« 2012年7月 | トップページ | 2012年9月 »

2012年8月の6件の記事

2012.08.25

新潟2歳S予想 2012

過去10年で1番人気は5勝2着1回と信頼性は高い一方、二桁人気馬が穴をあけることも多く難解なレース。簡単な消去材料はふたつ。前走、少頭数のレースに出走していた馬、1200メートルや1800メートルの新馬戦に出走していた馬は消しということ。そして、ゆったりしたペースを我慢強く追走でき、直線で速い上がりを繰り出せる馬を探すのが的中への近道だ。本命は開幕週の新潟マイルを制したザラストロ。上がりは33秒7だが、まったく余裕を持ってゴールしていた。未勝利勝ちのため抽選対象となり、前走で手綱を取った柴田善は他馬に譲らざるを得なかったが、松岡を確保できたのだから文句は言うまい。姉に昨年の2歳戦で活躍したプレノタートがいるように、血統的にも早熟タイプだ。対抗は隣枠のメイショウオオゼキ。新馬の勝ち方に派手さはなかったが、叩いて上昇が見込まれる。中団で流れに乗れれば。単穴には中京2歳Sで2着に入ったタガノラルフ。 鞍上は札幌から駆けつける岩田。距離伸びていい。

◎ザラストロ ○メイショウオオゼキ ▲タガノラルフ
△サウンドアリーナ、カラフルブラッサム、エフティチャーミー

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.08.24

一口クラブのLCC!? ノルマンディーOCが募集開始

新たに設立されたクラブ法人が話題を呼んでいる。ノルマンディーオーナーズクラブ。運営するのはオーナーブリーダー、岡田スタッドの岡田牧雄だ。岡田はラフィアン総帥・岡田繁幸の実弟にあたり、生産者としてマツリダゴッホ、スマートファルコン、マイネルレーニアなどを世に送り出してきた。だが、岡田の名を最も高めているのは純粋なブリーダーとしてではなく、「馬主」をビジネスとして捉えて黒字を計上し続けているマネジメントの才能だろう。中央では共同名義を含めて100頭以上を所有していて、預託料だけで月4千万円にもなるという。オープンでバリバリ稼ぐ馬は決して多くないが、出走回数を重ねて収支をプラスに持っていくのが岡田のポリシー。条件馬の出走目標は年10走で、「1頭あたりの年間出走回数は日本一を自負しており、出走手当だけで年間2億円」(競馬最強の法則 2012/9)というから驚かされる。現在、岡田の個人名義で一番賞金を稼いでいる現役馬、ワルキューレは49戦して10連対。8歳になった今年も準オープンで2着するなど息の長い活躍をしている。岡田イズムを体現するような牝馬ではないか。

私は長年、クラブ会員を続けているが、一口で儲けるどころか採算をとれた年すらない。 しかし、岡田はクラブ会員にも同じ手法で黒字を計上させるという。募集馬は20頭。ほとんどが岡田スタッドと買収したカントリー牧場で生まれた自家生産馬で、総額1500万円前後のリーズナブルな価格帯。4、5千万円など吐いて捨てるほどいる社台グループ系のクラブとは対照的だ。その分、ウオッカ半弟を除けば、眼を見張るような良血馬はいない。黒字を出すことを第一にするのなら、安価で丈夫な馬をラインアップしたことは至極真っ当だ。 通常のクラブなら3千円程度する月会費も1050円に抑えられている。ノルマンディーでは40口と400口の募集馬が用意されているが、小口で楽しむなら月会費の差は大きい。おそらく社台系クラブのような立派な会報は届かないだろうし、どこまで仔細で速報性ある情報提供がされるかは分からないが、サービスは最低限で良いからコスト負担を少なくと望むファンには歓迎されるはず。 ノルマンディーはクラブ馬主界の格安航空会社・LCCなのかもしれない。

オフィシャルサイトでは募集馬の動画や測尺が公開されている。最初に目を引くのはタニノシスターの牡馬である。 これまで母はウオッカの父タニノギムレットのほか、ブライアンズタイム、フサイチコンコルド、ラムタラなど非SS系ばかり 交配されてきたが、2011年産はディープスカイの仔。遅生まれがネックも、どのようなタイプに出るか興味津々だ。総額3千万円と抜けた最高値、1口7万5千円。父と同じ昆厩舎なのが渋い。カントリー牧場産ではタニノシャドーロールの牝馬もいる。半兄は菊花賞馬ビッグウィーク。父ストーミングホームで総額1400万円。マツリダゴッホ産駒は4頭の募集。やはり父と同じ国枝厩舎に預託が決まっているブリュメールの牡馬フサイチリニモの牡馬が素人目には良く見える。冷やかしているつもりなのに、危うく出資したくなるから要注意だ。間もなくキャロットもシルクも募集が始まるのだから。とまれ、クラシックの夢を見させる従来の商法とは反対に、地道に賞金を獲得しにいくと明言するノルマンディー流のコンセプト。一口ファンはどういった反応を見せるのか、注目したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.08.18

札幌記念予想 2012

昨年の覇者、トーセンジョーダンが回避して混戦模様の札幌記念。過去10年の傾向ではっきりしているのは 若い馬が有利だということ。3歳から5歳の連対率がそれぞれ20%を超えるのに対して、6歳以上は一桁台に落ちる。優勝馬もいない。本命は5歳馬ダークシャドウ。昨秋は毎日王冠を制し、続く天皇賞秋でも銀メダルを獲得した。2000メートルは【3200】と連対率100%と最も得意とする距離で、追い切りも反応良く走れる態勢は整った。内枠、先行馬が活躍している コースで4番枠を引いたのもラッキーだ。鞍上は同馬のために米国遠征から一時帰国する福永。意欲を買う。対抗はヒルノダムール。凱旋門賞挑戦の疲労を引きずっている今シーズンだが、じっくり休ませて復調気配。単穴は函館記念3着のミッキーパンプキン。スローの流れで先手をとれれば面白い。

◎ダークシャドウ ○ヒルノダムール ▲ミッキーパンプキン
△ヒットザターゲット、マイネルスターリー、ネオヴァンドーム

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.08.12

関屋記念予想 2012

ロンドンオリンピックも最終日。日本はサッカー、卓球、バレー、レスリングなど”女子力”で印象的なメダルを獲得した。その勢いを借りてというわけではないが、関屋記念も牝馬に本命を打つ。ジェンティルドンナの全姉、ドナウブルーは妹と違って古馬になって本格化したタイプ。年明けの京都牝馬Sで重賞初勝利を飾り、ヴィクトリアマイルでは2番手から半馬身差の2着に粘りこんだ。関屋記念はスローの上がり勝負になるケースが多く、瞬発力ある先行馬が有利だ。好位で競馬ができるドナウブルーは広いコースで余すところなく能力を発揮できるだろう。相手はエアラフォン。出遅れた前走は参考外。単穴にはエイシンリターンズ。もともと桜花賞3着など実力は備えており、馬体が絞れた今回は巻き返しがある。

◎ドナウブルー ○エアラフォン ▲エイシンリターンズ
△スピリタス、シルクアーネスト、ゴールスキー、マイネイサベル

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2012.08.05

小倉記念予想 2012

夏は牝馬。小倉記念でも去年はイタリアンレッドが勝つなど、過去10年【212 16】と率では牡馬を凌ぐ成績を収めている。思い切ってワルキューレ◎。前走の準オープンでは不得手な馬場のなか、ダノンバラードの2着に食い込んで波乱を呼んだ。今回、ワルキューレは裸同然の51キロ。好位で流れに乗れれば、ハンデ差を活かして連に絡めるのではないか。相手は人気もトーセンラー。ここでは力が一枚抜けている。単穴には古豪ナリタクリスタル。58キロは重いが、新潟大賞典を経由した馬は4戦4連対だ。

◎ワルキューレ ○トーセンラー ▲ナリタクリスタル
△ダノンバラード、ミキノバンジョー、ニシノメイゲツ、エクスペディション

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.08.04

史上最高2900万馬券の立役者 ミルファームと嘉藤貴行

暑い夏の新潟をさらに熱くする史上最高配当が飛び出した。驚く無かれ。2900万馬券である。4日5レースの新馬戦、嘉藤貴行が操るミナレットは14番人気の単勝万馬券ながら、最後まで粘ってクビ差の勝利。2着には12番人気ヘイハチピカチャンと10番人気ファイヤーヒースが同着で入線したため、3連単は2983万2950円と1491万6520円の高額配当が炸裂した。的中票数は前者が1票、後者が2票だったとされる。これまで1レースあたりの最高配当は中央競馬では1950万7010円(去年2月)、 公営競技全体では大井競馬の2488万7200円だったが、いずれの記録も上回ることになった。今回は2着同着で配当が割れたにも関わらず、これだけの配当がついたわけだが、もしヘイハチピカチャン1センチでもファイヤーヒースに先着していたら5000万円を超える馬券になっていた。WIN5が登場して2億円の払い戻しも現実になってはいるのだが、改めて3連単の破壊力を認識させられるばかりだ。

こうした馬券、常人には一生獲れないもの。 それでも、もしかしたら買えていたかもしれないという要素がある。ミナレットを所有しているのは、2歳戦で多くの活躍馬を送り出しているミルファーム。その方針は安く馬を仕入れ、徹底的に鍛えて早くから稼がせること。ミナレットも北海道オータムセールで、わずか84万円というお値打ち価格で落札されたスズカマンボ産駒だった。開幕週の新馬戦で単勝30倍をつけ、今日のダリア賞に出走したインティワタナもミナレットと同じセールで105万円で購入されている。中央に入厩させることすら躊躇われる価格だ。ほかにアイサレジョウズトルークマクトが未勝利を勝っており、ミルファームは2歳戦だけで今年4勝をあげているのだ。しかも、そのうち3勝は嘉藤の手綱によるもの。キャリア13年で重賞勝ちもない地味な存在だが、逃げ、先行させたらゴールまで粘らせる技術がある。3勝はいずれも似たような競馬だったから、十八番と言えるかもしれない。ミルファームと嘉藤の組み合わせ、 2歳戦で見かけたら要注意だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年7月 | トップページ | 2012年9月 »