カテゴリー「若駒・POG・一口」の54件の記事

2009.06.21

新馬戦スタート 注目ダノンパッションの初戦は?

いよいよ新馬戦がスタート。かつて、夏競馬デビューなどといったら早熟馬の代名詞のようなものだったが、育成技術や幅広い距離でレースが行われるようになったことで、状況は大きく変わった。ここ3年、開幕週にデビューした2歳馬のうち、何と8頭が重賞勝ちを収めているそうだ。去年は朝日杯を制したセイウンワンダー、一昨年はファンタジーS勝ちのオディールが開幕デビュー組だ。ことしの目玉は池江郎厩舎が自信を持って送り出すダノンパッション。父アグネスタキオン、母スターズインハーアイズで、半兄にアインクラス、プレザントブリーズ、叔父にディープインパクトがいる良血馬。何かとペーパーファンには不人気のダノンの冠だが、そろそろ当たりを引いても良い頃合ではとの声も聞く。追い切りはあのヴェラブランカを2馬身半突き放す大物ぶり。池江郎師も最後のダービー世代だけに、例年より気合の入り方が違うはずだ。

ところで、土曜日に行われた新馬戦で勝ちあがり1号になったのは阪神のエーシンダックマン。POG指南書でも注目されていた評判馬の順当勝ちだった。一方、福島では10番人気リネンパズルが単勝60倍の大穴。このレースでは2番人気のグリーンウィズダムが躓いて転倒し、予後不良となるアクシデントがあった。鞍上の後藤は全身打撲というから心配だ。そして、巻き込まれて落馬したのが吉田豊で、その馬名がブラックジョークというのは本当に笑えない。阪神でも歩様異常で競走中止した馬がいたが、やはり経験のない若駒の初戦は想定外のことが起きやすいのだろう。もう1鞍、札幌の新馬戦は単勝55倍のコスモソルスティスが波乱を呼んだ。果たして単勝1倍台前半も予想されるダノンパッションは第一関門を突破できるだろうか。意外に2、3番人気の単あたりは悪くない賭けかもしれない。

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2009.06.18

POG指名馬レビュー レーヴドスカーに1位の敬意

今月7日、安田記念の観戦後、府中グリーンプラザで恒例のPOGドラフト会議が行われた。参加メンバーは8人で1人12頭持ち。兄弟馬、母馬を過去に指名していた参加者は、同順位で指名が重なった場合は獲得の優先権を得る。戦々恐々としていた1順目であったが、指名が重複することなく淡々と終了。ちなみに他の7人の1位指名馬を列記しておくと、カザンリク(母ビリーヴ)、セイクリッドセブン(母グレースランド)、ヴェラブランカ(母アドマイヤサンデー)、レッドステラーノ(母ロンドンブリッジ)、アドマイヤゲーム(母アドマイヤグルーヴ)、アーデルハイト(母ビワハイジ)、シャガール(母スカーレットブーケ)であった。兄に堅実ドリームパスポートがいるとはいえ、セイクリッドセブンが1位で消えたのは意外だった。では、拙獲得馬を期待を込めて軽くレビュー。

1位・レーヴドリアン(スペシャルウィーク×レーヴドスカー)
母レーヴドスカーは3年連続でPOG期間内にオープン馬を輩出してきた名牝。持ち込み馬だったナイアガラから指名をしてきたのだが、とうとう今年は上位人気になりそうな気配だったので敬意を払って1位で行くことにした。ナイアガラがファンタスティックライト、レーヴダムールがファルブラヴ、アプレザンレーヴがシンボリクリスエスと、決してペーパー向きでない種牡馬が続いた後でのスペシャルウィーク。出来すぎた話ではあるが、そろそろクラシックホースを出してもおかしくない。じっくり、長めの距離で使い出していただきたい。池江パパでなくマツパク厩舎。

2位・アドマイヤプリンス(アグネスタキオン×プロモーション)
なんだかんだ言っても、今年はアグネスタキオンのぶり返しがやってきそう。半兄アドマイヤメインは毎日杯、青葉賞を連勝してダービー2着している。遅生まれはネックだが、スピードもスタミナも恵まれていそうな配合。良血が揃ったアドマイヤ軍団のなかでも優良株ではなかろうか。レーヴドリアンと同じくマツパク厩舎。やはり、デビューは遅めか。

3位・リアライズトロイカ(キングマンボ×バリストロイカ)
父は言わずもがなの世界的大種牡馬で、母の父はニジンスキーという大物配合。しかも、全姉に英1000ギニーなどG1で4勝をあげたラシアンリズムがおり、近親にもディクタットやケイプクロスなどが名を連ねる名門一族だ。本格派ならクラシックの王道路線でと思うが、森厩舎のキングマンボと聞くと、交流競走のホープか、とも連想させられる。ぜひ前者で。

4位・ラプリマステラ(アグネスタキオン×ラプーマ)
ここで牝馬指名。友道のキャロット馬。早めに進んでいることもあってか、過剰人気の嫌いもないわけではない。公式の情報を見ると「まだ自分から走る気を見せていない」 などという心配なコメントもあるが、ひとまず27日の阪神1400でデビューさせる方向ではあるらしい。

5位・アドマイヤジャガー(ネオユニヴァース×レジェンドトレイ ル)
2頭続けて友道厩舎だ。某指南書で友道師が「ネオユニヴァースの最高傑作かもしれない、アンライバルド以上かもしれない」と吹きまくっているのに乗せられてしまった。母はケガで未出走、繁殖入りしたが、シンコウラブリイの妹にあたるハッピートレイルズの系統。札幌デビュー予定。

6位・スクーデリアピサ(クロフネ×フサイチエアデール)
フサイチリシャール、サイオンの全弟となるクロフネ産駒、白井最強。ギャロップのカラーグラビアで堂々のトップを飾った。白井師談「スピードがありそう。距離は1800メートルくらいは持つんじゃないかな」。めざせ朝日杯! ぜんぜんダメだったらダート路線で。

7位・ウィンターコスモス(キングカメハメハ×ミスパスカリ)
母はブルーアヴァニューの娘。マーメイドSで3着などした実績がある。つまりはクロフネの姪っ子にあたるわけだが、父母ともに金子馬で、本馬も金子HDの所有。生粋の金子ブランドである。去年がファーストクロップだったキングカメハメハの評価は難しいが、代表産駒がフィフスペトルとゴールデンチケットというのは物足りない。2年目は牝馬で一発。松田国。

8位・母スーア(アグネスタキオン×スーア)
半姉ソーマジック、半兄サトノエンペラーはともにシンボリクリスエス産駒だった。アグネスタキオンに代わって、完成するのが多少は早くなるのではとの期待を込めて指名した。兄と同じ藤沢。

9位・ラッキーダイス(ネオユニヴァース×ミスベガス)
これも藤沢。新馬、芙蓉Sを連勝したダイワプリベールの半妹。すでに入厩しており、札幌デビューと報じられている。この厩舎の牝馬にしては早めの使い出し。母は米・伊で9戦7勝の戦績をあげ、スプリンターとして活躍した。本馬もスピードが勝ったタイプだろう。

10位・エイシンゼウス(Giant's Causeway×Baraka)
毎年、コンスタントに活躍場を出している栄進牧場。そのイチバン馬との評判になっている。母はファインモーションの全妹となるデインヒル産駒。スケール感の大きさに引かれた。国枝厩舎との噂も。デビューは秋か。

11位・サトノサンダー(Smarty Jones×Line of Thunder)
兄、米2冠・サンダーガルチを産まれたのは17年も前のこと。バトルラインなど、その後も毎年のように仔馬を誕生させている母は偉大だ。いかにもなダート馬だが、どうでるだろう。早めの仕上がり。藤沢3頭目。

12位・チタニウムヘッド(スウェプトオーヴァーボード×カツラドライバー)
最後は遊んでみた。安田隆厩舎。夏のデビューめざす。エフティマイアの半弟ということで、この馬も意外なところで爆走してほしい。

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2009.06.06

POG回顧 アプレザンレーヴに夢見た後で…

ダービーが終われば、やってくるのがPOG精算の季節。私の所属する8人のグループは12頭持ちのルールで行われているが、 68戦14勝2億円を超える賞金を獲得しながら、またしても勝ち組には入れず。4年連続のマイナスポイントである。トップはブエナビスタで荒稼ぎ、2位のメンバーはジェルミナル、エイシンタイガー、ダノンベルベールらがコンスタントに走り、3位のメンバーはアンライバルドで春に急浮上。ダービー1、2着のロジユニヴァース、リーチザクラウンは誰も指名していなかった。恒例行事、1頭ずつ簡単だが指名馬を振り返ろう。

1位・フォゲッタブル(4戦1勝)
母エアグルーヴ。アドマイヤコブラのハズレ1位で指名したのだけれど、もともと他のメンバーの血統を茶目っ気で強奪したんだった。そして、2位にリストアップしていたブエナビスタを取り逃す大失態。ダンスインザダーク産駒らしく、馬体に実が入らずプール調教ばかりしていたような…。それでも1勝、オープン入着したから良しか。ぶっぽうそう特別の大負けはいただけなかったが。

2位・サイオン(4戦2勝)
全兄フサイチリシャール。デビュー戦はダートだったけれど、鮮やかな差し切り勝ちは感動すら覚えた。鞍上の都合がつかず、予定していた共同通信杯は回避して2勝目もダートであげた。初芝となったスプリングSは大敗。ダービーを目標にプリンシパルSに向けて調整されていたが、いつの間にか放牧へ。まだ未知数なところが多く、古馬でパンとしたら走れるかも。2勝したから立派。

3位・ワールドカルティエ(7戦1勝)
藤沢厩舎のウォーエンブレム産駒。高い評判のもと、夏の札幌でデビューするものも惨敗。ダートが合わなかったとかで、3戦目から芝の長いところを走り始める。暮れの中山で未勝利を脱出するものの、500万では家賃が高く! 藤沢センセに見切られたのか、2月以降は休養に入ってしまった。母父ダンスインザダークはPOGには地雷だったか。

4位・サトノエンペラー(6戦2勝)
全姉ソーマジックという藤沢厩舎のシンボリクリスエス産駒。3戦目に初勝利。デビューから5戦とも芝の1800メートルを使われ続けた。調教師の期待は大きく、ウイニング競馬でも何度かダービー候補として取り上げられていた。 500万を勝ち、青葉賞に挑むも6着。スムーズな競馬ができたら権利が取れたかも。

5位・アプレザンレーヴ(6戦3勝)
わがチームの不動のエース。青葉賞優勝、毎日杯3着、ダービー5着。兄のナイアガラ、姉のレーヴダムールと、母レーヴドスカーは本当に良い仔を出す。この馬で全賞金の半分近くを稼ぎ出した。ダービーでは馬券で大損こいてしまったけれど、最後までPOGを楽しむことができた。馬名は仏語で「夢の後で」。ダービーという夢の後は、菊花賞が待っているぞ!

6位・ネオレボルーション(6戦1勝)
藤沢厩舎のネオユニヴァース産駒。本当に詰めの甘い馬で、6戦して1勝。残りの5戦は2着と3着の僅差負け。能力はあるんだけどなー。この馬の下はクロフネ産駒だが、キャロットで募集されていたので、ついつい買ってしまった。意外とPOG本でも言及されているので、弟も兄ぐらい堅実に走ってくれれば。

7位・バンドゥロンシャン(8戦2勝)
ドラフトで上位半分まで指名してきて、「アグネスタキオンがいない!」と気づいて、慌てて探した馬。半兄にエアピエールがいるのだが、やはりバンドゥロンシャンもダート馬だった。デビュー3戦は芝で足りず、ダートで初勝利。500万でも強い勝ち方をしてくれた。

8位・フィロンルージュ(7戦1勝)
赤本で「いけてなかった馬列伝」に名を連ねてしまったヴァーミリアンの妹。5月になって、ようやく新潟ダートで1勝。ドラフト前は過剰に人気していたので、「いけてなかった」扱いされるが、この馬がレースで健気に頑張っていたのは覚えておくぞ!

9位・ミッキースポット(4戦0勝)
前シーズンで注目を集めたダイワカンパニーの半弟、キングカメハメハ産駒。敢えて血統の因縁で指名はしたものの、個人馬主ということもあって、なかなか情報はあがってこなかった。デビュー戦は2着。少しときめいたが、結局、歯車がかみ合わず勝利をもぎ取ることはできなかった。

10位・タッチオブマスター(4戦0勝)
早撃ち系かなと思って取ったが、2月デビュー。入着が2度あり、少ないながら賞金を稼いでくれた。ことし、一番良かったのは指名馬が全て競馬場を走り、しかも入着してくれたことだった。

11位・サトノエクスプレス(7戦1勝)
4頭目の藤沢厩舎。新馬勝ちは府中で見ていて、とても喜んだ記憶がある。この馬の見せ場は2戦目でミクロコスモスの2着と気を吐き、京成杯に果敢に挑戦したところだろう。結果的に距離が長いということで短距離路線に戻ったが、詰めが甘く2勝目は遠かった。

12位・ジュモー(4戦0勝)
父はタニノギムレット、母はビスクドール。12月3週目に阪神でデビューし4着。まずまずの船出かと思われたが、何と連闘で中京に輸送。所属する池江泰寿厩舎がリーディングを争っていたため、年内に勝利を積み上げたいという目論みだったようだ。だが、そこで2着。調子を崩したようで、以後は8着、16着ときて休養。人の都合で2歳牝馬に無理はさせてはならないのだなと痛感した。

>>POG指名馬レビュー テーマは”藤沢”と”強奪” (08/07/16)

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2009.05.16

POG指南書発売の季節 行間を読む難しさ

ダービーまで2週間。POGシーズンがクライマックスを迎えるとともに、次年度のPOGドラフトに向けた指南本も続々と刊行されている。先日はコンビニでギャロップ増刊「丸ごとPOG」を見つけて、購入してしまった。巻頭は今をときめく山本英俊オーナー特集だった。山本オーナーはパチンコ・パチスロ機を卸売りするフィールズ(株)の会長で、カジノドライヴ、フライングアップルなどを所有。豊富な資金力を武器に超良血馬を買い漁り、藤沢和、角居といった名門厩舎とタッグを組んでいるのだから、POGファンの注目を集めるのも当然か。ことしは約20頭の2歳馬がスタンバイ。一番の目玉はダイワスカーレット半弟のネオユニヴァース産駒だ。馬名はシャガール。その他にもキングマンボ産駒やモンジュー産駒などがズラリと並び、ポストフサイチはすっかり山本オーナーのもの。対するのはアドマイヤ軍団になろうが、こちらもクロフネやアドマイヤムーン、ラインクラフトの弟など超高馬揃い。アドマイヤグルーヴの初仔はクロフネ産駒のアドマイヤゲーム。牝馬らしからぬ馬名。デビュー前に改名するつもりだろうか。それにしろ、ルビーレジェンドの全弟がアドマイヤリイチで登録されているのは吹いてしまった。

16日はPOG本の元祖とも言える 「POGの達人」、通称”赤本” が発売されるそうだ。私も毎年、目を皿のようにして読みふけってしまうのだが、読めば読むほど、どの馬を指名して良いのか分からなくなる不思議な本だ。それもそのはず。昨年版を引っ張りだして見返してみると、「抜群の動き」「大舞台でも活躍できる」「血統を含めてすべて良い」「力強さのなかに柔らか味もある」「ひと際目を引く存在」「ディープインパクト系」などなど、良くぞ言葉が尽きないものだと感嘆させられるくらい、どの馬も賞賛されている。もちろん、筆者の本音は違うところにあって行間に隠されているのかもしれないが、ファンがそれを探り当てなければならないというのは、ストレートな論評の許されない競馬界らしいところかもしれない。ページをめくっていて、おっと思ったのはクロスレビューで辛口な印をつけまくっていた辻三蔵氏。結果的に"イケてなかった"話題馬たちを的確な指摘で不安点を射抜いていた。マル外リポートで合田直弘氏が「桜花賞へ期待十分」の見出しを躍らせたのはプラチナチャリスだった。結局、未勝利かよと思ったら、合田氏のドラフト指名順位は22番目としっかり下位。専門家の行間を読むのは難しい。

☆今年度版「イケてなかった馬列伝」勝手に予想
ワールドプレミア/1戦0勝(兄ネオユニヴァース)
タクティクス/4戦0勝(兄リンカーン)
フォゲッタブル/3戦1勝(母エアグルーヴ)
アドマイヤコブラ/3戦1勝(兄アドマイヤムーン)
テンペスタローザ/3戦0勝(母ロゼカラー)
ランズエッジ/2戦0勝(兄ディープインパクト)

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2009.01.26

2008年 一口馬主ライフを振り返る

先日、2008年の一口馬主ライフを省みてみた。結果は26戦2勝、勝利を挙げたのはシルクパナシア1頭のみ。一年間で13戦もレースに出てくれて、未勝利、500万を勝った。1000万クラスでも上位を争う力はありそうなのだが、途中で競馬をやめてしまうことが多いのが難点。年明け初戦は逃げて5着に粘ってくれたが、こういう競馬ができれば古馬になった今年も楽しみ。アグネスデジタル産駒らしく芝、ダートは問わないのも良い。しかし、この世代の残り4頭はさんざん。シルクスピア(父マイネルラヴ)は3戦大敗。キャロット勢のハンメル(父マンハッタンカフェ)は1戦0勝、ケイティーズベスト(父ファルブラヴ)は3戦0勝、ピアレスベル(父アグネスタキオン)は未出走で登録を抹消された。私にとってキャロット初年度世代だったのが、ほとんどまともに仕上がらなかったのはショックだった。現3歳勢は3頭いるが、ストゥレガーレ(父タニノギムレット)は6戦して未勝利で放牧中。プランセンティア(父トワイニング)、シルキージャイヴ(父ホワイトマズル)はまだデビューに時間がかかりそう。どこかの有名ブロガーさんのような当たりは引けない。

しかし、性懲りもなく、次の世代へは4頭へ出資を決めた。キャロットの一番の期待馬は母シーセモア(7-20)。父はクロフネ、兄にダービー2着のスマイルジャックがいる血統。実はそれより、祖母カイウンテンシに思いいれがあった。競馬を始めたばかりの頃、900万特別あたりを良く走っていた馬。楽天的な名前の割りに、真面目な労働者のように泥だらけで走る姿が好きだった。マルゼンスキー、サンデーと重ねられた肌にクロフネというベタな配合も悪くない気がした。ゼンノロブロイの初年度産駒、母ゲイングローリー(7-21)は一口4万円。敢えて藤沢厩舎に行かないロブロイ産駒をチョイスしたのがどうでるか。先週、駆け込みで購入したのが母リアリーハッピー(7-22)。兄ネオレボリューションが未勝利を勝ったことが注目されて、80ほどあった残口は完売した模様。この馬もクロフネの仔。この3頭は美浦所属、しかも連番という偏り。公式サイトで近況を確認するのは楽だが。シルクは1頭。やはり東だが母ピアルピナス(7-17)。ステイゴールド産駒らしく、息長く活躍してくれれば。今年の目標はG1制覇!…なんて大それたことは言わないので、各馬1勝ずつあげて、無事に完走してくれることを祈りたい。

>>愛馬紹介(現役)
>>(引退馬)

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2008.07.16

POG指名馬レビュー 今年のテーマは”藤沢”と”強奪”

すっかり”メイクデビュー”の響きも耳に馴染んできた今日この頃、ダイワバーガンディやダノンベルベールあたりを指名したPOGファンは、まずは安堵しているかもしれない。で、当の私はと言うと、先週、一番槍として出走したサトノエンペラーがきっちり4着! 今年も4年連続負け組みへ突っ走ってしまいそうな勢いだ。ひとまず、希望のあるうちに指名馬を回顧。ドラフトの参加人数は8人、会議は王子近辺の公共施設で開かれた。同順位で指名が競合した場合は黒髭危機一髪で勝負。但し、競合馬の母、兄弟を過去に獲得していた場合は、優先権が発生する。

王子会議

1位・フォゲッタブル(ダンスインザダーク×エアグルーヴ)
 本当に獲る気はなかった馬。ダンスの仔はPOG向きじゃないってんで、基本的には外しているし、エアグルーヴの一族も他のメンバーのお抱え血統。実は指名したアドマイヤコブラを黒髭で引き負けたのだ。で、見渡してみると、1位で消えるはずのフォゲッタブルが残っている。次の順位で指名されて、優先権を行使されるのは明白。なら、とっちゃえ! という悪魔の囁きが聞こえてきたのであった。

2位・サイオン(クロフネ×フサイチエアデール)
 悪魔に魅入られた私の心は、すっかり狂っていた。善人の仮面を殴り捨て、他人の血統を強奪する快感に酔いしれてしまったのだ。強奪モード。BGMはオグリンマジック! 縁もゆかりもないエアデールの仔を指名。全兄はフサイチリシャールだけど、東の掘厩舎に行って走ってくれるだろうか。現在、短期放牧中らしい。

3位・ワールドカルティエ(ウォーエンブレム×イサドラ)
 藤沢厩舎のいちばん馬、って、ホントかな。東スポの厩舎別2歳馬情報を読んでいたら、今年は仕上り早めで、どんどん行くぜ!みたいなことが書いてあり、よーし、パパもカズオといっしょにダービー勝っちゃうぞ、みたいな気分になった次第。そして、この馬は札幌ダートでメイクデビューすることが発表された。って、目標はジャパンダートダービーか。

4位・サトノエンペラー(シンボリクリスエス×スーア)
 ダンスとともにPOG向きじゃないって評価が下されているシンボリクリスエス産駒。藤沢2頭目。アネモネSを勝った全姉のソーマジックもそうだったが、早い時期からガンガンいく血統ではない。初戦は断然の1番人気を背負い、窮屈になるところもあって4着。ホワイトが「まだ子ども」と指摘していたように、これから伸びてくれるだろう。

5位・アプレザレーヴ(シンボリクリスエス×レーヴドスカー)
 ありゃ、連続シンクリ指名だ。兄のナイアガラは持っていたんだけど、姉のレーヴダムール(阪神JF2着)は指名しないで悔しい思いをした。アプレサンレーヴは社台Fで怖いくらいに絶賛されていて、じっくりデビューまで乗り込まれる模様。母は仔出しを見ると、名牝の予感もする。今年、いちばんのホープか。

6位・ネオレボルーション(ネオユニヴァース×リアリーハッピー)
 丹下師匠がお勧めしてたな。ネオユニヴァースの仔は、ネオ○○とか××ユニヴァースとか、父の名の一部をとってネーミングしやすいので、ちゃんと走ってくるまでは混同してしまいそう。また藤沢だ。

7位・バンドゥロンシャン(アグネスタキオン×エアシャロン)
 アグネスタキオン産駒の関西馬。POG必須の要素を満たした馬がいないじゃん。ってんで、慌てて指名したのが同馬。あんまり上は走ってないねー。がんばってくれ。

8位・フィロンルージュ(フレンチデュピティ×スカーレットレディ)
 ヴァーミリアン、サカラート、キングスエンブレムの妹。父がフレンチなら思いっきりダート向きじゃないのかという気もするが、スピードを活かして桜花賞馬って想像もできなくもない。そうでなくても、ダート千二で2勝ぐらいしてくれそう。これも他人の血統だ。

9位・母ヒットザスポット(キングカメハメハ)
 ある意味、昨年度のPOGにおいて足跡を残したダイワカンパニーの弟。幻のダービー馬と一部の、あくまで一握りのファンに信じられている兄にワクテカしていた身としては、1歳下の弟を無視することはできなかった。それにしても、昨年の兄とは大違いの、静かすぎる前評判である。そんなにダメなのか。

10位・タッチオブマスター(フレンチデュピティ×タッチオブゴールド)
 半兄に新潟2歳Sを勝ったゴールドアグリ。父がフレンチに代わって、もっと仕上がり早やになったのではないかと想像したが、秋デビューだとか。。。

11位・サトノエクスプレス(フジキセキ×レディタイクーン)
 1頭ぐらい、かつてのペーパー馬、フジキセキの仔がほしいなーと思っていて、この順位でようやく指名。フジキセキって、母系が地味でも、そこそこ爆発させちゃうイメージがある。サトノエンペラーと同じチームだと知ったのは、しばらく後になってから。藤沢4頭目、ホント、今年はカズオと心中だな。

12位・母ビスクドール(タニノギムレット)
牝馬。アイスドール、ドリームローズと活躍馬を出している母。池江郎というところに惹かれて、最終順位で指名。馬名登録もまだで、あまり音沙汰も聞こえてこない気がかりはあるが、のんびりと待つことにしよう。

ちなみに他のメンバーの1位指名馬はアドマイヤショット、ゴールデンチケット、テンペスタローザ、アドマイヤコブラ、アムールマルルー、ベイドリーム、ランズエッジだった。

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2008.06.21

POG回顧 期待の大駒リタイヤで直線失速

遅ればせながら、POGの回顧を。トータル2億円を超える賞金を獲得しながら、結果的には3年連続のマイナスポイントでの終了。シーズン前半こそ下位の早撃ち組が健闘を見せて首位に立つ場面もあったものの、大駒と期待していた馬たちはリタイヤ。もたついているうちに、他のメンバーの持つトールポピー、キャプテントゥーレ、ディープスカイらに次々とクラシックを勝たれて沈黙。ブラックシェルオディールといった指名し損ねた馬にも活躍され、息の根を止められたのであった。では、1頭ずつ振り返る。

1位・スパークキャンドル
なぜカジノドライヴほどの馬を日本でデビューさせたのかと、批判している方々に思い出してほしい。藤沢厩舎、マル外の第一候補はスパークキャンドルであったと。まさか未勝利を勝つのは精一杯で、挙句の果てにペースメーカーとして海外に持っていかれるとは、2000万POGファンの誰が想像できただろうか。せめてピーターパンSで入着してくれてたらなぁ。帯同馬を1位指名なんて、後々のネタにしかならん。

2位・ダイワカンパニー
ミンティエアーの弟で、松山厩舎のダービー候補と騒がれたノーザンの一番馬。確かに10月の府中デビュー戦は凄かった。まったく追うところなく、3馬身、突き放した競馬だったから。ところが、脚元の弱さは如何ともしがたく、水上学氏によるダイワカンパニー騒動事件まで起き、ひっそりと放牧に出されたまま戻ってこなかった。わが心のダービー馬である。

3位・アグネスエナジー
半兄ヒシアトラス、半姉アクロスザヘイブン、全姉ルミナスハーバー。手堅い兄弟ということで期待したが、ケガで唯一の未出走に終わった。 12頭中11頭はデビューしたんだから、そこだけは我ながら大したもの。

4位・サイレントフォース
馬体がでかく、当初から仕上がるのか疑問視する声も多かった馬。それでも、年明けのデビュー戦を快勝し、とうとう混迷のクラシックにも真打登場かと評判になった。だが、こちらはソエがひどく満足に鍛えられなかったようで、 500万条件、プリンシパルSと大敗。夢はみさせてもらった。

5位・カラメルマキアート
半兄にフサイチゼノン、リミットレスピッド。「サンデー系種牡馬は2年目が走る」というジンクスがあって指名したマンカフェ産駒。ジンクスは気づいたときになくなるものなのね。 4月のデビュー戦で2着したものの、2戦目はハ行で取り消し。まもなく挫石で放牧に出されてしまった。こんなもんです。

6位・アドマイヤスワット
ビーバップの仔。去年の暮れ、ダート替わりの2戦目を大差で圧勝。一息入れて臨んだ5月の500万条件も勝って連勝。実にクロフネ産駒らしい。順調だったら、もう少しダート路線で楽しめたかも。先週の1000万特別は人気で飛んでいたが、来年は古馬の重賞戦線で活躍しそうな感じ。

7位・ゴールデンプライズ
丈夫なホワイトマズル産駒!のはずが、ぜんぜん丈夫じゃなかった。 11月の新馬で3着に好走したものの、馬体の維持が叶わず放牧。 3月の復帰戦は12着と大敗し、また放牧に出された。素質はあったと思うけれど。。。ドラフトでこの馬を先に指名したために、オディールを逃したのは内緒。

8位・ヤマニンキングリー
札幌の新馬戦で穴をあけ、黄菊賞ではトールポピーを完封。しかし、重賞ではきさらぎ賞3着、毎日杯4着が精一杯だった。シーズンを通して活躍してくれ、わが厩舎の大黒柱になってくれた。ダービー前日には白百合Sを快勝。単勝も取らせてくれたペーパーオーナー孝行の馬だった。デビュー以来、朝日杯まで5戦連続5番人気の珍記録も持つ。

9位・アドマイヤサクラ
近藤利一がセレクトセールで3200万円の値をつけ、友道師が「桜花賞を狙う」と吹きまくったマーベラスサンデー産駒。各所で穴人気になったが、未勝利で5戦5敗。桜花賞候補なら、ひとつぐらいは勝ってほしかった。

10位・イイデケンシン
忘れないでいただきたい。G1馬である。ディラクエの追撃を振り切った全日本2歳優駿は感動したぞ! そして、神風的にドバイに特攻。サクラと散った。日本男児の鏡である。でも、帰ってきて転厩したのは、ぜんぜん勝負になんねーじゃねーかと馬主の逆鱗に触れたせい?いちばんの稼ぎ頭。それにしても、2頭が海外遠征に出て、両方とも着外とはトホホ。

11位・マイネルスターリー
岡田総帥が「ディープインパクト級だね」と宣言した幻の三冠馬。いけてなかった馬列伝に名を連ねる心配もあったが、共同通信杯3着、プリンシパルS5着など、オープンでそこそこ活躍してくれた。充分すぎる成績であった。

11位・ランチボックス
母はアローキャリー。早撃ち要員らしく、2歳戦で堅実に稼ぎ、3歳になっても500万を勝ったのだから◎。惜しむらくはエリカ賞で好走したために、短距離路線への転向が遅れたことかなぁ。本当に下位の馬に助けられたシーズンだった。

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2008.01.26

”ケン”でも注目 若竹賞に道営からの最終兵器が登場

土曜日の9レース、500万下の若竹賞に未知の魅力を秘めた3歳馬が登場する。ホッカイドウ競馬から転入初戦を迎えるエックスダンスだ。旭川でのキャリア3戦は断然人気の3連勝。しかも、負かした相手は北海道2歳優駿を勝ち、全日本2歳優駿で2着となってNAR最優秀2歳馬に選出されたディラクエだった。スニッツェル賞ではディラクエに4馬身差をつけているのだから、エックスダンスの強さは折り紙つき。父はアドマイヤベガ、母の父はヘクタープロテクター。祖母は皐月賞5着の印象が強いダンスダンスダンスで、血統的には明らかな芝向き。もちろん、地方出身といっても、ノーザンファーム産、吉田和美氏の持ち馬だから、中央で走って当然なのだが。若竹賞は東スポ杯3着のスマイルジャックら強敵がいることと、半年の休養明けというハンデもあり、馬券的に狙っていこうという状況にはないが、ここで好レースをすればクラシック戦線の台風の目になるかもしれない。

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2008.01.08

更新のお知らせ 馬耳東風「愛馬紹介」

馬耳東風「愛馬紹介」のコーナーを遅まきながら更新しました。現役馬は3歳馬が5頭、2歳馬が3頭です。この中でデビューしているのは1頭だけ。昨秋には非常に期待していたカネヒキリ近親でキングマンボ産駒のシルバーバレーガール06(シルクホークラブ)が脚元の状態が悪いため、募集中止になってしまいました。なかなか一口馬は上手くいかないものです。今年は何とか1勝して、さらなる飛躍をと願っています。

>>馬耳東風「愛馬紹介」

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2007.10.11

キャロット出資 ハズレ指名はギムレット×サンデー 

今週、入会2年目となるキャロットクラブの出資馬が決まった。先月に行われた会員向けの第1次募集では、クロフネ×サンデーの「プレジャートレイルの06」(6万円)とトワイニング×Rivermanの「キャサリーンパーの06」(6万円)に応募。しかし、プレジャートレイル06は400口を大きく上回ったようで、抽選でハズレてしまった。プレジャートレイル06は叔父にキングストレイルがいるハッピートレイルズ一族で、気に入っていただけに出資できなかったのは非常に残念だった。その代わり、ハズレた会員だけが一般募集の前に電話先着順で申し込むことができる、いわゆる1.5次募集で馬を探すことにした。選んだのは残口わずかだったタニノギムレット×サンデーの牡馬「ソルティレージュの06」(6万円)。母父サンデーにこだわってみた。 牡馬、牝馬を1頭ずつにしたかったのもある。

1次で出資叶ったキャサリーンパー06はJCDを制したアロンダイトの半妹にあたる。トワイニングはフォーティナイナーの直仔で、勝ち上がり率も良い。兄同様、ダートでの活躍が期待されるが、NeverBendの3×3というインブリードがどんな影響をもたらすのか、楽しみなところではある。牝馬のためか、父が地味なためか、ぜんぜん人気はなかったようで随分と残口があるようだ。いかにも「短距離のダート」的イメージを想起させるのが、夢を買う一口には似つかわしくないのかもしれない。キャサリーンパー06と同じく、ソルティレージュ06も3×3の強いクロスを持っている。こちらはHail to Reason。この組み合わせからはスズジュピター、アブソリュートなどデビューから連勝するような素質馬も出ている。叔父には函館3歳Sを勝ったリザーブユアハートもおり、早くからの活躍を期待したい。

今年の募集馬で最も人気の高かったのはファルブラヴ産駒の牡馬、「フーラクサの06」。一昨年、父がイギリスへリースされていた時に種付けされた外国産馬。わざわざ輸入されただけあって、馬体も素晴らしい。こういう馬に行かないのが、私の一口人生が負け組みである所以なのだろう。また、高額馬はスペシャルウィーク産駒の2頭、オレハマッテルゼの半弟・「カーリーエンジェルの06」(17.5万円)、母が桜花賞馬の「キョウエイマーチの06」15万円)。私には高嶺の花だ。ちなみに同じく母がG1馬でも「フラワーパークの06」は5万円。ダンスインザダーク株急落か。瑣末なことだが、1次募集の抽選結果が届いたのが4日で、申し込みを確定する返送期限が9日必着。しばらく出張に出ていたので、ギリギリだった。事務所のある都内在住の私でもヒヤッとさせられたから、地方の会員はなおさらだろう。来年は少し余裕を持ってもらいたい。

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2007.10.10

持ったまま新馬勝ち 玉か石かダイワカンパニー 

夏競馬が過ぎ、秋の中山、札幌開催が終わっても、クラシックホースだと直感できるような大物は未だに現れていない。注目された札幌2歳Sは大本命になるはずだったポルトフィーノが直前回避。代わって1番人気に推されたサブジェクトは伏兵オリエンタルロックの差し脚に沈んだ。 POGでも期待の高かったアドマイヤテンカが事故で亡くなるアクシデントもあった。ポルトフィーノをおいておけば、牝馬戦線では無傷の3連勝で新潟2歳Sを勝ったエフティマイアが頭ひとつ抜けている。同馬のオーナーの吉野文雄は先月に急逝しており、陣営も弔い合戦に気合いが入っていることだろう。次はファンタジーSか京王杯を予定しているそうだが、そこでも強い勝ち方をするようなら、初めてクラシック候補の雰囲気も出てこよう。一方、牡馬は牝馬以上に混沌とした状態が続いているのは間違いなく、英雄の誕生を待ち焦がれる秋開催となっている。

そうした中、先週、府中マイルで行われた新馬戦。「すわクラシックホースか」と、強い勝ち方で話題を集めたアグネスタキオン産駒が現れた。美浦の名門、松山康厩舎が送り出したダイワカンパニーだ。全姉に今年のオークスで4着に健闘したミンティエアーがいる血統。同馬はスタートすると後方で待機、直線を向いて仕掛けられると、若さから内に寄れる場面はあったものの、追うところなく後続を3馬身ちぎってゴールした。少頭数ということもあって、ペースは 1000メートル1分04秒7のスローだったが、折り合いを欠くところもなかった。まるで直線は調教代わりの様子。但し、今回はメンバーがかなり落ちていたことや、勝ちタイム1分39秒5と凡庸だったことから、同馬の評価を危ぶむ声もある。次走は明らかでないが、東京スポーツ杯あたりで一線級と対決すればある程度、能力も把握できるだろう。とにもかくにも、非常に期待を持たせるデビュー戦だったことは間違いない。

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2007.09.08

POG最上位人気 アドマイヤテンカが安楽死 

今年の多くのPOGでドラフト1位に指名されていたアドマイヤテンカが骨折、安楽死処分となったことが明らかになった。アドマイヤテンカは父アグネスタキオン、母ビワハイジという血統で、全兄に弥生賞を勝ったアドマイヤオーラがいる。セレクトセールで近藤利一オーナーが 1億2500万円で落札した。同馬は6日、デビューに向けて調整が進められていたノーザンファームで右後肢を粉砕骨折。回復の見込みが立たないことから安楽死処分が取られた。冥福を祈りたい。

今春、管理する松田博師は「馬体もオーラより大きいし、柔らか味もある。器も大きいし、先々まで期待している」と述べていた。こうした悲劇は競馬にはつきものとは言え、デビュー前の素質馬が命を落とすのはファンとしても非常に残念なことだ。今年のドラフト1位候補と騒がれた良血馬では、新馬戦を圧勝したポルトフィーノ(クロフネ×エアグルーヴ)を除いては、期待されたような成績をあげてはいない。テンカの夭折でPOG戦線も予想がつかないものになりそうだ。

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2007.09.03

出遅れ藤沢三銃士 ブランド厩舎の巻き返しなるか

今週から中山、阪神に競馬が戻ってきて、秋競馬が開幕する。馬インフルエンザの影響で牧場でスタンバイしていた2歳有力馬も、移動制限が一部解除されたことでデビューをめざして少しずつ入厩してくるだろう。今夏の2歳戦を振り返ってみると、POGドラフト前に人気を集めていた藤沢和雄厩舎の出遅れが目に付く。世界的な良血が毎年のように入厩する藤沢ブランドだが、今年こそ藤沢三銃士と呼ばれた3頭の評判馬がクラシックを席巻するのではないかと期待されていた。それどころか三銃士が年内に重賞を勝って渡米するとの噂が流れ、海外重賞のポイントをどうカウントするか議論が起きたグループもあったほどだ。しかし、これまでのところ、三銃士の1頭も勝利をあげることができず、「一勝より一生」が口癖の藤沢師も「馬によく言っておきます」と頭を悩ませているかもしれない。

三銃士の総大将と目されたのがダノンマスターズ。ラインクラフトの半弟、期待のシンボリクリスエス産駒ということが話題になり、セレクトセールで2億円の高値がつけられた。だが、7月福島のデビュー戦は単勝2倍で7着。先週の2戦目も20キロ増の調整不足が祟ってか殿負け。また、キーンランドセールで150万ドル(1億8000万円)で落札されたスパークキャンドルは母が米G1で11勝という馬だが、こちらもデビュー戦は2着と惜敗。首の低い走法はタイキブリザードを連想させてファンの心をつかんだが、短期放牧から帰厩できず予定が狂ってしまった。今年、半姉が102年ぶりの牝馬によるベルモントS制覇を果たしたカジノドライヴは調教中に青木騎手を振り落とし暴走する思わぬアクシデント。外傷とフレグモーネを負い放牧に出された。

他の2歳勢では函館の未勝利でスウェプトオーヴァーボード産駒という地味めのマイネルアテッサが5番人気で勝利をあげたものの、アルスマグナ、ネオスピリッツ、エールドクラージュら人気どころは期待に応えられていない。とはいえ、良血の宝庫には二の矢、三の矢がこれでもかと控えている。サイレントハピネスの仔、サイレントフォースは大型馬ながら順調のようだし、セレクトセールで2億5000万円だったデイズオブサンダー、レディブロンドの仔のジャングルビジット、 Kingmambo×スティンガーというタイガーファングなど、目の眩む馬ばかり。近年はクラシックを意識して早めのデビューを増やしてきた藤沢厩舎。先週、関東リーディングトップに立った勢いで、後手を踏んだ2歳戦線も巻き返すことができるだろうか。

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2007.08.30

シルク出資 カネヒキリの従弟にダートの夢を託す

インフルエンザ騒動の真っ最中だが、クラブ馬主は新規出資を募る季節。去年、入会したキャロットクラブはようやくパンフレットが手元に届いたばかりだが、 10年来、会員となっているシルクホースクラブでは、既に募集が始まっている。

今年、出資したのは1歳馬2頭。期待が大きいのは新種牡馬キングカメハメハ産駒の母シルバーバレーガールの牡馬(6-14)。総額2500万円、一口5万円での募集だ。セールスポイントは母が米・種牡馬シルヴァーデピュティ(ディバインシルバーやアタゴタイショウの父)、最優秀ダート馬・カネヒキリの母であるライフアウトゼアの全妹だということ。この北米の薫りが濃厚な母系に、キングマンボの直仔をかけたらどうなるか? もはやダートの鬼神とならんことを祈りたい。所属は美浦・尾形充厩舎が予定されている。この厩舎、放置プレイだけ勘弁してもらえれば。

もう1頭は渋めの仔を輩出するホワイトマズル産駒。母スニーカーの牡馬(6-14)。クラブ馬に最も求められる点は、健康で出走を重ねてくれること。ホワイトマズル産駒にはそうした期待に応えてくれるイメージがある。本馬の1歳兄のアグネスデジタル産駒、シルクパナシアにも出資をしているのだが、今月、札幌でデビューして5着と期待大の成績を残している。ソエが出たようで放牧に出されるそうだが、マイ一口ライフに6年ぶりの勝利の美酒をもたらしてくれるのではと心を躍らせている。弟は兄より300万円安い総額1500万円、一口3万円での募集だ。美浦・鈴木伸厩舎を予定している。

実は今年、私は代替出資証のみを使い現金での出資は控えることにした。出資した8頭連続して未勝利を勝てなかったこと以上に、3歳の夏前に申し訳程度に2走ほどしてタイムオーバーで引退するという、あまりに残念な使われ方が続いたことが大きい。相馬眼がなさすぎるほどない一口馬主のささやかな抵抗である。もちろん、クラブ側としては出走に漕ぎ着けるべく努力を払うのは当然のことだし、一方で出走させることで補償分を減らしたいという思惑も良く理解できる。だが、せめて馬群のなかでゴールするぐらいの仕上げでなければ、出走させてもらっても納得して引退を受け入れることは難しい。稼がせてくれとは言わない。直線半ばまで楽しませてくれまいか。

※代替出資証とは出資馬が未出走や未勝利だった場合に発行されるクーポン券のようなもの。一般的に未出走より未勝利のほうが補償額は少なくなる。

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2007.06.15

新馬戦開幕! 超良血ポルトフィーノがヴェールを脱ぐ

今週から待望の新馬戦の火蓋が切って落とされる。 16日(土)は函館、福島、阪神の3場で、それぞれ1鞍ずつ新馬戦が組まれている。最も早い11時50分にファンファーレが鳴る函館(芝千)は10頭立て。新種牡馬ショウナンカンプの産駒、牝馬アイリスモレアが人気を集めている。父は高松宮記念を制すなど、サクラバクシンオーのスピードを余すところなく受け継いだスプリンターだった。アイリスモレアもゲートが速く、調教でも好時計を出して評判になっており、平坦コースなら先手を奪って楽々と逃げ切る場面も想像される。ライバルは母ソロシンガーも兄ラントゥザフリーズも函館で新馬戦を勝った牝馬ワイルドエキサイト。去年の新馬勝ち1号、ローレルゲレイロはG1で2度2着する活躍をみせた縁起の良いレースだけに、今年の勝ち馬にも注目したい。

福島(芝千)は関東馬9頭が鎬を削る。元祖・仕上がり早のラフィアン勢のなかでも、確勝級の呼び声が高いのがアドマイヤコジーン産駒の牝馬マイネアルデュール。父はアストンマーチャン、アドマイヤヘッドなど早熟の子を多く輩出しており、この馬の完成度も高いだろう。追い切りでは馬なりながら万全の動きを見せている。去年、サンツェッペリンの素質を育成段階から見出していた松岡騎手が、今年はこの馬にゾッコンだというのも人気を後押ししている。同じく岡田総帥の申し子になる牝馬コスモビットは、新種牡馬アグネスデジタル産駒の初陣を飾る。 5月半ばに入厩してから乗り込み量は充分。オールラウンダーだった父はどんな仔を出すのか、レースぶりが非常に楽しみだ。

阪神(千六)ではドラフト1位候補としてPOGファンの指名を集めた牝馬ポルトフィーノが早速ヴァールを脱ぐ。母は平成の女傑エアグルーヴ、サンデー産駒の姉アドマイヤグルーヴも G12勝をあげた超良血馬。父がクロフネ、所属が角居厩舎に変わったが、やはり鞍上は一族の手綱を取ってきた武豊。ほとんどが初戦勝ちの血統ということもあり、単勝は2倍を切る断然人気になるやもしれない。但し、他の出走馬のレベルも低くない。マル外、牡馬ダンジグマスターはその名の通りダンチヒ産駒。母の父はシーキングザゴールドときているから、初戦向きのスピード馬であることは間違いない。マイルでポルトフィーノを負かすようなら先々は明るい。

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2007.06.10

POGドラフト ミーハーなラインナップでごめん

2年続けて、私のPOGライフはブービー負け。このままでは引き下がれないと、今年は運良くドラフト会議に参加できる都合がついたので、気合を入れて指名に臨むことにした。会場は東京競馬場近くにある公共の会議室。幹事のお茶目な仕業で、廊下には「資源の適正配合に関する調整会議」と書かれた大層な黒板が鎮座していた。ここに目をぎらつかせた8人の競馬野郎が小脇に赤本を抱えて、ブツクサと怪しげな馬名を呟きながら入っていったのだから、「府中市小学校父母会」といった市民の皆様に不審がられたのは言うまでもあるまい。

ルールは各12頭持ち。期間は2007年6月16日(2回福島、3回阪神、1回函館1日)から 2008年日本ダービー当日の「最終レース」まで。ポイント加算対象は中央競馬、地方は交流重賞。海外レースのポイントはG1は日本ダービーに、 G2、G3は弥生賞に準じる。同順位で指名馬が重なったら黒ひげ危機一髪で勝負な。というわけで、ドラフト開始! ピーッ!

いったい何の会合やら^^; ホワイボードには96頭の指名馬が。。。

1位・スパークキャンドル(A.P.Indy×Serena's Song)
 いきなりミーハーなところに行ってしまった。武豊が駆けつけて調教をつけたという藤沢厩舎の超良血馬。母は米G1を11勝した名牝ということで、去年のキーンランドセールで150万ドルで落札されている。順調に乗り込まれており、1回函館最終日の芝1800メートルでデビューする予定だ。結果的には運よく無抽選で獲得できたが、これほどの条件が揃っていれば、実際に走るかどうかは別として1位で行くしかないと判断した。

参考までに他のメンバーのドラ1は、ファリダッド(キングマンボ×ビリーヴ)、ポルトフィーノ(クロフネ×エアグルーヴ)、ヴェルサンディ(アグネスタキオン×ウインドインハーヘア)、ブラックパンサー(シンボリクリスエス×ライクザウインド)、ダノンマスターズ(シンボリクリスエス×マストビーラヴド)、アドマイヤテンカ(アグネスタキオン× ビワハイジ)、ローザブランカ(クロフネ×ローズバド)だった。

2位・ダイワカンパニー(アグネスタキオン×ヒットザスポット)
 何だか良い評判ばかりが聞こえてくるタキオン産駒。全姉は今年の牝馬クラシックで活躍したミンティエアー。距離に限界はありそうだが、皐月賞まで頑張ってくれれば御の字である。ノーザンファームの育成馬のなかでも仕上がりの良さは一番との声も。気になるのはジェニュイン以来、牡馬クラシックにはご無沙汰の名門・松山厩舎がどう育ててくるかということ。手始めに狙うは朝日杯か。

3位・アグネスエナジー(アグネスタキオン×タックスヘイブン)
 確実に重賞で勝ち負けする仔を出し続ける母タックスヘイブン。半兄ヒシアトラス、半姉アクロスザヘイブン、全姉ルミナスハーバー。この馬も全姉と同じくマイラーだろう。なぜか河野厩舎だが、決して悪い調教師ではないと思う。

4位・サイレントフォース(シンボリクリスエス×サイレントハピネス)
 藤沢厩舎2頭目。原則、取るのは関西馬と決めていたはずなのに、4位まで関東馬じゃないか。母はオークストライアルとローズSを勝ったサイレントハピネス。藤沢馬同士のカップルになる。これまで母は目立った産駒を出していないが、シンボリクリスエスとの配合で良い方向に出れば。現在、馬体重が550キロほどあるそうで、仕上がりきれるかという不安はある。

5位・カラメルマキアート(マンハッタンカフェ×エリザベスローズ)
 半兄に弥生賞馬フサイチゼノン、ダート重賞で活躍するリミットレスピッド。サンデー系の種牡馬は2年目にから走るという俗信からすれば、今年はマンカフェの爆発があって良いところ。心配は死にそうなくらい良血馬を抱え込んでいる角居厩舎の所属馬ということ。いつまで経っても馬房が空かないなんて事態にならなければ良いが。

6位・アドマイワスワット(クロフネ×ビーバップ)
 兄弟はフローラSを勝ったバプティスタ以来、活躍馬が出ていない。それでも、アドマイヤで橋田厩舎と聞くと、何となく取らねばならない強迫観念に襲われる。現役時代、ビーバップが好きだったという単純な理由もあるが。

7位・ゴールデンプライズ(ホワイトマズル×タッチフォーゴールド)
 牝馬。中村均厩舎。半姉に紅梅S勝ちのタッチザピーク(父スペシャルウィーク)。アサクサキングスが見せたホワイトマズル産駒の底力を牝馬クラシックでぜひ。

8位・ヤマニンキングリー(アグネスデジタル×ヤマニンアリーナ)
 河内厩舎。祖母は名牝ティファニーラス。母は新馬、クローバー賞を連勝したサンデー産駒。万能型アグネスデジタルとの組み合わせでどんな馬が生まれるのか。一発気配が漂う。

9位・アドマイヤサクラ(マーベラスサンデー×ティエッチマンボ)
 友道師が「桜花賞を狙いたい」という馬。早々のデビューが見込めそう。近藤利一とはいえ、マベサンの牝馬にセレクトセールで3200万円とは期待の高さの現われか。

10位・イイデケンシン(Thunder Gulch×ヘヴンリーアドヴァイス)
 昆厩舎。父サンダーガルチ、叔父パーソナルラッシュと聞くとコテコテのダート馬かなと思うが、やっぱりそうなるのだろうか。函館デビューが見込まれており、わが軍団の切り込み隊長になってほしい。

11位・マイネルスターリー(スターオブコジーン×スイートウィンク)
 加用厩舎。赤本によれば岡田総帥が「ディープインパクト級だね」と宣言した三冠馬(予定)だそう。一方でラフィアン専売特許とも言うべき早期デビューにはなりそうもなく、ネタ馬として終わってしまう可能性も大。

12位・ランチボックス(シンボリクリスエス×アローキャリー)
 最後の指名馬だから、何に行くか悩んでしまった。母は桜花賞馬だが、初仔のアロープラネットはチューリップ賞で入着するなど一定の活躍を見せた。本馬は3回阪神デビューを視野に入れており、やはり早撃ち用の一頭になりそう。浅見厩舎。

この他、指名したかったが叶わなかった馬には、ブラックシェル(クロフネ×オイスターチケット)、オディール(クロフネ×キュンティア)、フィッツロイ(アドマイヤベガ×アンデスレディー)、ゴルディオス(アグネスタキオン×レッドチリペッパー)などがいる。まずは全馬デビューして、無事な競走生活を送れるよう頑張ってほしい。

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2007.05.05

今年も大差負け 負け組POGを振り返る

まだダービーを含めて3つのG1が残されていて、有力馬を所有しているペーパーオーナーにしてみれば、シーズンのクライマックスを心待ちにしている時期だろう。しかし、負け組のグループは、この季節が最も辛い季節。フサイチホウオーやダイワスカーレットらにチョコレートをかっさらわれていくのを指をくわえて待っている他ないのだから。私自身、8人のグループで7位と大差負けの赤ランプが灯ってしまった。あと2週間もすると恒例のPOG本の発売が始まるが、その前に潔く今年のPOGを総括しておこう。

1位・グレインアート(スペシャルW×ミルグレイン)
 社台のイチバン馬!ではなかったようだ。夏の札幌で惨敗、その後に骨折して2戦目は3月の中山。前走でダートの未勝利を勝ち上がって、今日のプリンシパルSに出走する。順調さを欠いたのは痛かったが、最後の楽しみをプレゼントしてくれたのは、さすが我が1位指名馬、ということにしておいて。。。

2位・キングオブブルース(Aタキオン×ディクシースプラッシュ) 
 デルタブルースの半弟らしく、今月入厩!!! 晩成血統を上位指名するなど愚の骨頂という見本のような結果に。せめてダービー週のデビューを期待したいところだが、大型馬だけになかなか仕上げは時間がかかりそう。

3位・サムライタイガース(Indian Charlie×Pear Shape) 
 フロリダのセールで120万ドルで落札された評判馬。結果的に最も賞金を稼いでくれた馬に。ミスティックベルとどちらを取るか迷ったが、両方取っておけば良かった。きさらぎ賞で3着に来たときには、まさか平場500万で取りこぼすとは思わなかった。京都新聞杯を目指していたが、アクシデントか放牧中。

4位・ケイアース(フレンチD×ケイティーズファースト)  
 ヒシアマゾンやアドマイヤムーンのケイティーズ一族。初戦でココナッツパンチの2着に敗れたのが、その後のローテーションを苦しくさせた。まだ身は入っていないが、将来は走ってきそう。実はこの馬の妹がキャロットで募集されていたので、一口購入してしまった。ケイティーズベストに馬名も決まり、今年はこっちに頑張ってほしい。

5位・フレジェール(Aタキオン×スキーパラダイス)
 秋に2戦目で勝ち上がって、まずまずのスタートを切ったものの、ソエのために間もなく放牧。春に帰ってきたものの惨敗。この馬を行ったが故に取り逃がしたダイワスカーレットという獲物は大きすぎたが。

6位・アドマイヤミリオン(ウォーエンブレム×プリマ)
 この世代、4頭しかいないウォーエンブレム産駒の1頭。 3戦連続2着という記録を残してくれたのは、期待以上というべきか。他のウォーエンブレム産駒、クランエンブレムは勝ち上がり、ウォーゲームも未勝利で2着している。やはり良い種牡馬なのかも。

7位・マックスヌンシオ(Mトップガン×マックスロゼ)
 母はかつてPO馬だったので、指名してしまった旧・伊藤雄厩舎所属馬。その論理ならグレースアドマイヤの仔に行けよって、自分に突っ込んでおきたい。 3月に入厩したものの、デビューの声はまだ聞こえてこない。

8位・マヒオレ(Aベガ×ライフアウトゼア)
 カネヒキリの半弟。暮れにデビューを予定していたが、一頓挫あって春まで復帰を待たねばならなかった。今日、ダートで2戦目を迎える。芝馬のアドマイヤベガとの配合は中途半端だったのかなぁ。

9位・母エアラグドール(父スペシャルウィーク)
 叔母にダイヤモンドビコー、BMSはストームキャット、というだけで獲りました。。。同配合のオースミダイドウ、ダイレクトキャッチはNHKマイルCで人気を集めている。こちらは消息すら不明。いやはや。

10位・エアシャムス(Dインザダーク×エアデジャヴー)
 一時期は最下位で指名した同馬にクラシックの夢すらかけたこともあったっけ。調教師の喇叭、信じるべし、信ずるべからず。

今年の特徴は何と言ってもサンデー後、初めてのシーズンだったことだが、指名馬が分散し、活躍馬の指名も難しくなるのではという予測は大きく外れることになった。私のハズレリストには、1位アドマイヤオーラをはじめ、フサイチホウオー、ダイワスカーレットなども入ってはいた。グループ内には、ヴィクトリー、アサクサキングス、マイネルシーガル、ピンクカメオらの名前もあり、戦前の評判馬がクラシックの中心を担っているのは順当な結果と言えるのではないか。古くはナリタブライアン、エアダブリンの指名人気2頭がダービーでワンツーを決めた年もあった。だから、今年はという戦略は何もないのだが。

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2007.02.15

ホウオーを脅かす 2頭のジャングルポケット産駒

意外にというと失礼かもしれないが、 2歳や3歳の早い時期からジャングルポケット産駒の活躍が目立っている。今年のクラシック世代がファーストクロップのジャングルポケットは、これまで32頭が出走して勝利を挙げたのが6頭。決して勝ち上がり率は高いわけではないが、父が早熟タイプではないことを考えると悪い数字ではない。むしろ、ダービー候補のフサイチホウオーを筆頭にして、 2勝をあげてオープン入りしている馬が4頭いることは特筆すべきだ。

このうちトーセンキャプテン(2戦2勝)とタスカータソルテ(3戦2勝)は底を見せておらず、ホウオーを脅かす存在は同じジャングルポケット産駒になる可能性も低くない。トーセンキャプテンは新馬、こぶし賞を連勝中。母はフランスで重賞を勝ったサンデーピクニック。その後、日本に帰って2勝をあげている。トーセンキャプテンは母父サンデー、祖母の父はノーザンダンサー系(カーリアン)。これはホウオーと同じ血統構成で、相性の良い配合なのかもしれない。正統派的な組み合わせで、奇をてらったものではないが。

タスカータソルテは初戦は大敗したものの、2000メートルの未勝利、福寿草特別を楽勝。クラシック級の大物感を漂わせている。母はスプリントで活躍したノーザンテースト産駒のブリリアントカット。タスカータソルテの姉にはトニービン産駒のジェミードレス(秋華賞6着)がいるが、本馬もマイルから2000メートルが適距離になるのだろうか。両頭は弥生賞で激突する予定で、勝ち名乗りをあげれば、皐月賞はジャングルポケット産駒が1、2番人気に推されるシーンも見られるかもしれない。

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2007.02.07

天馬再来? 試される1戦1勝オーシャンエイプス

先週の共同通信杯で無敗の4連勝を飾ったフサイチホウオー。ディープインパクトの弟、ニュービギニングも相手にせず、今年のクラシックはこの馬で決まりとの雰囲気に包まれる強い勝ち方だった。だが、今週のきさらぎ賞で、現時点で唯一、ホウオーを実力で上回る可能性が残されている馬が出走する。先月20日、芝千八の新馬戦で8馬身差をつける圧勝劇を演じたオーシャンエイプスだ。父はマヤノトップガン、母父はノーザンテーストで叔父にゴールデンキャストがいる血統。派手さはないが、この世代では最も強烈な新馬戦だったのではないだろうか。

過去10年、きさらぎ賞にキャリア1戦で参戦して連対した馬は皆無だが、そもそも皐月賞前に1戦1勝で3歳重賞を制した牡馬自体が少ない。最近ではシクレノンシェリフ(毎日杯)、ビッグプラネット(アーリントンC)がいる程度か。2戦目で重賞を勝つというのは甘いものではないようだ。一方、年明けデビューの皐月賞馬はセイウンスカイ、ノーリーズン、古くはミホシンザン、トウショウボーイらがいるが、2戦目で重賞を使った馬はいない。ダービー馬も同様でフサイチコンコルド、アグネスフライトはオープン特別へ向かっている。オーシャンエイプスが、きさらぎ賞からクラシックを制すれば快挙。試される一戦となる。

今回、陣営が中2週で駒を進めてきたのは、重賞と言えどクラシック級のライバルがいない手薄なメンバーで、ここを勝って皐月賞の出走権を確保しておきたいと考えたからだろう。相手はラジオNIKKEI杯3着のナムラマース、同5着のアサクサキングス。ホウオーの軍門に降った両馬の後塵を拝するようなことになれば、夢は雲散霧消する。同じ年明けデビューで天馬と呼ばれたトウショウボーイのように、スターホースへの階段を駆け上がってほしい。ジャンポケ産駒のホウオー、タキオン産駒のアドマイヤオーラと、父内国産の三強で盛り上がれば、最高のクラシックになる。

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2007.01.09

新春恒例 2007年のダービー馬を占う!

2歳戦をもとにダービー馬を占う恒例記事も今回が4回目。毎年3頭ずつ候補をあげてきたが、キングカメハメハディープインパクトはチョイスできたものの、メイショウサムソンは漏れてしまった。ちなみに去年、選んだのはサクラメガワンダー、ジャリスコライト、ナイアガラ。何とも己の不明を恥じなければならない結果になってしまった。三冠のなかでダービー馬は「最も運の良い馬」と形容されるが、やはり一度でもアクシデントに見舞われると、出走自体は間に合っても優勝には手が届かない。2歳ナンバーワンと評されたマルカシェンクが典型だ。

順調なら東京スポーツ杯、ラジオNIKKEI杯を連勝中のフサイチホウオーが最有力候補。東スポ杯では気性の幼さを見せながら、素質の違いで朝日杯FSを勝つドリームジャーニーらをねじ伏せた。続くラジオNIKKEI杯は直線で寄れる場面がありながらも、中団からの競馬で折り合い面で進展を見せた。父ジャングルポケットと同じく府中向きなのは間違いなく、ダービーこそベストの条件だ。不思議なことにラジオNIKKEI杯の偶数年の勝ち馬はヴァーミリアンを除いて全馬、GⅠを勝っている。ヴァーミリアンも統一GⅠには手が届きそうで、ホウオーにとって心強いジンクスになろう。

ライバルはベタと言われようが、ディープインパクトの弟、ニュービギニングか。兄の引退レースの日に十八番を奪う最後方一気でホープフルSを快勝。ブラックタイドやオンファイアが怪我でクラシックを棒にふった印象が強いためか、あるいは調教が動かないためか、血統に見合った評価は受けてこなかった。陣営も半信半疑だったのではないか。だが、レース後、武豊が「少し飛んでくれた」とコメントしたのも、あながちリップサービスばかりとは言えまい。父がサンデーからアグネスタキオンに代わってスピード色が強くなった感はあるが、今後、人気を落としてもホープフルSの強さは忘れずにおきたい。

3頭目は期待料を込めて、まだデビュー前の馬に食指を伸ばしてみたい。管理する伊藤正師がゾッコンのエアシャムス。母はオークス2着など3歳GⅠで常にトップ争いをしていたエアデジャヴーで、エアシェイディ(ホープフルS)、エアメサイア(秋華賞)の弟になる。昨秋に入厩してから冬の府中デビューを目標にじっくりと乗り込まれてきた。皐月賞は捨ててダービー一本に狙いを絞った伊藤正師は、はやる気持ちを抑えてデビューのタイミングを図っている。新馬→500万→青葉賞→ダービーが理想だろうが、それに見合う素質を持ち合わせているかどうか、初戦が待ち遠しい。

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2006.11.19

”府中の鬼”を継ぐ者 フサイチホウオー参上

札幌二歳は縒(よ)れながら勝った。
共同通信杯は外から内まで斜めに走った。
皐月賞は蹴つまづいた。札幌記念は油断した。
雨と右回りは嫌だって、あれほど言ったじゃないか。

ダービーは怒濤の追い込みだった。
ついでに国際GⅠも勝った。
”第48代”年度代表馬だ。大丈夫だって言ったろ。

作家 乗峯栄一(ジャングルポケット写真集 永遠の雄叫び) より

ジャングルポケットは不器用な馬だった。お行儀の悪かった札幌2歳Sや共同通信杯、躓いて強引に追い上げるしかなかった皐月賞。三冠最後の菊花賞では口向きの悪さを見せて伸びを欠いたまま敗れた。それでも、日本ダービーやジャパンカップのパフォーマンスは圧倒的だった。広い府中でこそ激走するジャングルポケットは、多くの府中の鬼を輩出したトニービンの特徴を体現した究極の馬だったのかもしれない。

18日、東京スポーツ杯2歳Sを勝ったフサイチホウオーはジャングルポケットのファーストクロップ。不器用なところは父そっくり。東スポ杯でも道中は行きたがって安藤勝が抑えるのに一苦労。 4角では左にもたれて嫌がる素振り。内外に挟まれて一旦は先頭を譲り、万事休すかと思われた。だが、いざ手前を替えると、勝負根性を剥き出しにして差し返す。着差は半馬身だったが、見た目以上に強い競馬だった。実力差は相当ある。 現地観戦しながらそう感じた。

距離が伸びて良いのは間違いなく、好位につけるスピードもある。但し、小回りコースや多頭数といったレースでも、力を発揮できるかが課題になる。まだまだ荒削りだが、競馬を覚えていけば父と同じくダービーをめざせる器ではないか。トニービンが父系を繋いでいくのにもホウオーの登場は明るい材料だ。次走はラジオNIKKEI杯が予定されている。6年前、父がアグネスタキオンクロフネと対決した伝説のレース。父はかつてのライバルと種牡馬リーディングでも肩を並べることができそうだ。

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2006.11.14

シルクディヴァイン 忘れ得ぬ極私的名馬

シルクディヴァイン。ほとんどのファンは記憶にない馬名かもしれないが、私にとっては忘れられない1頭だ。何しろ、これまで出資したクラブ馬のなかで、唯一勝利をあげたばかりでなく、準オープンまで勝ち、重賞にも出走してくれたのだ。ディヴァインはフォーティナイナーの初年度産駒。母は羽田盃、黒潮盃、京浜盃などを勝ち、南関東で無敵を誇った名牝カシワズプリンセス。一口7万円(全500口)はシルクホースクラブでは決して安い部類ではないが、ダートでの活躍を期待して出資することにした。

ところが、管理する尾形師が選んだデビュー戦は芝1200。陣営は芝のスプリンターと判断したようだ。デビュー戦は1番人気、4着。その後、3着、9着と来て、目先を変えようとダート1800に出走する。血は争えないとはこのことで、2秒の大差をつけて衝撃の初勝利を飾った。返す刀で500万も連勝。調教師が適性を全て把握しているわけではないと実感させられた。夏に900万特別、暮れには1600万特別で勝利。単勝(15.3倍)を握りしめて応援していたフェアウェルSのゴール前の興奮は忘れられない。

残念だったのは、4-5歳の充実期を丸々、休養で棒に振ってしまったこと。復帰後は入着が精一杯で往年の力を取り戻すことはできなかった。 7歳春、ディヴァインは中央登録を抹消され、岩手競馬へ転籍した。オープンで勝利をあげたり、交流GⅠの南部杯に出走するなど、元馬主として再び愛馬が活躍の場を得ることのできたのは、この上なく嬉しかった。 9歳になった今年、4月に勝利を収めたものの、競走馬としての能力は限界に達したのだろうか。 10月をもって地方競馬からも登録を抹消された。

中央・地方を合わせて、通算59戦11勝。何処に出しても恥ずかしくない戦歴だ。いつか岩手へ応援に行きたいと願っていたのが、叶えられなかったのが私の心残りだ。当歳を含めて、ディヴァインの後輩にあたる12頭の馬たちは未勝利。今年の3歳勢も5戦0勝と不出走のまま引退が決まった。収支だけを考えれば絶望的な赤字を抱えている一口馬主ライフだが、ついつい若駒に出資を申し込んでしまうのは、ディヴァインが教えてくれた勝利の快感が呼び覚まされるからだろうか。ディヴァイン、長い間、本当におつかれさま。

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2006.09.23

"いつかは社台" ブランド信じてキャロットクラブへ

初めて一口馬主となって10年。今年の1歳馬を含めて15頭に出資しました。しかし、私の相馬眼の無さもあって、これまで勝利をあげたのは1頭だけ。これまでシルク一筋でやってきましたが、風向きを変えようと、ちょっと浮気してみることにしました。入会したのはハットトリックシーザリオの海外GⅠ馬をはじめ、ディアデラノビア、フィフティーワナー、トリリオンカットなど数々のステークスウイナーを輩出しているキャロットクラブ。躍進の理由は数年前から社台系列へ移行を進めてきたこと。生産から馴致、育成まで社台丸抱えなら、走って当然かもしれません。

社台グループのクラブ法人では社台サラブレッドクラブサンデーサレブレッドクラブが有名です。しかし、1頭の口数が40口と単位が大きいため、お金持ち向けという印象は拭えません。総額2000万円の馬でも一口50万円。これに月額15000円の飼い葉代がかかるのです。もちろん、馬主資格が必要な社台オーナーズクラブ(1頭10口)よりは割安ですが…。キャロットクラブの場合は1頭400口、飼い葉代は1200円。サンデーレーシングの廉価版がキャロットと言えるでしょう。ダイナガリバーやサッカーボーイ、バブルガムフェローを横目に「いつかは社台」を心の内で唱え続けてきた、オールドファンの人気を集めるのも納得です。

パンフレットにはPOGでも人気になりそうな血統の馬がズラリと並んでいます。今年、1番人気になったのはマンハッタンカフェ産駒のハルーワソングの05。曾祖母がグローリアスソングで、母系には国際的チャンピオンホースも少なくありません。マンカフェの初年度産駒が早い時期から活躍しており、晩成ステイヤーではないかという不安を払拭したのも買い材料だったのでしょう。 2番人気は兄がJDD勝ち馬、ビッグウルフのビッグモンローの05(byフジキセキ)。アドマイヤサンデーの05(byジャンポケ)、ドラゴンマリーンの05(byアドベガ)が続きました。

すでに1次募集で満口となっている馬は75頭中19頭。ブロードアピール、レディブロンド、キタノオゴジョといった馴染み深い母馬の仔や、兄姉に重賞馬を持つマンファスの05(兄キンカメ)、ポトリザリスの05(姉ディアデラノビア)らが含まれています。先週、特別戦を勝ったマシュリクの弟も人気。フサイチエアデール、サクラバクシンオー、アグネスカミカゼの下は満口になっていません。今回、私が出資したのはケイティーズファーストの05(byファルブラウ)、ベルクラシックの05(byマンカフェ)の2頭です。ぜひGⅠまで連れていってほしいですね。

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2006.09.08

藤沢和厩舎 ミスティックベルが意欲の3連闘

今週、札幌のコスモス賞で常勝トレーナー、藤沢和雄厩舎が3連闘で勝負をかける。藤沢師が送り込むのは外国産馬、ミスティックベル(父ダイナフォーマー)。今年2月のコールダーセールで100万ドルで落札されて話題を呼んだ評判馬だ。同馬は先月13日の新馬戦(千八)を除外され、27日の新馬戦(千五)に出走したものの1番人気で4着に敗れた。しかし、意欲の連闘策で望んだ今月3日の未勝利戦(千八)では、直線でまったく追わずに7馬身差の勝利を収めた。レコードとはコンマ5秒差だった。

藤沢厩舎の2歳馬の連闘といえば、思い出すのがスティンガーの阪神JF(98年)。新馬、赤松賞と連勝して、連闘でGⅠ勝ちするという離れ業をやってのけた。デビュー後最短制覇記録を樹立したものの、藤沢師はすぐさま桜花賞直行を宣言。そして、桜花賞では11着に惨敗している。古くはシンコウラブリイが富士SからマイルCS参戦というのもあった。シーズン3戦という馬優先主義を掲げていた藤沢師だが、調子が良ければ積極的に使っていく方針は昔から変わっていない。

前走の未勝利勝ちが負担がかからなかったのと、好調を維持していることから、今後のローテが自由になるようにコスモス賞で賞金の上積みを狙ってきたのだろう。札幌2歳Sという選択肢は常道だが、除外されない保障はない。千五の新馬戦で不可解な敗戦をしたのもあり、千八以上のゆったりした競馬を覚えさせたいこともあるのではないか。藤沢厩舎の3連闘は希有な挑戦。他厩舎ではカシマフラワーが函館2歳S(3着)したこともある。ライバルはインパーフェクトローブデコルテか。注目の一戦だ。

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2006.08.27

夢の未勝利戦? 3頭のオークス馬の娘が激突

もし、これが1年前だったらPOGファンの注目を集めたであろう、良血馬が激突した夢のレースがひっそりと行われた。 26日の札幌5レースは牝馬限定の未勝利戦(芝二千)。姿を現したのはオークス馬の3頭の子どもたちメジロアレグレット(母メジロドーベル)、ダンスオールナイト(母ダンスパートナー)、ショウケイ(母アドラーブル)と、母は歴史に名を残した馬ばかりだ。当然、去年のドラフトでも人気だったが、未だに未勝利に甘んじている。

これまでの戦績はメジロアレグレットが【0220】、ダンスオールナイトが【0315】、ショウケイが【0133】。体質が弱くて全くレースに出れなかったわけではない。いずれの馬も2着、3着を繰り返しており、詰めが甘い、切れ味に欠けるということになるのかもしれない。レースぶりを見ていると、母の勝負根性が全く遺伝していないようにも思える。アドラーブルもエモシオンやサリーレ(父トニービン)の頃は勢いがあったが、ショウケイ(父サンデー)が最後の産駒だ。

レースは1番人気メジロアレグレットが4番手につけ、中団にダンスオールナイト、さらに後方からショウケイという隊列で進んだ。ゴール前は5頭による一団の叩き合いになったものの、メジロアレグレットはクビ差の2着、ダンスオールナイトは4着、ショウケイは遅れて9着に敗れた。相変わらずのレースをしてしまったわけであるが、当の本人からすれば「母親と私は別人格なのよ!」と、比較されて怒っているかもしれない。気持ちは分かるが、勝利はもう少し。ガンバレ、女王の娘たち!

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2006.08.14

レコードV マンハッタンバーが鮮烈デビュー

日曜日(13日)、ハイレベルなメンバーが顔を揃えて注目を集めた札幌の新馬戦(芝千八)はマンハッタンバー衝撃のレコード勝ちで鮮烈デビューを飾った。マンハッタンバーは13頭中6番人気の単勝23.5倍。ノーマークに近い立場だったが、好スタートを切って果敢にハナへ。道中はリワードアルビオンに競られる形で、3番手ブライトロジックに7馬身差の大逃げ。 1000メートル61秒3で通過。直線入り口ではブライトロジックに一旦は交わされたものの、内ラチ沿いを二の脚を使ってゴールでは逆に1馬身半差をつけた。クラシック戦線を掻き回す快足馬が現れたと言ったら時期尚早だろうか。

勝ちタイム1分49秒5は、ジャングルポケットの札幌3歳Sをコンマ1秒更新するレコード。単純な時計の比較だけなら、逃げ切りだった同日の古馬500万条件もコンマ2秒上回っている。先行有利の馬場とはいえ優秀な内容には違いなく、直線の粘り腰は父マンハッタンカフェから良質のスタミナを受け継いでいる証。トウショウボーイ、レイズアボーイと重ねられた母系はハナを叩ける軽快なスピードを供給しているのだろう。兄に準オープンのカリスマサンキセキがいるが、生産は様似の小牧場(小田誠一) 。厩舎も地味な佐藤吉だが、カンファーベストの活躍などで運気が上昇しているのかもしれない。

2着に負けたものの、フサイチペガサス産駒のブライトロジックも将来性の高さを感じさせてくれるレースだった。追い上げる際に脚を使ってしまった分、勝ち馬には届かなかったが、見方によっては最も強い競馬をしたとも言える。3番手追走というスタイルもセンスの良さがある。次戦は確勝、必ず重賞に駒を進めてくる馬だ。一方、後方追走のまま大差負けしたスティンガーの弟、アーバニティはレース中に右第1指骨々折を発症した。復帰には時間を要するだろう。2頭のマンハッタンカフェ産駒は明暗を分けることになった。今週は再び芝千八で新馬戦が組まれている。こちらも要チェックだ。

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2006.08.11

札幌開幕 素質馬がズラリ揃った芝千八の新馬戦

今週から札幌開催が始まる。例年、クラシック戦線を担う好素質馬がデビューすることで知られるが、今年も開幕週からハイレベルの2歳馬たちを観ることができそうだ。注目は日曜(13日)4レースに行われる芝千八の新馬戦(14頭)。なかでも人気を集めるのがブライトロジック。父はケンタッキーダービー馬のフサイチペガサス、母はBCジュベナイルF3着のプライマリーⅢという良血馬。金子真人、松田国、安藤勝のトリオはキングカメハメハと同じだ。函館入厩後、順調に乗り込まれ、評判馬ブラックオリーブを子ども扱いする大物ぶり。ここを楽勝するようなら、一気にクラシック候補へと浮上する。

だが、ライバルも相当なもの。2歳戦で猛威をふるうスペシャルウィーク産駒、キングリーウィークはサンドロップ(英1000ギニー2着)の弟。調教も動いている。アーバニティは姉にスティンガーがいるマンハッタンカフェ産駒。新馬から能力を発揮できる母系だけに楽しみだ。タニノギムレット×サンデーの新配合はアドマイヤヒビキ。小島太厩舎の期待馬だ。女傑ダイナアクトレスの息子、ナンヨーヘブンも順調にデビューまで漕ぎ着けた。また、サンデーの全妹を祖母に持ち、メイショウサムソンと同じオペラハウス×ダンシングブレーヴという希有な血統のトーセンクラウンも留め置きたい。

なお、POGでも人気になっていた藤沢厩舎・ミスティックベルと宮本厩舎・ニシノプライドは除外となった。ミスティックベル(父ダイナフォーマー)は今年2月のコールダーセールで100万ドルで落札されて話題を呼んだマル外。もう1頭のミリオンホース、サムライタイガース(父インディアンチャーリー)より早い仕上がりだったが、出走できなかったのは残念だろう。来週の新馬千八は混合戦ではないため、陣営は戦略を練り直す必要がある。ニシノプライドはセイウンスカイ×ブランドアートの西山ブランドの配合。こちらは来週の千八に向かえば、グレインアート(父スペシャルウィーク)らと戦うことになる。

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2006.08.01

出資馬決定 アグネスデジタル&マイネルラヴ

今年もクラブ馬主の出資の季節がやってきてしまいました。一口への課税強化でクラブ法人は揺れていますが、深刻な影響が出るのは50万とか100万とか出資している大口会員の方々。 500分の1で一口数万円の貧乏馬主には関係のねぇことでござんす。というわけで、どうせ勝てないんだろうなと思いつつ、シルクホースクラブの1歳牡馬から2頭、会員優先期間に申し込みました。去年は満口馬が6頭いたのですが、今年は当歳の1頭だけ。売れ行きはどうだったのでしょうか。

では、値段が高い方から。5-16、アグネスデジタル×スニーカー(byアスワン)。総額1800万円、一口3万6000円です。父は芝、ダートを問わずGⅠで6勝をあげたオールラウンダー。1歳が初年度産駒になります。母は芝スプリントの1000万特別を連勝した馬。祖母の姉に桜花賞2着のコーセイがいる母系は少し古いのかな?でも、こういう血統にミスプロ系を重ねたら、良い塩梅で復活しそう。父がどんな産駒を出すのかは分からないが、本馬は短距離の差し馬っぽい。名門・千代田牧場産、母と同じ美浦・鈴木伸尋厩舎。

続いては5-48。マイネルラヴ×ピュアルージュ(byスキャン)。ぐっとお安く総額800万円、一口1万6000円。父はコンスタントにB級ホースを送り出してますね。本馬は初仔。母は4戦未勝利ですが、叔父に七夕賞を勝ったミデオンビット、中央3勝のシルクヒーロー(現役)がいます。その母系の勢いに賭けた1万6000円ですよ。ただ、スキャンの血からしても、ダートの方がよさそう。ナイスネイチャの主戦でお馴染み、栗東・松永昌博厩舎。んー、この世代は芝とダートの短距離の差し馬のコンビっつー感じか?とにかく無事で来年のデビューに漕ぎ着けてほしいです。

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2006.06.19

世界のGⅠ級 函館で初戦3着に敗れる

「GⅠ級。日本のじゃない。世界のGⅠ」。18日(日)、管理する山内厩舎のスタッフもこう絶賛する函館一の評判馬、コンゴウダイオーがデビューした。単勝1.1倍という圧倒的な人気。それもそのはず。どのスポーツ紙も週半ばから、コンゴウダイオーを絶賛する記事を大々的に掲載していたのだから。とりわけ、陣営のコメントはディープインパクトも寄せ付けないほど自信に満ちあふれたものだった。

「まだ余裕残しであれだけの時計。古馬みたいな感じ」「どんな勝ち方をしてくれるか楽しみ」「どこまで連勝を伸ばすか」「同じ重量で走らせるのは他馬がかわいそう」「こういう馬をGⅠ級と言うんだろうね」「函館スプリントSに出しても勝てる」「何頭タイムオーバーが出るか分からないよ」

500キロを超える雄大な馬体。先月31日には馬なりで栗東坂路で52秒5をマークして「2歳馬としては破格」「緑色のゼッケンを装着していなければ、古馬と間違えるほど」と報じられた。「山内に大物2歳あり」の噂は、たちまちトレセン中を駆け巡ったという。父ファスリエフはヌレエフの直子(5戦5勝)。2歳時にヨーロッパでGⅠを2勝して、欧州最優秀2歳馬に選ばれている。スピードと仕上がりの早さから、この時期に負けるわけがない血統でもあった。

レースではコンゴウダイオーはスタートして2番手につけると、逃げるアンソロジーに並びかけるようにして直線へ。しかし、鞭が何発入れられても伸びる気配はなし。 3番手につけていたエーシンダームスンにあっさり抜き去られ、アンソロジーにも遅れを取り、差してきたマイニングゴールドをクビ差しのいで 3着を確保するのが精一杯。勝ち馬とは3馬身半差、完敗だった。 3番人気のエーシンダームスンの単勝は1080円、枠連は万馬券となった。

鞍上の藤田騎手は「すごく走る馬で調教で併せても、すぐ抜け出して、今日のような実戦を想定したケイコにならない。もっと強いパートナーとやった方が良いかも。素質はとてつもないものがある馬ですが…」とのコメント。どうやら、併せ馬できるパートナーがいないのが敗因だったようだ。決してコンゴウダイオーが世界GⅠ級でなかったわけではない。次はディープインパクトの胸を借りて稽古して、タイムオーバーを続出させるレースを見せてほしいもの。 めざせスピニングワールド!

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2006.06.17

新馬戦スタート アドマイヤコジーンが猛威ふるう?

きょう(17日)、待望の中央競馬で2歳新馬戦が始まる。来年のダービーに向けて、クラシックロードの火蓋が切って落とされる。新馬戦は函館、福島、京都で1鞍ずつ組まれている。最初に発走するのは函館(芝1000)。追い切りで併走馬を圧倒したローレルゲレイロ(父キングヘイロー)が人気を集める。良血度で言えば、サクラバクシンオーを兄に持つイデアーレ(父アドマイヤベガ)。新種牡馬の産駒ではホワイトキリシマ(父ワシントンカラー)は人気がないが、距離適性からも思い切って狙うのも面白い。

福島(芝1000)にはアドマイヤコジーン産駒が2頭、登場する。ドクマイネペローラ。ビッグレッドで乗り込まれたマイネペローラに期待がかかる。この他、キルシュブリューテ(父マンハッタンカフェ)、リラ(父ダイタクリーヴァ)、マイネバイレ(父スクワートルスクワート)といったフレッシュサイアーの子どもがレースを彩る。最もクラシックを意識できるのは京都組(芝1400)ということになろうが、POGでも指名した人も多かったアドマイヤデューク(父アドマイヤコジーン)の走りに注目したい。鞍上は武豊だ。父譲りのしぶといレースを見せるだろうか。

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2006.06.13

POG指名馬決定 1位グレインアート!

昨年度のPOGは惨敗を喫したが、今年こそクラシック制覇と意を決してドラフトに臨んだ(8人10頭持ち)。サンデー産駒がいなくなって初めてのPOG。どの馬に人気が集中するのか見当がつかず、リストの順位付けに苦労させられた。そして、その努力もむなしく、上位指名馬の多くをライバルたちに持っていかれることになってしまった。いきなり第1順ではアドマイヤオーラ(アグネスタキオン×ビワハイジ)が3人競合、競り負けたのである…。

1位・グレインアート(スペシャルウィーク×ミルグレイン)
 ハズレ1位だが、内心は最も欲しかった馬。兄はNHKマイルCで2着したファイングレイン。社台ファームの1番馬の呼び声も高く、夏の函館デビューが予定されている。シーザリオ、インティライミをはじめ、クラシックに強い大物を出しているスペ産駒ということで、ポストサンデーをこの馬で確固たるものにしてもらたい。キストゥヘヴンで勢いに乗る美浦・戸田厩舎。

2位・キングオブブルース(アグネスタキオン×ディクシースプラッシュ)
 兄は菊花賞馬デルタブルース。父がダンスインザダークからタキオンに替わって、仕上がりの早さが見込めると判断した。「兄のように菊花賞まで待たなくて良さそう」(角居師)ということだが、セントライト記念ぐらいまで待たなくてはいけなかったらどうしよう。実は母オリーブクラウン(父スペ)を競合で引き負けての繰り上がり指名。

3位・母Pear Shape(父Indian Charlie)
 フロリダのトレーニングセールで日本人最高の120万ドルで落札された馬。今年のマル外ナンバーワンだとか? 父はサンタアニタダービー馬で、グレイソヴリン系(Caro)のサイアー。日本では関東オークス(04年)3着のピュアブラウンを出している。中距離のダート馬?って、POG向きじゃないよorz。角居厩舎。

4位・母ケイティーズファースト(父フレンチデュピティ)
 叔母がヒシアマゾンというケイティーズ一族。姉にアドマイヤムーンを産んだマイケイティーズがいる。ノーザンファーム産、入厩も早くなりそうとのことだったので指名したが、 4位で行く必要はなかったわな。母系の勢いに期待。田中清厩舎。

5位・フレジェール(アグネスタキオン×スキーパラダイス)
 去年、さんざん吹きまくった藤岡健師が今年、最も推奨している1頭。「桜花賞を期待している」そうだ。母はムーンランドロンシャン賞を勝ち、姉・エアトゥーレはモーリスドゲスト賞2着。血統的な楽しみは大きい。この馬も母、姉同様、武豊が乗ってくれるといいな。父系が強く出たのか、芦毛でないのだけが残念。

6位・アドマイヤミリオン(ウォーエンブレム×プリマ)
 4頭しかいないウォーエンブレム産駒。上は走っていないが、叔母にシルクプリマドンナがいる。噂によると体調を崩してペースを落としているとか。デビューはまだ先か。松田博厩舎。

7位・マックスヌンシオ(マヤノトップガン×マックスロゼ)
 この馬は10位で取るつもりだったが…。母はフェアリーS勝ち馬。その昔、POGで所有していた思い出深い馬だったので、マヤノトップガンは不利と思いつつも指名した。母は早熟だったので、うまい具合に遺伝しているといいが。往年の人気厩舎、伊藤雄師が期待をかけているらしい。

8位・マヒオレ(アドマイヤベガ×ライフアウトゼア)
 ハワイ関連馬名の金子馬。兄カネヒキリもハワイ馬名だ。角居厩舎の3頭目の指名だったりもする。父がアドベガに替わって、芝も走れるか。でも、母親は泣く子も黙るSilver Deputyの全妹だって。 やはりダートですか。。。

9位・母エアラグドール(父スペシャルウィーク)
 叔母にダイヤモンドビコー、BMSはストームキャット。セレクトセールで2700万円で落札された。何を見て、この馬をリストに入れたのか思い出せない罠。配合は良いと思うので、ちゃんと仕上げてデビューさせてくれ。

10位・エアシャムス(ダンスインザダーク×エアデジャヴー)
 母はオークス2着、半姉は秋華賞馬エアメサイア、ホープフルS勝ちエアシェイディ。何故、この馬が最後まで残っていたのかは不明だが、福があると信じたい。ダンスインザダークが良い方に出てくれれば。伊藤正厩舎。

この他、リストに載せながら指名できなかったのはクランエンブレム、フサイチホウオー、アドマイヤマジン、レースドール、コンティネントなど。クロフネの仔が獲れなかったなー。去年は全ての指名馬がデビューしてくれたので、まずは今年も全馬デビューを目指して頑張ってほしい。

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2006.06.05

POG総括 そんな藤岡健にまた騙されて♪

ダービーが終わり、わがPOGも勝敗を決する季節となった。結果から言うと惨敗! 7人中5位の成績だった。所有馬10頭で【11- 5- 8-19】。勝ち数自体はそれほど悪くなかったが、 1頭も重賞を勝てなかったのが痛かった。全馬出走まで漕ぎ着けたのだから、もう少しやれても良かったが。海外遠征馬がいたのは初めての経験。以下、個々の馬のコメント。

1位・キャプテンベガ(サンデー×ベガ)
 前評判1番馬。アドマイヤベガ、ボス、ドンの弟。未勝利、500万を勝って若葉Sで2着。最後の白百合S惨敗はいただけないが、まずまず及第点か。皐月賞にも駒を進めたし。

2位・アグネスサージャン(サンデー×アグネスフローラ) 
 アグネスタキンの全弟。僚馬のナイアガラを破って新馬勝ちしたものの、以後、2度の故障のために出走することはできなかった。無事ならダービーも楽しめたかもしれないのに。頼みますよ、藤岡健先生。

3位・キャスケードブーケ(スペシャルウィーク×スカーレットブーケ) 
 「こいつはオークス馬だ!!」と直感が走った馬だったが、3戦して着外。能力足りない、気性は幼い。唯一、指名馬で賞金を加算できなかった。己の相馬眼がゼロであることを証明してくれた。牝馬は難しい。藤岡健厩舎。

4位・ヤマニンプレアデス(サンデー×ヤマニンパラダイス)  
 京成杯馬ヤマニンセラフィムの全弟。仕上がりの早さがセールスポイントだったが、夏の北海道で大負けして休養。暮れにダートでレコード勝ちしたものの、芝を使ってスピード能力の限界を露呈。ダートに絞ってほしかった。

5位・ナイアガラ(Fantastic Light×レーヴドスカー)
 金子-ノーザンファームの王道ライン。未勝利、500万とダートで連勝し。不良馬場のすみれSで降着スレスレのオープン勝ち。皐月賞、ダービーにも出てくれた。端午Sをステップにダービーに行ったのは不可思議。

6位・マシロンガール(With Approval×Above the Salt)  
 エイシンキャメロンの全妹。早撃ち用だったが、思いっきり年明けデビュー。 400キロを切る馬体で未勝利でも勝負にならなかった。赤本に煽られすぎたか。ああ、こいつも藤岡センセ。

7位・ フラムドパシオン(クロフネ×カーリーパッション)
 吉田勝己社長イチオシの2歳馬! そういう馬って走らないものだけれど、こいつは走った。暮れの500万の圧勝は震えた。ヒヤシンスSを勝ち、ドバイUAEダービーで3着。海外GⅡは弥生賞の賞金に準じるというルールなので、ペーパー的にはそれほど稼がなかった。でも、こいつがイチバン馬。

8位・クリティカルライト(Fantastic Light×Caerlina) 
 母は仏オークス馬。藤岡健厩舎、4頭目。藤岡師が「クラシックを勝つために連れてきた」と吹いていたので、取ってしまった。結果は未勝利で3戦3敗。ニジンスキーの3×3は重すぎたな。

9位・メジロアレグレット(アグネスタキオン×メジロドーベル)
 ドーベルの仔。大久保洋厩舎。4戦して 2着、3着がそれぞれ2回ずつ。未勝利で戦った相手が強かったこともあるが、勝ちきれなかったなぁ。500万くらい勝てる能力はあると思う。

10位・ショウナンアルス(サンデー×ショウナンハピネス)
 関東の最有力牝馬。大久保洋厩舎2頭目。未勝利を逃げ切って、スイートピーSに出走。仕上がりが悪く、良いところがなかった。一頓挫も痛かったが、こんなもんか。

すでに去年の指名の時点から、「藤岡師の口車に乗せられてしまった可能性大」と書いていたが、まさにその通りになってしまった。何しろ4頭も指名して、勝ったのがアグネスサージャンの新馬だけ。んー、自分の愚かさをシミジミと感じるな。逆に言えば、藤岡厩舎以外の6頭で10勝もあげたのは、評価されて良いかもしれない(笑)。先日、2007年のドラフトがあったのだが、今年は藤岡先生のところは1頭に留めておいた。リストは近日中に改めて。。。

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2006.05.22

赤本まつりレポート SSなきPOGをどう戦うか

20日、毎年恒例の赤本まつりがプラザエクウス渋谷で開かれた。赤本とは 『POGの達人 ペーパーオーナーゲーム完全攻略ガイド』 のこと。この本をテキストにしながら、デビュー前の2歳馬を徹底検証してしまうのが赤本まつりだ。執筆陣のキルトクール隊長・須田鷹雄、廃競馬場巡礼・浅野靖典が司会を務め、世界の合田直弘、セクシー番長・目黒貴子がゲスト参加する形で進められた。ギャラリーは例年より多く200人を超えた模様。20分ほど前に到着した私は席がなかった。今年はサンデー不在のPOGということで、拠り所になる情報を得たいという心理が働いたのだろうか。

盛況だった赤本まつり。即売会も完売… 赤本と参加者に配られた執筆陣カラノテガミ

まずは評判馬から。4億9000万円で落札されたフサイチタツノリ(改名前・母エアグルーヴ)については、「3-4月に楽をさせていた。SSの成長力がダンスインザダークにあるのか」との辛め評価。アドマイヤオーラ(Aタキオン×ビワハイジ)は「馬体は大きくない。ノーザンFで1F14-15秒やっている早い組」、ザレマ(DD×シェンク)は「馬は非常に良いが名前が…」、アステリオン(フレンチD×フサイチエアデール)は「安全牌。負けたくない人は取って」とのこと。社台Fの一番馬と言われているがグレインアート(スペ×ミルグレイン)。早生まれ(1月)がアドバンテージになる。

日高勢では下河辺のジョーネンボー(スペ×パンドラロード)の名前が挙がった。札幌デビューの予定で確実性あるタイプ。ハギノルチェーレ(DD×フランカ)はマジックアワーの下。非常に順調で、ノースヒルズの期待馬だ。母リスクフローラ(スペ)は母系は短距離ながら、北海道デビューで札幌2歳Sは距離も持ちそう。生産は社台Fだが2億円で岡田繁幸が競り落としたのがパリスフレンズ(DD×サトルチェンジ)。岡田総帥曰く「普通の馬。やっちゃった」。外国産馬では120万ドルの母PearShape(インディアンチャーリー)の仕上がりが早い。 100万ドルの母Pullsatilla(ダイナフォーマー)は時間がかかりそう。etc…。

この他、覚えておきたい事柄をメモ。社台FとノーザンFの大きな違いは屋根付きの馬場の有無。あるのがノーザンF。この冬は天候が悪かった。SS以外の産駒で稼いでいる厩舎は、1頭当たりの賞金順に松田国-藤沢和-山内-伊藤雄-瀬戸口。但し、藤沢は2勝止まりが多い。同じくオーナー別では金子真人HD-大城敬三(ダイワ)-谷水雄三(タニノ)-久保久人(ホーマン)-斎藤四方司。やはり金子馬最強か。リストにない母トゥザヴィクトリー、母フェアリードールについては「います。乗ってもいます」ぐらい。「なぜ関東馬は弱いの?」との問いは「組合の問題」と世界の人が一言。今年のまつりレポは以上。

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2006.04.19

POG最後の砦? 走れ、ショウナンアルス!

桜花賞、皐月賞と終り、みなさんのPOGグループでも勝敗が決しつつあるのではないでしょうか。私はと言えば、皐月賞でキャプテンベガナイアガラが惨敗し、残る希望だったアグネスサージャンもムーニーバレーRCに登録がありません。稼ぎ頭のフラムドパシオンはダービー翌週のユニコーンSで復帰。この後は負け組一直線で、ひたすらマイナスポイントが累積していく感じです。

と、落ち込んでいたところ、特別登録に忘れかけていた馬名を見つけました。フローラSに登録しているショウナンアルスです。ドラフト前は美浦のナンバーワン牝馬ぐらい言われていたサンデー産駒。ところが、未勝利を脱出できたのは4戦目、しかも、これからと言うときに骨折してしまったのです。メジロアレグレットとともに大久保洋のラッパに泣いた人も多かったのではないでしょうか。

戦績を振り返ると【1220】で、初戦はスーパーホーネットに先着していますし、 2戦目はアサヒライジングの2着に頑張っています。相手なりに走るタイプなんでしょうか。 Gallopでは4頭しかないパドック写真に選ばれています。牧場で乗り込んできたせいか太め感は全くなく、4ヶ月半の鉄砲でも走れそうな雰囲気。まずは21分の11の抽選をくぐり抜けるのが条件ですが、権利を獲ってオークスまで楽しませてほしいものです。

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2006.04.01

残りものに福 サクラメガワンダーに内田博幸

蜘蛛の巣が複雑に絡み合ったような皐月賞の騎手争奪戦。いよいよ大詰めになって、貧乏くじを引いたとみられていたサクラメガワンダーが、残りの福を獲得した。地方一の名手、内田博幸が手綱を取ることになったのだ。内田博は弥生賞3着のディープエアーに騎乗することになっていたが、おそらく友道師サイドの交渉努力で、調整を為しえたのではないだろうか。

ラジオたんぱ杯を勝ったメガワンダーは弥生賞前までは、世代最強馬の評価も少なくなかった。しかし、最後方にポジショニングをする不可解な騎乗で4着に敗れてしまった。さらに本番への試走をしたはずのアンカツは、若葉Sでフサイチジャンクに完敗したキャプテンベガを選択。友道厩舎と懇意の岩田はジャンクに乗ることになり、メガワンダーは苦しい立場に置かれていた。

だが、内田博となれば話が違う。南関東所属ながら今年は中央20勝と東西リーディング8位。騎乗数を考えれば驚異的な数字だ。重賞も根岸S(リミットレスピッド)、オーシャンS(ネイティヴハート)と2勝をあげている。中山コースでは去年、NZTでマイネルハーティーを4角15番手からの追い込みで勝利に導いたのは記憶に新しい。とにかく追える騎手だけにメガワンダーの気性、脚質にはぴったりではないだろうか。

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2006.03.29

悩んだ武豊 アドマイヤムーンを選択

武豊はどちらの馬を選ぶのか? アドマイヤムーン(弥生賞)とフサイチジャンク(若葉S)という 2頭の素質馬の前哨戦は、ムーンに軍配が上がることになった。 29日、武豊はムーン、ジャンクは岩田康誠との騎乗が発表された。武豊は「ボクの一存では決められないところまで来ていましたから、オーナー間、厩舎間の折り合いに任せた形です」とコメントアドマイヤのオーナーとの関係を優先させたのが本音か。武豊は乗り捨てた馬には先着を許さないというジンクスがあるが、果たして皐月賞はどのような結果が待ち受けているのだろう。

他の皐月賞の有力候補も次々と鞍上が発表されている。キャプテンベガは既報の安藤勝、ステキシンスケクン藤田。すみれSを勝ったナイアガラは四位から後藤へスイッチ。四位は朝日杯2着のスーパーホーネットを選んだ。フサイチリシャールは引き続き福永。その福永で500万、毎日杯を逃げて完勝したアドマイヤメインはダービーを目標に据えたローテを取る。京成杯以来となるジャリスコライト横山典。復帰後、重賞を勝ちまくっている勢いは怖い。安藤勝に振られたサクラメガワンダーは未定のままだ。蛯名あたりが有力候補か。

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2006.03.23

安藤勝の選択 メガワンダーよりキャプテンベガ

クラシックを前にしてトップジョッキーの争奪戦が激しさを増している。最も注目されるのは武豊。アドマイヤムーン(松田博)かフサイチジャンク(池江寿)か、どちらをチョイスするのかだ。ドバイに遠征している武豊はまだ両陣営に答えをしていない。その裏で武豊に次ぐポジションにいるアンカツこと安藤勝が意外な選択をしたのが明らかになった。ラジオたんぱ杯を勝ったサクラメガワンダー(友道)を袖にして、若葉Sでフサイチジャンクに完敗したキャプテンベガ(松田博)の手綱を取るというのだ。果たしてアンカツを心変わりさせたものは何だったのだろうか。

メガワンダーは休み明けの弥生賞で後方待機の競馬で4着に敗れたものの、アンカツ自身も言っているように、本番に向けて脚を測った意味合いが強かった。逆に言えば、皐月賞、ダービーの手綱を取るつもりがあるからこそ、弥生賞は試走に徹したのではなかったか。結果的にはアドマイヤムーンの後塵を拝したとはいえ、素人目にみれば本番での逆転の可能性は充分にあるようにもみえた。先々週のゆきやなぎ賞で同じ友道厩舎のアドマイヤジュピタがアンカツから岩田へと移っていたのは、既にメガワンダーから降りると伝えていたからだろうか。

手駒が豊富な松田博厩舎ではドリームパスポートという有力馬もいる。こちらは未勝利、きさらぎ賞の2勝をあげているが、その時の鞍上はアンカツだった。スプリングSではデムーロが騎乗したが、短期免許は今週まで。場合によっては、ドリームパスポートを選ぶこともできたはずだ。推測の域を出ないが、松田博師はアンカツを確保するために、権利が獲れればキャプテンベガ、そうでなければドリームパスポートの手綱を確約するから、メガワンダーを諦めてくれとアンカツに迫ったのかもしれない。

松田博厩舎とアンカツは蜜月関係にある。今年、アンカツがあげた31勝のうち7勝が同厩舎の管理馬によるもの。また、松田博厩舎にとっても半数以上の勝ち星がアンカツだ。こうして考えると、アンカツは単純にキャプテンベガ>メガワンダーと実力を評価したわけではなく、様々なしがらみを考慮して決断したとみるのが適当だろうか。だが、メガワンダーでクラシックが勝てると確信があるなら手綱は放さなかっただろうし、一方でキャプテンベガ>ドリームパスポートと捉えたなら、スプリングS組の評価が難しくなる。今年のクラシックは頭が混乱しそうだ。

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2006.02.19

9億円馬 ミスターセキグチ初戦敗れる

六本木ヒルズの最上階に住む男、フサイチの関口フサロー氏が9億円(800万ドル)という破格の値段で落札したストームキャット産駒が18日、米・サンタアニタ競馬場でデビューした。近親にエーピーインディー、サマースコールがいる超良血で、名伯楽、ボブ・バファート調教師をして「ひとりだけフェラーリを持っている気分」と言わしめた同馬。フサイチネットでは早々に米三冠制覇をめざすことが発表され、その期待から「ミスターセキグチ」と名付けられた。

ミスターセキグチは7頭立て、3歳ダート1100メートルに出走。スタート5番手と出足は一息だったが、エスピノーザ騎手はすぐに押し上げて2番手へ。3角を過ぎて抜群の手応えで先頭に躍り出る。しかし直線、飛ばしすぎてスタミナがなくなったのか、鞭を入れられると尻尾を振って苦しがる素振り。ゴール前、猛追してきた馬に半馬身ほど交わされて2着に敗れた。勝ったのは何と同じバファート師が管理するライジングレートだった。
>>レース映像(無料だが登録が必要)

ミスターセキグチは負けたとは言え、3着以下とは差があり 2戦目となる次走は確勝だろう。但し、クラシックを勝てるレベルにあるかは疑問ではある。ミスターセキグチと同じセールで3億7000万円(日本における外国産馬の史上最高額)で購買されたストームキャット産駒、フサイチギガダイヤは日本でデビューしてこれまで3戦1勝。ともにデビュー戦は飾れなかった。やはり今年の3歳勢では3億3000万円フサイチジャンクが当たりということになりそうだ。

>>9億円のストームキャット産駒 やはり落札者はあの人(2005.4)

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2006.02.08

良血おぼっちゃま キャプテンベガ本格化!

本年度のPOGドラフトで圧倒的な1番人気になりながら、デビュー2戦で見所なく敗れて惨憺たる評価をされていたキャプテンベガ。サンデーサイレンス×ベガ(桜花賞・オークス)という配合で、兄にアドマイヤベガ(日本ダービー)、アドマイヤドン(朝日杯)、アドマイヤボス(セントライト記念)の重賞勝ち馬三兄弟がいる超良血だっただけに、いざ未勝利で負けた時の反動も大きなものでした。しかし、先週の京都で2勝目をあげ、クラシック戦線へ再浮上してきました。

キャプテンベガが出走したのは芝2400メートルの500万条件戦。鞍上はそれまでの武豊に代わって、安藤勝が手綱を取りました。キャプテンベガは差しに構えた前3走とは打って変わって、果敢にハナに行く競馬。 1600メートルを1分44秒1で通過するスローに落とします。終始、1馬身ほどのリードを保つと、直線では持ったままで後続を引き離して楽勝しました。2着との差は3馬身半。ようやく素質開花と言って良い内容でした。

昨秋のデビュー時は調教不足とまだ身が入っていませんでした。それに燃えやすい気性が仇となっていましたが、今回はアンカツが行きたがるキャプテンベガを無理に押さえなかったのが功を奏しました。武豊は競馬を教えようとしていたのでしょうが。道中、13秒台後半を連発したこともあり、上がりの競馬になりましたが、余裕十分だった直線からは展開に恵まれただけとは思えません。 3着にはラジオたんぱ杯4着のアペリティフが入っています。

次戦はいよいよオープン、重賞に挑むことになります。キャプテンベガのスピードからは2000メートル以下戦のほうが適しているようにも見え、朝日杯やラジオたんぱ杯上位組とどこまで互することができるのか、非常に楽しみです。先週の土曜日には平場500万のダート戦でファンタスティックライト産駒のナイアガラが勝ち上がりましたが、こちらも血統から芝向きなのは明らか。暮れにダートで圧勝したフラムドパシオンを含めて、今年は平場500万組にダイヤの原石がいそうです。

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2006.01.20

新春恒例 2006年のダービー馬を探せ!

過去2年、2歳戦をもとにダービー馬を占う記事をエントリーしてきた。 3頭ずつ候補をあげさせてもらっているが、一昨年はキングカメハメハ、去年はディープインパクトを推薦して、どうにかコーナーの面目は保たれた(?)。しかし、今年は近年でも希に見る大混戦。2歳王者フサイチリシャールは皐月賞→NHKマイルCと短距離路線重視。有力馬の戦線離脱も相次いだ。頭を悩ませている間に1月も下旬になってしまったが、大ハズレを覚悟の上でダービーを展望してみよう。

本来なら横綱となるべきなのがマルカシェンク。新馬、デイリー杯、京都2歳Sを3連勝。デイリー杯では朝日杯2着のスーパーホーネットを相手にしなかったことからも、その実力は相当なものだ。だが、好事魔多し。右トウ骨を骨折してリタイヤしてしまった。ダービーは間に合うというが、順調さを欠いたのは大きなマイナス。葉牡丹賞勝ちナイトレセプションも同様、ダービー候補には推せまい。

となると、やはりラジオたんぱ杯という王道を歩んできたサクラメガワンダーが一番手か。3戦目で未勝利を脱出して、エリカ賞、ラジオたんぱ杯を連勝。スピードに勝るアドマイヤムーンを2000メートルでねじ伏せたのは立派の一言。何より勝負根性が素晴らしい。父はGⅠに強いグラスワンダーで、栗毛の馬体は父と瓜二つだ。ならば距離が伸びても力は発揮できるはず。復帰戦の弥生賞で力関係ははっきりするだろう。

先週の京成杯を勝ったジャリスコライトも有力候補。朝日杯はスムーズな競馬ができずに3着に敗れたが、京成杯は借りをしっかり返した。直線で一気に抜け出した脚は一流馬のそれで、いちょうSで幾度の不利を克服して完勝した芸当はホンモノだった。父はファンタスティックライトで、兄アグネスデジタルより距離適性は長めに遷移したのは間違いない。ダービー2着が2度ある藤沢和厩舎が狙う3度目の正直だ。

3頭目はテレビ番組で話題のフサイチジャンク、中京2歳Sを楽勝したメイショウサムソン、ラジオたんぱ杯2着のアドマイヤムーンあたりを挙げるのが常識的だろうが、今年は未知の1勝馬をチョイスしてみたい。ジャリスコと同じファンタスティックライト産駒、ナイアガラだ。初戦はアグネスサージャン(骨折)にハナ差敗れたものの、 2戦目はダートで順当に勝ち上がった。ナイアガラが勝てば金子真人オーナーはダービー三連覇となるが、もしかしたらという期待を持たせる好素質馬だ。乱世の頂点に立つのは果たして…。

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2005.12.19

黒船再来! フラムドパシオンの衝撃ダート戦

日曜日の中山7レース、ダート1800メートル戦でレコードタイムが計時された。勝ったのはフラムドパシオン。パサパサの良馬場でレコードを出すこと自体が驚きだが、馬なりで4角を回り2秒以上の大差をつけるとは、とても2歳馬の芸当とは思えない。父はあのクロフネ、母はエアグルーヴの全妹ということで、一部のPOGファンの間ではデビュー前から人気になっていた。夏の福島で新馬戦を快勝、札幌2歳Sは小回りコースが合わずに惨敗を喫したものの、やはりレコードとなった芝2000メートルの葉牡丹賞で僅差3着と好走して、初めて臨んだダートが先週のレースだった。

12.7 - 11.5 - 12.9 - 12.8 - 12.4 - 12.5 - 12.8 - 13.3 - 14.2
上り  4F 52.8 - 3F 40.3

12.5 - 11.1 - 12.1 - 13.3 - 12.5 - 12.6 - 13.1 - 12.7 - 12.8
上り  4F 51.2 - 3F 38.6

ふたつのラップは、上が同日に施行された古馬1000万条件、下がフラムドが勝ったレースのものだ。実は1000万条件を勝ったグランドも、フラムドも、番手から先頭に立つ似たような競馬をしている。しかし、フラムドの勝ち時計は1分52秒7。対してグランドは1分55秒1。その差は何と2秒4。最後の2ハロンでグランドは13.3 - 14.2と失速しているのに、フラムドは12.7 - 12.8と逆に加速している。(フラムドの上がりは38秒6、1000万条件戦で最速の上がりは追い込んだメジログリーンの39秒3)

時計だけでは馬の強さは量れないのは重々承知だが、2歳でおそらく古馬オープン級のタイムを叩き出せる馬はそうはいない。一昨年、ダートの大物と喧伝されながら評判倒れだったスシトレインという馬がいたが、持ち時計は1分55秒3とタイムの裏付けはなかった。また、3歳2月にカネヒキリが時計の出やすい重馬場で計時した1分53秒3を上回っていることからも、フラムドはGⅠ級の能力を秘めていると解して良いのではないだろうか。

この後、6月のユニコーンSまでフラムドが参戦できるダート重賞はないが、脚元に負担のかかる芝路線には向かわず、じっくりと7月のジャパンダートダービーを目標にレースを選んでいってほしい。成績の沈んでいるペーパーオーナーとしては芝の重賞にもと欲を出したい気持ちもあるが、GⅠを狙えるダイヤの原石を壊してしまうのは勿体ない。今年、海外GⅠで2勝をあげた角居厩舎だから、UAEダービーの選択肢もあるのだろうか。いずれにしろ、伝説のJCダートを演出した父クロフネの再来となってくれたら、これほど嬉しいことはない。

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2005.12.15

SSラストクロップ アグネスサージャンがデビュー

年末の阪神開催で2鞍だけ組まれる芝2000メートルの新馬戦。過去、20頭の勝ち馬のうち9頭がステークスウイナーになっている事実を、先日の記事でお届けした。4日に行われたレースでは、ゴールドアリュールの全弟、1番人気のニルヴァーナが快勝。余裕の勝利で大物ぶりを見せつけた。そして、17日(土)に行われる二鞍目の新馬戦にも、期待の若駒が登場する。正真正銘、最後に生まれたサンデーのラストクロップ、アグネスサージャン(四位)だ。

アグネスサージャンの母はアグネスフローラ。言わずと知れたアグネスタキオン、フライトの全弟になる。夏場からじっくりと暮れを目標に乗り込まれ、2週前には芝コースで追い切られるなど、順調すぎるほど調整はうまく進められてきた。時計自体は破格と言えるものはないが、兄同様に稽古ではそれほど動かないタイプかもしれない。POG御三家のオンファイア、キャプテンベガが初戦は敗退しただけに、サージャンには頑張ってほしいものだ。

同レースにはトゥザヴィクトリー、サイレントディールの下になるギーニョ(武豊)も出走する。ちょうど1年前、池江郎+金子+武豊という同じトリオでデビューした馬は三冠馬に輝いた。今の阪神の力の要る馬場も向くのではないか。なお、18日(日)の芝1400メートルの新馬戦には、やはり同じトリオのナイアガラがデビューする。ファンタスティックライト産駒のこちらも要注目だ。

※訂正 ギーニョは1400メートル戦に、ナイアガラは2000メートル戦に出走することになりました。

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2005.12.02

阪神・芝2000 驚異の出世レースがやってきた

「5回阪神芝2000メートル」。出世レースと呼ばれる重賞は数あれど、エリートが集う新馬戦と言えば、このレースが一番だ。暮れの阪神で行われる2000メートルの新馬戦は、 1日目と5日目に組まれた2レースだけ。過去10年、20頭の勝ち馬のうち、実に9頭が重賞ウイナーになっている。ディープインパクト、アドマイヤジャパン(04)、ブラックタイド(03)、ファインモーション(02)、アグネスタキオン、ボーンキング(00)、キングザファクト(99)、ナリタトップロード(98)、ロイヤルタッチ(95)。凄まじいメンバーだ。

日曜日(4日)、今年もこの恐るべき新馬戦が行われる。人気を集めるのはニルヴァーナ。サンデーサイレンス×ニキーヤ、全兄にダートGⅠ4勝のゴールドアリュールがいる。鞍上は武豊、厩舎は三冠馬を抱える池江郎となれば、期待が膨らまない方がおかしい。追い切りも順調にこなし、万全の状態でデビューすることができる。馬名はサンスクリット語で「悟りの境地」という意味。初戦から開眼する可能性大だ。この他、チアズブライトリー、チアズメッセージの全弟ラッセルバローズ、ファストタテヤマの全弟アドマイヤグローリなども出走する。来年のクラシックホースはこの中にいるだろうか。

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2005.10.14

なるか英雄超え 賢兄賢弟オンファイア!

この秋、東京開催で最も注目を集めている若駒が日曜日の新馬戦(芝1600)でデビューする。 英雄ディープインパクトの全弟、オンファイアだ。母ウインドインハーヘアはディープの他、スプリングSを勝ったブラックタイド、無傷の5連勝でスプリンターズSに挑戦したレディブロンドを出している名牝だ。その血統もさることながら、リーディングトレーナー、藤沢和師のもとに預けられたこともひときわ脚光を浴びる理由となっている。同馬は函館競馬場を経由して8月末に美浦トレセンに入厩。以来、順調に稽古を積まれてきた。

「辻三蔵の辻説法」さん によれば、最終追い切りはゼンノロブロイ、ウインラディウスら一流馬と併せて、 2番手から併入。オンファイアはいちばん手応えが良かったという。手綱を取る北村宏も「追うごとにハミ受けも良くなり走りもしっかりしてきた」(東スポ)と自信を深めており、調教不足で初戦で土を付けたキャプテンベガとは違って準備万端のようだ。同じ新馬戦には半兄に米GⅠ馬がいるハートランカスター(Forest Wildcat産駒・藤岡健厩舎)、タレンティドガールを祖母に持つマチカネノワキ(スペシャルウィーク産駒・国枝厩舎)も出走するが、この一族の勢いからすれば恐るに足らないだろう。

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2005.10.06

POGの真打ち登場! キャプテンベガが緊急デビュー

サンデー×ベガという超良血馬、 今年のPOGで1番人気だったキャプテンベガが緊急デビューする。 舞台は9日(日)、京都1800メートルの新馬戦だ。 アドマイヤベガ、ボス、ドンと、兄はすべてステークスウイナー だけに、 同馬にも期待がかかるのは当然だ。 先月15日に栗東に入厩したキャプテンベガは、5日にゲート試験に合格。 これまで出した時計は6日の芝コースの一本だけ (3歳タガノデンジャラスと併入、5F64秒1~50秒3~37秒0~11秒7)。 本当に仕上がっているのか心配にはなるが、 ノーザンファームでしっかり乗り込まれてきており、当初から松田博師は 「ゲートが受かればすぐに使う」と明言してきてはいた。

菊花賞の週にデビューという話もあって、 週半ばまで鞍上は未定だったが、結果的には武豊を確保できることになった。 武豊はこの新馬戦では橋口厩舎のロジックに騎乗が内定していたものの、 キャプテンベガの参戦で、ロジックは土曜日の新馬戦(1400メートル)に回ることになったようだ。 松田博師は「なまくらな面はあるが、坂路ではさすがの動き。 ゲートもそれほどやっていないのにちゃんと出ただろう。 それだけセンスがいいということ」と自信たっぷり。 ライバルには骨っぽい素質馬もいるが、 強い勝ち方でクラシック路線に名乗りを上げてほしい。

なお、今週の東京では 日曜の1800メートル戦でアグネスデジタルの半弟、 ジャリスコライト(父ファンタスティックライト)、ラフィアンの一番馬と評される マイネルスケルツィ(父グラスワンダー)がデビュー。 また、同日の牝馬限定のマイル戦では、 キングストレイルの半妹、ロレットチャペル(父フレンチデュピティ)が登場する。

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2005.09.09

話題の金子馬 ビーオブザバンがヴェールを脱ぐ!

POGドラフトで話題になっていた馬が、次々と勝ち上がっている。 先週のマイネルバシリコスはトウカイテイオーの ベストクロップとして注目を集めていたが、 じっくり仕上げたこともあって期待通りの快勝だった。 また、先月28日、札幌の新馬戦では、 タイキシャトル産駒のアサクサゼットキと、 タガノテイオーの甥であるタガノアイガーが僅差の接戦を繰り広げた。 軍配はアイガーに上がったが、出遅れて敗れたゼットキも 将来が楽しみになるレースぶりだった。

今週は金子馬、ビーオブザバンが札幌1800メートルの新馬戦(日曜)に出走してくる。 父King's Best(その父はキングマンボ)、 母シーズアンともイギリスのGⅠホース。金子&松田国のゴールデンコンビで、 セレクトセールで6200万円で落札された良血馬。 キングカメハメハ、ディープインパクトに続く、 3年連続の金子馬ダービー制覇の期待を一心に受けている馬だ。 函館のウッドで追い切られ、タイムも上々。 ここを圧勝するようなら、早くもクラシックが見えてくる?

しかし、ライバルたちも黙って勝ち逃げさせてくれるわけではない。 このレースにはあのダンスパートナーの娘、ダンスオールナイトも 出走を予定している。父は惜しくも逝去したエルコンドルパサー。 山元トレセンで鍛え上げられ、陣営も大きな自信を持っているようだ。 さらには波に乗るアグネスタキオン産駒のベルシャワー、 サンデー産駒で前評判は高かったショウナンアルスも参戦してくる。 一方、阪神では土曜にビッグカポネ(ダイワエルシエーロ全弟)、 日曜にフサイチリシャール(クロフネ×フサイチエアデール)もデビューする。 高素質馬が集う新馬戦は非常に楽しみだ。

※POG1番人気?のキャプテンベガが15日に栗東に入厩する。 松田博師は「ゲートさえ受かればすぐに使う」とのことで、早ければ10月京都開催でデビューする。

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2005.08.03

シルク抽選結果 本命落選で意気消沈中… 

先週、申し込んだシルクホースクラブの1歳募集馬。 選んだ2頭とも予想通りに抽選となってしまいました。 その結果は……スペシャルウィーク×ビクトリアウインク(4-31)→ 落選 アドマイヤベガ×グラスシオン(4-25)→ 当選 。。。 うーん、本命馬は落選しちゃったよ。いきなりやる気が削がれる。 募集口数は500なんですが、スペ産駒は1076口、 アドベガ産駒は796口の申し込みがあったそうです。 もうホントがっかり。古株の会員を大切にしろよ>シルク。 追加出資するかどうかは微妙。もし2頭とも外れてたら、 テンション下がりまくって退会してそう。

満口になったのは他に4頭いて、 それぞれマンハッタンカフェ、フレンチデュピティ、 クロコルージュ、エアシャカールの産駒です。 今回、募集されたのは73頭の1歳馬、当歳馬ですが、 およそ50頭以上は残口が300以上あるよう。 最高価格のクラフティプロスペクター×オシアナ(ビワシンセイキの妹)も、 会員からは敬遠されたようです。 毎年、人気の集中する血統ってのは傾向が明らかで、 値段が多少高くても、もうちょっと申し込みが分散するようなラインナップを揃えてほしいですね (恨み言)。

ところで、仕事で沖縄から帰ってきたばかりなんですが、 足の甲が ひどい日焼け になってしまいました。 一日中、サンダルを履いて砂浜にいたのですが、 表に出ていた足の甲が真っ赤に(;>_<;)ビェェン。 現地の病院に行ったけど、 「ひどい火傷ですねぇー、この後、もっとひどくなりますから」とトドメの一撃をいただきました。歩くのも非常に難儀、まして走れません。 そう言えば、羽田管制塔のトラブルで離陸が遅れたので、 空港で日刊スポーツを買ったんですが、なんと50円。 その代わり、競馬面はなし。ウチナンチューは競馬に興味ないのね。

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2005.07.28

2006シルク会員募集 今年の狙いはスペ産駒!

毎年恒例、一口馬出資の季節がやってきました。 わたしが9年前から入会しているシルクホースクラブでは、 会員の優先申込みの期限が29日必着となっております。 これまでの成績は11頭に出資して、 8頭未勝利未出走、 2頭デビュー前、1頭準オープン勝ち という惨憺たるもの。 それでも懲りずに今年も1歳馬を2頭、申し込んでみることにしました (クラブから感謝状ぐらいもらいたいもんだ)。

まず、ゼェータイ欲しい!と思ったのが、 スペシャルウィーク×ビクトリアウインクの牡馬(4-31)。 この馬の一つ上のシルクウイングス(父アドベガ)も買ったんですが、 ノーザンテーストの肌はやっぱり魅力です。 ふたつ上は全兄アイオブザキングという馬で、 新馬を勝って、百日草特別で3着した好素質馬です。 一口5万円(総額2500万円)は今をときめくスペ産駒なら お買い得間違いなし!(ウイングスより安いし)。 ただ、抽選必至orz。

もう一頭はアドマイヤベガ×グラスシオンの牡馬(4-25)。 やっぱりアドベガ好きなんですよ。 グラスシオンはブライアンズタイム産駒で、900万下で活躍した馬。 どんなに種牡馬が良くても、母系に未勝利ばかりが 並んでいると手が出しづらいですよね。 厩舎は中野渡で心配なところはあるけれど、 ターントゥー系同士の配合は嫌いではないです。 ノーザンダンサーは母系にはありません。 一口3万2000円(総額1600万円)。抽選になるかも。

26日現在のシルク1番人気馬は、エアシャカール×マジックニーアの牝馬(4-62)。 シャカの仔は4頭しかいない希少性と、 祖母がマジックナイトという血筋の良さが人気を呼んだのでしょう。 2万2000円も手ごろだし。 2番人気はクロコルージュ×ドリーバードの牡馬(4-50)。 え、この父で? 母は1勝のスリルショー産駒?? で、価格は一口5万円??? プリマドンナ、ボンバイエの山内厩舎だからかな。。。 これなら4万6000円のタキオン産駒(4-26)の方が、ずっと良いと思うけどなぁ。 とりあえず、抽選が通りますように(^^w)パンパンッ

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2005.07.07

高額馬続出? セレクトセールがやってきた!

世界でも最大規模のサラブレッド当歳セール、セレクトセール2005。 今年も11日、12日の両日、ノーザンホースパークで開催される。 550頭の上場申し込み馬から選りすぐられた315頭がお目見えすることになっている。 何しろセールはディープインパクト、キングカメハメハと2年連続でダービー馬 を輩出したほか、ゼンノロブロイ、アドマイヤグルーヴ、マンハッタンカフェなど、 数々の名馬が競り落とされた舞台。去年は77億円を売り上げ、 エアグルーヴ産駒(父ダンスインザダーク)に 4億9000万円(国内最高価格)の値が付いて大きな話題を呼んだ。

1日目の注目馬はマストビーラヴドの2005ではないか。 桜花賞馬ラインクラフトの半弟で、父は新種牡馬のシンボリクリスエス。 ヘイルトゥーリーズン系同士の配合になるが、BMSサンデーは 間違いなくトレンドになるはずで、高い値段がつきそうだ。 他にもシンボリクリスエス産駒はシンコウラブリイの2005ゲーリックチューンの2005(半兄シンボリインディ)、クロカミの2005などがいる。 まだ結果を出していないシンボリクリスエス産駒が、 セールの台風の目になるかもしれない。

ポストサンデーを巡って争っているサンデー直系の 種牡馬たちも良い繁殖が集まっている。 早世が惜しまれるアドマイヤベガはフェアリードールの2005(半姉トゥザヴィクトリー)、 ブゼンキャンドルの2005に食指が動く。 アグネスタキオン産駒はビワハイジの2005(半兄アドマイヤフジ)、 ホワイトウォーターアフェアの2005(半兄アサクサデンエン)、 ファンジカの2005(半兄ハイアーゲーム)と手駒が揃った。 去年の最高価格を叩きだしたダンスインザダークは、 エリモシックの2005がいるが牝馬だけに驚くような値段は望めまい。

フラムドパシオンの新馬勝ちで評価を高めたクロフネは、 話題となっていたダイイチルビーの2005が欠場したのが痛手だ。 一時は繁殖能力が絶望視されていたウォーエンブレムは8頭がエントリー。 この中ではダイナカールの仔、セシルカットの2005は最高値をつけるか。 シーザリオの米GⅠ圧勝で勢いに乗りたいスペシャルウィークからは9頭。 社台グループの生産馬は2頭と寂しいが、 ダイイチフローネの2005は面白そうな配合だ。 セレクトセールを制す者はクラシックを制す、かどうかは分からないが、 今年もフサロー、金子、近藤、マイネルらの高額馬争奪戦を野次馬根性で楽しみたい。

>>セレクトセール2005上場馬情報

※『馬耳東風 データ予想』『馬券日記オケラセラ』は 少し早めの夏休みをいただきます。ぶらりと東欧を旅してきたいと思っています。 彼の地の競馬は見れるかしらん。そのため、次回の更新は19日になる予定です。 (ネットカフェから覗こうとは思っていますが)。七夕賞のデータ解析は結論まで更新済みです。 よろしくお願いします。

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2005.07.04

話題のクロフネ産駒 フラムドパシオン快勝

福島デビューがどうなんだろうと、 ちょっと心配になった フラムドパシオン(栗東・角居)。 走ってみれば、そんな杞憂を吹き飛ばす、鮮やかな差しきり勝ちで新馬戦を飾りました。 クロフネ産駒母はエアグルーヴの全妹です。 デビューは芝1700メートル。 最内枠を引いたフラムドパシオンはスタートいまいちで、道中は中団も後ろ目の苦しいポジションでした。 それでも、4角手前では一気に前方へ進出すると、 直線外から内の馬を並ぶ間もなく交わして、ゴールでは2馬身差をつけました。 後藤騎手も「動きたいところで反応してくれますし、今のところ言う事のない馬です」と絶賛。

ノーザンファームの吉田勝己社長がイチオシの2歳馬だそうですが、 ひとまず評判倒れにならない勝ち方だったのではないでしょうか。 父親に似て跳びが非常に大きいので、小回りより府中でこその馬。 距離もあったほうが良いタイプで、能力はともかくクラシック向き なのは間違いありません。 馬体や走り方は父親に似ていると思うのですが、いかがでしょうか? 中央でクロフネ産駒の勝ち鞍は2勝目。 社台SSとしても来週のセレクトセールを前に、種牡馬クロフネをPRする絶好の結果になりました。 この後は札幌2歳Sを使うとの噂もあり、連勝するようなら一気に クラシック路線の主役を張るやもしれません。

今年から始めたPOGグループで私は7位で指名させてもらったんですが、 嬉しい初出走、初勝利をもたらしてくれました。 マシロンガールがデビュー戦を回避してしまっただけに、 きっちりと勝ってくれたのはありがたいです。 フラムドパシオンはサンデーレーシングのクラブ馬なので、 一口をお持ちの会員さん方の期待は高まっているでしょうなぁ。そう言えば、 わが一口馬シルクウイングスは新潟デビューをめざして順調、 シルクアウローラは千葉の育成牧場で乗り込みを続けています。 クロフネ産駒のアウローラもフラムドパシオンにあやかって新馬勝ちしてほしいですねぇ。

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2005.06.22

GⅠ総取り? 百点満点だったPOGドラフト

先日、初めて参加するPOGグループ(7人)のドラフト会議が行われました。数年ぶりのPOG、しかもあいにくのリスト参加とあって、どの馬を指名すべきなのか、重複する馬はいるのかなど、非常に悩みました。それでも、抽選勝ちの幸運もあり、欲しかった馬はほとんど獲ることができて、百点近いドラフトだったのではないかと思います。ちょっとミーハーすぎ たかなぁという感じは拭えませんが。恥ずかしながら、指名10頭をご紹介します。

1位・キャプテンベガ(サンデー×ベガ)
 オンファイアと並ぶ前評判1番馬。競合覚悟で指名、ゲットすることができました。言わずとしれたアドマイヤベガ、ボス、ドンの弟。取りに行くでしょう。地雷の可能性はあっても。ただ、馬主が近藤さんでなく、吉田夫人なのは何故なんだろう。ベガとSSの仔をどうしても持ちたかったのかな。

2位・アグネスサージャン(サンデー×アグネスフローラ) 
 ハズレ1位にと思ってリストに載せておいた馬。それが1、2位で誰も取りに来ないとは…。アグネスタキオン、フライトの弟で、キャプテンベガに続きベタベタな馬ですが、正真正銘のサンデーのラストクロップということで、頑張ってほしいです。

3位・キャスケードブーケ(スペシャルウィーク×スカーレットブーケ) 
 ギャロップの付録DVDを見るまでは全くのノーマークでした。ところが、馬体を見た瞬間「こいつはオークス馬だ!!」と素人に直感が走った次第。5位くらいで獲ろうかなかぁと思っていたんですが、他人に獲られるのがどうしても嫌で上位指名しました。もちろん、皐月賞馬の半妹ですから、走って当然なんですけどね。

4位・ヤマニンプレアデス(サンデー×ヤマニンパラダイス)  
 京成杯馬ヤマニンセラフィム、阪神JF2着アルシオンの全弟。仕上がり早くてもGⅡが精一杯という配合。良血すぎるのかな。予想がハズレたらもう競馬はやめようかと悩んでいた阪神JFで、万馬券をプレゼントしてくれたのがアルシオン。そんな縁もあって指名しました。

5位・ナイアガラ(Fantastic Light×レーヴドスカー)
 ディープインパクト、キングカメハメハで大ブレイクした金子-ノーザンファームの王道ライン。金子馬は6000~8000万円で落札した馬は狙い目とあって、選んでみました。当初は松田国に入る予定だったのですが、死亡したトィザヴィクトリー産駒の代わりに池江郎に入厩することになりました。 3匹目のドジョウはいますかねぇ。

6位・マシロンガール(With Approval×Above the Salt)  
 早撃ち用として指名した外国産馬。朝日杯2着エイシンキャメロンの全妹です。やはり、妹もマイル以下までのスピード馬でしょう。 7月3日の函館1200でデビュー予定。藤岡健師が「函館2歳Sを勝つ」と豪語しているとか。ただ、馬体は400キロ強と随分と小柄で、成長してくれるといいですね。

7位・ フラムドパシオン(クロフネ×カーリーパッション)
 ノーザンの吉田勝己社長イチオシの2歳馬!って、ホントかなぁ。そんな馬は走ったことがないという事実はあるんでしょうが、7位なら獲りましょう。母はエアグルーヴの全妹、馬名は仏語で情熱の炎という意味。7月3日の福島1700でデビューして、札幌2歳Sを勝つことが確定しているそうです。

8位・クリティカルライト(Fantastic Light×Caerlina) 
 ファンタスティックライトの仔、2頭目ですよ(笑)。というか、藤岡健厩舎、4頭目orz。藤岡師は「クラシックを勝つために連れてきた」とのたまっているらしい。境勝太郎系ですねぇ。母は仏オークス馬で、ニジンスキーのインブリードが3×3入っています。ちょっと重いのかなと感じますが、ラーイ-ブラッシンググルームと続く父系に、 BMSが日本向きのカーリアンなら、意外と軽めの短距離馬だったりして。

9位・メジロアレグレット(アグネスタキオン×メジロドーベル)
 上2頭が走らなかったドーベルの仔。タキオンの初年度産駒は評判が良いらしいので、内国産のアイドル配合を指名してみました。そろそろメジロ復活も見たいですしねぇ。早めに仕上がっているようで、牝馬の大久保洋厩舎ならキッチリ勝たせてくれるでしょう。母の取れなかった桜花賞を勝ってくれたら嬉しい限り。

10位・ショウナンアルス(サンデー×ショウナンハピネス)
 ドラフトの模様は逐次、携帯にメールで送ってもらっていたのですが、この馬が誰も指名していないのに気づいて、慌てて幹事に電話してしまいました。関東のナンバーワン牝馬だったんじゃ…。この馬も大久保洋厩舎。Hail to Reasonの3×4はどうでるのかな。スピードはありそうですから、新潟の高速馬場を疾走するのが楽しみ。つい先日までショウナンパントルの下だと信じていたのは内緒(爆)。

厩舎に偏りが出てしまったことが反省材料かな。藤岡師の口車に乗せられてしまった可能性大(笑)。リストに掲載して獲れなかったビーオブザバン、アドマイヤウェーブ、トゥザダービーあたりは気になりますね。とはいえ、指名馬を見返してみると、「俺がクラシック、全部もらったも同然じゃね?」と思ってしまうのは、今の時期だけなんだろうなぁ。

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2005.05.22

須田鷹雄の"赤本まつり"に行ってきました!

ペーパーオーナーゲーム(POG)ファンにはお馴染み、 毎年恒例の『赤本まつり!』に行ってきました。 赤本とは須田鷹雄らが出版している攻略本 「POGの達人」 のこと。 この赤本を中心にしながら、注目2歳馬のレビューなどが行われました。 会場の渋谷プラザエクウスは立ち見となる盛況で、 目を血走らせた競馬野郎でいっぱいに(こわっ)。 雰囲気はトークショーよりビジネスセミナーに近い。 須田鷹雄と浅野靖典による2歳馬評に続き、 小島友実、合田直弘、目黒貴子がゲスト出演し、なんとも中身の濃い2時間となりました。 冒頭、あまりネットに書かないようにとのニュアンスの お達しがあったので、ヤバイ部分には触れずに少しばかりご紹介しますね。

カメラを持つ人はおらずICレコーダーのみが各所で回り続けていた… 赤本と参加者に配られたバイト軍団カラノテガミ

最初にいきなり赤本の訂正から。 「185頁のクロフネ×トゥザヴィクトリーの評価◎ですが、無印に訂正させてください」 とのこと。つかみはOKですな。話題はやはりサンデー産駒。 オンファイア(全兄ディープインパクト)については「藤沢厩舎はレディブロンドの下だから 5歳デビューさせちゃうんじゃないの」、 3億3千万円のフサイチジャンクは「岡田総帥が2億9千万まで競ったのは、 サンデーに限った総帥の相馬眼からは評価が微妙」など、けっこう現実になりそうなコメントも。 ニルヴァーナ(全兄ゴールドアリュール)は以前に脚元で一頓挫あったそう。 母ダンジグウィズウルヴスは早めの仕上がりで、動きも良いとのこと。

サンデー以外では父テイオーに瓜二つというマイネルバシリコス、 JRAブリーズアップセールで最高価格をつけたフォーティナイナー×サンルージュなんてところが 挙がっていました。他の狙いどころは敢えて書きませんが、代わりにゲスト情報を。 世界の合田の推すマル外はスシトレインの半妹、Tale of the Cat×Preparation。 兄とはまったく違うタイプでも、兄弟のなかでは最高のデキとか。 伊藤雄厩舎ってのは、大事に使われすぎそうな気もするけど。 目黒さんは大久保洋師に怒られながらも取材した結果、 アグネスタキオン×メジロドーベルが好感触らしい。 小島さんはマシロンガール(兄エイシンキャメロン)など。

実はPOGとは7年ほど遠ざかっていたのですが、 今年、お誘いを受けて久しぶりに参加することに。 北野義則のPOG徹底講座、ギャロップの丸ごとPOG、サラブレと買いあさったのですが、 とても消化しきれません(泣)。POG徹底講座はドラフト指名の考え方を学ぶ上で、 非常に統計立った一冊でした。赤本とともにオススメしときますね。 新しいグループには休止中の某ブログの管理人もいらっしゃるそうで、 非常にレベルが高そうで怖いのですが、 サンデー産駒の最後のPOGを楽しみたいです。 そんなわけで、拙ブログでも2歳馬のトピックスが増えるかもしれません。

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2005.01.09

2005年 ダービー馬が見えてきた!?

ダービー馬はフサイチコンコルドやアグネスフライトという特異な例を除いて、 2歳デビューがほとんど。今年も既に2005年、 日本ダービー馬のレースを目にしている確率は極めて高い。 去年、同じ時期にダービー馬を予想した際、 取り上げたのがブラックタイド、シェルゲーム、キングカメハメハの3頭だった。 当時、それほど評価の高くなかったキングカメハメハがダービーを勝ち、 拙企画も面目躍如とさせていただいた。 今年も懲りずにダービー馬を探ってみたい。

まず、評判だけはどの馬にも負けないのがディープインパクト(栗東・池江泰)。 サンデーサイレンス×ウインドインハーヘア。ということは、ブラックタイドの全弟だ。 兄はスプリングSを圧勝しながら、屈腱炎でクラシック戦線を離脱。 強いのか弱いのか分からなかっただけに、弟への期待は高まる。 ディープインパクトがダービーを勝つようなら、アグネスフライト、タキオンみたいな関係になるかもしれない。 12月のデビュー戦(阪神・芝二千)ではスローペースを4番手から進み、直線で先頭に並びかける。 武豊が手綱をしごくと、後は楽に引き離す一方。4馬身差というより、 上がり33秒1という鬼脚に驚かされた。兄のように急かすローテではなく、 大事に使っていってほしい。何より怖いのはパンクなのだから。

重賞馬からは東京スポーツ杯を勝ったスムースバリトン(美浦・国枝)。 レベルの高さを知らしめた新潟2歳S組の3着馬。 1着マイネルレコルトは朝日杯、2着ショウナンパントルは阪神JFを勝っている。 スムースバリトンはスペシャルウィーク×クリスエスのという奥行きある配合だ。 東スポ杯では同じく外を回したペールギュントを力でねじ伏せる競馬。 着差は1馬身だが、ゴール前で突き放した内容は濃い。 父もそうだったように中山より府中が合うタイプだろう。 次走は共同通信杯のように陣営もダービーを意識したステップを予定している。 馬主はディープインパクトと同じ金子真人氏。 2005年も金子旋風になりそうだ。

もう一頭は近藤軍団からアドマイヤジャパン(栗東・松田博)を挙げたい。 父サンデー、母は阪神3歳牝馬Sを勝ってダービーにも挑戦したビワハイジ。 1戦のキャリアで臨んだラジオたんぱ杯ではパドックから入れ込み、 さらにゲートでも出負けする痛恨のレース。 にも関わらず、超スローの流れを追い込んでコンマ3秒差の3着に好走した。 上がりは最速の33秒5。荒削りなレースだったが、 素質の高さだけは証明できた内容だったのではないだろうか。 以上の3頭がダービー私感になる。 2歳チャンプのマイネルレコルトは完成度の高さ故に後発組に逆転を許しそう。 札幌2歳S勝ちストーミーカフェは一本調子のスピードがダービーでは仇になる。 ラジオたんぱ杯勝ちヴァーミリアンは皐月賞向きと見た。 果たして第72代ダービー馬の称号はどの馬に輝くのだろうか。

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2004.07.28

一口馬主募集の季節 未来の愛馬を選ぼう!

今年もクラブ馬主の出資申し込みの季節がやってきた。 私がシルクホースクラブに入会したのは、もう8年前になる。 以来、何となしに9頭の馬に出資しつづけているが、 これまで勝利をあげたのはシルクディヴァイン1頭だけ (先日のマーキュリーCに岩手所属として出走していた)。 他はことごとく未出走か未勝利だから、 相当に馬運が悪いか、相馬眼に欠けているに違いない。 ならば、寄らば大樹の陰とばかり社台の資料を取り寄せてみたものの、 最低価格が30万円では嫁の理解も得られそうにない。 切りよく10年間はシルクで頑張ってみようと、 2頭の1歳馬に申し込みをしてみることにした。

今年の2歳がファーストクロップになるアドマイヤベガ。 その産駒、アドマイヤフジが新馬戦を快勝して 俄然、評価が高まりつつある。パンフレットを眺めていると、 アドマイヤベガに瓜二つの馬体を持つ馬に目がとまった。 牡馬のシルク3-26(アドマイヤベガ×ビクトリアウインク)だ。 母の父はノーザンテーストで、ミスターシービー、 ファバージ、ダイハードが重ねられている血統だ。 牝系は小岩井のビューチフルドリーマー系と由緒ある一族。 一口6万円とクラブ側が強気なのも頷ける。 今月、半兄のウエストエンドも5馬身差で未勝利を脱出して、 波に乗ってきたのも悪くない。 会員優先期間中に満口を超える勢いで、 最初の敵は抽選ということになりそうだ。

「上が走っても下はさっぱり」というケースが多いのが一口馬主の常でもある。 今、唯一の私の現役馬、シルクグレイスフルはシルクジャスティスの全妹で、 牝馬では安くない一口6万円した馬。 ところが、良いところなく2戦未勝利のまま休養中だからがっかりだ。 もう兄弟には騙されないぞ!と肝に銘じたはずなのに選んでしまったのが シルク3-49(クロフネ×ダボナアンビション)。 クラシック路線を賑わせたサスガ、ヒダカサイレンスの妹だ。 母はシアトルスルー×ミスタープロスペクターという文句のつけようのない 米チャンピオンサイアー同士の配合。 何より祖母は米牝馬三冠を制して最優秀3歳牝馬に選ばれている。 このコテコテのアメリカ血脈に、フレンチデピュティの代表産駒である クロフネを掛け合わせたらどうなるか。 桜花賞がダートなら圧勝間違いない!と言いたいところだが、 血統信ずべし信ずべからず。この馬も抽選になりそう。

一口馬主の楽しみは、こうしてまだ見ぬ愛馬へ 想像をふくらませている時にあるのかもしれない。 この2頭も、もし私のもとに来てくれることになったら、めいっぱい応援してあげたい。 ネットでも様々なBBSで活発な議論が交わされているようだ。 購入するか否かは別にしても、 気になるクラブのパンフレットを取り寄せて眺めてみるのも楽しいかもしれない。

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