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2017.04.05

復活する地方競馬
高知は売上レコード、名古屋は新競馬場建設へ

先月で2016年度の開催を終了した高知競馬。 売り上げ額は8年連続上昇して253億3177万円となり、 バブル景気末の1991年に記録した220億円余を上回る過去最高額に達した。 かつて、高知競馬は存廃の危機に瀕し、ハルウララブームで一時的に持ち直したものの、 新たな負債が発生すれば廃止という綱渡り経営を強いられてきた。 名物の交流重賞、黒船賞の賞金が足りずに「かいばおけ支援金」をファンから募って 物議を醸したのは10年前のことだ。 だが、2009年に通年ナイター競馬「夜さ恋ナイター」を開始してから売り上げは上昇に転じた。 そして、最も大きな影響を与えたのが2012年10月から導入された、 JRAのIPATによる馬券販売だった。 本場での売り上げが横ばいの一方、ネット販売は急伸。 8割以上をIPAT、SPAT、オッズパーク、楽天競馬での販売が占めるまでになったのだ。 8年前に40億円を割っていた売り上げは、6倍以上に膨れ上がった。

好調なのは高知だけではない。すべての地方競馬がIPATのおかげで上昇カーブを描いている。 去年暮れの大井、東京大賞典が37億円余の1レースあたりの売上レコード を更新したのも象徴的な出来事だった。 昨年度、4億円の黒字だった佐賀競馬は19年ぶりに自治体へ配分金を支出し、 「地方財政に寄与する」大義名分を果たすことになった。 ネット販売が初めて6割を超えた金沢競馬は5年連続黒字。 同8割のホッカイドウ競馬は25年ぶりの8億円の黒字。 また、名古屋競馬は弥富トレセンにナイターも可能な新競馬場を建設することを発表した。 地方競馬の復活。バラバラだった各場が共同でトータリゼータシステムを構築し、 中央競馬との相互発売を実現したことが実を結んでいる。 廃止ラッシュを生き残った地方競馬には、あのときの苦難を糧にして頑張ってほしい。 何かと“記録”で話題をつくることが得意な高知競馬では、先週、 6歳でデビュー戦を迎えたメモリーバッカスが2着に好走した。生産者はファンディーナ、インカンテーションの谷川牧場。注目してみたい。

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