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2014.12.04

逆ギレ誘導員がムチ連打 ローブはパニックで大惨敗  

先週、京都競馬場で行われた京阪杯。 スタート前、正視できない映像が飛び込んできた。 とてもホースマンの端くれとは思えない、誘導員の行動だ。 この日、15番枠を引いたローブティサージュだったが、 追いきりでの好調さとスプリンターズSからの巻き返しを期待されて4番人気。 先入れの奇数枠で、厩務員に引かれてゲートに向かったのだが、入るのを嫌がって輪乗りの場所まで後ずさりしてしまった。 ローブはトレセンでも馬場入りを嫌がることがままあり、 その際は目隠しをして入れるようにしていた。 そのため、鞍上の三浦騎手は「目隠しをすればスッと入る」と進言したが、 聞き入れてもらえなかった。係員2人が力ずくでバックさせるが、 馬は興奮するばかり。そして、後ろから無理矢理入れようとしていた誘導員を蹴ってしまった。それ自体はアクシデントだが、 問題はその後である。誘導員は怒りに任せて、持っていた長いムチを連打したのだ。

もともと同馬は後ろ脚で蹴る癖があり、周囲に注意を促す赤いリボンが結ばれている。注意を怠らなければ、誘導員が蹴られることもなかっただろう。 だが、自らの不注意が原因だったことで却って逆上したのか、 馬を威嚇するようなステップで近づき、ムチを二度、三度と振り続けた。 三浦は「職員が蹴られて、それに怒ったのか余計に鞭を打ってきました」と述べている。 その後、騎手が下馬し、ようやく目隠しされたローブは素直にゲートまで引かれていった。 しかし、一度、パニック状態に陥った同馬の目は血走り、 「体も硬直していたし、ゲートを出てからは冷静さを欠いて走ってた」(三浦)。 結果は人気を裏切る14着。 レース後、調教助手は「なぜすぐに目隠しをしなかったのか」と聞きに行ったが、 「こちらにも順序がある」と突き放されたと言う。 最初から騎手の進言に従っていれば、逆ギレした職員が馬を興奮させなければ、 結果は違っていたはずだ。

JRA職員も人の子だから、大観衆の前で失態すれば感情も高ぶるだろう。 発走時間の遅延を避けなければというプレッシャーもあっただろう。 だが、それらを差し引いても、今回のローブへの対応は看過はできない。 同馬の背後には多額の馬券を賭けているファンがいる。 丹念に世話をし、調教を重ねてレースに臨んだ関係者がいる。 職員が考えなくてはならないのは、どう馬を落ち着かせてゲートに導くかである。 個人的な感情に任せて不必要なムチを連打し、馬を興奮させるなど、 プロフェッショナルとして最低の振る舞いではないか。 JRAの唱える”公正競馬”とは対極にある行為である。 ローブには発走調教再審査が課せられたが、それより不安は精神面への悪影響だ。 繊細な牝馬、今後、レースで枠入りを怖がるようになれば、 競走生活そのものが終わってしまう。 JRAの誘導員は一時の感情に流されることなく、一つ一つの行動を慎重にしてほしい。

*騎手、助手のコメントはシルクホースクラブの公式サイトより引用した。

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コメント

テレビで観戦しててあれは酷いと思いましたね
あんなことが行われてると知ったら新規のファンなんて増えないでしょうね

投稿: | 2014.12.04 11:37

確かに、覆面したらスンナリでしたね。
素直に三浦騎手のアドバイスを聞いていれば、、、

投稿: | 2014.12.06 01:23

馬のおかげで生活しているくせに感情に任せてムチをふるうなんて許せない。1円でもこんな人間の収入になるのは嫌だから今後一切競馬はしない。同じ鞭で同じだけたたかれたらいい。

投稿: | 2015.02.24 17:58

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