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2012年2月の9件の記事

2012.02.25

中山記念予想 2012

中山1800メートルは先行馬が有利だが、とりわけ中山記念は「巧者」が好走しやすいレース。 ならば、人気も手頃なフィフスペトルを狙ってみたい。中山はGIを含めて連対率5割で、1800メートルは昨夏の夏至Sを楽勝、昨秋はマイル戦の京成杯AHを好位から差し切っている。 その勢いで臨んだマイルCSは2、3番手を先行し、勝ち馬とわずかクビ差の接戦。馬体の充実著しい。休み明けも順調に乗り込まれており、初戦から力を発揮できるだろう。理想は逃げるシルポートを先に見て、スローで追走できる番手からの競馬だ。相手は同馬主のトゥザグロリー。実績上位ではあるが、脚質面から対抗に落とした。単穴にはやはり中山巧者のダイワファルコン。ブリンカー効果で集中力を保てるようになった。

◎フィフスペトル ○トゥザグローリー ▲ダイワファルコン
△フェデラリスト、レッドデイヴィス、ナリタクリスタル、リアルインパクト

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2012.02.24

名伯楽・鶴留明雄師らが引退 ラストウィーク来る

競馬界は世間より一足早い卒業シーズン。今年は4人の調教師と4人のジョッキーが惜しまれつつターフを去る。栗東の鶴留明雄はGⅠ7勝、重賞32勝の名伯楽。去年、オルフェーヴルで三冠を達成した池添謙一は鶴留師が育てた弟子である。管理馬スイープトウショウとのコンビでは秋華賞、宝塚記念、エリザベス女王杯を制している。ちなみに池添の父である謙雄(現調教師)も騎手を引退後、 調教助手として鶴留厩舎で働いていた。私が初めて鶴留厩舎の華々しい活躍に感嘆させられたのは1991年の牝馬クラシックだった。ノーザンテースト産駒のノーザンドライバーは若き岡潤一郎を鞍上にしてデイリー杯、ペガサスSを連勝し、桜花賞ではイソノルーブルに次ぐ2番人気を集めた。このレース、最大のライバルは蹄鉄を履かずに走り、直線で後退。絶好のチャンスが訪れたかに見えたノーザンドライバーだったが、その3馬身先を橙色の帽子が駆け抜けていた。同じ鶴留厩舎、角田晃一の操るシスタートウショウであった。

シスタートウショウはオークスでイソノルーブルにハナ差負けるのだが、3年後の樫で鶴留は雪辱を果たすことになる。ブライアンズタイムの仔、チョウカイキャロルだ。デビュー前から距離適性を見抜き、桜には目もくれず フラワーC、忘れな草賞をステップにして3歳牝馬の頂点へと押し上げた。手綱を取っていたのは先日、自死した小島貞博。戸山為夫厩舎の解散後、乗り鞍を失って窮地に立たされていたベテランジョッキーに鶴留は手を差し伸べたのだ。翌年、小島貞とともにタヤスツヨシで悲願のダービー制覇も成し遂げた。鶴留は騎手時代、戸山に師事していたから、小島貞は弟弟子にあたる。体重増加に悩まされた鶴留は障害レースへ転身したが、戸山の勧めで調教師をめざすようになったという。他人の恩と心の痛みを知る人であるのだろう。 岡、角田、池添ら若手を積極的に起用し、ベテランも丁重に扱う姿勢は「馬づくりは人づくり」なる戸山の信念を体現したものだった。

ラストウィーク、鶴留厩舎は14頭もの攻勢をかける。注目は土曜の新馬戦でデビューするジュエルトウショウ。あのスイープトウショウの娘であり、母の主戦を務めた池添が跨る予定だ。有力馬には一流の外国人ジョッキーを起用するのが当たり前の風潮になっている昨今、 鶴留のような義理人情を重んじるやり方は流行らないのかもしれない。 だが、行き過ぎた振り子は必ず戻るもので、いずれ人を育てていく大切さが再評価される時期が来るのではないかと思う。この他、ラフィアンとのタッグで数々の活躍馬を送り出した稲葉隆一師、チョウサンで毎日王冠を制した清水利章師、親子鷹の高橋隆師と騎手の高橋亮、スマートボーイとのコンビが強烈な伊藤直人、現役最年長の安藤光彰らがムチを置く。 第二の人生が素晴らしきものになるよう拍手をして送り出したい。

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2012.02.19

フェブラリーS予想 2012

史上初の連覇に挑むトランセンド。タフな府中ダートのマイル戦は決して逃げ馬に楽な舞台ではないが、控える競馬ができるようになった同馬には克服できないものではない。今回は15番枠。ダッシュ力を懸念する向きもあろうが、長く芝部分を走れる外枠は好成績を残している。 トランセンドの実力については改めて記す必要もないだろう。フェブラリーSはドバイワールドカップに向けた前哨戦。しっかり勝ち切って、次への楽しみを広げてほしい。対抗はJCダート、東京大賞典と2着してきたワンダーアキュート。もし逆転があるとすれば、スマートファルコンにハナ差まで迫ったこの馬だ。3歳時の武蔵野Sでは同コースでトランセンドを退けた実績もある。3番手にダート転向4戦目になるヤマニンキングリー。芝重賞で通用してきたスピードを活かせるコースだ。

◎トランセンド ○ワンダーアキュート ▲ヤマニンキングリー
△エスポワールシチー、ダノンカモン、シルクフォーチュン、テスタマッタ

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2012.02.18

ダイヤモンドS予想 2012

3400メートルを走るダイヤモンドS。過去5年連続で1番人気か2番人気が連対し、4歳馬が年長馬を圧倒している。今年はスマートロビンとギュスターヴクライが該当するが、ハンデも同じ55キロで甲乙付けがたい。ならば、時勢に従ってディープインパクト産駒のスマートロビンを上位に取ろう。前走の日経新春杯は明らかに太め残りの仕上げだったが、最後まで逃げ粘る競馬を見せた。今回は絞れているはずで、鞍上も二度目の騎乗で上積みが見込める。 このレースは逃げ馬は極めて不振なのが心配だが、陣営は番手以下で折り合わせる戦法を明言しており、好位につけられれば豊富なスタミナを武器にして粘り込めるのではないか。対抗はギュスターヴクライになるが、注意すべきは長距離を使われてきた人気薄馬。4着したステイヤーズSより4キロ軽いピエナファンタストは府中で2勝した実績もある。万葉Sで古豪に先着したリッカロイヤルなども面白い存在。

◎スマートロビン ○ギュスターヴクライ ▲ピエナファンタスト
△リッカロイヤル、ビートブラック、ヤングアットハート

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2012.02.12

共同通信杯&京都記念予想 2012

「府中の千八展開いらず」という。実力通りに決まるフェアなコースだからだ。週刊誌のデータ欄にも脚質や枠順の有利不利はないと記されている。だが、共同通信杯の過去の成績を眺めると、そうした言説を鵜呑みにしていいのだろうかと疑問が沸いてくる。過去10年、連対馬20頭のうち16頭は1番枠から6番枠に入った馬だった。幅の狭いDコースということもあって、内枠有利の馬場状態が出現しているのではないか。本命は圧倒的1番人気も2番枠を引いたディープブリランテ。前走の東京スポーツ杯は不良馬場、折り合いを欠く厳しいレースながら、直線では後続を3馬身引き離してゴール。荒削りなところはあるが、マイナス面を補って余りある能力の高さは魅力的だ。今年のクラシック戦線で先週のきさらぎ賞を勝ったワールドエースと双璧をなす器と見込んだ。対抗は急遽、弥生賞から共同通信杯へ始動戦を切り替えたゴールドシップ。こちらも競馬は幼いが、これまで強い相手と戦って連対を確保してきている。単穴も内枠からストローハット。 叩き上昇、距離短縮で前身が期待できる。

◎ディープブリランテ ○ゴールドシップ ▲ストローハット
△スピルバーグ、ジャングルクルーズ、エネアド、コスモオオゾラ

過去5年、京都記念は明け4歳馬が4勝をあげており、古馬戦線への飛躍とするレース。不思議と5歳馬は成績が芳しくない。本命は勢いある4歳馬、ウインバリアシオンに打つ。 クラシックはダービー、菊花賞ともオルフェーヴルの2着に好走。古馬初対戦となったジャパンカップはスローペースをまくっていく強引な競馬ながら、5着に踏みとどまって力のあるところを証明した。中間はノーザンファームしがらきでリフレッシュし、状態が良いことから早めに京都記念から始動することにした。淀の2400メートルは前半はスロー、後半からロングスパートの持久力勝負になりやすい。ジャパンカップのレースぶりを思えば、ウインバリアシオンはそうした展開になっても乗りきれるのではないか。ライバルより1キロから2キロ軽い56キロの”恵量”も一層大きなアドバンテージだ。相手は有馬記念で中身濃いレースをしたヒルノダムール。前走は海外帰りで十分な状態ではなかった分、上がり目がある。 1番人気ダークシャドウが3番手。能力はGⅠ級もここは叩き台だ。

◎ウインバリアシオン ○ヒルノダムール ▲ダークシャドウ
△トーセンラー、トレイルブレイザー、ゲシュタルト

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2012.02.11

クイーンC予想 2012

1番人気が圧倒的な成績を残しているクイーンCだが2番人気に甘んじているヴィルシーナに敢えて本命を打ちたい。前走は毎年、ハイレベルの素質馬が集まるエリカ賞だった。きさらぎ賞で2着したヒストリカルや評判馬のダノンムーンらが揃ったが、ヴィルシーナは2番手から抜けだして完勝。 除外された阪神JFに出ていても好勝負できたのではないかと思わされる内容だった。デビューから1800メートル以上を使われてきたが、底力の問われる府中マイル戦なら距離短縮もマイナスにはなるまい。ハナを取ってガンガン行きたいタイプはおらず、ゆったりとした流れになれば展開もヴィルシーナに向く。相手はコース替り歓迎のイチオクノホシ、単穴には強い相手と戦ってきたミッドサマーフェアを推す。

◎ヴィルシーナ ○イチオクノホシ ▲ミッドサマーフェア
△モエレフルール、オメガハートランド、プレノタート、ターフデライト

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2012.02.06

カントリー牧場廃業へ ウオッカなる物語を生んだ奇跡

ウオッカやタニノギムレットなど4頭の日本ダービー馬を生産したカントリー牧場が廃業、およそ半世紀の歴史に幕を閉じる。牧場の谷水雄三オーナーが健康を害し、経営を断念することになったと伝えられている。社台グループの寡占化で競馬界に多様性が失われているとの懸念が相次ぐなかで、メジロ牧場に続いて名門オーナーブリーダーが姿を消すことはあまりに惜しい。カントリー牧場は1963年、ゴルフ場を営んでいた先代の谷水信夫が創業し、1968年には生産馬マーチスが皐月賞、タニノハローモアがダービーを制覇。1970年にはタニノムーティエが皐月賞、ダービーのクラシック二冠を達成した。そして1973年、天皇賞秋、有馬記念をタニノチカラが勝ち、日高を代表する生産者としての地位を不動のものにしたのだった。

なぜ創業からわずかな期間で八大競走を勝てる馬を何頭も送り出せたのか。その秘訣は「谷水式ハードトレーニング」と呼ばれる厳しい調教にあった。「馬は鍛えてこそ強くなる」、ひとりの馬主に過ぎなかった谷水信夫は自らの信念を実践するため、牧場を開いて鍛錬に耐える馬をつくろうと考えた。きつい負荷のためデビュー前に故障しても、決して手を緩めることはしなかった。その信念の塊のような生産馬を託されたのが、開業まもない戸山為夫調教師だった。戸山は育成方針を巡って何度もオーナーと衝突しながらも、「人と同じことをやっていたら、人並みだ。いつまでたっても抜け出ることはできない」という人生観に共鳴していた。

「アベベのような天才はザラにはいない。そのアベベにしても故国では走りに走ってあそこまでなった。円谷は練習に練習を重ねて、銅メダルを獲得した。 ここにいる馬は、アベベではないかもしれないが、円谷ぐらいの才能はもっている。 鍛えれば必ず勝てる」/谷水さんは馬のことはそれほど知らない。しかし、ゴルフもやるし陸上競技もやっていたから、自身のスポーツ体験を競馬に敷衍して言うのが常であった。その考えは私も同じであった。 (戸山為夫 『鍛えて最強馬をつくる』 より)

当時、調教は15分や20分で切り上げるのが常識だったが、戸山が「せめて一時間は練習する」と告げると、谷水は他の厩舎にいた馬を新人トレーナーに預けたという。牧場の一期生の中にはタニノハローモアがいた。怪物タケシバオーらを尻目にタニノハローモアは堂々とダービーを逃げきり、厩舎を開設して4年目の戸山に最高の栄誉を贈った。「谷水式」の成功は戸山の原体験となり、 後にインターバルトレーニングと坂路を用いる「戸山式」を生み出し、その思想は今に受け継がれている。カントリー牧場がなければ、日本競馬のレベルアップは大きく遅れていたかもしれない。もちろん、坂路の申し子の異名を取るミホノブルボンもいなかったはずだ。

馬のプロフェッショナルでなかった谷水信夫だからこそ成し得た破天荒な挑戦。しかし、その情熱の人は絶頂期の最中にあった1971年、交通事故で命を落とす。牧場経営は息子の谷水雄三に委ねられた。二代目は父親と違って経済性を重視するビジネスマンだった。効率的に利益をあげようと拡張路線に走り、生産馬の数を増やした。ところが、成績は急下降していく。頭数を増やしたことで地力が衰え、トレーニングに耐えられない弱い馬ばかり生まれたからだった。戸山はカントリー牧場と手を切ることも考えたが、先代への恩義から「馬の数を増やしては駄目だ」と粘り強く説得を続けた。

雄三さんは間もなく気がついた。そして徐々に馬を減らした結果、牧場の地力も馬の成績も回復していった。/ 日の出の勢いのタニノハローモア、マーチスから、落日のタニノチカラまで四年である。牧場が衰え、馬がへたばるのに四年かかったとすれば、回復するにも最低それくらいはかかる。/いったん衰えたら、長い低迷期を覚悟しなければならない。カントリー牧場は最近やっと持ち直してきたが、土というのは最新の注意が必要である。 (「鍛えて最強馬をつくる」より)

少数精鋭主義への転換。谷水雄三は40頭以上いた繁殖を15頭まで減らし、牧草地の土壌改良を行うことにした。また、頭数が減って種付け料の単価をあげられたことで、質の高い配合相手を選ぶことができた。それでも一度、狂った歯車を戻すのは容易ではない。1992年に小島貞博で新潟記念を勝ったタニノボレロなど、重賞には手が届いてもGⅠを勝てるような馬を生産することは叶わなかった。

低迷の原因となった拡張路線だが、復活の礎材とも言うべき 至宝をもたらしもした。アメリカから輸入したシーバード産駒の牝馬、タニノシーバーである。父シーバードは英ダービーや凱旋門賞を制した歴史的名馬であり、種牡馬としてもアレフランス(仏三冠)、リトルカレント(米二冠)などを輩出している。仔出しの良かったタニノシーバードは1977年から1995年までに13頭を生んだ。重賞2勝のタニノスイセイをはじめ、どれも産駒は走って牧場経営を支えた。それらの1頭が準オープンまで出世した牝馬、タニノクリスタルだ。谷水は牧場に帰ってきた同馬に期待のブライアンズタイムを種付けする。 そして、タニノギムレットが生まれた。タニノムーティエ以来、32年の雌伏を経てダービーの栄光をつかんだのだった。

物語はそこで終わらない。戸山の弟子である森秀行が厩舎を開いた際、抽選馬用の馬房を割り当てられたため、谷水は開業祝いにとJRAから抽選馬を購入することにした。森は余っていた牝馬からシラオキに遡るルションの仔をチョイスした。タニノシスターと名付けられ桜花賞に出走。谷水は繁殖にあげ、種牡馬となったタニノギムレットと交配した。ウオッカ誕生である。陣営は桜花賞を勝てばダービーに行くと明言していたが、ダイワスカーレットに惜敗。谷水は逡巡したものの、最終的に初志貫徹してダービーに向かうことにする。オークスへの登録はせず、ウオッカは64年ぶりに牝馬としてダービー馬となる偉業を果たした。こうした決断はカントリー牧場のDNAと言えるチャレンジスピリッツが為させた業なのは間違いないが、それでもオーナーブリーダーという環境になければダービー挑戦は難しかったと谷水は回顧している。

「いずれウオッカが繁殖で牧場に帰ってきますが、オークス馬の勲章がなくても生まれた仔はわたしが使うわけです。仮にウオッカの仔をせりに出したり売るとなると、勲章が大きいわけですけどね。何年かは名前を覚えてもらっていても、5年6年後のこどもになると、せり名簿の勲章で値段がつきますから」(優駿 2007/7)

谷水信夫が創り、戸山為夫らが支え、谷水雄三が守ったカントリー牧場。彼らに影響を受けた森秀行、松田国英、角居勝彦たちが関わってタニノギムレット、ウオッカに結実した。どこかで一つ、かけるボタンが違えていれば日本の競馬史は全く別物に書き変わっていたはずだ。今の生産界、中小のオーナーブリーダーには冬の時代である。後継者がいないという名門牧場の閉鎖も静かに受け入れるべきなのだろう。ただ、幾重の偶然とホースマンの思いが重なりあって現前した競馬シーンを反芻し、その有り難さを噛み締めると、 いかにカントリー牧場という存在が奇跡的であったか、天を仰がざるを得ないのだ。願わくばウオッカの物語が新たに紡がれる糸に導かれ、再び私たちの心を揺さぶらんことを。

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2012.02.05

東京新聞杯予想 2012

厳冬の府中開催。芝はもっとも幅の狭いDコースに設定されているが、Dコースが使われるのは本開催だけだ。水上学の 「月替わりに読む馬券の絶対ルール」 によれば、このコースでは7、8枠の勝率が下がり、次いで1、2枠の成績が悪くなるという。代わって浮上するのが中目の枠。とりわけ3枠は勝率11.9%、複勝率26.4%と抜きん出ている。それが主たる理由ではないが、東京新聞杯は3枠を引いた コスモセンサーを軸にしてみたい。冬場に調子を上げるタイプで、前2走は阪神と中山のオープン特別を連勝。スタート良く、すっと番手で折り合える器用さもある。前走のニューイヤーSは早めに抜け出すと、一度も後続に詰め寄られるシーンなく3馬身差、快勝している。直線の長い府中だが、先行馬が良績を残している。コスモセンサーの押し切り3連勝に期待したい。対抗はディープインパクト産駒のダノンシャーク。 確かな末脚を持ち、復帰して好調の内田博幸が手綱をとるのも心強い。単穴に左回り得意のヒットジャポット。 前走は参考外、巻き返しがある。

◎コスモセンサー ○ダノンシャーク ▲ヒットジャポット
△マイネルラクリマ、アスカクリチャン、フレールジャック、サダムパテック

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2012.02.03

未勝利・500万に出走制限? 狙いは東西格差の是正か

2日に発売された東京スポーツによれば、JRAは主要4競馬場で行われる未勝利、500万条件のレースで「地元馬が最優先で出走できるシステム」を導入するという。関東馬は東京、中山での優先出走権を、 関西馬は阪神、京都の優先出走権を持つことになる。新制度の最大の狙いは東西トレセン格差の是正とみられている。現在、強い関西馬が東上して勝ち星をさらって行くのは日常的な光景だが、地元馬に優先出走権が与えられるようになれば、フルゲートのレースでは除外対象となる。出馬ラッシュ続く昨今、関西馬を下級条件から締め出そうという、事実上の「出走制限」だ。

昨年の主要4場で3歳未勝利は栗東=236勝、美浦=200勝。 3歳上&4歳上500万下は栗東=182勝、美浦=145勝。合計では栗東所属馬が73勝も上回った。この出走制限が施行されると、JRAの試算では73勝中50勝は美浦に勝ち星が移り、東西格差の有効な緩和策となる。(東スポ)

近年、美浦では経営難から厩舎の廃業が相次いでいるが、「勇退」に追い込まれた調教師はまだ栗東にはいない。 新制度に対しては栗東から反発の声があがるのは間違いないが、苦境にあえぐ美浦に賞金を分配しなければ、壊滅的状況に陥るとJRAは危惧しているのだろう。また、美浦所属のほうが稼ぎやすいとなれば、関西で頭打ちになった馬を転厩させるオーナーも出てこよう。馬房を埋められない下位厩舎や新規開業するトレーナーにはプラスになる話だ。しかし、こうした保護主義的施策は、互いに競い合って質を高めてきた競馬界には似つかわしくないのは確か。結果的に東西のレベル差を固定化する懸念もある。JRAにとっては長距離輸送費のコストカットにもなるという新制度。「早ければ今秋から」と報じられているが、まだ時間があるだけに喧々諤々の議論が起きそうだ。

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