔がどんな風に育つのか、楽しみだ。

>>愛馬紹介(2009年産)

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2010.09.20

キャロット出資など一口近況

キャロットクラブの一次募集の締切りが近づいている。あまり検討する時間がなかったが、ひとまず2頭はネットで申し込みを済ませた。1頭はアズサユミの牡馬。ウォーエンブレムの仔で、全兄は大原Sなどの勝ち鞍のあるクランエンブレムになる。半兄も重賞に出走しているラルケットやフェイルノートがおり、ハズレのない血統だ。それよりも、ウォーエンブレムの仔が欲しかったというのが強いが。もう1頭はトキオタヒーチの牡馬。半兄にダート戦線で活躍したランザローテがいるほか、アドマイヤジェット、スカラブレイはともに新馬勝ちを収めている。ファーストクロップが好調のハーツクライ産駒だ。もう1、2頭は追加出資したいと考えている。去年出資した3頭は2頭がデビュー前。少し時間がかかるかもしれない。

シルクのほうは優先期間の申し込みは見送った。まだこれという馬が見つからなかったからだ。ちなみに今年の2歳勢は地方馬のシルクゴライアスがいきなり新馬を勝ち、次戦も2着して、あっという間に300万円の馬代金を稼いでくれた。今後が非常に楽しみ。一方、中央のアグネスタキオン牝馬のベストマテリアルは早めの仕上げ、入厩を見越して春に出資を決めたものの、体調を崩し、再入厩した後は屈腱炎を発症。長期休養を余儀なくさせられてしまった。これはかなり凹むし、やはり千代田牧場産の一口馬は選定が難しい。私事ながら、遅めの夏休みをいただき、今夜から1週間ほどリフレッシュ旅行に出る。行き先はアドリア海沿岸。ネット環境があれば、現地から更新するかもしれない。

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2010.09.08

9馬身差の圧巻デビュー 今夏の秘密兵器サトノフローラ 

夏競馬が終了。印象的な新馬戦もいくつかあったが、とりわけ高い素質を感じさせる牝馬の勝利が目立ったのではなかろうか。アドマイヤグルーヴの仔、アドマイヤセプターは7馬身差をつけて圧勝。トールポピーの妹、アヴェンチュラも素晴らしい加速力を見せて楽勝した。この2頭はPOGでも随分と人気を集めた良血馬だが、新潟の最終週に9馬身差という圧巻の勝利を収めたサトノフローラ(アグネスタキオン× リアリーハッピー)は、レースでも5番人気に留まっていた伏兵馬だった。サトノフローラのデビュー戦は芝1800メートル。スピードの違いでハナに立つと、後続に3馬身ほどのリードをつけてマイペースの逃げ。性能の違いを示したのは直線に入ってから。1番人気のリーガルファルコンら牡馬が一斉に襲いかかるや、そこからグイグイと伸びて9馬身もの差をつけてしまったのだ。まともに追っていれば、もっと差は開いていただろう。余裕の大差勝ちになっていたはずだ。

私が個人的にサトノフローラに注目していたのは、兄のネオレボリューションはPO馬で、そのひとつ下のリアルアヴェニューはキャロットで持っている一口馬だったからだ。まだ両馬とも500万クラスに在籍しているが、2歳から素質の片鱗は見せていた。母リアリーハッピーは米国でG3など5勝をあげた活躍馬で、繁殖としてもクズを出さない血統ということになろう。サトノフローラの終い3ハロンは【11.7-10.9-11.7】。走破時計は平凡でも内容はしっかりしており、たまたまレベルの低いレースを楽勝したということにはなるまい。距離伸びても良さそうで、ノビノビと走れるオークスまで楽しめるのではないか。馬名の通り、フローラSなど実に適性があると思うが。ちなみに兄リアルアヴェニューは7月末に帰厩して1年ぶりの出走をめざしたものの、夏負けで大幅に馬体が減り牧場へ逆戻り。少し妹の強さを分けてほしいものだ。

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2010.07.09

名牝ダリアの血をひく ジャルディニエーレ今週デビュー

今週土曜、フジキセキ産駒のジャルディニエーレが福島の芝1200メートル戦でデビューする。鞍上は松岡。私にとって出資している2歳世代5頭の先陣を切っての新馬戦だ。ジャルディニエーレは1600万円で募集されたが、相次いで満口馬が出るキャロットクラブのなかでも最後まで口数を余したまま、早めの入厩で募集締め切りとなった。私がこの馬に出資を決めたのは、曾祖母にあの名牝ダリアを持っていたから。クラブ情報によれば、まだ焼いたソエに痛みがある状態での出走となるよう。管理する相沢師は「馬場を嫌って見送る陣営もいるから相手関係も楽になる」と述べていたが、確かに評判馬は見当たらず、社台系の生産馬もジャルディニエーレだけ。多少消極的な理由だが、仕上がりの良さも活かして初戦から期待をかけたい。愛馬ではデビュー2戦して素質の片鱗を見せていたシルクルーパスが屈腱炎を発症し、引退を余儀なくされたばかり。日曜福島の障害戦に出走するシルクパナシアともども、ジャルディニエーレには頑張ってほしい。

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2010.06.19

新馬戦開幕 初日に新種牡馬産駒2頭が快勝

19日、初日を迎えた今年の新馬戦。いきなり2頭の新種牡馬の子どもたちが勝利を収めた。函館の新馬戦を勝った牝馬ルリニガナ(美浦・伊藤大)はスニッツェル産駒。1番人気のゼフィランサスを2番手でマークすると、きっちり残り100メートルで交わして差し切った。スニッツェルはデインヒル系の豪州産スプリンターで、テイクオーバーターゲットを負かしてG1制覇がある。 2007年にシャトル種牡馬として供用され、日本での初年度産駒数は49頭。スニッツェルの実績は1200メートル以下に集中しており、産駒もクラシックというタイプではなかろう。それだけに新馬戦から注意を払いたい。ちなみにアナウンサー泣かせの馬名のルリニガナ、漢字表記は「瑠璃苦菜」。初夏に咲くキク科の多年草だが、同馬の花期も重なるか

福島では1番人気のスズカマンボ産駒マルタカシクレノン(美浦・清水美)が好発ハナを切ると、後続を寄せつけず1馬身半の差をつけて快勝した。スズカマンボは天皇賞春で大金星をあげたイメージが強烈だが、2歳時にはオープンをレコード勝ちしているように仕上がりの早さもある。サンデー×キングマンボ×ニジンスキーという大物に過ぎる配合からスタミナは豊富。マルタカシクレノンの新馬戦は芝の千メートルだったが、多くの産駒は距離伸びて良いはず。産駒数は70頭。この後、評判馬のスズカホープ(母ホワイトカーニバル)なども控えていて、意外に?フレッシュサイヤーリーディングでも健闘するのではないか。ただ祖母の母がダンシングキイ全妹のスズカマンボはダンスインザダークと良く似た血統構成を持っており、ダートでは勝ち上がりに苦労するかもしれない。

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