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2014.04.20

皐月賞回顧 イスラボニータが父に捧げた悲願の勲章

1番人気トゥザワールドは単勝3.5倍。 以下、イスラボニータ、トーセンスターダム、ワンアンドオンリー、 アジアエクスプレスまでが一桁台のオッズにひしめく混戦の皐月賞。 勝ったのは桜花賞馬以外には先着を許したことのない蛯名正義のイスラボニータだった。 大外からウインフルブルームがハナを奪い、 アジアエクスプレスやトゥザワールドが追走。 イスラボニータは中団にポジションを取った。1000メートルは60秒2の平均ペース。 直線、トゥザワールドが抜け出しにかかるが、残り200メートルで 外からイスラボニータが襲いかかり、坂上では後続を突き放した。 イスラボニータは初めての2000メートル、初めての右回りだったが、難なく克服してしまった。 正攻法の競馬で1馬身以上の差をつけたのだから、アタマ1つ力が抜けていた。 パドックでも馬体を大きく見せて、共同通信杯から間隔が開いたことも気にさせない好仕上がり。 技術の向上でトライアルを経由しなくても、勝負できる時代になったということだろう。

イスラボニータはフジキセキ産駒。父はサンデーサイレンスの初年度産駒にあたり、 1994年、蛯名を鞍上にしてデビューした。 出遅れて直線だけで8馬身差をつけた勝ちっぷりに、度肝を抜かれたのを覚えている。 皐月賞目前に故障で引退して幻の三冠馬と呼ばれたが、 種牡馬としては16世代を送り出しながら産駒の中央G1勝利は2005年のJCダート (カネヒキリ)まで待たねばならず、芝のG1勝ちはマイル以下に偏っていた。 フジキセキの母系は欧州のステイヤーが重ねられているが、 意外にも産駒はスピードに秀で、距離に壁のあるタイプが多かったのだ。 しかし、そのフジキセキにクラシックの勲章をプレゼントしたのが、 コジーン、クラフティプロスペクターと米短距離血統で固められた牝馬とのラストクロップなのだから、 配合とは不思議なものである。現時点ではダービーに最も近い存在なのは間違いないが、 2ハロンの延長はプラスに作用するとは考えにくく、もう一段、ステップを踏むチャレンジになる。

2着のトゥザワールド。 川田は完璧なレースをしたと思う。インパクトの強い勝ち方だった弥生賞の後、疲労残りが心配されていたが、 若干の影響があったのかもしれない。決して体質が強いとは言えない一族だけに、 ダービーまでの調整過程に注意を払いたい。 3着ウインフルブルームは先行有利の展開を最大限、活かした。 次走はNHKマイルC。不利な流れで追い込んできたワンアンドオンリーが4着。 もともとダービー狙いの仕上げで、人気は急上昇するだろう。 素質馬ステファノスが5着。わずかなところでダービーの出走権を逃したのは惜しまれる。 アジアエクスプレスは6着。この後はダート路線を選択するとのこと。賢明な判断だ。 府中向きベルキャニオンが健闘して7着。前走の敗戦で評価を落とすべきではないと思っていたが、ダービートライアルに直行して欲しかった。 本命にしたロサギガンティアは直線伸びず10着。力不足と距離が敗因か。 トーセンスターダムは脆くも11着。初めての揉まれる競馬に戸惑った。 巻き返しはどうか。

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