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2014.12.02

ジャパンカップ回顧 世界の名手でエピファネイア復活

レース前、一部では凖オープンの勝ち鞍しかないサトノシュレンが 出走することに異議も発せられたジャパンカップ。 だが、その馬が勝負の行方に大きな影響を 与えるのだから、競馬は面白い。ゲートは全馬一線。 サトノシュレンが押してハナを奪い、2番手にタマモベストプレイ、 並びかけるようにエピファネイアが続いた。 1000メートルは59秒6。前日の雨が残り、実質的には稍重に近い馬場で、 サトノシュレンが引っ張る締まった流れはスタミナを競う展開を生み出した。 もともと折り合いに課題のあるエピファネイアだが、 この日は初騎乗のスミヨンがガチっとコントロール。 気性難の馬を支配下に置く技術は、欧米の名手に何日もの長がある。 脚を溜められたエピファネイアは直線でポテンシャルを全開させることができた。 残り400メートル、抜群の手応えで先頭に立つと独走。 2着に4馬身差をつける楽勝劇だった。しかもタイムは2分23秒1。 馬場を考えると、驚異的な時計だろう。 父シンボリクリスエスを彷彿とさせる勝ち方である。

今春は大阪杯、香港とチグハグなレースで躓いたが、 原因のひとつには折り合い重視の調整が裏目に出たことにあると、 夏は立て直しのため休養。その判断が功を奏して、 天皇賞を一叩きされた今回は最高の仕上がりだった。 菊花賞馬であり、スタミナ勝負は多いに望むところ。 淀みないペースで極端に抑えなければならないリスクも回避できた。 次走の有馬記念も、自滅することがなければ優勝争いをするはずだ。 2着はエピファネイアの主戦、福永のジャスタウェイ。 決して自分の距離ではないが、凱旋門賞でも伸びを見せていたように 能力で適性を補った。福永の手綱も文句ないものだったが、 勝ち星を譲ったのは悔しいだろう。3着に追い込んだスピルバーグ。 明らかにディープインパクト産駒には向かない馬場、展開のなかで、 最速の上がり34秒8でジャスタウェイに迫ったのだから、 真の成長を認めないわけにはいかない。 有馬記念というタイプではないが、来年以降、楽しみが広がった。

1番人気ジェンティルドンナは4着。3連覇は果たせなかったが、 タフな馬場コンディションでも崩れなかったのは恐れ入る。 有馬記念が引退レースとなるようだが、本当に素晴らしい名牝である。 凱旋門賞帰りのハープスターは5着。 追い切りでラストインパクトにあしらわれたように、調子は決して万全ではなかった。 レース中に故障馬との接触もあって不運だった。 ゆっくり休んで、来年に備えてほしい。 3歳牡馬はワンアンドオンリーが7着、イスラボニータが9着。 世代レベルに疑問符がつく結果になってしまった。 その間、8着に来たフェノーメノは良化が感じられ、 有馬記念では注意が必要ではなかろうか。また、アイルランドダービー馬の トレーディングレザーは競走中止、予後不良となった。 日本のファンも異国の地でアドマイヤラクティを失ったばかり。 欧州の関係者とファンに弔慰を表したい。

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