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2012.10.31

天皇賞秋回顧 天覧競馬の栄誉は親日派ジョッキーに

天覧競馬となった天皇賞秋を制したのはイタリア人ジョッキー、ミルコ・デムーロだった。ウイニングランの後、スタンド前で馬上礼を行おうとしたがエイシンフラッシュがチャカつくと、デムーロはすぐに下馬。ヘルメットを脱ぎ、ターフに跪いて騎士の如く最敬礼した。本来、後検量の前に馬を降りることは違反のため審議となったが、当然、多くの賞賛を集めた行為に制裁が課されるはずがなかった。エイシンフラッシュは瞬発力が身上の馬。超スローのダービー然り、オルフェーヴルの2着に来た有馬記念然り、溜めに溜めた脚を直線で繰り出したときの爆発力こそ凄まじい。だから、シルポートがハイペースをつくることが明らかな天皇賞秋はなし崩し的に脚が使わされると考えていた。だが、それは陣営も重々承知。 ならば最内の経済コースでじっくりと我慢して、乾坤一擲、直線に賭けようと考えていた。 レースはシルポートが単騎ハイペースで飛ばしたものの、離れた2番手のカレンブラックヒルは平均ペース以下。後方で足を溜めたエイシンフラッシュはイン強襲。4角はポッカリと最内が開く「運」もあって、フェノーメノの追撃を半馬身凌いだ。

デムーロは1999年に初来日してから、2003年にネオユニヴァースとのコンビで皐月賞、ダービーを勝ったのを皮切りに、ダイワメジャー、スクリーンヒーローで日本のGⅠを席巻してきた。しかし、同じ助っ人騎手のスミヨンやペリエのように海外でビッグタイトルがあったわけではなかった。初めての大きな勲章は去年、ヴィクトワールピサで優勝したドバイワールドカップだ。大震災で沈む日本を勇気づけた親日派ジョッキー。その功績を考えれば、彼が天覧競馬で栄誉に浴したのも自然な流れだったのかもしれない。2着フェノーメノは最終的に1番人気に推された。こちらは横綱競馬での2着で、 3歳世代のレベルの高さを改めて証明した。来年は主役になる。出遅れたルーラーシップは追いこんで3着。太め残りの仕上がり途上で予想以上に走った。不利のない競馬をしたダークシャドウは”弾けず”4着。 去年ほどのデキになかったのだろうが、そうした馬を普通に乗っても勝てはしない。無敗で臨んだカレンブラックヒルが5着。目標にされたし、距離も長かった。 次走の香港マイルで期待したい。

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