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2011.11.30

ジャパンカップ回顧 ブエナビスタ復活で鬼の目にも泪

超ハイペースだった天皇賞秋とは対照的に、 1000メートル61秒8の超スローとなったジャパンカップ。 アメリカのミッションアプルーヴドが先手を奪うと、 大外枠のトーセンジョーダンが果敢に2番手に押し上げる。 結果的に最後は勝ち馬に交わされたとはいえ、トーセンジョーダンは2着。 この日の府中は内有利の馬場状態となっており、 こうして積極的にポジションを取りにいけない外枠の馬は非常な劣勢に立たされた。 その点、盾をもぎ取った後方一気をあっさり捨てさせた 三冠トレーナー・池江泰寿の決断は、大いに評価されていい。 柔和な面持ちだが、冷徹に一手一手を打っていく指揮官としての姿勢は、 中日を優勝に導いた落合博満と重ね合わせるところもある。 このスローペースで待機していては勝負にならないと踏んだ 安藤勝・ウインバリアシオンが3コーナーからロングスパートに打って出って、 ようやく競馬が動き始めた。菊花賞でオルフェーヴルを追いかけず、後方からの競馬に専念させたのとは真逆。 外枠のハンデや慣れない動きにも負けず、5着に踏みとどまったウインバリアシオンは来年へ展望が開けた。

そして、復活したブエナビスタ。2番枠の利を最大限生かして先団で脚を溜め、 直線を向くと外に出して猛追。 抜け出していたトーセンジョーダンと残り100メートルで馬体を併せると、 ゴールではきっちりクビだけ先着した。 前走の天皇賞秋は体調が万全でなかったこともあるし、 そのために内を突かざるを得ず、行き場を失う悔しい敗戦だった。 まともなレースができれば、この馬がやはり強い。振り返れば、去年のジャパンカップで 1着入線も降着になってから1度も勝利をあげていなかった。 レース後のインタビューで松田博資師が「スミヨンには申し訳ないことをした」と 顔をクシャクシャにして嗚咽を漏らしたのには驚かされた。鬼の目にもナントヤラ。 その一方、あれから武豊が理不尽なまでに社台グループから 干され続けている事情の一端を垣間見た思いもした。 注目された凱旋門賞馬デインドリームは6着。上がり34秒0の脚で外から差をつめた。 しかし、この馬場と流れでは勝負には加われない。東京に慣れたジョッキーならば 違った結果だったかもしれない。そうした意味では 内外がもう少しフラットな舞台で日欧女王の対決を見てみたかった。 ペルーサは殿負け。難しい馬だ。

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