ハルウララ繁殖入り 種付け相手にディープインパクト?
ここ数日、おかしなアクセスの増え方をしているなと思ったら、久しぶりにあの馬が話題になっていたようだ。今月20日、フジテレビの「探そう!ニッポン人の忘れもの」という番組で、ハルウララがオーナーの安西美穂子氏とともに出演し、北海道の牧場で繁殖生活を送ることが明らかにされた。さらに、番組内では「ハルウララの交配相手がディープインパクトで既に交渉もほぼ終わっている」(座布団が行司にクリーンヒット)とも発表されたようだ。競馬中継を手がけるフジが報道しているのだから、社台への事実確認もされているとみるのが当然だ。本当に社台の懐の深さには恐れ入る。ディープは一発1200万円というグループの至宝。社台といえば、安西氏がハルウララを7000万円で売りつけようとして、伝説をつくった相手。7000万円といえば、ディープがセレクトセールで落札された値段であり、オーナーサイドからすれば「ウララもディープも同じ価値」ということなのかもしれない。
よもや種付け料までハルウララ基金で賄うわけではあるまいが、長らく消えていた「ハルウララ公式ホームページ」が立ち上げられている。1枚3500円でDVD販売が行われ、『傷ついた魂に』なる安西氏作詞のCDも近日発売予定だとか。ハルウララは高知から那須に連れ去られ、その後、千葉では「ホースセラピー」なるものに従事させられていた。多くの知らない人々に触られるアニマルセラピーは、動物にとって非常なストレスにもなることが指摘されている。安西氏に対して「いつもきっちりセラピーの仕事(人を癒すこと)をしていたウララはそれを教え命じた私に対しては、いつも怒ってばっかり、ちっとも優しくない」(公式サイト)というのも、気の小さい同馬にとってはセラピー向きでなかったということかもしれない。裏側にどんな人間の思惑があるにせよ、北海道の広々とした牧場で、より良い生活環境のもと暮らせるなら悪い話ではなかろう。馬は自分が一度も勝てなかったことや、日本中のバカ騒ぎとその後の醜悪な結末など、知る由もないのだから。
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