カテゴリー「ハルウララ問題」の24件の記事

2009.11.23

ハルウララ繁殖入り 種付け相手にディープインパクト?

ここ数日、おかしなアクセスの増え方をしているなと思ったら、久しぶりにあの馬が話題になっていたようだ。今月20日、フジテレビの「探そう!ニッポン人の忘れもの」という番組で、ハルウララがオーナーの安西美穂子氏とともに出演し、北海道の牧場で繁殖生活を送ることが明らかにされた。さらに、番組内では「ハルウララの交配相手がディープインパクトで既に交渉もほぼ終わっている」(座布団が行司にクリーンヒット)とも発表されたようだ。競馬中継を手がけるフジが報道しているのだから、社台への事実確認もされているとみるのが当然だ。本当に社台の懐の深さには恐れ入る。ディープは一発1200万円というグループの至宝。社台といえば、安西氏がハルウララを7000万円で売りつけようとして、伝説をつくった相手。7000万円といえば、ディープがセレクトセールで落札された値段であり、オーナーサイドからすれば「ウララもディープも同じ価値」ということなのかもしれない。

よもや種付け料までハルウララ基金で賄うわけではあるまいが、長らく消えていた「ハルウララ公式ホームページ」が立ち上げられている。1枚3500円でDVD販売が行われ、『傷ついた魂に』なる安西氏作詞のCDも近日発売予定だとか。ハルウララは高知から那須に連れ去られ、その後、千葉では「ホースセラピー」なるものに従事させられていた。多くの知らない人々に触られるアニマルセラピーは、動物にとって非常なストレスにもなることが指摘されている。安西氏に対して「いつもきっちりセラピーの仕事(人を癒すこと)をしていたウララはそれを教え命じた私に対しては、いつも怒ってばっかり、ちっとも優しくない」(公式サイト)というのも、気の小さい同馬にとってはセラピー向きでなかったということかもしれない。裏側にどんな人間の思惑があるにせよ、北海道の広々とした牧場で、より良い生活環境のもと暮らせるなら悪い話ではなかろう。馬は自分が一度も勝てなかったことや、日本中のバカ騒ぎとその後の醜悪な結末など、知る由もないのだから。

>>黒髪の館2☆ハルウララ☆

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2009.01.30

映画『ハルウララ』ヒロイン AV女優として再出発

芸能人がアダルトビデオ女優としてデビューするのが最近の流行のようだ。そうしたなか、先週、業界最大手のソフトオンデマンドが「奇跡のAVデビュー」と題して大々的に売り出した女性がいる。原紗央莉(21)。だが、彼女の名前を知る人は少ないだろう。 ”原紗央莉”の名はAVデビューを前提にして現在の事務所に所属した際につけられたもので、以前は”七海まい”で芸能活動を行っていた。テレビ東京系のアニメ「マシュマロ通信」の主題歌も歌っていた彼女だが、女優としての代表作は映画「ハルウララ」である。調教師・宗石大の娘、高校生の美佳役を難関のオーディションを突破して獲得。厩務員・健祐と淡い恋に落ち、やがて高知から旅立っていく役どころを熱演した。「ハルウララ」は渡瀬恒彦、賀来千賀子、竹中直人ら豪華キャストを揃えながら、例のオーナーサイドからのクレームによって全国公開はかなわず、ひっそりとDVD発売され、お蔵入り同然の状態になった幻の作品だ。あれから4年、ヒロインの一人、調教師の娘が旅立った先は意外な業界だった。

原紗央莉は自身のブログで出演を決める経緯を語っている。それによれば、中学2年生の時に広島から上京、高校生まで七海まいとして活動。その後、何らかの原因で芸能界から身を引き、卒業して2年間はフリーター生活を送っていた。華やかな芸能界とは程遠い単純作業を繰り返す日々。転機が訪れたのは成人式だった。熱心に仕事をしていたり、夢に向かって勉強していた同級生たちに触発され、もう一度、芸能界に復帰して、自分も夢を掴もうと決意する。

そんな思いでいる時に今の事務所に声をかけてもらいました。 …AVのお仕事をする事も前提でのお話。最初は家族にも、友達にも話さずに一人で考えました。 …本音を言うと、まったく知らない世界でしたし、実は偏見ありまくりでした。女の子だし、一生ついてまわるものだと思っています。 …昔と違って、今は現役のAV女優さんが芸能活動をガンガン頑張れちゃう時代。 “脱げる”事でこれまでよりお仕事の幅が拡がるなら思いきりやってみよう!失うものもあるけど、今までの私じゃない私この時期、このタイミング…私にしか得ることのできないものがきっと見つかるはず。私は必ずやってやる!(原紗央莉公式ブログ)

昨秋、原紗央莉はソフトオンデマンドのエイズ撲滅キャンペーンの一環で、渋谷交差点に巨大看板になってお目見えしている。私も記憶があるが、彼女がハルウララの七海まいだとは全く気がつかなかった。現在、話題性もあってプレイボーイやヤングマガジンといった週刊誌でグラビアや特集を組まれている他、篠山紀信撮影の写真集を発売したり、特命係長・只野仁シリーズへの出演が決まるなど活躍の場を広げつつある。旬の逸材も瞬く間に消費されていく芸能界で、より大きなステップを踏んで階段をあがっていくのは簡単なことではないだろうが、頑張ってほしいものだ。

ところで、彼女のAV出演にいち早く反応した有名人がいた。「少女時代にちょっとした芸能活動やっただけで、いきなりAVデビューってのはすげーと思った。サンプル動画ちょっとだけみたけど…やばいなー、ハードル高いなあ」(六本木で働いていた元社長のアメブロ)と興奮してトラバまで発射したのは堀江貴文。かつて、ライブドア社長として高知競馬と業務提携したのも懐かしいが、愛馬だったホリエモンは年が明けてからも高知で駆けている。そう言えば、自ら発起人になったハルウララ基金から逃げるように無関係宣言をした森田健作は千葉県知事選へ立候補を表明したばかり。観光振興策の目玉はハルウララをセラピー馬として活用することをマニフェストに明記、するわけがないか。光陰矢のごとし。あの大騒ぎに興じた人たちも陰日向、それぞれの道を歩んでいるようだ。便りがないのは当のハルウララだけというのも皮肉なものか。

>>原紗央莉オフィシャルサイト
>>芸能人 原紗央莉 奇跡のAVデビュー (amazonリンク)

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2007.06.01

映画「ハルウララ」 2年遅れでネット無料配信

渡瀬恒彦、賀来千賀子、竹中直人ら豪華キャストを揃えながら、長らくお蔵入りとなっていた映画「ハルウララ」(監督:森川時久)が、無料ブロードバンド放送のGyaOで放送されることになった。この映画は一昨年の4月に完成し、高知で先行ロードショーが行われたものの、オーナーサイドからのクレームによって全国公開はかなわずにいた。あれから実に2年が経ってしまった。今回、劇場ではなく、ようやくネットで陽の目を見ることになったわけだが、これほど機を逸した公開というのも珍しい。ブームの盛りは過ぎていたとはいえ、製作当時は高知競馬の期待も大きかったかもしれないが、もはや世間の記憶から消えてしまった今では競馬場に人を呼び寄せる効果もほとんどないだろう。

それでも、競馬ファンなら、一度は観ておきたい作品ではある。映画は負け組みの星として人気を博したハルウララと、厳しい厩舎経営を余儀なくされている宗石大調教師との実話がストーリーベースになっている。連敗続きの牝馬を勝たせようと奮闘するスタッフと、そこに芽生える人々の絆。もちろんドキュメンタリーではないが、経済原理だけでは語れない競馬の魅力が詰められているような気がしてならない。こんな曖昧な書き方をしているのは、残念ながらまだ冒頭部分しか観ることができていないから。 GyaOでは6月4日まで無料で視聴可能だということなので、ぜひ腰をすえて観ようと思う。それにしても、出演者、製作陣を始めとして、どれだけ多くの人々の努力が台無しになったのかと考えると、馬鹿馬鹿しい騒動にやりきれなくなる。

>>GyaO 無料動画 |ハルウララ
>>映画ハルウララ オフィシャルホームページ

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2007.01.18

ハルウララ 立役者たちが振り返るブームの内幕

先月末に発売された情報誌・季刊高知にハルウララブームのきっかけをつくった2人の仕掛け人の対談が掲載された。この記事は「飼い葉桶一杯のリアルワールド」と題されたもので、高知新聞の石井研記者、高知競馬を実況している橋口浩二アナウンサーが、ハルウララが那須へと連れ去られるまでに何があったのかを語る内容となっている。話題の半分は現オーナーの安西美穂子氏に関するものだ。当初から安西氏に不信を抱いていた競馬組合が、馬主になる際に「迷惑はかけない」との念書を書かせていたことなど、当事者ならではのディテールが語られている。

彼女はハルウララ関連の売り上げで競馬組合にすごい儲けがあって、何億円というお金をこっそりプールしていると思い込み、「私のウララを使って儲けているくせに現場が潤っていないじゃない?」と正義のヒロインみたいなことを言いだした。そして、サポートKRAに内容証明を送りつけたり、映画の出演を巡って揉めたという経緯があったんです。(石井記者)

実際、サポートKRAは安西氏が思いこんだほどプール金はなかったが、競馬組合は誤解を解くことができず、馬主の不信感を募らせてしまったと言う。もし、その後の安西氏のエキセントリックな行動を予測できていれば、最初の火種は消すことができたのにと悔いている様子がうかがえる。一方、橋口アナは連れ去りの目的について、安西氏とともに厩舎を訪れた血統評論家の白井透氏が自身のサイトで明かしていた”白井ドリーム”に言及している。

ハルウララを繁殖牝馬にして、それに一流種牡馬をつけて、その子を高く売ろうという計画があった。ハルウララ株式会社を作るというのを当時ぶちあげていたんですね。(橋口アナ) ハルウララを半ば無理やりに連れて帰る時、白井さんは「調教師に止める権利はないんだ」ということを宗石調教師に懇々と言った。エムエイオフィスのスタッフは「警察呼びますよ」ときついことを言うし、それで宗石調教師は最後には捨て鉢な感じになって。(石井記者)

1億円の資本金でハルウララ株式会社を設立すると高らかに謳っていた白井氏。今となっては見てみたかったという気もする。計画性のない基金ではなく、ぜひ自らの資産で実現させてはくれないだろうか。バカバカしい昔話を思い起こさせてくれた当事者の対談だが、メディアやネットで報じられた以上の事実が出てこないところは、遠くから眺めていたブロガーとしては寂しくもあり、逆に書いてきたエントリーが誤った事実に基づいたものではなかったと安堵するところでもある。

当時、負け続ける馬が持て囃される風潮に懐疑的な見方も強かったが、渦中にあったブームの立役者も「なんか違うな」と思いながら、高知競馬を存続させるために踊り、踊らされていたのだと振り返っている。いずれブームは「醜悪な終り」へと導かれるだろうという予感があったそうだ。強奪なる出来事は想定外だったにせよ、それは日経・野元賢一記者の記事でも臭わされていた。「無邪気な祭が終わった後の着地をさせるべき義務を負っていたはずなのに、放り投げてしまった」(橋口アナ)と当事者は顧みているが、高知競馬の状況を考えれば責めることができようか。

僕がウララに傾倒したのは、高知競馬の労働の現場に共感して魅力を覚えたから。その象徴としてウララを書いたんです。でも、全国メディアは高知競馬で労働している人には目をむけていなかったと思う。 …ディープインパクトにかける労働もハルウララにかける労働も一緒だと橋口さんが言ってくれた。 …藤原くんが毎日毎日必死に歩かせていたのは儲かるからではない。… 「飼い葉桶一杯のリアルワールド」なんです。僕と橋口さんが本当に伝えたかったことはそういう事だったんだけど、いつの間にか銭金や、芸能の世界になって、どんどん醜悪になった。(石井記者)

宗石師も藤原厩務員も古川騎手も、日々、安い賞金をいかに稼ぐかという現実と向き合いながら、ハルウララに1勝させてあげたいというロマンチシズムを持ち合わせていたのかもしれない。だが、「ただ刺激的で、騒ぎになる美談を書きたい」全国メディアにブームを仕掛けて成功させた二人は、高知競馬存続のためならと、喜んで代償を差し出したはずではなかったか。嘆くことはない。その選択は例え”醜悪”な結末になろうと、間違いではなかった。高知競馬が今日まで続いてきたのはウララ貯金の恩恵であるからだ。

希望としては、もう一度高知競馬場にウララが来て、ファンの前で顔見せするという幕を引いて欲しいと思いますね。… ウララブームがどうやって盛り上がっていったかということを考えたら、ファンに向かって「どうもありがとうございました」と、顔見せするのが礼儀だと思うんですよ。 …それも出来ないのに、ファンの買ったグッズのお金だけは受け取っていますという状況で、何の礼儀も果たさないというのであれば、これは道義的に責められてもしょうがないかなと。(橋口アナ)

きちんとした形でハルウララに区切りをつけさせたいと願う橋口アナの言葉からは、ファンのためというよりも、最低の別れ方に誘ってしまった彼なりの罪悪感を感じてしまう。しかし、仮に引退式が実現しても、それは贖罪にもハッピーエンドにもならないと思う。高知競馬を立て直して、後世のファンに「苦しかった一時代、ハルウララという馬が最大の危機を救ったのだ」と語り継いでもらえるようにすることが、感謝の念を表わす方法ではないか。ふりむくな、ふりむくな、後ろには夢がない。すべてを裁ち切り、前へ進むしかない。 馬にもオーナーにも応援団長にも、さらば涙と言おう。

※「季刊高知」が全国発売されているかどうかは分からないが、私は偶然、渋谷ハチ公口の啓文堂で見つけた。

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2006.05.31

ハルウララ生存確認 週刊プレイボーイ誌上で

もはや世間の記憶から忘れ去られつつある高知競馬所属のハルウララ。去年8月の「ハルウララ基金設立」の記事以来、消息すら明らかでなかったが、週刊プレイボーイという一般メディアでひさびさに姿を現した。記事は「ハルウララからの便り2006」と題されたもので、グラビア3ページに渡って厩舎で飼い葉を食べたり、放牧地を駆け回る様子など 11枚の写真が掲載されている。写真からは元気に暮らしているように見える。取材ライターは名古屋JBCでキャンペーンガールを務めた井上オークス氏だ。

ウララは春の日差しを受け、元気に駆け回っていた。やんちゃに尻っぱねをして蹴り上げた土の塊が、ラチを越えて飛んでくる。肌は10歳とは思えないほどツヤツヤ。ホっとした。ウララはラストランに備えてここで調教を積まれていたが、オーナーの安西美穂子氏いわく、「走らせてあげたかったんですけど…」(週刊プレイボーイ 6/12号)

週刊プレイボーイのグラビア記事 中山競馬場の売店に並ぶウララぬいぐるみ

公式サイトの更新もなく、基金が暗礁に乗り上げてからは情報らしい情報もなかった。今回は「あの人は今?」的な取り上げ方だったが、このような形でしかメディアに出ることはないのだろうか。記事は強奪騒動に端を発する一連のトラブルには一切、触れられていない。ウララのプロフィールには「04年9月に放牧に出されたまま競馬場には戻らず、実質上引退の現在に至る」と記されている。人間のエゴに翻弄された馬だったが、これからは静かな余生を過ごさせてあげたいものだ。

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2006.02.14

ハルウララが7000万円!? 馬鹿げたゲームの果てに

「金と灰皿は溜まれば溜まるほど汚くなる」のだそうだ。それでも金は1円でも欲しいのが、悲しき人間の性というもの。だが、 7000万円という額は金銭感覚が世の中とはかけ離れた競馬界にあっても小さな数字ではない。セレクトセールでディープインパクトが落札されたのがちょうど7000万円だった。もし一介の未勝利馬に7000万円の価値がついたとしたら歴史的な出来事だが、それは道理が通らぬというもの。先日、競馬最強の法則にそんな驚くべき記事が掲載された。負け組の星、ハルウララの話だ。

引退後を考え、浦河の優駿ビレッジAERUと交渉したようだが、資金面の問題や、ゴタゴタ続きの現状を考え、AERU側が断った。そこで新たな引き取り先として浮上したのがノーザンファーム。といっても、まさか繁殖牝馬として入るわけではなく、行き先は観光施設のノーザンホースパーク。… 馬主サイドは強気に出たらしい。ハルウララの譲渡金の額は噂どおり、 7000万円。…天下のノーザンF。7000万なんてふたつ返事でOKしちゃうか? とも思ったが、まさかまさか。丁寧にお断りしたという。(競馬最強の法則3月号)

ブームはとうに過ぎ去ったというのに、ハルウララを栃木に連れ去った馬主サイドは高知競馬に歩み寄る気配はない。元はと言えば、安西美穂子オーナーは引退後の余生をみることを条件にウララを無償で譲り受け、多額のグッズ収入を得たはずだった。しかし、うらら基金なるものは頓挫。後ろ盾の森田健作元議員からも三行半をつきつけられ、打つ手すらないというのが現実ではないか。もはやウララは卵を産む鶏ではなくなった。暴騰していたウララ株は上場廃止寸前。 馬鹿げたマネーゲームは終了させるべき時をとっくに過ぎているのだ。

今、ウララを忘れずに心待ちにしているのは、ホリエモンにすら頑張れと声援をおくるピュアな高知の競馬ファンだけだ。馬主サイドは無条件でウララを手放し、高知へ返したらどうか。走ることは無理でも引退式はできる。今後、ウララだけで食っていけるわけではないだろう。いつまでもウララに固執せず、コツコツと真面目に引退馬余生事業に打ち込んだ方が、精神的にも楽になれるはずだ。ノーザンファームとの交渉決裂は「北海道の関係者の間で "ネタ"と化している」(最強の法則)という。ホリエモンと違って小菅にいるわけではない。これから灰皿を洗って、誠実にやり直すこともできるのだ。

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2005.12.09

発起人の森田健作 "ハルウララ基金とは無関係"

ハルウララの安西美穂子オーナーと「1勝プロジェクト」を発足させ、自ら応援団長を買って出た森田健作元議員。森田氏は引退後にウララが全国の地方競馬場を巡業する「うらら基金」発起人として、企業に寄付を呼びかけていた。しかし、12月8日、一転して森田氏は自身のオフィシャルサイトに「お詫びと訂正」として、ハルウララ基金の事業とは関係がないとの声明を発表した。 10月下旬、森田氏のサイトに掲示板が設置されると、ウララについての質問や意見が書き込まれ、掲示板は10日あまりで突然、閉鎖されていた。

この度は何の予告もなしに、こちらの都合で掲示板を止めて本当に申し訳ありませんでした。理由は私だけでなく、第三者までもが誹謗中傷を受けてしまう可能性がある為です。掲示板に関してのお問い合わせを送って頂いた方々をはじめ、皆様に多大なご迷惑をおかけしました事を深くお詫び申し上げます。‥ お問い合わせの方でハルウララの件に関しまして色々なご意見を頂きました。一つお断りしておかなければならないのですが、私、森田はハルウララの応援団長であり、事業とは関係ありません。つきましては安西美穂子さんのHPをご覧下さい。(森田健作オフィシャルサイトWEB

ウララ基金の公式サイトでは設立趣旨のページに「ハルウララ応援団長の森田健作氏が発起人となり、当社は、ハルウララ引退後の全国巡業を企画するとともに、今般、『ハルウララ基金』を設立することと致しました」とある。 また、東京中日スポーツ(10月16日付でも「この秋には森田が中心になってキャラバンの資金を集めるための『ハルウララ基金』を設立した」と報じており、森田氏のサイトでも上記記事は掲載されている。基金には「森田との縁もあって後援会長を名乗り出た」(東京中日)モスバーガーを展開するモスフードサービス櫻田厚社長まで引き込んでいる。なぜ、今頃になって森田氏は逃げるように安西オーナーに責任を押しつけ、事業との無関係を強調しはじめたのだろうか。

森田氏のサイトに掲示板が設置されたのは10月の終り。間もなく掲示板には森田氏のタレント活動などに混じって、ウララに関する意見や質問も書き込まれ始めた。その多くは輸送に弱いとされるウララの体調を気遣うものであったり、安西オーナーが高知競馬からウララを連れ去ったことへの批判だった。事業計画や予算がまったく明かされていない基金の不透明性を指摘するものもあった。地方競馬を救うという考えをお持ちであるならまずは高知競馬を救うことから始められるのが筋ではないでしょうか」「具体的な事業の計画等について、基金の発起人である森田さんから説明していただければ」「森田さんにとって大きなマイナスになることは間違いありません。一刻もはやく手を切って下さい そして11月5日深夜、掲示板は何の前触れもなく消えてしまった。

12月5日、森田氏は自身の社会人野球チーム「千葉熱血MAKING」を結成したばかり。もちろん、これは萩本欽一の茨城ゴールデンゴールズの二番煎じであることは言うまでもない。森田氏のマスコミへの露出戦略は一貫しており、世間の話題になっているものにウリである「青春」「熱血」を絡めて話題をつくっていくことだ。以前、拙ブログでも森田氏が女子ボクシングや再々デビューした演歌歌手の応援団長になって、スポーツ紙に取り上げさせていたことを指摘した。ウララの応援団長に就任したのも、そうした活動の一部に過ぎなかった。多少、ウララに関するトラブルは聞いていたかも知れないが、事務所のお膳立てに従って軽い気持ちで引き受けたのだろう。

今回、森田氏サイドが「事業とは関係ありません」と公式にアナウンスしたのは、強奪騒動の経緯を知ったからだけではないと思う。ハルウララ基金という金銭的な活動に関わったことに危うさを感じ取ったからではないか。社会的問題を起こした企業の広告に出演したことで、その関係を批判されるケースが増えている。安易に広告塔になった有名人にも責任があるとの理由からだ。メディア露出だけが目的の森田氏にとって、面倒なトラブルに巻き込まれるのは避けたいのは当然だ。金絡みともなれば、選挙の出馬にも影響を与えかねない。事業計画も公にされず、活動先も決まっていない基金の発起人となったのは軽率だった、せめて事業とは無関係だと先に主張するのが得策だと判断したのではないか。

広く有権者の声に耳を傾けるべき代議士だった森田氏が、ウララと関連性のない書き込みを含めて、掲示板を丸ごと削除したのはお粗末な対応と言わざるを得ない。それも元はと言えば、メディアに名前が出ることなら何でも引き受けてきた節操のなさが原因だ。依然として基金は森田氏の名義を借りて寄付金を集めている。「発起人だが事業とは関係ない」とは、あまりにも無責任な対応ではないだろうか。もし、森田氏が基金の内容について責任が持てないならば、まず発起人を辞すべきだろう。現在、森田氏は「I am 日本人」と題した映画を制作している。新聞記事のために思慮なく発起人になり、都合が悪くなると関係ないと強弁するのが日本人の典型的な姿なのだろうか。同じ日本人として、できることなら映画のタイトルは「I am 日本の元政治家」ぐらいでご勘弁願いたいものだ。

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2005.09.11

ウララ強奪騒動から一年 未だ結末は見えず

今月15日、ハルウララ強奪騒動から 一年を迎える。 この間、ウララを連れ去ったオーナーの安西美穂子氏は、 新高崎競馬応援団の仲介で宗石師と会談を持ったり、 元議員の森田健作氏ハルウララ応援団長に就任させたりしながら、 メディアに向けてウララを高知に返すと繰り返し発表してきた。 しかし、愛を持って世話してくれた調教師や厩務員がいる、 ウララの厩舎(おうち)へ戻る見通しは立っていない。 否、レースから遠ざかり、すっかり筋肉は落ちて 繁殖馬のような体型になってしまった9歳馬を復帰させる行為は、 動物虐待に近いと考えるべきだろう。

だが、こんな状況になっても、安西氏サイドは ウララを使った資金集めを諦めていないようだ。 先月、中日新聞には「ハルウララ基金設立」の記事が掲載された。 ウララを連れて地方競馬場を巡業しながら、 企業やファンから募金を求める計画だという。 基金の運用方法などは協議中ということで、 とりあえずお金を集めることだけは先に決めたようだ。

(安西氏は)「基金はウララに、よりいっそうの活躍の場を与えることになる。 ウララの披露巡業で観客が大勢集まり、財政難にある地方競馬が少しでも活気を取り 戻し、ほかの馬たちを救うことにつながればいい」と力を込める。 …「ウララ自身も早く走りたがっている。10月末には引退レースを行いたい」と安西 さん。中央競馬の武豊騎手にも引退レースの騎乗を依頼し、内諾を得ているという。 基金の具体的な運営については、引退レース前のスタートを目指して協議を重ねてい る。基金設立の趣旨に賛同して、協力に名乗りを上げている企業もあると言い、 森田は「こうした企業の協力を仰ぎながら、一般のファンの方にも参加していただけ るような運営方法をとりたい」と説明。(中日新聞)

虫の息の地方競馬場がやっと育てたアイドルホースを連れ去っておきながら、 どこから「地方競馬のために」などという発想が生まれてくるのだろうか。 ウララを無償で譲り受けて、一千万円を超えるグッズ収入を 手にしただけでなく、パチンコメーカーとキャラクター契約を結び、 ヌイグルミを大量発注して、 芸能事務所にプロモーションを委託までした安西氏。 だが、ウララ基金にこれまで儲けたお金が寄せられるとの話は、終ぞ聞かない。 そうした中、先月の高知新聞で、ひさしぶりに 強奪騒動のキャストのひとりの名前を目にした。

待ち合わせの喫茶店にやってきた競馬評論家の白井透さん は、ラフな服に、 温厚そうな眼鏡。ハルウララの話題を振ると、急に言葉を選び、 何度も詰まり、時々黙った。 「だからー、純粋に、休養さして、 勝たしてやりたいと。あのままじゃ、日本中の人に一回も勝てなかった 高知の駄馬と呼ばれ続ける、わけで」 … 馬主の意向で栃木に移送されたのが昨年九月。この時、馬主とともに 東京から連れ出しに来たのが、この白井さんだった。 …本来は競走馬の血統評論の第一人者。 十年ほど前には自身が設立した情報会社「サラブレッド血統センター」の経営が 立ち行かず、別の企業に売却した。どんな理由があったのか、 意気投合した馬主ともすでに関係が切れ、白井さんの夢物語も、とうに雲散霧消した。 (高知新聞8/8『夢物語?』) 

強奪騒動からしばらくの間は、 自身のホームページやギャロップの連載で血気盛んに ウララドリームを喧伝していた白井翁も、 いつの間にかサイトごと姿を消してしまっていた。 最近は馬事通信などで執筆活動を再開したようだが、 その前に強奪騒動の内幕を明らかにし、 素直に過去の清算を行っていただきたいものだ。 当時、絶好調だったウララを「純粋に、休養さして、勝たしてやりたい」と 連れ去ったと強弁するのなら、JRA賞馬事文化賞の名が泣く

あれから一年。世間はウララを忘れ去り、 全国で封切られるはずだった映画は未だに公開されずにいる。 振り返れば、拙ブログで「ハルウララ強奪騒動 泥にまみれた美談」と 題したエントリーを掲載したのは、強奪騒動の翌日のことだった。 しかし、本当に美談が泥にまみれるのは、その後からだったとは…。 この一年、飽きもせず、次から次へと奇々怪々な出来事が起こされた。 一見、強奪騒動は複雑に思えるが、問題の本質はシンプルなものだ。 過去の高知新聞の言葉を借りるなら、 "花咲か爺さん"が満開に育てた後でタダでもらい、 多額のグッズ収入を手にし、連れ去った上に爺さんの悪口を流布した、 ということをどう判断するかだろう。 このバカバカしくも悲しいストーリーの結末は、まだ見えていない。

※これまでの経緯は「ハルウララ問題」のカテゴリーから記事をご参照ください。

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2005.05.19

引退レースの目処立たず 迷走止まらぬハルウララ

高知競馬とハルウララの安西美穂子氏の会談(13日都内)について、 15日、高知競馬から公式発表がなされた。 それによると、高知競馬場で引退レース、引退式を行うことは確認されたものの、 時期については合意に至らなかったようだ。

高知競馬場で引退レース、引退式を実現したい考えに変化はありません。 それに向けて、ハルウララの馬体を最優先に 考え、那須のトレーニングセンターで十分な休養を取り、馬体回復を目指してき ましたが、現在、順調に仕上がっており、時期を見て宗石厩舎に帰厩させ、引退レ ースに向けて最後の調整を行う予定とのことです。引退レースの時期については、 全国のハルウララファンが高知競馬場で、また TV等で観戦できる時期を考えています。 (高知競馬ニュースリリース)

テレビ観戦できる時期とはどう解釈すれば良いのか分からないが、 おそらく高知側は来年3月の黒船賞の日を念頭に置いているのではないか。 安西氏が武豊騎乗を譲らないなら、交流レースの日に行う以外にない。 但し、経営的な問題から黒船賞の実施は未定で、行われないことも充分に考えられる。 「各方面に迷惑がかからないように具体化していきます」と高知側が慎重になるのも当然だ。 一方、森田健作氏を応援団長にして、 大々的に行うはずだったウララプロジェクトの記者会見を 延期したことについて、安西氏は「高知競馬さんとウララ復帰の日程調整がうまくいかなかっただけ。 近いうちに改めて会見を開きますよ」(東京スポーツ5/18)と語っている。 この会談で安西氏は「武豊騎乗で10月引退」に固執したという。

ウララのオーナーは、昨年のレーシングプログラムで日程を決めてしまったのではないか、 とも言われている。高知競馬の関係者は 「去年のように10月にも交流レースがあって、その日に武騎手が乗ってくれるとばかり 考えているのではないでしょうか。今年はないのに。 こっちにも予定がありますし大迷惑ですよ」と怒りをあらわにした。 それでも武騎手にこだわるとすれば、ウララの引退レースはいつになるのか。… 「黒船賞の実施OKが出たとしても来年の3月までは無理。それまでに太ってしまったウララの 調教もしなければならないし」(東京スポーツ5/18)

今年度、各地で相次いだ交流レース廃止の動きを全く知らなかったとしたら、 あまりにお粗末な主張としか言いようがない。 そもそも、一度、騎乗しただけの武豊以外の騎手で引退レースをしないのは何故か。 ウララの主戦は古川騎手のはずだ。 最近、安西氏側はウララのヌイグルミを大量に発注したそうだが、 結局、武豊のネームヴァリューを借りてビジネスにしたいだけではないのか。 安西氏はウララを連れ去ったとき、「本気で調整して、勝つことを目指させたい」と広言した。 ならば、人間のスケジュールで決めずに、馬の体調に合わせてレースに出すべきではないか。

まったく勝つ見込みのない高齢馬に中央のスタージョッキーを乗せて、 さも世紀の大勝負のように見せかけるのは、公正競馬の根幹に触れる気がする。 それに、そんな猿芝居に欺かれるほど、世間もお人好しではないだろう。 一連の事件以降、宗石厩舎のサポートやウララ帰還の運動を続けてこられた ♪カフェ・ド・トサジン♪さん は 「もう、このまま引退させた方が、高知競馬や高知県民にとってベターではなかろうか」 として、預託解除にまで言及している。 無様なウララのレースを見せ物にするのは、確かに高知のファンには辛いことだろう。 地元の人々に囲まれながら、引退式だけで幕を引く のが私には最良の方法に思えてならない。これ以上、社会現象を引き起こしたアイドルホースを、 金の醜聞にまみれさせるのは見るに忍びがたい。

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2005.05.14

"ウララ1勝プロジェクト" 記者会見延期の謎

先月、明らかにされた森田健作元議員を 応援団長に据えた「ハルウララ1勝プロジェクト」。 この詳細を発表するため、ウララの繋養されている那須で行われるはずだった 来週16日の記者会見が直前で延期されることになった。 記者会見はいつ開かれるのか、 プロジェクトはどうなるのかは不透明なままだ。 13日、オーナーの安西美穂子氏のサイトには、 会見を開く旨のプレスリリースが掲載されたばかりだった。

報道関係者各位  ハルウララ“夢に向かって”プロジェクト 立ち上げ記者会見のお知らせ  現在休養中のハルウララですが、おかげ様で体調も良くなり、 このたびラストランを迎えさせるため、 『ハルウララ“夢に向かって”プロジェクト』を立ち上げることとなりました。 応援団長には、元衆議院議員で俳優の森田健作氏が就任。 当日は元気になったハルウララ号、オーナーの安西美穂子氏とともに会見に出席いたします。 会見ではプロジェクトの内容を発表、オグリキャップをはじめ、 先日の桜花賞、NHKマイルカップを制したラインクラフト等、 数々の名馬を調教し、このたびハルウララの調教に騎乗した中央競馬瀬戸口厩舎所属、 辻本光雄助手も駆けつけ、ハルウララの公開調教を行なう予定です。 お忙しいとは存じますが、ご取材のほどよろしくお願いいたします
★とき 5月16日(月)午後12時30分開始(正午集合)

ところが、急転直下、同じ日にこのリリースは消され、 「記者会見ですが、都合により延期とさせていただきます」との告知に 差し替えられてしまった。このリリースは多数の報道関係者にもFAXで送付されているようだ。 注目すべきは中央の調教助手がウララの調教を行っていた という下りだ。 中央の調教師や騎手は競馬法によって、地方競馬所属の馬を 調教することが禁じられており、免許取消事由に該当する。調教助手、厩務員もこれに準じると聞く。 今月、テレビのニュース番組でも安西氏は 『プロジェクトには中央の調教師も招聘する』と発言していたが、 安西氏は競馬関係者なら誰でも知っている常識を持ち合わせていなかったのかもしれない。

安西氏は16日の会見に向けて、やはり13日に高知競馬組合と会談している。 議題はウララの帰還問題についてだろうが、 武豊鞍上で引退レースをさせたがっている安西氏サイドは、 高知競馬に交流競走を開催するよう求めたのではないか。 おそらく高知競馬は開催に否定的な返答をしたと思われるが、 席上で中央の関係者が地方馬を調教することの問題点を指摘したことは十分に推測できる。 名前を出された辻本助手は、事前に発表することを知らされていなかったか、 安西氏と同じように規則を知らなかったかだろう。 今春、波に乗っている瀬戸口厩舎に水を差すことにならなければ良いが。 ライターの花岡貴子氏のブログによれば、高知競馬は15日にも 会合の結果を発表するよう。ひとまず推移を見守りたい。

※ハルウララに関して検索エンジン経由でお越しになる方が非常に多いので、新たに 「ハルウララ問題」のカテゴリーを設置しました。今までの記事をお読みになりたい方はどうぞ。

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