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2012年6月の6件の記事

2012.06.24

宝塚記念予想 2012

天皇賞春に続いてオルフェーヴルの取捨に悩まされる宝塚記念。実力通りならあっさりとは承知しつつ、陣営曰く「七分のデキ」をどう解釈すべきか。来れば仕方がないと腹を決めて今回は印を下げよう。宝塚記念はスタートから1コーナーまでの距離が長く、また内回りコースを意識して仕掛けが早くなりやすいことから持久力勝負になる。一瞬の切れ味を武器にするタイプより、比較的長い脚を使える馬を選びたい。3番人気以内がほぼ必ず1頭は連対していることも鑑みて、ルーラーシップに本命を打つ。去年の宝塚記念は自分の競馬ができずに完敗を喫したが、じっくりと半年間の休養をとって馬体の不安を解消してきた。有馬記念4着の後、AJCCと香港QEを優勝。本格化なったと見ていいだろう。2200や2500といった持久力を求められる距離が得意で、重い芝も苦にしない。サンデーの血が入っていないキングカメハメハ×エアグルーヴの配合は種牡馬としての期待も大きく、もうひとつふたつ、ノーザンファームとしても勲章を取らせたいところだ。相手はウインバリアシオン。この馬も長く良い脚がある。3番手に敬意を表してオルフェーヴル。3着候補はどれも差がない。

◎ルーラーシップ ○ウインバリアシオン ▲オルフェーヴル
△ショウナンマイティ、マウントシャスタ、フェデラリスト、エイシンフラッシュ

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2012.06.17

マーメイドS予想 2012

馬場はひどく悪化しそうな阪神競馬場。マーメイドSは1番人気がまったく結果を残せていないレースで、今年、断然の支持を集めている良血グルヴェイグには気になる傾向だ。データからは53キロ以下の軽ハンデ馬、そして2番人気馬が信頼性が高い。素直に武豊のスマートシルエットに本命を打ってみよう。アグネスワルツやレジェンドブルーを見ながら、先行集団での競馬をするだろう。展開は向く。阪神は3戦して【1110】とすべて複勝圏内に絡んでいてコースの相性もいい。 名手の腕に期待。相手は行った行ったの競馬を想定して、アグネスワルツ、レジェンドブルーら。

◎スマートシルエット ○アグネスワルツ ▲レジェンドブルー
△シースナイプ、アニメイトバイオ、グルヴェイグ

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2012.06.14

小島茂師の不服申立て 裁定委員会が棄却す

小島茂之師によりなされていた不服申立て。JRAは13日、裁定委員会を開き、小島師から意見聴取とパトロールビデオの検証を行った。結果は申し立て棄却。各紙報道によれば、その理由としてJRAは2つの点を示したという。 まず「被害の程度」は加害馬と被害馬との関係で判断されるべきだということ。勝ち馬の妨害によって小島師の管理するランパスインベガスは、2着を確保できる脚色のところ3着入線する形になった。だが、妨害行為と関係のない第三の馬と着順が入れ替わったことは被害とは認められないというのだ。では、加害馬と被害馬の先後関係についてはどうか。これが2点目。裁定委員会は「決勝線に到達するまでの約2完歩の控えであり、その被害の大きさから競走能力の発揮に重大な影響があったとは認められない」(日刊スポーツ)と、1着2着が入れ替わるほどの不利はないとした。ゴールに近いほどラフプレーは許容されると言わんばかりだ。これで今回を含めて8件の不服申立てはいずれも棄却されたことになる。

前回の記事を繰り返しだが、裁決、裁定というのは公正性を確保し、馬券購入者の信頼を得るために存在すべきだ。ランパスインベガスから馬連を買っていたファンは勝ち馬の妨害によって馬券が外れることになったわけで、加害馬と被害馬の直接関係でしか被害が勘案されないという理屈は承服しがたいのではないか。また、裁定委員会は元騎手の岡部幸雄も参加していたが、どのような議論が行われたか詳細は明らかされないままだ。単に「裁決」に正当性を与えるだけの裁定委員会なら、そのような飾りに意義はなかろう。過去と変わらないJRAの態度には落胆させられるばかりだ。しかし、小島師は 「同じ考えの人達で相談して 大きな重たい石を動かす きっかけを作れればと思っています」 (公式ブログ)と闘争継続を宣言している。スポーツ仲裁裁判所など外部機関に訴える意向のようだ。元騎手まで招いた裁定委員会が機能しないのだから、次なる手段はJRAに力の及ばない組織に審判を仰ぐしかない。 今後、小島師には様々なプレッシャーがかけられるかもしれないが、競馬界のために頑張ってほしい。

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2012.06.12

繰り返された不可解な裁決 小島茂師は裁定員会へ訴え 

「騎乗停止も降着なし」、裁決委員が下したジャッジが波紋を広げている。10日の東京8レース、芝マイル戦。先頭を走っていた内田博幸のファイナルフォームはゴール直前、外側に大きく寄れて、後方から伸びてきていた松岡正海のランパスインベガスの進路を遮った。松岡は手綱を引いて急ブレーキをかける形になり、2着を確保しそうな脚色だったにも関わらず3着に敗れてしまった。裁決は「内田博幸の決勝線手前での急で大きな外側への動きは、危険な騎乗に該当する」と実効2日間の騎乗停止を課した。その一方、着順の変更は認めなかった。ランパスインベガスを管理する小島茂之師はレース後、走行妨害の申し立てを行ったが棄却。そのまま入線順位の通り確定した。なぜ明らかに着順に影響を及ぼした行為に対して降着処分がなされなかったのか。裁決委員の青木清也は記者会見で次のように述べた。

「外斜行したのは内田騎手が内側から不用意にムチを入れたため。明らかに過失がある」と説明。降着にしなかった理由については「3着馬に与えた被害は降着にするほど致命的とは言えないと判断した。斜行したのは決勝線の2完歩手前で、被害を受けている最中にゴールへ入った。着順が替わったかよりも被害を受けた位置や減速の度合いが降着の尺度になる」 (スポニチ)

近年、裁決の判断を巡って最も大きな議論を巻き起こしたのは、一昨年のジャパンカップだ。1位入線のブエナビスタは直線でローズキングダムの進路を横切ったため、1位と2位の着順が入れ替わり、ローズキングダムが優勝することになった。このとき外国人騎手から裁決への不満の声が上がった。ブエナビスタの脚色が秀でていたのは明白、妨害行為がなかったとしてもローズキングダムが差しきっていた蓋然性は低いのだから、制裁は騎手のみに課せば良いと。しかし、JRAの考え方は欧米のものとは違った。第一に考えるのは被害馬への影響だ。ブエナビスタが何馬身離してゴールしていようと、ローズキングダムが重大な不利を受けたのならば着順は変更されねばならない。 もちろん、JRAとて脚勢や被害馬の立ち直り状況など総合的に勘案して いるのは事実だが、どこに比重を置いてジャッジするかで結論は真逆になる。

今回、ファイナルフォームについて裁決委員は 「着順はひとつの要素であって、全てではない」(デイリー)としている。仮に2着、3着が入れ替わっていたとしても、それが決定的な事情にはならないと言うわけだ。「被害馬への影響」に重きを置く判断基準であれば、最も大切な着順の変更可能性を「ひとつの要素」とするのは矛盾しているようにも思える。だが、裁決委員は『3着馬は関係なく、あくまで加害馬との関係』が問題だと言う。決勝戦手前の出来事であって、 不利がなくてもランパスインベガスはファイナルフォームを交わすことはなかった。 故に着順変更はなし、「被害は降着にするほど致命的とは言えないと」と。しかし、小島茂之師も反論しているように、これでは僚馬の着順をあげるため妨害行為を働いても、理論上は許されるケースが出てきてしまう。ゴール直前だから着順に影響がないというのも、危険騎乗にお墨付きを与えることにならないか。私は加害馬、被害馬の2者関係に留めることなく、不利によって被害馬が着順を悪くしたのなら、加害馬はその下に降着するべきだと思う。

裁決制度のあり方については繰り返し言及してきたので詳細は控えるが、ブラックボックスになっている審議過程を議事録公開などを通じてオープンにすること、それによって裁決基準に統一性を持たせること、JRAから独立した組織に改編することが必要だと考える。競馬は公正なものだと、金を賭けるに値するものだとファンの信頼を勝ち取るために裁決委員会は存在しているのであって、馬券購入者からかけ離れたところに超然と鎮座していては意味がない。一度、ハリボテの無謬性が剥がれ落ちれば、権威など瞬く間に消え去ってしまう。須田鷹雄は 「社内カーストが上位でお客さんから遠いところにいる人間が好き勝手をやって、社内カーストが低い広報や競馬場の職員が矢面に立つ」とJRA組織の内情を皮肉っているが、ならばトップダウンで抜本改革に乗り出さなければ売上減少も止まるまい。 そう言えば、JRA理事長が事情聴取すると公言した堀宣行師のインタビュー拒否事件も音沙汰なし。実はファイナルフォームを管理しているのは堀師だが、当然、今回の騒動へのコメントはなかった。

被害を受けた小島茂之師は 「裁定」委員会へ不服を申し立てると明らかにしている。 「これを走行妨害でないと意地でも貫き通すなら 馬券を購入する人たちから今後信じ続けてもらうことは不可能だろう」 (小島茂之公式ブログ)と義憤に駆られての行動だ。平場の条件戦で3着が2着と認められたところで小島師にはほとんどメリットはないし、勝ち馬は社台レースホースの所有馬だけに臆するところもあったはず。それでも、競馬界のことを思って不服申立てに踏み切った決断にエールを送りたい。裁定委員にはJRA職員だけでなく、2009年から外部委員として元JRA参与、地方競馬全国協会公正部長、それに元ジョッキーの岡部幸雄が起用されている。去年、幸英明の訴えに対しては「不服申立てには理由なく、これを棄却する」と素っ気ない紙一枚を出しただけで、関係者やファンを失望させた。 もし同じことがなされれば、裁定委員会は自ら意義を否定することになろう。 丁寧且つ透明性ある審議を求めたい。

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2012.06.03

安田記念予想 2012

1番人気さえ7倍近く単勝オッズがついている大混戦。信頼できる人気馬はなく外国馬も未知数とあれば、自信を持って決断することは難しい。こんなレースはケンが正解かもしれないが、予想するならば基本に立ち返って内枠を引いた先行馬を狙おう。ガルボ◎。年明があけて東京新聞杯、ダービー卿CTとマイル重賞を2勝。先頭集団を見ながら競馬ができるのが最大の強みだ。実力が伯仲しているなかでこそ、こうした能力は大いに力になる。相手はサダムパテック。府中で行われた皐月賞で2着。タフなマイルを走れない馬ではない。3番手にラッキーナイン。香港馬にとって今年はチャンスだろう。いずれにしても、火傷しない程度に遊びたい。

◎ガルボ ○サダムパテック ▲ラッキーナイン
△ストロングリターン、エイシンアポロン、シルポート、グロリアスデイズ

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2012.06.02

新馬戦開幕 ダービー馬の全弟・トーセンパワフル勝利

ダービーの栄光をめざして。今年から2週早まってダービーの翌週から始まった新馬戦、初日のきょうは阪神と東京で2鞍が組まれた。先に行われた阪神(芝1600)で世代最初の勝利を収めたのはトーセンパワフル(父ネオユニヴァース)。ダービー馬、ロジユニヴァースの全弟という良血だ。500キロを超える馬体ながら、しっかりと仕上げられていたのはノーザンファームの育成技術の賜物だろう。スタート前は鞍下に発汗も目立ったが、レースでは離れた3番手で折り合うと、直線粘るマイネヴァイザーを半馬身競り落としてゴールした。タイムは1分37秒3、上がりは33秒3。大人びた競馬で2歳戦の中心メンバーになりそうだ。ライバル視されていたドリームパスポートの半弟、ラウンドワールド(父ディープインパクト)は4番手を追走したが道中で不利もあって3着に敗れた。東京(芝1400)は8番人気の伏兵、インティワタナ(父フサイチコンコルド)が優勝した。428キロと小柄だが、出走馬の中でもひときわ大きく見せていた。ダッシュ良くハナを奪うと直線も追い出す余裕があり、1番人気シェアードワールドに2馬身半つけて楽勝した。セリでの落札価格はわずか105万円だから、その7倍の賞金を初戦で稼ぎだしたことになる。鞍上の嘉藤は通算100勝目。血統も厩舎も地味で人気はなかったが、パドックを見ていたおかげで単複連と取らせてもらった。個人的にもこれから応援していきたい。

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