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2015.04.13

桜花賞回顧 まさかの超スローでレッツゴードンキ逃げ切り

かつて「魔の桜花賞ペース」という言葉が本当に存在していたのか、 信じられなくなるほどの超スローペースで決着した桜花賞。 1000メートル通過は62秒5。同じ日の午前、 まだ稍重までしか回復していなかったマイルの未勝利戦が 61秒3だから、いかに遅いラップだったのかが分かろう。 チューリップ賞ではガレた馬体を戻すのに精一杯で、 思うような調教が積めなかったレッツゴードンキ。 今回、仕上がりは万全で、その好調さはパドックでも目立っていた。 レッツゴードンキは好ダッシュ。少し抑えようとすると 口を割ろうとしたが、岩田は喧嘩するなら逃げたほうがいいとハナに立つ。 折り合いはついた。2番手のノットフォーマル、ムーンエクスプレスらは距離に不安があり、 馬を前に置いてスローに落としたいタイプ。 これらが馬群の重い蓋の役目を果たし、 レッツゴードンキの単騎逃げをアシストすることになった。 結果、上がり3ハロンの勝負、瞬発力に秀でたレッツゴードンキは 直線でも悠々と後続を引き離し、4馬身差の圧勝を飾った。

岩田の思い切った判断とは対照的だったのが、 他の有力馬のジョッキーたち。 断然人気のルージュバックは発馬良かったにも関わらずポジションを下げ、 さらにスローな流れに折り合いを欠きそうになると手綱を引いた。 道中は馬込みに揉まれ、4コーナーでは15番手まで後退。 直線では為す術なく9着に流れ込んだ。調教では併せ馬に失敗し、 輸送で馬体も減っていたが、走れない体つきではなかったと思う。 前走のきさらぎ賞では先行する競馬をしたのに、 まったく活かされるところがなかった。単勝1.6倍のプレッシャーゆえか、 消極的な内容だった。ライバルたちはルージュバックを囲むように マークしていたが、これも超スローペースを許した原因だ。 最後方から33秒2の脚で6着に追い込んだ アンドリエッテなどは、もったいない競馬になった。 2着クリミナル、3着コンテッサトゥーレはディープインパクト産駒。 切れ味を競う展開になって、馬券に絡むことができた。 4着クイーンズリングは地力あるところを見せた。

次の決戦は4ハロン伸びて東京2400メートルの優駿牝馬。 レッツゴードンキは気性的に長い距離は向かず、 陣営は樫かNHKマイルか次走を決めかねている。 オークスも速いペースにはならないだろうから、 折り合いがつけば悪くない選択肢のように思える。 ルージュバックは輸送のない関東のレースになるのはプラス。 一番強いパフォーマンスを披露したのは府中の百日草特別であり、 同じだけ走れれば今度こそ戴冠できるはず。 ただ、一度狂った歯車を戻すのは3歳牝馬にとって容易ではないのも事実だ。 桜花賞は各馬の能力検定たるレースにならなかっただけに、 10着のココロノアイまで含めて、オークスではグルグルと着順は入れ替わるのではないか。 トライアルはこれからだが、 忘れな草賞を快勝したミッキークイーン、 デイジー賞を勝ったディープジュエリーは面白い存在。 ルージュバック1強と見られていた牝馬戦線は混沌としてきた。

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