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2012年4月の9件の記事

2012.04.29

天皇賞春予想 2012

大本命馬がまっすぐ走れるかどうか。かつて、こんなことが予想の争点になったG1競走があっただろうか。さらに議論に油を注ぐようにオルフェーヴルは大外18番枠。内に入れて壁をつくることもできない。今年の盾は波乱になるのか?  だが、冷静に振り返れば阪神大賞典の逸走は、馬がレースが終わったと勘違いして起きた稀なアクシデント。兎を獲るために鍬を捨てて切り株の番人になるような買い方は賛同できない。今回、オルフェーヴル陣営は凱旋門賞を視野に入れて好位からの競馬を試すといった、レースを練習台代わりにする余裕などない。折り合いをつけることに専念して、後方に馬を置くはずだ。前走で2着に巻き返したように絶対能力の差が明らかなら、淀の3200メートルも圧勝できると信じたい。対抗は去年の天皇賞春を制したヒルノダムール。体調は徐々に戻りつつある。3番手はウインバリアシオン。 平成の盾男はまだまだ頼りになる。

◎オルフェーヴル ○ヒルノダムール ▲ウインバリアシオン
△トーセンジョーダン、ギュスターヴクライ

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2012.04.24

顕彰馬選出なし 最多得票エルコンドルパサー2票に泣く

競馬界の発展に多大な貢献をした名馬の功績を讃える「顕彰馬」。23日、JRAは2012年度の選出はないと発表した。185人の記者による投票(1人2頭まで)が行われたが、選考基準となる4分の3(139票)に達した馬がいなかったという。最も票数の多かったのはエルコンドルパサーの137票で、 わずか2票足りずに涙をのむことになった。2位はスペシャルウィーク(82票)、3位はダイワスカーレット(40票)。以下は一桁の得票数で、該当馬なしは67票だった。 顕彰馬制度は1984年、JRA創立30周年記念事業の一環として制定され、野球などのスポーツでいう殿堂入りに相当する。これまで29頭が選ばれているが、記者投票へ選考方法が改められてから選ばれたのは4頭だけ。しかも、2004年のテイエムオペラオーとタケシバオーは特例として門戸を広げられたなかで選出されたもので、実質的に記者投票で選考基準に達したのはディープインパクトとウオッカのみである。どれだけ顕彰馬となるのが難しいか、よく分かろう。

2005年以降、そのディープインパクトとウオッカが選ばれた年を除いて、常に1位と2位を占めてきたのがエルコンドルパサーとスペシャルウィークだ。とりわけ、エルコンドルパサーは6度も最多票を獲得しながら顕彰馬になれずにいるのだから、何ともモドかしいと言うほかない。同馬が基準に届かない様はファンにとって春の風物詩であり、 まるで惜敗した凱旋門賞のゴール前を見ている気分にもさせられる。顕彰馬レースぐらい、すっきりと勝たせてやりたいと思うのだが。過去、エルコンドルパサーの得票は60%台に留まっていたが、今年は74%とハナ差まで脚を伸ばした。去年、ヒルノダムールやナカヤマフェスタがロンシャンの厚い壁に跳ね返され、13年前に彼の地で旋風を巻き起こした日本馬の偉大さが記者の脳裏に浮かんだのかもしれない。だからこそ、今年は本当に悔しい落選である。 来年以降、また登録を抹消されて1年経た馬が受賞レースに加わってくる。ブエナビスタ、ヴィクトワールピサ、オルフェーヴル…、票は最近の馬ほど流れやすい。エルコンドルパサーは最後のチャンスを逃したのではないか。

現在、顕彰馬は競走成績が優れているだけではなく、社会的ムーブメントにもなるほどの存在であることが求められている。そうでなければ75%を上回る票を得るのは困難なのだ。この点、顕彰馬制度が数年に1頭の名馬中の名馬を讃えるためにあるのか、あるいは歴史的、記録的な偉業を広く後世に伝えていくためにあるのか、どう趣旨を捉えるかによって現行の仕組みへの賛否も変わってこよう。前者ならばゼロ年代の10年に顕彰されたのがディープインパクト、ウオッカの2頭というのも不思議なことではない。一方、後者の見方なら、もう少し枠を緩くしたほうが良いと考えるだろう。1973年生まれからトウショウボーイ、テンポイントの両雄が選ばれているように、ウオッカの競走生活に欠かせないダイワスカーレットも顕彰馬とされるべきでないか。エルコンドルパサー、スペシャルウィーク、グラスワンダーの三強対決はTTGと同様、色褪せない物語として後世に刻む義務があるのではないか。 どちらが正しいということはないが、何を顕彰馬制度に求めるのか見つめ直すべき機会だと思う。

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2012.04.22

マイラーズC予想 2012

阪神から京都へ舞台を移して開催されることになったマイラーズC。予報では小雨が続くようだが1レース発走時には細かい雨粒が落ちる程度で、ひどく馬場が悪化することはなさそうだ。逃げ、先行馬が大活躍している開幕週、好枠を引いたコスモセンサーに期待したい。去年暮れ、ファイナルSを制すると、年明けニューイーヤーSも勝利。続く東京新聞杯でも二枚腰の伸びを見せて僅差の2着に逃げ粘った。今回はシルポートが引っ張る淀みない流れを少し離れた2番手で追走することになるのではないか。両馬はともに西園厩舎の所属。阿吽の呼吸でペースをつくるはず。ワンツーもあると見て、シルポートを対抗におく。3番手に八分の中山記念を叩いて上昇しているリアルインパクト。関西圏のレースは結果を出せていないが、G1を勝ったマイル戦なら力を発揮できる。なお東のフローラSは一口馬フラゴリーネが出走。冷静な判断ができないので予想はやめておきたい。

◎コスモセンサー ○シルポート ▲リアルインパクト
△トーセンレーヴ、ダノンシャーク、フィフスペトル、エイシンアポロン

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2012.04.16

皐月賞回顧 イン強襲!内田博幸の神業が勝負を決す

皐月賞は馬場に影響されることがままあるレースだが、今年は馬場を見極めたジョッキーの判断が勝敗を決定づけたと言うべきだろう。人気は直前でグランデッツァがワールドエースを抑えて1番人気に。とはいえ3.1倍と3.2倍だから、その差はないに等しいものだった。スタート直後、ヒヤッとしたのはワールドエースの福永。前の馬に接触してバランスを崩し、危うく落馬しかけたのだ。落ちずに済んだのは紙一重、実に幸運だった。メイショウカドマツとゼロスが馬群を離して引っ張る。その後ろに3番人気ディープブリランテ。1000メートルは59秒1。荒れた馬場にしてはペースは速く、先行勢には厳しい流れ。好位置を取ると思われていたグランデッツァは後方15番手。ワールドエースは17番手、最後方に4番人気ゴールドシップと有力馬が揃って追い込みにかける展開になった。福永としてはスタートのアクシデントから立ち直り、グランデッツァを見るポジションも取れ、自信を持って勝負を挑んだのではなかったか。

4コーナー、Mデムーロのグランデッツァが大外を回り、さらにその外をワールドエースが回る。外差しの馬場が続いていたものの、傍目には驚くほど外に膨れる形。それでもグランデッツァが相手ならば決して間違った選択ではなかった。ところが、最も後ろにいたゴールドシップの内田博はまったく逆の進路を選んだ。内に馬を向けると、コーナーの差を利して一気に進出。直線ではぎりぎり荒れていないところを通り、後続を突き放した。ワールドエースは大外から差し脚を伸ばしてくるが、如何せん距離ロスの差は大きすぎる。2馬身半先にゴールドシップが悠々とゴールに飛び込んでいた。内田は道中の走りから多少傷んだところを通っても問題ないと把握し、インを突いた方が有利だと決断した。脳裏にはエ女王杯で1頭だけ最内を走って圧勝したスノーフェアリーが浮かんでいたという。まったく、この男の大胆さ、肝を冷やす。G1を勝つには力が抜きん出ているか、どこかでリスクを背負って勝負することが必要だ。福永には苦い敗戦であろう。

ゴールドシップは父ステイゴールド、母父メジロマックイーン。前年の三冠馬オルフェーヴルと同じ配合になる。少ない頭数からフェイトフルウォーなど重賞勝ち馬を輩出しているのだから、奇跡のニックスと断じて良い。成長力、スタミナ、スピード、勝負強さ、競馬の巧さ、道悪適性、頑丈さ。確かに父、母父はどれも兼ね備えた名馬であった。芦毛のゴールドシップにはマックイーンの面影が強く重なるが。春の牡馬クラシックを社台グループ以外の生産馬が制したのは2008年、ディープスカイのダービー以来。皐月賞の勝ち方をみると、2年連続3冠馬の誕生もあながち低い可能性ではないように感じる。共同通信杯から直行は実績ないステップで、私はアタマでは抑えられなかった。常識的に考えれば、ダービーはさらなる上昇が見込める。ワールドエースは馬体を減らさなかったのは好材料だったが、次走は年明け5戦目になる。競馬はやりやすくなるはずだが、皐月賞の疲労をどこまで癒せるか。

3着はディープブリランテ。かかる場面もあったし、前に行って残るのだから実力は大したもの。ただ気性面からはNHKマイルに矛先を向けてもいいように思う。4着は弥生賞勝ち馬のコスモオオゾラ。こういう馬場は得意だ。逆に5着のグランデッツァは何度もノメって脚をとられていた。ダービーよりは皐月賞のほうがチャンスは大きかっただけに惜しい。輸送で思った以上に馬体が減っていたのも、悪い方向に作用したのではないか。6着サトノギャラント、7着ベールドインパクトはよく頑張っている。9着モンストール、11着アーデント、12着トリップは内枠がかわいそうだった。ラジオNIKKEI杯でゴールドシップとグランデッツァを降したアダムスピークは何とシンガリ負け。体調が戻っていないのか。いずれにしても、ダービーはゴールドシップ、ワールドエースの両雄が再び中心となるだろう。そこに力を温存したヒストリカルら別路線組が割って入れるか。楽しみは大いにある。

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2012.04.15

皐月賞予想 2012

雨も上がって馬場が回復していく最中に行われる皐月賞。前日までのように外差しが有利なのか、それとも先に乾いていく内を回る馬に分があるのか。事前に予測するのは難しい。こういうときは素直に強いと思った馬を本命にしてみよう。ワールドエース◎。前哨戦で最もハイレベルだったと誰もが認めざるを得ないのが、ワールドエースが完勝したきさらぎ賞。見た目だけでなく、超スローペースを後方追走し、直線で一気に加速して馬群を突き放した内容こそ圧巻だった。しかも、展望記事でも触れたように負かしたライバルも粒ぞろい。年明け4戦目のハードローテ、小回りコース、ゲートの悪さ、最近は勝ち馬の出ていない中枠、 輸送による馬体減りと、マイナス材料はいくつもあげられるが、名馬と信じてケタ違いの能力に期待したい。相手はグランデッツァ。あらゆる面で買える要素が揃っている。 陣営も皐月賞こそ勝負という仕上げでないか。3番手にディープブリランテ。速めに流れてくれれば折り合いがつく。 ロスのない競馬で立ち回りたい。

◎ワールドエース ○グランデッツァ ▲ディープブリランテ
△ベールドインパクト、ゴールドシップ、マイネルロブスト、トリップ

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2012.04.13

皐月賞展望 ワールドエースは社台対決を制するか?

牡馬クラシックの第一冠、皐月賞の枠順が発表された。人気を分けるのは2頭。スプリングSを制して世代最初の重賞2勝馬となったグランデッツァと、若葉Sを勝って4戦3勝としたワールドエースである。ともに社台グループのクラブホースだが、グランデッツァは本家社台産、ワールドエースはノーザンファーム産。日本競馬が「社台の運動会」と揶揄されて久しいが、いまや社台ファームとノーザンファームの兄弟同士しか切磋琢磨できる相手はいなくなってしまった。昨年はオルフェーヴルやブエナビスタを擁するノーザンファームが、マルセリーナやカレンチャンらを生産した社台ファームを賞金額で上回って、3年ぶりに生産者リーディングを獲得した。その一方、勝ち鞍では社台ファームがトップを保った。ノーザンファーム代表の吉田勝己は社台ファームこそがライバルだと言って憚らない。

「社台ファームの存在が、頑張れる要素になっていますね。このように全体としては社台ファームと競争し、牧場の中では厩舎がほかの厩舎と競争するなど、私以外の全員が常に競争しています(笑)」 「今後はクオンティティ(量)よりクオリティを高めていこうかな、と。ですが、繁殖牝馬の購入は一生つづけていきます。兄貴(吉田照哉)とぶつかり合いながら買うこともよくありますよ」 (優駿 2012/4)


ワールドエースはノーザンファームの至宝、ディープインパクトの仔として生まれた。「生まれたときから品があった。見かけもいいし、走っても美しい。こんな見事な馬、なかなかいない」(同)と吉田勝己は最高の賛辞を送る。実際、兄弟馬が走っているわけでもないのにサンデーレーシングで世代最高の1億円で募集したのだから、よほど馬体に確信を持てたのだろう。一方、グランデッツァは半姉マルセリーナが桜花賞馬となった後、吉田照哉をして「アグネスタキオンの最高傑作」(週刊Gallop) と言わしめた逸材。アグネスタキオンは社台ファームの生産馬だから、皐月賞は両牧場の威信をかけた一戦と捉えられなくもない。 枠順はワールドエースが5枠9番、グランデッツァが8枠18番を引いた。スプリングS馬が本番で好成績を残していることから人気はグランデッツァに軍配が上がると思っていたが、大外枠が嫌われてワールドエースのほうが支持を集めるかもしれない。ただ皐月賞は中山競馬場で施行された近9年、勝ち馬は不思議と4枠から6枠以外から出ており、8枠は連対数でトップを誇る。枠順で評価を下げるのは賢明ではない。

臨戦過程や脚質など死角が見出しにくいグランデッツァとは対照的に、ワールドエースには懸念材料が少なくない。最も大きいのはローテーション。12月の新馬戦を勝った後、2戦目に選んだ若駒S。追い込みの効かない重馬場でゼロスに逃げ切られて痛恨の敗戦を喫した。競馬を教えた福永を騎乗ミスと責めるわけにはいかないが、悔しさに任せて中1週できさらぎ賞に向かった陣営の判断は疑問符がつく。確かにきさらぎ賞の勝ち方、時計は非常に中身の濃いもので、ワールドエースのポテンシャルの高さを証明することになった。2着ヒストリカルは毎日杯を、3着ベールドインパクトはすみれSを、4着ジャスタウェイはアーリントンCを、それぞれ次走で制している。いかにハイレベルだったか分かろう。しかし、その分、疲労も蓄積することになった。 間隔を開けた若葉Sはマイナス8キロ。輸送のない関西圏でのトライアルを選択したのに馬体を減らしたのは誤算だった。皐月賞は初めての長距離輸送が待つ。当初の青写真通り、弥生賞をステップにできていれば要らぬ不安でなかったか。

さらに4つのコーナーを回る中山2000メートルでは、出遅れ癖は致命傷になりかねない。 若葉Sは先行勢が有利な馬場状態にも関わらず外から力でねじ伏せてしまったが、皐月賞はライバルが断然強くなる。ディープインパクト譲りの末脚とも評されるが、父が格下のアドマイヤジャパンにクビ差まで迫られたのは同じコースだった。鞍上も十全の信頼が置けるとは言いがたい。福永は根岸Sから高松宮記念、桜花賞まで1番人気で跨った重賞は8連敗中だ。それでも、吉田勝己が過剰とも思えるほど福永を重用しているのは、競馬界を背負わねばならないプリンスに勲章を与えたいという意図を含むはず。 去年、初の全国リーディングに立ったとはいえ、牡馬クラシック、天皇賞、有馬記念などは未だ勝利なし。大舞台を人気馬で勝ち切ってこそ、ジョッキーは一流である。何よりワールドエースがこれまで見せてきた実力は世代トップのもの。第一関門さえクリアすれば、2年連続三冠馬の可能性は大きく開けてくる。今年の皐月賞はデータ的にはグランデッツァ有利と認めつつ、心情はワールドエースに寄せてしまう。馬券は悩みどころだ。


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2012.04.07

桜花賞予想 2012

阪神改修後の2007年から、新たに設けられた外回りマイル戦に舞台を移した桜花賞。枠順による有利不利は少なくなったとはいえ1枠から3枠に入った馬の連対はなく、 もっとも良績を残しているのは外枠の差し、追い込み馬である (2010年は直前に芝を刈った影響で先行勢が上位独占傾向)。今年、本命に推したいのはディープインパクト産駒のジェンティルドンナだ。前走のチューリップ賞は荒れた内に押し込められたとはいえ、完敗というべき4着。通常なら消しとなるのだが、同馬は中間に熱発していて八分にも満たない仕上げだった。未勝利勝ち後の3戦目、初めてオープンクラスに挑んだシンザン記念で並み居る牡馬をねじ伏せた力の持ち主。このときの勝ちタイムは翌日の古馬1000万条件より1秒も速かった。過去、シンザン記念で好走した牝馬からはマルセリーナ、ダイワスカーレット、 フサイチエアデールといった桜花賞連対馬が出ている。ジェンティルドンナの手綱をとる岩田も2戦目。本番は大いに前進を期待していい。対抗は2歳女王ジョワドヴィーヴル。こちらも追い切って上昇気配だ。単穴には関東馬からサウンドオブハート。前走の紅梅Sは溜めて差す勝ち方で一戦ごとに競馬が上手くなっており、1番人気で3着に敗れた阪神JFの雪辱を晴らせるか。連下は上記3頭とは力の差があるが、フィリーズレビューの惜敗馬などを抑える。

◎ジェンティルドンナ ○ジョワドヴィーヴル ▲サウンドオブハート
△プレノタート、イチオクノホシ、ヴィルシーナ、サンシャイン

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2012.04.06

桜花賞展望 関東馬旋風は本番も吹き上がるか?

史上初めて関東馬が3つのトライアルをすべてを制した桜戦線。関東馬による旋風は本番でも吹き上がるのか。最終的な結論を下す前に、各ステップレースを振り返っておきたい。 最重要トライアルのチューリップ賞はハナズゴールが外から鮮やかな差し切り勝ちを収めたが、この日は内が伸びない馬場。チューリップ賞は1000メートル60秒2、逃げ馬から離れた後続集団にとっては、かなり遅い流れになった。好位から競馬を進めたジョワドヴィーヴルは窮屈なレースを強いられて伸びを欠いた。最内枠のジェンティルドンナも同様だ。例年、チューリップ賞はスローになることが多いが、桜花賞は追い込み馬の台頭する速い流れになりやすい。必然、求められる能力は違ってくる。となれば、一叩きされて体調上向きのジョワドヴィーヴルの巻き返しは自然と予想される。また、前走は熱発で完調さを欠いていたジェンティルドンナもしっかり追いきられており、 これ以上、馬体が減っていなければ浮上してくるだろう。勝ち馬ハナズゴールが追い切り後、洗い場で 右後肢の蹄球を負傷するアクシデントで回避したのは残念だ。

チューリップ賞とは対照的にハイペースになったのがフィリーズレビュー。直線、早め先頭から押し切ったアイムユアーズは着差以上に強い競馬だった。だが、桜を距離不安でスキップしたビウイッチアスが2着したように、レースはスプリンター向きの流れ。アイムユアーズは阪神JF2着の実績を持つが、本質的にはスタミナよりスピードを活かすタイプであり、底力が問われる内容になると決め手を発揮できないかもしれない。このレース1着は鬼門になっているのも気がかりだ。むしろ、この組からは3着プレノタート、4着イチオクノホシといった無欲の追い込み馬による複勝崩しが面白い。不良馬場のアネモネSはパララサルーが3連勝で1番人気に応えた。外から一気に交わし去った脚は際立っていたし、菜の花賞も荒れ馬場を苦にせずに差してきた。時計がかかるようなら軽視はできない。桜と相性の良いフラワーCも関東馬のオメガハートランドが勝ったが、レースレベルには疑問符がつく。 それならば相手関係は弱くても、紅梅Sを楽勝したサウンドオブハートの余力に期待したい。関東馬ならこの馬という気がする。 クイーンCから直行するヴィルシーナはオークス狙いだろう。

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2012.04.01

ダービー卿CT予想 2012

過去7回の3連単のうち6回は10万円以上の配当が飛び出しているダービー卿CT。 人気馬の信頼性はかなり低いレースだ。そうしたなか10年で8頭の連対馬が出ている最良のステップが東風Sだ。今年は2頭が出走しているが、休養明け、32キロ増ながら4着に粘ったテイエムオオタカに期待してみたい。スプリンターのイメージが強いが、3歳時には1800メートルで勝ち星をあげていたり、マイルのアーリントンCで3着に好走したこともある。今回、先行して自分の形に持ち込めば距離はこなせるはずだ。対抗はサトノタイガー。良血馬が連勝してオープン入り。勢いを買う。単穴にはネオサクセス。前走の中山記念は展開不向きのなか、強い相手と戦って5着だった。54キロのハンデを活かしたい。相手は手広く。

◎テイエムオオタカ ○サトノタイガー ▲ネオサクセス
△ミキノバンジョー、ダイワファルコン、アプリコットフィズ、ガルボ

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