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2016.05.25

エイシンヒカリ仏G1制覇 ”逃げない競馬”で独走10馬身

改修中のロンシャンに代わってシャンティー競馬場で行われたイスパーン賞。 日本から渡仏したエイシンヒカリが、まさかの10馬身という大差をつけて快勝した。 折からの雨で馬場は非常に重くなり、スピードが身上のエイシンヒカリにとっては 不利なコンディションではないかと考えられていた。 ライバルは凱旋門賞3着のニューベイ、ガネー賞勝ちのダリヤン、 ジャパンカップ以来のイラプトなど、名の通った馬が揃っていた。 意外だったのは武豊が2番手に控えさせたこと。 去年暮れの香港Cでは果敢にハナを奪い、そのまま押し切って初G1勝ちを収めている。 国内でのレースぶりを見ても逃げることが力を発揮するのに最善の騎乗に思われた。 だが、武豊は好スタートを切ったにも関わらず、あっさりとヴァダモスにハナを譲ったのだ。 それでもエイシンヒカリは折り合いを欠くことなく我慢し、 直線早々に先頭に立つと独走態勢に持ち込んだ。 1着という結果も素晴らしいが、ヨーロッパで新たな競馬ができたのは大きな収穫だ。 1800メートル戦で勝ちタイムは1分53秒29。タフな馬場を克服したのも今後に期待を抱かせた。

イスパーン賞はエルコンドルパサーが遠征初戦に選び、2着したレースだ。 長期滞在して一戦ごとに成長したエルコンドルパサーに、エイシンヒカリを重ねるファンがいるかもしれない。 あるいは凱旋門賞で涙を呑んだ父ディープインパクトや、 武豊を背に圧倒的なスピードで勝ち続けたサイレンススズカを 思い浮かべることもできるかもしれない。それだけエイシンヒカリの勝ち方は胸を高鳴らせ、想像をかきたてるものだった。 エイシンヒカリの次走は6月15日に英・アスコット競馬場で行われる、 プリンスオブウェールズS。2000メートル戦はベストだろう。 同馬の距離適性を大事にするならば、無理に凱旋門賞を狙うレースを選択しないほうが良いように思える。 せっかく腰を据えて滞在するのだから、地に足の着いた戦いを見せてほしい。 日本馬のフランスG1制覇は17年ぶり。1999年、アグネスワールドのアベイユドロンシャン賞以来だという。 今年はラニがUAEダービーを勝って米三冠に挑戦、モーリスは香港チャンピオンズマイルを制している。 凱旋門賞にはドバイで惜敗したドゥラメンテなど11頭の日本馬が一次登録されており、 日本馬が世界各地を席巻する年になる可能性もある。楽しみは尽きない。

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