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2012年9月の10件の記事

2012.09.29

スプリンターズS予想 2012

台風の影響が気になるスプリンターズS。ぎりぎり空は持つと見て、予想しておく。スプリントGⅠ3連覇の偉業がかかるカレンチャンを期待する。前走のセントウルSはプラス22キロの余裕残しの影響か、逃げ馬を追いかけて折り合いに苦労した。そのため、最後は一杯になって差されてしまったが、前哨戦と考えれば良いガス抜きになったのではないか。今週の追い切りでは持ったまま好時計を叩き出し、状態はピークにあると言っていいだろう。 スプリンターズSは外枠の好走例が多く、14番枠も気にする必要はない。対抗はリトルブリッジ。英キングズスタンドSは早めに 抜け出して粘りこむ競馬。馬場適性は分からないが、能力は半端なし。単穴に同じく香港のラッキーナイン。3度目の来日、去年のスプリンターズSも不利があっての5着と適性は高い。

◎カレンチャン ○リトルブリッジ ▲ラッキーナイン
△フィフスペトル、マジンプロスパー、ロードカナロア、エピセアローム

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2012.09.26

キャロット1次募集結果 ゼンノロブロイ牝馬2頭に出資

大衆向け一口クラブのなかでは群を抜けて人気を集めているキャロットクラブ。今年度1歳馬の1次募集の抽選結果が発表された。なかなか希望する馬に出資が叶わないといった声が多かったようで、今回から抽選のシステムが大きく変更された。会員には「最優先希望枠」が与えられ、申し込みをしたい馬の中から1頭を選ぶことができる。キャロットクラブは総口数が400あるが、この枠を使えば「一般枠」で申し込んだ会員に先んじて口数が割り振られるのだ。この他、過去に母馬に出資していた会員が行使できる「母馬優先」の権利もあり、最優先と母馬を組み合わせて最強カードをつくることもできる。また、最優先枠でも出資できなかった場合、その権利は翌年、翌々年に持ち越される。とにかく、複雑なシステムになり、敢えて最優先枠での落選を狙う者も出てきたりして駆け引 きも生まれていたよう。キャロットクラブは会員心理を見ぬいて、段階的に申込数の中間発表を行うことで購買意欲を沸き立たせもした。その商魂や、見習うべきところがある。

甲斐あってと言うべきか、例年より割高な感が否めなかったにも関わらず、93頭のうち33頭が1次で満口となった。トールポピーやシーザリオ、ポトリザリスの仔などキャロット血統を代表する産駒に多くの票が投じられたが、最後の中間発表まで最多の申し込みを得ていたのは意外な馬だった(最終申し込み 数は非公表)。スイトピーSの勝ち馬・バイラリーナの牝馬だ。姉のバイラオーラも4勝をあげている血統だが、一口5万円、父はチチカステナンゴと特別に注目されるプロフィールではない。だが、銀色に光る芦毛の馬体が何とも可愛らしいのだ。カタログを開いたとき、まず目を奪われたほど。私は最優先でシンハリーズ、一般枠でリッチダンサーに出資することができた。もう1頭、クルソラも申し込んだのだが、抽選漏れした。シンハリーズとリッチダンサーはともにゼンノロブロイ産駒の牝馬。2011年産はペルーサやサンテミリオン、アニメイトバイオなどが大活躍した影響で、良質の肌がゼンノロブロイに配合された。来年、再ブレイクを期待したい。

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2012.09.23

神戸新聞杯予想 2012

先週のセントライト記念ではダービー2着のフェノーメノが鮮やかな勝利を収め、菊に向けて好スタートを切った。さて今週の神戸新聞杯。ディープブリランテ、トーセンホマレボシ、ワールドエースといった一線級のメンバーの姿はなく、人気を背負うのは皐月賞馬・ゴールドシップ。ダービーは内を突いた皐月賞とは対照的に外から追い込む厳しい展開で5着。 それでも上がり3ハロンは33秒8と最速だった。夏の間は函館で調整されており、十分に走れる状態にある。すでに経験済みの2400メートル、血統的にも取りこぼしはないとみる。 神戸新聞杯は過去10年、2000メートル時代までさかのぼっても 条件戦をステップにしてきた馬の連対がない。ダービー以外なら宝塚記念、札幌記念とラジオNIKKEI賞だけ。格が勢いに優る。対抗は宝塚記念で5着に健闘したマウントシャスタ。単穴に京都新聞杯2着のベールドインパクトを推したい。

◎ゴールドシップ ○マウントシャスタ ▲ベールドインパクト
△ヒトストリカル、メイショウカドマツ、ミルドリーム

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2012.09.17

セントライト記念予想 2012

ホームストレッチの右端からスタートし、1コーナーまで430メートルの直線を走るセントライト記念。緩やかな外回りコースを目一杯使うためスローペースにはなりにくく、ロングスパートに耐えられる持続的な脚が求められる。最後の直線は310メートルと短いため、早めに良いポジションを取ることも必要だ。このコースを春に勝っているエタンダールに期待する。ダービー8着と、強い1頭を除いては力量的に足りるメンバー。母の父はモンジューとスタミナある配合で、バテないのが強み。好枠から先行したい。相手は圧倒的人気のフェノーメノだが、右回りがどう出るか。単穴に前走レコード勝ちのニューダイナスティ。ハナか番手の競馬になりそうだが調子はキープしている。

◎エタンダール ○フェノーメノ ▲ニューダイナスティ
△エキストラエンド、ベストディール、ダノンジェラート、カナロア

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2012.09.16

ローズS予想 2012

3日間開催の今週、日曜重賞は秋華賞トライアル・ローズS。春の実績馬と夏の上がり馬の対決となるレースだが、前者が好走する確率が圧倒的に高い。11頭立ての今年も傾向は変わらないだろう。本命は桜花賞、オークスの牝馬二冠を成し遂げたジェンティルドンナ。夏の間はノーザンファームしがらきで調整され、追い切りからも十分に走れる状態にある。他馬との力量差は大きく、8分でも凡走することは考えられない。やはり対抗はヴィルシーナ。春二冠はともに2着。展開が向けば、先行力を活かして逆転まであり得るか。

◎ジェンティルドンナ ○ヴィルシーナ
△ラスヴェンチュラス、キャトルフィーユ

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2012.09.14

タップダンスシチー行方不明騒動 生きていた幸運活かせ

あるブログ記事から波紋を広げたタップダンスシチーの行方不明騒動。競走馬のふるさと案内所のサイト内、タップダンスシチーのページに「現在個人の牧場さんにけい養されており、見学等はできませんが、馬は元気にしているとのことです」との文章が掲載され生存が確認された。友駿ホースクラブの会員専用ページにも消息が伝えられた模様だ。最悪の結末も覚悟していたファンには胸を撫で下ろしたのではなかろうか。しかし、ジャパンカップ優勝馬といえど、なかなか所在すら把握できず、また今後の余生も決して保障されているわけではないという事実は、引退馬の厳しい環境をあらわにしたと言えよう。もとよりサラブレッドは経済動物であって用途がなくなれば処分せざるを得ないのは、競馬産業を維持していくうえで受け入れられねばならない現実だ。それでも競走馬を単なる博打の駒として扱うのではなく、馬に個性や物語性を帯びさせ、ロマンやスポーツ性を強調して馬券を売っていく以上、競馬場から姿を消したアイドルホースにファンの目が向けられるのは当然の成り行きでもある。ところが、生存が確認された今も、未だに一般のファンにはタップダンスシチーがどこの牧場で過ごしているのかすら知る手段すらない。

過去、繰り返し書いてきたので詳細は避けるが、優れた成績を収めた馬に対してはJRAが余生を担保する仕組みが必要だと私は考えている。現行のいわゆる年金制度(引退馬繋養展示事業)では、重賞勝ち馬のうち申請が認められた14歳以上馬について、所有者に月額2万円が助成されている。今年度は230頭が対象で、この中にはメジロライアン、ウイニングチケット、ダイユウサクなどG1馬も多くいる。しかし、養老牧場への預託料は少なくとも月5万円程度が必要とされ、その他に医療費など出費もかさむ。仮に6歳で引退すれば、助成を得られるまで8年の空白期間も生じる。年間60万円以上の経費がかかるのだから、馬主の懐次第で処分に至るのは自然なことだ。すべての重賞勝ち馬に余生を保障するのは理想にすぎるが、せめてG1勝ち馬だけでも救うことはできないだろうか。例えば優勝賞金の1割をJRAが預かって引退後に後払いしていくなど、個々の馬主やファンの善意に頼らない、安定した制度を導入する時期にあると考える。今回、もしタップダンスシチーが処分されていたらファンの大きな失望を招いたはず。生存していた幸運を競馬界は活かしてほしい。

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2012.09.09

京成杯AH予想 2012

トップハンデ馬や1番人気が苦戦する京成杯オータムハンデ。開幕週は速い時計の決着となりやすいが、今年は例年を上回る高速馬場。少々ペースが急流となっても、容易に前は止まらないだろう。本命はデータ的に強い5歳馬から。ドリームバスケット◎。中山マイルは【3301】と良績をあげている舞台で、格を補って余る適性を評価する。前走のNST賞は人気の一角を占めているスピリタスと同じような競馬をし、同馬より速い33秒2の上がりを繰り出している。外枠を引いたのはマイナス材料だが、持ち前の先行力を活かして好位置が取れればロスは最小限で済む。このレースは距離短縮組の成績が良いが、ドリームバスケットは今年数少ない該当馬だ。対抗は5歳牝馬エーシンリターンズ。この馬も先行力が武器。速い時計は望むところ。単穴に一昨年2着のキョウエイストーム。7歳になるが叩いて上昇気配。中山は滅法走る。

◎ドリームバスケット ○エーシンリターンズ ▲キョウエイストーム
△コスモセンサー、レオアクティブ、スピリタス、マイネルロブスト

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2012.09.08

開幕”そのきんナイター” 興奮と感動あふれる新名所

7日、関西では初めてのナイター競馬となる「そのだ金曜ナイター」(そのきん)が開幕した。園田競馬場の最寄り駅・園田は阪急線で梅田から10分という好立地。周辺は住宅街とあって住民の同意を得るのに時間を要したが、競馬場の存廃が取り沙汰されるなか、関係者の尽力で積年の夢が実現した。運良く私も前日からの夜勤の仕事が終わったので、3レースが始まる午後4時前に競馬場に到着することができた。入場門で配られたのは「祝」とラベルの貼られた紅白餅。今日は園田にとって特別な日なのだ。だが、まだそこにあるのはいつもの光景。真夏の陽射しを浴び、青空にいきり立った白い雲を背にサラブレッドが砂煙を上げて駆けていく。太陽は高い。この日、ナイター開幕のほか、注目されていたのが木村健の2500勝達成だ。しかし、王手をかけたまま連敗が続いていた。5レースでは単勝1.9倍のボナンザに騎乗したものの、果敢にハナを叩いた逃げ馬に突き放されて5着。簡単に勝利はあげさせない。普段より倍の観衆を前にして、どの騎手からも気迫が溢れていた。

少し陽が傾きはじめた5時半、歴史的な点灯式を見ようとウィナーズサークルを大勢のファンが囲む。ゲストの間寛平が姿を見せると「アヘー!アヘー!」の声が飛び、本人もサービス精神旺盛に「アヘアヘアヘ」と答える。渾身のギャグに人々は爆笑。ボルテージはあがっていく。兵庫県下から集まった”ゆるキャラ”軍団も賑わいに花を添えた。カウントダウンの音頭を取るのは青芝フック。実は兵庫県調教師会アドバイザーである。カウントダウンの練習!?だと言って、数を逆に増やすパフォーマンスも。ツカミよく、いよいよ本番へ。観客と一緒にカウントダウン。 「5、4、3、2、1…」、コースを囲む40本の照明柱にスイッチが入った。少しずつ水銀灯が明るさを増していく。初めてのナイター競馬となったのは6時5分発走の6レース。名手・田中学が操るグリーディボスは3コーナーで早めに先頭に立つと、 7馬身差をつけてゴールに飛び込んだ。ダイナカールの孫にあたるアグネスデジタル産駒。ノーザンファームの生産馬だ。 続く7レースは差しが決まって3連単40万馬券が炸裂した。

徐々に帳が降りると、いっそうナイター競馬らしくなってきた。場内に飾り付けられたイルミネーションが輝く。涼しくなってきた風が気持ちいい。続々と観客が来場し、夜店にも ビールを求める人だかり。「きょうは祭りだ、祭り」とファンが呟いていたが、まるで夏祭りの会場のよう。会社帰りのグループや学生、家族連れも少なくない。小さな娘を連れた父親と話すと、「関西初でしょ。本当にこの日を待っていたんですよ」と昂揚した面持ち。すかさず、隣にいた常連から「いつも晩にやったらええねん」とツッコミが入った。今年、”そのきん”が行われるのは11月9日までの10日間だけ。治安が悪くなる、ゴミが散らかるなど反対する市議会議員もいるが、駅までの送迎バスも増発されているし、大きな問題は起こらないはず。せっかく9億円も投資したナイター設備。 来年は大井のようにナイター競馬が開催の中心となって、仕事帰り「そのきんに寄り馬してく」習慣が関西圏に広がってほしいものだ。



初日の目玉の一つがスペシャルトークショー。間寛平もさることながら、園田出身の岩田康誠が来場することになっていたからだ。岩田はデビューから15年間、この競馬場で技術を磨きあげた。ゴール前には「日本ダービー優勝おめでとう」の横断幕が張ってあるほど、 移籍後も園田の誇りであり続けている。最初に舞台へ姿を現したのは間寛平。お約束のギャグで盛り上げる。園田競馬歴40年、芸歴より長い。自宅のある宝塚から12キロ走ってきた!というのは嘘か真か。そして、満を持して岩田が登場。この2人、日本話が通じるのだろうか…。話題はメインレース・摂津盃の予想なのだが、ホクセツサンデーの木村が3連覇していることに絡んで 「岩田騎手は六甲盃と兵庫ゴールドトロフィーを3連覇していますが」と司会に話を振られると、岩田は「全然知りませんでした」と大ボケ。キャラクターを分かりすぎている。岩田はホクセツサンデーを推奨し、間寛平は馬名に反応してエーシンアガペー1着予想。3人の「かい~の」ポーズで会場の盛り上がりもマックスに。翌日は阪神開催のある岩田、「調整ルームに9時までに戻らないと騎乗停止になってしまうので」とお開きになった。

8レースの大阪スポーツ賞で木村が2500勝をあげ、9レースの摂津盃。ライトに照らされながら園田を代表するオープン馬たちがパドックを周回する。ジョッキーが騎乗し、芦毛の誘導馬が12頭を引っ張っていく。と、礼服に身を包む騎乗者がファンに向けて手を高くあげた。まごうことなき岩田ではないか。トークショーの締めはサプライズを演出するためのフリだったのか。運営側の演出が心憎い。レースはスタートから園田らしい激しい先行争い。2周目の3コーナーをすぎると後続が先行馬に競りかけていく。先に抜けたのはエーシンアガペー、並ぶようにホクセツサンデー。直線は2頭のマッチレースになったが、最後は5キロのハンデ差に恵まれたエーシンアガペーが2馬身半差をつけて優勝した。見事な田中の手綱さばきに胸動かされた。間寛平に乗った私は3連単38倍をとらせてもらった。口取りにはその間寛平も参加し、期待通り「アガペ~」とアクションをかまして大喝采を受けた。興奮と感動と笑いとビール、とにかく楽しませてくれた「そのきんナイター」。今後も様々なイベントが予定されているとかで、これまで地方競馬に縁のなかった人たちも、ぜひぜひ足を向けてほしい。関西に新名所が誕生した一日だった。





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2012.09.06

タップダンスシチー安否は? 乗馬転用後に行方不明か

*競走馬のふるさと案内所のサイト内、タップダンスシチーのページに「現在個人の牧場さんにけい養されており、見学等はできませんが、馬は元気にしているとのことです」との文章が掲載。生存が確認された。(9/7追記)

ジャパンカップ、宝塚記念を勝ち、凱旋門賞にも挑戦するなどGⅠの舞台で息長く活躍したタップダンスシチー。その外国産馬初10億円ホースの行方が分からなくなったと、ウェブで波紋が広がっている。タップダンスシチーは引退後の2006年、日高町のブリーダーズスタリオンステーションで種牡馬入り。初年度163頭、2年目は127頭の繁殖牝馬を集めたが、産駒は準オープンまで出世したドリームピーチ、秋華賞に出走したアンティフリーズらの活躍に留まり、種付け頭数は激減した。そのため、2011年のシーズンを以て種牡馬を退き、去勢されてノーザンホースパークで乗用馬として第三の馬生をスタートすることになった。そして昨秋、タップダンスシチーは福島県のノーザンファーム天栄に移動した。ここまでが公の情報なのだが、先月末、ライターの臼井隆宏氏が個人的に同馬に会いに行こうと滞在先を探した顛末をブログに掲載したところ、思わぬ結果に騒ぎが拡大した。

タップダンスシチーに会いに行くべく、いつなら見学しても問題ないのかを問い合わせてみた。すると、電話口の相手はこんなことを言った。「もういません」…どういうことなのだろう? とたんに、胸騒ぎがした。「4月に関東の●●ファームへ移りました」それ以上のことは知らない、という。「●●ファーム?」その牧場名自体は聞き覚えがあったので、電話を切ってからいろいろと検索してみた。すると、美浦(茨城県。競走馬のトレーニングセンターがある)の近くの牧場であるらしい。

私「はい、JRAでGIを勝っているタップダンスシチーがそちらにいたことがあると伺いまして」 先方「今はいません」 私「●●ファームさんには来たことがない、ということですか?」 先方「そうではないです。すぐに出ました。あと私も●●ファーム本体ではなく、関連会社の者なのでよくわかりません」/ 私「わからないって、連れ去られたわけではないでしょう? どこに、まではわからなくても、誰が連れて行ったくらいは…」 先方「……言えません」 私「言えない?」 先方「あの馬もいったん乗馬に下りたわけですよね、乗馬には乗馬の人生…いや人じゃないから馬生か(軽く笑う)、あるじゃないですか。おわかりですよね」 (takahiro.com『GI馬・タップダンスシチーは、どこへ?』)

上述のブログでも触れられているが、フジテレビの福原直英アナは4月、ノーザンファーム天栄でタップダンスシチーに跨り、「大学の馬術部に移籍するらしい」(新・馬、そしてそれ以外も)との話を聞いていた。ならば、どこかの大学に譲渡されているはずだが、ここまで騒ぎが広がっても安否情報が寄せられないことが、すでに殺処分されてしまったのではないかという懸念を増幅させている。しかし、これほどの有名馬、安易に手をかけるとは考えがたく、どこかで大切に世話されていると信じている。万が一、処理業者の元へ送られていたとしたら、功労馬の余生について議論が巻き起こるのは必至だろう。折しも今年1月、競馬界の年金制度と言える「功労馬繋養展示事業」において、予算の制約から交付金が従来の月額3万円から2万円に減らされ、支給開始年齢も14歳まで引き上げられていた。公的機関がジャパンカップ優勝馬の余生すら担保できない、所在すら把握できない現状は再考されるべきではないか。

引退馬の余生問題に対して正面から向き合っているのは民間団体が中心だ。年老いた元競走馬の多くが処分されるなか、養老牧場をつくる動きは各地で出てきているが、どこも厳しい資金状況にある。15年近く活動を続けているNPO引退馬協会は「フォスターペアレント制度」を収入の柱にしている。ナイスネイチャ、トウショウフェノマ、セントミサイルなど6頭のフォスターホースに、それぞれ里親となる会員を募って月2千円程度を寄付してもらう。1頭の馬をたくさんの人で支えようというのだ。この他、特定の馬を決めずに月1千円の会費を収める一般会員の仕組みもあり、私はこちらの方に登録している。日頃、競馬を楽しませてもらっている一ファンとして、わずかな一助にもなれればという思いだ。今回の行方不明騒動で功労馬の余生に問題意識を持った方がいれば、将来的に大きな枠組をつくるのとは別にすぐにできることとして、民間団体に寄付をする選択肢も検討してはどうだろうか。ともあれ、タップダンスシチーの無事を祈りたい。

>>”引退馬の年金”が大幅減額 支給年齢も引き上げ (2011/10/31)
>>シンコウフォレスト安楽死 割り切れぬ感情こそ大切に(2007/09/27)

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2012.09.02

新潟記念&小倉2歳S予想 2012

過去7年、1番人気は複勝圏内にも入ったことのない荒れるハンデ戦。前売りで人気を集めているトーセンラーは 同コースの新潟大賞典で大敗している。このときは直線で内にモタレてまったく追えなかった。左回りはからっきしの可能性もある。不思議なデータかもしれないが、新潟記念で好走しているのが前走から斤量が変わっていない馬、それに5番から9番の中枠に入った馬。その条件に合うのがタッチミーノット。前年の1番人気馬も今年はほとんど印がない。前走2番人気の七夕賞で12着と大きく負けたのが理由だと思われる。だが、これは荒れた馬場に脚をとられたため、横山典弘が直線で追うのを止めてしまったもの。決して能力が衰えたのではないことは、鞍上が札幌から駆けつけて手綱を離さなかったことから明らかだろう。東京で実績があるように長い直線コースも苦にしない。一発を期待したい。対抗はステラロッサ。前走は上がり32秒8。内容的には勝ったも同然で格上挑戦は陣営の自信があってのこと。単穴にトウカイパラダイス。今年は目黒記念2着、巴賞1着。 函館記念は1番人気4着だったが、56キロの据え置きは恵まれた。

◎タッチミーノット ○ステラロッサ ▲トウカイパラダイス
△スマートシルエット、ナリタクリスタル、マイネイサベル、メイショウカンパク

小倉2歳Sは簡潔に。7、8枠の外枠を引いた馬が圧倒的に強いレース。今年、魅力を感じさせるのはメイショウユウダチ。ダートだった新馬戦はスピードの違いでハナを切ると、持ったまま9馬身差で楽勝した。2歳夏なら適性より能力差でねじ伏せられるはず。対抗はキャリア4戦のマイネヴァイザー。一戦ごとに成長を見せている。3番手にエーシンセノーテ。この馬もスピードある。

◎メイショウユウダチ ○マイネヴァイザー ▲エーシンセノーテ
△マイネルエテルネル、トルークマクト

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