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2014.04.15

桜花賞回顧 世界への扉を開けたハープスター

単勝1.2倍と圧倒的な支持を集めていたとはいえ、その勝ち方はファンの予想以上だったのではないか。 記録のある1986年以降、4角最後方から桜花賞を制したのはハープスターが初めて。 上がり32秒9もコース改修後の全出走馬の中で最速だという。 あれだけ外を回して直線だけで差しきってしまうのは、能力が何枚も上でなければできない芸当だが、一見、必ず勝たなくてはならない大本命馬のレースとしては ヒヤヒヤのクビ差ではあった。絶対能力を信じて「一番外を回ってきて、それで負けたら諦める」と阪神JFの取りこぼしを悔いた松田博師。その思いに応えた川田将雅の騎乗は肝が座っていた。ハープスターがダイワスカーレット、ブエナビスタ、ジェンティルドンナといった歴史的名牝と呼ばれる桜花賞馬と肩を並べる実力を持つのは明らかで、斤量の有利な凱旋門賞に矛先を向けるのは当然のこと。桜花賞は世界への扉を開くレースだった。

ハープスターは1口10万円(400口)で募集されたキャロットクラブの所属馬だ。 これほどの素質馬はエピファネイア、トゥザワールドといったクラブゆかりの血統でなければ、個人馬主かサンデーレーシングに行くのが定石。ちなみに全兄のピュアソウルはサンデーレーシングで2勝をあげている。同馬の出資者は大変な幸運だが、ノーザンファーム側の読み違えがあったのかもしれない。 祖母のベガは同じく松田博厩舎でクラシック2冠を制し、アドマイヤドン、アドマイヤベガの2頭のG1馬を輩出した名牝。ハープスターの母ヒストリックスターはベガが遺した唯一の娘にあたる。その糸をつたって、これほどの孫娘が誕生するのだから血統は本当におもしろい。次走はオークス。距離延長と府中へのコース替りはプラス材料にしかならず、壮行レースになる。 もちろん、ダービーでも勝負できるはずだが、 大衆クラブの会員の懐事情を鑑みれば、確実に遠征費を稼いでおく必要がある。

2着はレッドリヴェール。 阪神JFからの直行を選んだが、須貝厩舎がしっかり仕上げていた。 今年は相手に恵まれなかったとしか言いようがない。札幌2歳Sのような不良馬場も、桜花賞の高速馬場も対応できたのだから立派である。 3着は関東馬のヌーヴォレコルト。 内容的にはチューリップ賞以上のレースぶりだった。距離が伸びても心配はなさそう。 4着にホウライアキコ。ここ2戦は消化不良が続いていたが、抑える競馬に転換して結果を出した。次走はオークスよりNHKマイルに向く。 5着に敢えて内を突いたレーヴデトワール。 マイルは足りないだけにオークスの優先出走権が得られなかったのは惜しい。 3番人気フォーエバーモアは折り合いを欠いて8着。 4番人気ベルカントは10着、スプリンターだろう。

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