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2016年10月の6件の記事

2016.10.30

天皇賞秋予想 2016

エイシンヒカリとモーリス、2頭の海外G1馬が人気を争う天皇賞秋。 イスパーン賞を圧勝したエイシンヒカリは最内枠に入り、 武豊を背にして逃げるとなれば18年前のサイレンススズカを思い出さずにはいられない。 心情的には最も応援したいが、馬券は冷静に。本命はアンビシャス。 有馬記念まで続く秋の古馬戦線で、どこにピークを持ってくるかはそれぞれだが、 アンビシャスは天皇賞秋に照準をあわせてきた。 この後はマイルCSにも香港にも行かず、来年に向けて休養に入るというのだ。 最重要ステップの毎日王冠で連対し、 このレースに滅法強いディープインパクト産駒。 去年は3歳で天皇賞秋に挑んで勝ち馬からコンマ2秒差に好走した。 古馬になってからは中山記念でドゥラメンテとクビ差の接戦を演じ、 大阪杯ではキタサンブラックを退けて勝利した。 毎日王冠で先着を許したルージュバックは馬体減が心配されているが、 アンビシャスは太めを叩かれて状態は上昇。 好位から競馬をするうえで絶好の枠も引いた。 対抗はモーリス。連敗中だが、洋芝の札幌記念でのレースから距離は克服できそうだ。 単穴にはサトノクラウンを推してみたい。 日本ダービー3着、東スポ杯勝ちと府中巧者の可能性もある。 ドゥラメンテと鎬を削った当時の調子に戻っていれば一発ある。 エイシンヒカリは快勝か大敗かだ。

◎アンビシャス ○モーリス ▲サトノクラウン
△エイシンヒカリ、サトノノブレス、ステファノス

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2016.10.23

菊花賞予想 2016

強い馬が勝つ菊花賞。ディープインパクト産駒として 初めて菊制覇に挑むサトノダイヤモンドとディーマジェスティは甲乙つけがたい。 ただ、瞬発力より持続力を問われるのが菊花賞ならば、 どこかディープ産駒らしくないディーマジェスティにコース適性があるように思われる。 母父ブライアンズタイム、祖母は父にサドラーズウェルズを持つ英ダービー馬の妹。 ハイペースの皐月賞で繰り出した爆発的な差し脚は、 菊花賞でも大きな武器になる。 ダービーはサトノダイヤモンドに遅れを取ったが、このときは完調手前だった。 初めての関西への輸送をクリアすれば、皐月賞に続く2冠目を獲れると考える。 サトノダイヤモンドは対抗にマークせざるを得ないが、 穴に条件戦を連勝してきたウムブルフを推す。 こちらも”らしくない”ディープ産駒で、瞬発力はなくてもスタミナは満点。 前走の札幌では外をまくって早々に先頭に立ち、 持ったまま5馬身差勝ち。生粋のステイヤーだ。

◎ディーマジェスティ ○サトノダイヤモンド ▲ウムブルフ
△カフジプリンス、ミッキーロケット、レインボーライン

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2016.10.16

秋華賞予想 2016

ジュエラー、シンハライト、メジャーエンブレム。 春、G1を制した3頭が秋華賞で再び相まみえると楽しみにしていたが、 シンハライト、メジャーエンブレムはリタイヤし、 ジュエラーは前哨戦で大敗と、秋華賞はまったく想像とは違った勢力図になってしまった。 オークスで3着し、紫苑Sで鮮やかな勝利を収めたビッシュが 1番人気に推されるのは当然だが、ただでさえ展開の綾に左右されやすい京都内回り。 思い切って穴を狙うのも悪手でなかろう。本命は 条件戦を連勝してきたミエノサクシード。前々走の500万下は平場ながら、 勝ち時計は同日の凖オープンよりコンマ6秒も速かった。 続く1000万の夕月特別は1番人気で勝利したのだが、 昇級戦とは思えない完勝。両レースとも中団で脚を溜めて 絶好の手応えで進出し、直線は後続を楽に突き放す余裕ある競馬だった。 秋華賞は持続力の問われる前傾ラップになりやすく、 先行勢を見てスパートできるミエノサクシードには有利に働く。 一族からは14年前に秋華賞を制したファインモーションが出ているのも験がいい。 鞍上の川島信二は同馬の勝利をすべてあげている。 もともとミエノサクシードはセレクトセールで川島の叔父にあたる 佐々木完二氏が落札したが、その後、逝去されて縁のあった里見美惠子氏が所有することになった。 管理する高橋亮師は現オーナーの意向を受けて川島を主戦に据えているという。 川島が秋華賞を勝つことになれば、一つのドラマである。馬券は単複、連は薄く広くいきたい。 穴は紫苑Sで力を出しきれなかったパールコード。

◎ミエノサクシード ○ビッシュ ▲パールコード
△パーシーズベスト、デンコウアンジュ、カイザーバル、ジュエラー、ヴィブロス

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2016.10.09

毎日王冠予想 2016

朝方に降った強い雨のせいで、重馬場に変わった東京競馬場。 午後に雨はあがっても晴れ間は見えず、急速な回復は見込めない。 時計のかかる馬場で、一気に浮上するのがディサイファだ。 小島太師をして「蹄に水かきが付いている」と言わせる重の鬼。 3年前、同じ東京1800メートルで行われた凖オープンでは不良馬場を物ともせず、 ブレることなく真っ直ぐにグイグイと脚を伸ばして レッドレイヴンらに完勝している。 重賞勝ちしたAJCC、中日新聞杯にしても時計を要する馬場だったが、 一瞬の斬れ味では見劣っても、トップスピードを長く持続させる力が ディサイファの大きな武器だ。 休養明けも調子は絶好。去年、エイシンヒカリの2着に好走した得意の舞台で、 今年は金星をつかみたい。対抗はステファノス。 天皇賞秋、香港とG1で連対2回。内枠で脚を溜められるのは好材料だろう。 単穴に先行力あるウインフルブルーム。 左回りは初めてだが、思い切ってハナを奪って粘り切る場面もあるかもしれない。 ディサイファから連は手広く。

◎ディサイファ ○ステファノス ▲ウインフルブルーム
△ロゴタイプ、ルージュバック、クラレント、マイネルミラノ

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2016.10.02

スプリンターズS予想 2016

最内枠を引いたことで、1番人気のビッグアーサーに一抹の不安が生じている。 前走のセントウルSではハナを切って完勝する思わぬ展開だっただけに、 今回も同じレースをすればゴール前で失速するのではないかというのだ。 ビッグアーサーにとって内で包まれたくないだろうし、 ならば強引にでも先手を奪いに行くことも考えられる。 だが、1度のレースだけで何が何でもハナに立たなければならない馬に変わるわけでもない。 むしろ、戦法の幅が広がったと解釈するほうが自然だろう。 デビューから5連勝し、重賞の壁にぶつかりはしたものの、 サクラバクシンオー産駒らしくグッと成長して高松宮記念を制覇。 勝ちっぷりは父を彷彿とさせる威風堂々としたものだった。 直線で待ち受ける中山の急坂を捻じ伏せてこそ、 真のスプリントチャンピオンとして認められる。 対抗は爆発力あるダンスディレクター。休み明けを使われて急上昇している。 3番手にビッグアーサーをマークするミッキーアイル。 また過去10年、3着馬はすべて5番人気以下で、平均は8.7番人気と大荒れの模様。 スノードラゴン、サクラゴスペルほか、マカヒキの妹・ウリウリなど人気のないところを狙ってみたい。

◎ビッグアーサー ○ダンスディレクター ▲ミッキーアイル
△スノードラゴン、サクラゴスペル、ウリウリ、ネロ、レッドファルクス

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2016.10.01

凱旋門賞展望 マカヒキが立ち向かう強敵と難コース

ディープインパクトがロンシャンで敗れて10年になる。競馬ファンに留まらず、日本中の人々が“世界一”の瞬間を待ち侘び、みな肩を落としたのは一昔前の出来事。光陰矢の如しだ。この間、2010年にナカヤマフェスタが、2012年と2013年にオルフェーヴルが2着に惜敗。特に2012年はゴール前で見せた悪癖がなければ、確実に栄光は手中に収まっていた。かつてのように凱旋門賞が遙か先にある夢ではなく、もう日本競馬が十分にタイトルを得る資格があることをファンは知っている。それでも1969年のスピードシンボリが挑戦して以来、凱旋門賞を大きな目標に掲げてきた歴史に一区切りつけ、次のステージに進むためには勝って呪縛を解き放つしか方法はない。大いなる期待はマカヒキにかけられる。その年の日本ダービー馬が渡仏し、ニエル賞を勝って本番に臨むのはキズナに続く2頭目。斤量の軽い3歳馬が、現地のステップレースを使うことが最良の策であろうことは、苦杯の歴史から得た教訓である。鞍上は欧州のコースも日本競馬も熟知したクリストフ・ルメール。条件は揃った。

では、ライバルとの力関係はどうか。現地で1番人気に支持されているのは6連勝中の5歳馬、ポストポンド。ドバイシーマCでドゥラメンテを退け、その名を日本のファンにも響かせた馬だ。その後もイギリスでコロネーションC、インターナショナルSと連勝。3、4番手につけて抜け出す安定した競馬と、時計の速さや馬場の軽重を問わず力を発揮できるのが強みだ。キングジョージを回避した呼吸器系の疾患も後を引いていないようで、順当にいけば凱旋門賞も勝ち切ることができるはずだ。とはいえ、凱旋門賞は波乱のレース。2009年にシーザスターズが勝ってから、1番人気が連敗しているデータは重しになろう。トップホースには失礼だが、近年の優勝馬トレヴ、 ザルカヴァ、あるいはエルコンドルパサーを下したモンジューなどにあった絶対的な強さを感じさせるかというと、そこまでの凄みはない。ポストポンドが背負う斤量は59.5キロ。マカヒキは56キロと3.5キロの差がある。2010年のナカヤマフェスタは3歳馬のワークフォースにアタマ差、遅れを取ったが、今回、この斤量差は日本馬の味方だ。

さらに、マカヒキの前に立ち塞がるのが4歳牝馬のファウンド。ハイレベルだった愛チャンピオンSで2着。勝ち馬のアルマンゾルは出てくればポストポンドと人気を分け合っていただろうが、この女傑も侮れない。去年、米BCターフで優勝。今年はG1で5度、2着と勝ちきれていないものの、堅実な成績には目を見張る。混戦になれば、こうした馬が相対的に浮上してくるだろう。同じく愛チャンピオンSをステップにするのが4歳牡馬のニューベイ。 追い込み馬同士の決着となった同レースで、好位から競馬をしての4着。去年は仏ダービー、ニエル賞を制して凱旋門賞は3着と好走した。復調気配が伺える実力馬が、得意のシャンティイであっと言わせるかもしれない。 また、愛チャンピオンSで1番人気ながら8着と大敗したハーザンド。他馬と接触して外傷を負ったのが原因とされ、こちらも巻き返しは必至だ。愛チャンピオンS組と比べると、ヴェルメイユ賞を勝ったレフトハンド、フォワ賞を勝ったシルバーウェーヴは一枚落ち、好走には展開の助けが必要だ。

30日、抽選が行われ、出走16頭の枠順が決まった。マカヒキは外目、14番枠。シャンティイの2400メートルは奥ポケットからのスタートがトリッキーで、すぐに左にカーブするが、2コーナーでは右へと曲がる。少頭数なら気にならないが、多頭数になるとポジション争いでゴチャつく場面もあるだろう。一方、下り坂になる3、4コーナーの角度はきつい。上手くインコースに入れられなければ、外々を回らされてロスを強いられる。ポストポンドが7番枠を引いただけに、マカヒキはルメールの手綱さばきが注目される。例年のロンシャンよりは日本馬に向くとも評されるが、シャンティイもまた独特のコースだ。今回も過去の挑戦と同じように勝つのは容易ではない。ライバルも強い。だが、チャンスは少なからずある。ディープ、オルフェと違って1番人気を背負わないのもプラスに働く。静かに、胸を高鳴らせながら、歴史的瞬間を待ちたい。

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