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2013年10月の4件の記事

2013.10.27

天皇賞秋予想 2013

青空の戻った東京は、前日までの重い馬場から回復していくだろう。 どんな傾向になるのか、直前まで予測は難しいが、 ジェンティルドンナが抜けた実力を持つのは変わらない。 去年は牝馬三冠に加えて、ジャパンカップでオルフェーヴルを降した 歴史的名牝。オークスの5馬身差勝ちが圧倒的だったように、 府中はめっぽう強い。今年は春のドバイ遠征でリズムを崩し、 宝塚記念も折り合いを欠く不本意なレースぶり。凱旋門賞挑戦もあきらめた。 秋に向けて、どう体調を立て直すのか。 8月、陣営は早めに帰厩させたものの、前哨戦はハナから使うつもりなく、 十分すぎるほど乗り込んできた。 それが功を奏して、追い切りからは万全で天皇賞に臨めるようにみえる。 対抗はトウケイヘイロー。自分の形に持ち込むと、 非常に強い馬。予想以上に人気になっているが、 同型がいない今回もマイペースの逃げができるだろう。 単穴に3歳馬コディーノ。春はエピファネイア、キズナらと遜色ない競馬をしていた。 最内枠で脚を溜められれば、古馬の一角を崩す力を秘めている。

◎ジェンティルドンナ ○トウケイヘイロー ▲コディーノ
△ナカヤマナイト、エイシンフラッシュ、ジャスタウェイ、ダノンバラード

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2013.10.20

菊花賞予想 2013

あいにくの雨で重馬場となった京都競馬場。 このままレースまで降り続ければ、スタミナの問われる 消耗戦になるかもしれない。今年の菊花賞は皐月賞馬もダービー馬も不在。 それだけに世代のトップグループとして世代を引っ張ってきた エピファネイアは、出走馬の中では一歩も二歩も抜きん出た存在だ。 この馬の課題は折り合い。 春のクラシックはスムーズに折り合うことさえできれば、 最初にゴールに飛び込んでいても不思議なかった。 夏を越えて迎えた神戸新聞杯は成長が試される一戦だった。 そこで福永が「やっと乗りこなすことができた」と馬を手中に収め、 天皇賞でなく菊花賞へ参戦することを進言した。 今回、ポイントはスタートして最初の下り坂だろうが、 前に壁をつくりやすい内枠を引いたこと、 一般的に折り合いのつきやすい重い馬場になったこともプラスになって、 自分との闘いを制することができるのではないだろうか。 相手は武豊に乗り代わったマジェスティハーツが強敵だが、 重馬場実績のある馬も広く狙ってみたい ネコタイショウ、ナリタパーレーツ、ヤマイチパートナーあたりが絡めば配当が見込める。

◎エピファネイア ○マジェスティハーツ ▲ネコタイショウ
△ナリタパーレーツ、ヤマイチパートナー、フルーキー、バンデ、ユールシンギング

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2013.10.13

秋華賞予想 2013

1番人気はローズSを勝ったデニムアンドルビー。 それに差がなく続くのがデビューして4戦3勝と 未知の魅力が買われたスマートレイアーだ。 だが、同じ4戦3勝のキャリアなら注目度の低い ティアーモに馬券的な妙味はある。 3月にデビューすると新馬、500万と連勝。 3戦目で挑んだオークスでは初の長距離輸送、一気の距離延長のなか トップレベルの同期生たちに一歩も引かず、 好位追走する堂々とした競馬で6着に検討した。 それから一夏越して臨んだ1000万特別は馬体も増え、 古馬を相手に楽勝して馬体に実が入ったところを見せつけた。 敢えてトライアルはパスし、秋華賞一本で調整されてきたが、 その甲斐あって調子は絶好。 おそらく内枠が有利になるだろう秋華賞で3番枠を引当て、 持ち前の先行力をフルに活かす競馬ができるはず。 早めの仕掛けで持久力勝負になる京都内回りコースは、 同馬にとってピッタリの舞台である。 血統的にも凱旋門賞を制したトレヴと同じ一族というから、勢いもありそうだ。 相手は人気2頭。わが愛馬、ローブティサージュは外枠が非常に厳しいが、体調はすこぶる良化している。 一角崩しを期待する。

◎ティアーモ ○デニムアンドルビー ▲スマートレイアー
△メイショウマンボ、ローブティサージュ、エバーブロッサム、ウリウリ

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2013.10.10

凱旋門賞回顧 夢を見る間さえ与えられなかった2着

今年の凱旋門賞こそ日本競馬の悲願が達成されうると、多くのファンは信じていたのではないか。去年、圧倒的なパフォーマンスを披露しながらゴール直前でよれ、自ら勝利を投げ出してしまったオルフェーヴル。今年は悪癖を抑えられるよう馴致を重ね、万全の体勢を期してフランスに渡った。前哨戦のフォア賞は追うところなく楽勝し、現地メディアの評価もナンバーワンに。直前にはライバルと目されていたノヴェリストが回避し、しかも枠順は中ほどを引いて勝負の流れを引き寄せたかにみえた。もう1頭、斤量有利な3歳馬として挑戦することになったキズナも、差されていても不思議なかったニエユ賞を勝ち、さらなる状態良化が見込めるなかで本番を迎えていた。日本馬のワンツーフィニッシュだと、声高に叫ぶメディアも少なくなかった。だが、結果はご承知の通り。地元の3歳牝馬、トレヴがオルフェーヴルを5馬身差突き放して圧勝。直線半ば、早々と優勝を確信させた去年の2着と対照的に、今年は同じ2着でも夢を見る間さえ与えなかった。

折り合いをつけ、真っ直ぐに走らせることこそ最重要課題だったオルフェーヴルにとって、後方、馬群の中に位置して、なるべく追い出しを我慢することは当たり前に取るべき選択だった。結果としてフォルスストレートでは窮屈な競馬を強いられ、スムーズに抜けたトレヴに馬体を併せることは叶わなかったわけだが、1馬身程度の差ならともかく、5馬身も先にゴールされてしまっては道中の不利やレース展開、馬場が敗因と分析するのは詮無いこと。オルフェーヴルにとって不利は想定内に留まったし、レース前に描いていた競馬はできたはずだ。ところが、勝てなかった。それはオルフェーヴルに原因があるのではなく、例年になくハイレベルな牝馬が出走していたということに尽きる。残念だが、競馬だから至極自然なことだ。とはいえ、ヨーロッパ競馬の層の厚さをまざまざと思い知らされたことが、厚い雲に覆われたように気を滅入らせているのも事実である。一方、オルフェーヴルを蓋をする形で勝ちに行く競馬をしたキズナ。こちらは全力を出し切っての4着だった。ホワイトマズル以来、凱旋門賞の騎乗に関して厳しい評価を受けてきた武豊。日本のトップジョッキーが彼の地で胸のすくようなレースをしたことだけが、救いになってくれたように思える。

レース後、メディアなどでは「この敗戦を糧にしてまた挑戦を」「日本のレベルの高さを示すことができた」といったポジティヴな会話が飛び交っていた。それに異論を唱えるところはないが、日本競馬にとって欲しいのは「凱旋門賞1着」という結果だけであることも明白だ。エルコンドルパサー、ディープインパクト、ナカヤマフェスタ、オルフェーヴルらのレースぶりで、日本のトップホースが欧州のそれと質的に違わないことは証明できた。既に凱旋門賞にあたって取るべきノウハウ、ステップも確立されたと言っていい。これまでの挑戦を通して、日本競馬は確実にレベルアップし、世界に認知させ、多くのものを得ることができた。ここで一旦、海外遠征を休止してもいいのかもしれない。だが、それでもロンシャンに挑もうとするのは、日本のホースマンにとって凱旋門賞が歴史的に憧憬の対象であり続けてきたからであり、BCやドバイWCとは異なる感情を抱いてきたからだ。憧れは裏を返せばコンプレックスであり、凱旋門賞は日本競馬の呪縛である。それは凱旋門賞馬を府中で負かしたところで当然、解かれるものではない。秋のロンシャンでしか晴らし得ないものだ。また挑むしかない。しかし、その道のりの遠さを思うとき、返す返すも去年の惜敗が悔やまれるでのある。

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