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2011年11月の12件の記事

2011.11.30

ジャパンカップ回顧 ブエナビスタ復活で鬼の目にも泪

超ハイペースだった天皇賞秋とは対照的に、 1000メートル61秒8の超スローとなったジャパンカップ。 アメリカのミッションアプルーヴドが先手を奪うと、 大外枠のトーセンジョーダンが果敢に2番手に押し上げる。 結果的に最後は勝ち馬に交わされたとはいえ、トーセンジョーダンは2着。 この日の府中は内有利の馬場状態となっており、 こうして積極的にポジションを取りにいけない外枠の馬は非常な劣勢に立たされた。 その点、盾をもぎ取った後方一気をあっさり捨てさせた 三冠トレーナー・池江泰寿の決断は、大いに評価されていい。 柔和な面持ちだが、冷徹に一手一手を打っていく指揮官としての姿勢は、 中日を優勝に導いた落合博満と重ね合わせるところもある。 このスローペースで待機していては勝負にならないと踏んだ 安藤勝・ウインバリアシオンが3コーナーからロングスパートに打って出って、 ようやく競馬が動き始めた。菊花賞でオルフェーヴルを追いかけず、後方からの競馬に専念させたのとは真逆。 外枠のハンデや慣れない動きにも負けず、5着に踏みとどまったウインバリアシオンは来年へ展望が開けた。

そして、復活したブエナビスタ。2番枠の利を最大限生かして先団で脚を溜め、 直線を向くと外に出して猛追。 抜け出していたトーセンジョーダンと残り100メートルで馬体を併せると、 ゴールではきっちりクビだけ先着した。 前走の天皇賞秋は体調が万全でなかったこともあるし、 そのために内を突かざるを得ず、行き場を失う悔しい敗戦だった。 まともなレースができれば、この馬がやはり強い。振り返れば、去年のジャパンカップで 1着入線も降着になってから1度も勝利をあげていなかった。 レース後のインタビューで松田博資師が「スミヨンには申し訳ないことをした」と 顔をクシャクシャにして嗚咽を漏らしたのには驚かされた。鬼の目にもナントヤラ。 その一方、あれから武豊が理不尽なまでに社台グループから 干され続けている事情の一端を垣間見た思いもした。 注目された凱旋門賞馬デインドリームは6着。上がり34秒0の脚で外から差をつめた。 しかし、この馬場と流れでは勝負には加われない。東京に慣れたジョッキーならば 違った結果だったかもしれない。そうした意味では 内外がもう少しフラットな舞台で日欧女王の対決を見てみたかった。 ペルーサは殿負け。難しい馬だ。

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2011.11.27

ジャパンカップ予想 2011

凱旋門賞の1、2着馬が参戦し、ドバイワールドカップを制した 日本馬が迎え撃つ今年のジャパンカップ。 ここに稀代のナデシコも加わるのだから、盛り上がらないわけはない。 だが、そうしたときほど馬券は人気薄から入りたくなるのが性というもの。 前売り7番人気、ウインバリアシオンを軸に据える。 ダービー、神戸新聞杯、菊花賞とオルフェーヴルに阻まれて勝利を逃しているが、必ず連対してきた安定性は特筆すべき。 府中2400メートルはベストと言える条件で、菊花賞からの距離短縮は大歓迎。 ジャパンカップは同コースのダービーとの親和性が高く、ダービー連対経験馬が毎年のように馬券に絡んでいる。 この時期の3歳馬は古馬とのレベル差があるのは事実だが、 コスモバルク、ドリームパスポート、レッドディザイアら一枚落ちると見られていたクラスでも好走例がある。 父ハーツクライは6年前のジャパンカップでアルカセットにハナ差負けしている。 息子が父の雪辱を果たせるか? 相手は叩いて上昇しているペルーサ、前走はハイペースに飲まれたエイシンフラッシュら。

◎ウインバリアシオン ○ペルーサ ▲エイシンフラッシュ
△ブエナビスタ、デインドリーム、ヴィクトワールピサ、シャレータ

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2011.11.23

マイルCS回顧 池添がエイシンアポロンを勝利に導く

マイルCSは5番人気、池添謙一騎乗のエイシンアポロンが初GⅠ制覇を成し遂げた。 前日の激しい雨で、馬場は稍重。 エイシンアポロンはポンとゲートを出ると4、5番手の好位につけて、ベストポジションを確保。直線、進路はガラリを開き、早々に逃げるシルポートを捕らえる。内で粘るフィフスペトルとの競り合いも余裕を持って制し、ゴールではクビだけ先着した。 「内側は芝が剥がれて、そこに砂を入れた」(二ノ宮敬宇師)ため、荒れているはずの内が伸びる馬場状態。池添はレース前から外に出すことは考えていなかったという。 直前に週刊誌で女性問題が取り沙汰されて 精神面での不安が危惧されたが、三冠ジョッキーの風格か、まったく動じるところがなかった。レース後は検量室で朝美夫人の出迎えを受け、報道陣の前でハイタッチ。夫婦仲にも問題がないところをアピールした。 池添は今年GⅠ5勝目。良い流れが、さらに良い流れを呼んでいる。管理する松永昌博師は騎手時代を含めてGⅠタイトルは初めて。岡田稲男厩舎から転厩してきたばかりのエイシンアポロンを上手く仕上げた。

上位入線した10頭のうち8頭を一桁馬番が占めたように、外枠に入った馬には厳しい競馬になった。13番枠のサプレザはスタートで後手を踏み、直線に賭けるしかなかった。それでも3着まで脚を伸ばすのだから、やはり実力は相当なもの。だが、ゲートの遅い欧州調教馬は前残りの展開になるとハンデが大きい。女傑ゴルディコヴァを下した参戦した3番人気イモタールヴァースも出遅れて7着だった。4着に不振が続いていたダノンヨーヨー。 普段とは違って積極的に前に行く競馬が功を奏した。1番人気に推された3歳馬リアルインパクトは5着。中団から追走したが緩い馬場が合わなかったのか、安田記念や毎日王冠で見せた弾ける脚はなかった。もしかしたら、キャリアの浅さが敗因ということになるのかもしれない。とはいえ、混戦の中で掲示板には載っているのだから 力は示したと言えるだろう。グランプリボスは13着。帰国2戦目だったが、 調子が戻り切らない。2番人気リディルは14着。折り合いを欠いたのが痛かった。また、力関係からしても過剰評価ではなかったか。

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2011.11.20

マイルCS予想 2011

前日の雨で馬場が悪化した京都競馬場。 どこまで回復するか注意して見定めなくてはなるまいが、そうでなくとも外国馬の参戦などあって難解な一戦である。 本命はスピード決着も道悪もドンとござれのエイシンアポロンに打つ。一年近い休養から復帰した毎日王冠は先行して勝ち馬とコンマ1秒差に好走。次走の富士Sでは一転して後方から差し切り勝ちを収めて、本格化したことを証明した。 もともと同世代のローズキングダムやヴィクトワールピサと接戦していた素質馬。 京都コースはデイリー杯で2着して以来となるが、やや中距離に適性あるエイシンアポロンにとってはベストの条件に近いかもしれない。相手は1番人気、3歳馬リアルインパクト。 ひさしぶりの遠征となるが、惨敗した春とは馬が違っている。単穴にミッキードリーム。毎日王冠ではエイシンアポロンに先着しており、天皇賞秋はハイペースに巻き込まれての敗戦だった。この3頭を上位にして馬券は組み立てる。

◎エイシンアポロン ○リアルインパクト ▲ミッキードリーム
△フィフスペトル、イモータルヴァース、サプレザ、リディル、グランプリボス

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2011.11.19

シルク1歳馬募集 やはり人気はノーザンファーム産

今年から社台グループと全面提携に踏み切ったシルクホースクラブ。 先月、2010年産の52頭の募集が始まった。社台ブームで キャロットのように満口馬が続出!とはならなかったが、 すでに3頭の満口が出るなど、全体的にはまずまずの出足と言えるようだ。 その満口馬はやはりノーザンファーム産。 母マチカネタマカズラ(10-37)は父がディープインパクト、 今をときめく池江泰寿厩舎に所属が決まっている。 ノーザンならではの組み合わせで、5000万円(一口10万円)の最高価格は「この馬が目玉ですよ!」とクラブが知らせてくれるよう。 少し意外なブラックタイド産駒、母カメリアローズ(10-24)は兄が 2歳戦線で活躍するダローネガ。こちらは逆に1600万円(一口3万2千円)の お手頃価格が会員の心を射止めた。 佐々木晶三厩舎。ご存知の通りブラックタイドはディープインパクトの全兄であり、 出資者がイメージしたのもディープとの配合だったかもしれない。

上記2頭に少し遅れて満口になったのは、ウォーエンブレム産駒の 母プチノワール(10-48)。須貝尚介厩舎を予定している牝馬だ。私はこの馬に申し込んだのだが、 DVDで歩く姿を見るとゴムマリのような筋肉質。 勝ち上がり率が驚異的に高いウォーエンブレムの仔ということもある。1500万円(一口3万円)。 祖母はホワイトウォータアフェアの全妹で、それにシングスピールをかけたのが母。ということは、アサクサデンエンと同血でもある。 ヴィクトワールピサを輩出するなど勢いのある一族に期待したい。 もう1頭、私が出資したのがスペシャルウィーク産駒の牡馬、母シルクユニバーサル(10-29)。兄弟は走っておらず、 この血統で3000万円(一口6万円)は高いだろうと感じたが、 それを補うだけの動きの良さがある。生産牧場のノーザンファームも自信があるのだろうと推し量れる。 叔母のピサノジュバン(準オープン)と同血になる。 まだ出資を迷っている馬もいるが、調教の様子を見たい。

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2011.11.16

書評「サラブレッド穴ゴリズム」 ”思想”をデータに秘す

今年、創刊20周年を迎えた「競馬最強の法則」。巷の予想を一変させる「スピード指数」や「ラップ解析」など、数多くの馬券理論を世に送り出してきた。その中でも創刊まもない頃から今日まで長年に渡って連載を続けているのが、全重賞レースを取り上げる「大穴必中大作戦」だ。豊富なデータを用いて「買う馬」「穴馬」を浮き彫りにし、「消す馬」をばっさりと提示する。筆者は「競馬予想職人」を名乗る日夏ユタカ。私は十数年来、同誌の読者だが、良質なデータを厳選する日夏の手法には多分に影響を受けたクチである。その日夏が今月、単行本「サラブレッド穴ゴリズム (競馬ベスト新書)」 を世に送り出した。

競馬ファンのなかにはデータ予想を毛嫌いする人もいる。実際、「データは必ず覆されていくものなのに、過去の結果に捕らわれては馬券は取れない」という意見を何度も耳にした。だが、日夏に限っては、そうした批判は当たらない。ひとつひとつのデータは「単なる傾向の羅列に終わらず、サラブレッドはどういう生き物であるか」考え抜いた末、提示されたものだからだ。それがデータに秘められたアルゴリズムであり、これまでヴェールに包まれてきた思想が惜しみなく公開されているのが「サラブレッド穴ゴリズム」なのだ。例えば菊花賞。全馬初めての距離である3000メートル戦で穴馬を絞り出すデータは何か。日夏は「距離適性」ではなく、「距離延長適性」だとする。

3歳の距離未経験馬による戦いだけに、騎手もおのずと慎重にレースを進めるのが常。それでスローペースから高速上がり決着という傾向になりやすく、スタミナに軸足を置いても不発に終わる可能性も少なくないのです。/スローペースになりやすい長距離戦でなにより求められるのは、じつは折り合いなので、過去に距離延長で緩い流れになったときに高いパフォーマンスを示していた馬を炙り出す作戦です。(第1章「だから荒れる!全馬初経験ー距離延長馬の狙い方」より)

去年の菊花賞で、それまで距離延長のレースで複勝率が8割以上だった馬は4頭。そのうちの7番人気ビッグウィークが勝利し、13番人気ビートブラックが3着に入った。1番人気ローズキングダムが絡んだ3連単は33万円を超える配当になった。穴ゴリズムが「経験の浅い若駒では距離延長での実績が大きなアドバンテージになる」とするのは本質を看取するがゆえ。サラブレッドを数字としてしか見ない予想とは対局にあることが分かるだろう。本書では思想に裏付けられた30余りの必中法が、具体的なデータやレースとともに解説されている。斤量、仮柵、血統、馬体重…、その視点は様々。従来の思考法を変更することを読者に迫るものも少なくない。データ派にもアンチデータ派にも薦めたい一冊だ。

[敬称略]

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2011.11.15

エリザベス女王杯回顧 世界の底力を示す名牝連覇

スノーフェアリーの連覇で幕を閉じたエリザベス女王杯。 レースは逃げることを決めていたシンメイフジが、思惑通り馬群を先導して始まった。前へ行く と見られていた外国馬、ダンシングレインは出遅れて後方から。欧州馬は総じてゲートは速くないので、先行馬はリスクを織り込んで印を打たねばならない。すんなりと単騎でハナに行けたことで色気が出たのか、シンメイフジの北村友は序盤から後続を引き離しにかかる。脳裏に浮かんだのはクィーンスプマンテの再現だったか。2番手のホエールキャプチャとは10馬身以上の差。しか し、1000メートル57秒5のラップは速すぎる。この乱ペースを冷静に見ていたのが、スノーフェアリーのムーアだった。レース前は好位から競馬をしようと考えていたが、後方で折り合いをつける待機策に切り替えた。そして、ハイペースで馬群がバラけることを確信して、3コーナーから一気に内に潜り込んだのだ。ロスなく4コーナーを回ると、直線はガラリと開いた進路をめがけて一気の追い込み。ただ1頭、33秒台の末脚を繰り出し、先頭でゴールを駆け抜けた。

今年、スノーフェアリーは凱旋門賞で3着に激走した後、英チャンピオンSを使っての参戦とあって、体調やローテーションに疑問符がつけられていた。実際、5馬身突き放した昨年のデキにはなかったようにみえる。2着のアヴェンチュラとはクビ差だった。それでも、勝ちきってしまうのが世界トップレベルの牡馬と接戦してきた底力であり、まるで淀を自分の庭のように馬を走らせたジョッキーの技量である。多少荒れた馬場なら苦にしないパワーも、去年、今年と最短コースを取れた大きなアドバンテージを生んだ。本当に牝馬とは思えないタフさである。秋華賞を勝って臨んだアヴェンチュラは、スムーズな競馬で馬場の良い外目から伸びた。極端なスローになるとどうかと思っていたが、折り合いを心配する必要はなかった。ただ、激しい闘いを物語るように、レース後、両前脚を骨折していることが判明。復帰には半年以上かかるよう。例年なら十分、GⅠを連勝していたポテンシャル。故障は残念だ。前哨戦で大敗を喫していたアパパネが好位追走から3着。前走とは馬体の中身が違った。ゲート入りを嫌う 「いつもの仕草」が戻っていたのは、闘争心が沸いてきた証左だろう。

積極的に番手につけたホエールキャプチャは4着。直線半ばでは伸びかかる様子もあったが、ハイペースに体力を消耗して失速した。GⅠでは歯がゆい結果が続いているが、リズムがあえばチャンスが巡ってくるはずだ。逃げたシンメイフジは7着に踏みとどまった。次が非常に楽しみ。 重賞3連勝で臨んだイタリアンレッドは9着。こうしたレースは合わないのか、調子落ちか。浜中によると、前半から歓声でテンションが上がってしまったとのことだが、見せ場すらなかったのは解せない。チューリップ賞以来のレーヴディソールは中団から久々を感じさせない競馬。直線はバッタリ止まって11着に敗れたが、追いきり本数の少なさを考えれば悲観すべき内容ではない。じっくりと調整して復活を遂げてほしい。新旧オークス馬、エリンコートは12着、サンテミリオンは殿18着。一度、崩れた牝馬を立て直す難しさを改めて痛感する。なお、スノーフェアリーは登録のあったジャパンカップをスキップして香港ヴァーズに向かうとのこと。レース間隔や疲労、相手関係から当然の選択。JC回避を惜しむ声が大きいのは分かるが、世界的な名牝が来日してくれているのだから、それだけでも感謝せねばなるまい。

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2011.11.13

エリザベス女王杯予想 2011

去年のエリザベス女王杯で4馬身差の快勝を演じ、 今年の凱旋門賞では58キロを背負って3着に好走したスノーフェアリー。 その強さに付け入る隙はないように見える。 但し、今年は凱旋門賞の後、英チャンピオンSに出走しての参戦と若干、押せ押せのローテーション。大外枠を引いたこともあり、 スローの団子状態で上がり勝負になるようなら、日本勢との差は一気に詰まる。 逆転候補に狙ってみたいのはホエールキャプチャ。 1番人気に推された秋華賞は枠順、馬場、展開に泣かされて3着に敗れた。 外回りに変わる今回、ロスなく競馬ができる内枠に入ったのは好材料。 折り合いに不安はなく、1ハロンの延長はまったく問題がない。 過去10年、エリザベス女王杯で3着以内に入った馬の半数以上は ローズSで5着以内に好走した馬だが、今年の該当馬はホエールキャプチャ1頭。 牝馬3冠で惜敗した悔しさをここで晴らしてほしい。 相手はスノーフェアリー、単穴には重賞3連勝中のイタリアンレッド。 ひさびさのレーヴディソールはどこまで。

◎ホエールキャプチャ ○スノーフェアリー ▲イタリアンレッド
△レーヴディソール、アヴェンチュラ、アパパネ、アニメイトバイオ

9,430円

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2011.11.11

京王杯2歳S予想 2011

モンストールの新潟2歳Sの内容はケチのつけようがない。スローペースとはいえ、上がり32秒7の脚を繰り出して1番人気ジャスタウェイを抑えて快勝。5馬身以上引き離した後続のなかにはデイリー杯で2着したダローネガもいるのだから、レベルの高さが伺いしれようというもの。今回は1ハロンの短縮だが、新潟と同じ左回り、広々とした府中となれば心配は不要だろう。父は高松宮記念を勝ったアドマイヤマックス、祖母は裸足のシンデレラと呼ばれたイソノルーブル。血統的にもスピードの勝ったタイプだ。デビューから無敗の3連勝を飾る可能性は高い。だが、もしモンストールに土をつけるとしたら、前に行って粘り込むタイプの馬だろう。デイリー杯で3着に逃げ粘ったゲンテンは、このレースでもハナに近いポジションにいるだろう。上手くスタミナを活かせるミドルペースに落とし込めれば怖い。対抗に推す。単穴は距離短縮が吉と出そうなオリービン。関西勢は侮れない。

◎モンストール ◯ゲンテン ▲オリービン
△ナイスヘイロー、ネオヴァンクル、ダイワインスパイア、エーシンブラスター

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2011.11.06

アルゼンチン共和国杯予想 2011

荒れるイメージのあるハンデ重賞だが、上位3番人気以内の馬が過去10年で連対できなかったのは1度だけ。一方、58キロ以上の重ハンデ馬も2着が1度だけだ。本命は連対数トップの4歳馬、55キロとハンデも手頃なトレイルブレイザーにしたい。春は同コースの目黒記念でコンマ1秒差の4着と好走。 その後、宝塚記念に参戦して一桁着順に踏みとどまっており、 GⅡなら格負けはしない。血統的にも少々の馬場悪化は気にしないだろう。 鞍上の安藤勝は同馬主のビートブラッグを袖にして(?)、 トレイルブレイザーへの乗り替わり。勝負気配が漂う。 GⅠを連勝して勢いに乗る池江泰寿厩舎の所属であるのも心強い。 対抗は58キロも人気の盲点になっているナムラクレセント。 天皇賞春はヒルノダムールにコンマ3秒差の3着だった。 3番手に馬に身が入ってきたビートブラック。 京都大賞典の粘りは成長を感じさせた。

◎トレイルブレイザー ○ナムラクレセント ▲ビートブラック
△オウケンブルースリ、カリバーン、キングトップガン、ドリームセーリング

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2011.11.03

JBCクラシック&スプリント予想 2011

今年のJBCクラシックは面白い。 交流重賞で破竹の快進撃を続けるスマートファルコンと、中央ダートGⅠを連覇してドバイWCでも2着した トランセンドがダートチャンピオンの座を賭けて直接対決するのだ。 両馬ともハナを切って後続を完封するタイプ。 同じ7枠に入ったこともあり、序盤からほとんど差なく競っていくマッチレースが予想される。 どちらがゴールで先着しているのか。本格化した昨秋以降は6連勝中のスマートファルコンだが、 JBCクラシックはトランセンドを上位に取る。休み明けだった南部杯は超ハイペースを番手から押し切る圧巻の内容。 控える競馬ができたこと、ひさびさでも驚異的な粘りを見せた勝負根性は、まだまだトランセンドが成長しているのだと感じさせられた。 トウショウボーイとテンポイントが雌雄を決した有馬記念のように伝説となる一戦を期待したい。

◎トランセンド ○スマートファルコン
△シビルウォー、フィールドルージュ、ボンネビルレコード、テラザクラウド

JBCスプリントは混戦だが、一叩きされて上昇気配のセイクリムズンから入りたい。 昨冬はオープンと重賞を3連勝。 2番人気に推されたフェブラリーSは自分の競馬ができずに大敗したが、やはりマイルは1ハロン長かったということ。得意の短距離戦に戻れば安定した力を発揮できる。 前走の東京盃はあくまで試走で、狙いはJBCスプリント。 データ的にも断然良績ある5歳馬なのも好材料だ。 相手は重賞連勝中のスーニー、東京スプリント勝ちあるセレスハントだが、 船橋のナイキマドリードあたりの食い込みも十分に考えられる。

◎セイクリムズン ○スーニー ▲セレスハント
△ナイキマドリード、ダッシャーゴーゴー、サマーウインド、ラブミーチャン

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2011.11.02

天皇賞秋回顧 魔物が顔を覗かせた”暴走”レコード決着

1分56秒1という日本レコードに驚愕した天皇賞秋。 女王・ブエナビスタは馬券にも絡めず、今でも「府中二千には魔物が棲む」のだと思い知らされる結果となった。 コース改修されたとはいえ、やはりポイントは癖のあるスタート。 発走して100メートルから始まる大きなカーブは騎手心理に大きな影響を与える。 大外を引いた佐藤哲・アーネストリーは出足も一息。慌ててポジションをあげていくが、 外のロスは大きく3番手を取るのが精一杯。 無駄なエネルギーを使い、リズムも狂っては自滅もやむなし。 ハナを奪ったのは最内の蛯名・シルポート。 前走の毎日王冠では小牧がスローに落としすぎて敗れた分、 ある程度、締まったラップを刻もうと考えていたはず。それに最内は先手を取るには有利な半面、躊躇すれば外から被せられるリスクもある。蛯名は迷うことなく手綱をしごいた。しかし、それが1000メートル56秒5なる、殺人的なペースを生むのだから競馬は恐ろしい。 レッツゴーターキンが追い込みを決めた1992年は57秒5、あのサイレンススズカは57秒4(1998)、後藤と吉田の遺恨暴走でさえ56秒9(2003)に留まる。今年は久方振りに魔物が顔を覗かせたとしか思えない。

一方、有力馬も最初のポジションが明暗を分けることになった。 スタートの良かったエイシンフラッシュは3番手から。 通常の流れならベストの位置かもしれないが、ハイペースに飲み込まれ失速した。 岩田・ブエナビスタは中団。これを外から蓋をするようにマークしたのが ベリーのダークシャドウトーセンジョーダンはその後ろ。 さらにペルーサは少し離れた後方を追走した。道中、ブエナビスタは外に出したかったはずだが、ダークシャドウが邪魔で動けない。 4コーナーでもブエナビスタは内を突くことを余儀なくされた。 ハイペースで先行勢が早々に下がってくるのは明白。ベリーにしてやられた岩田は悔しかっただろう。だが、ライバルを潰したダークシャドウもマークしていた分、わずかに進路選択が遅れた。ミッキードリームに前をカットされ、 追い出すことができない。その間に後方にいたトーセンジョーダンが スムーズな競馬で先に抜けた。一足遅れてダークシャドウも猛追を始めたが、 ゴールでは半馬身、捕まえることができなかった。 人気薄で自分の力を発揮することに専念したトーセンジョーダンが、 スタミナ勝負の利も生かしてトーセンに初GⅠをもたらしたのだった。

ダークシャドウは一番強い競馬をした。いつでもGⅠを獲れる力は備えているが、 毎日王冠、天皇賞秋と激戦を重ねており、今シーズンの上がり目は厳しいだろう。 ペルーサは3着。スタートも五分で展開も向いたはずだが、伸びきれなかったのは久々ゆえ。もう少し底力を問われないレースだったら、アタマもあったかもしれない。もしジャパンカップのゲートに入れれば、 今回より上積みある競馬を見せてくれるのではないか。ブエナビスタは4着。アンラッキーな出来事に苦しめられたが、 去年より能力が落ちてきているのは確か。それでも最後はしっかりと伸びてきており、ジャパンカップでも最有力候補であることには違いない。 福永が人気のなさに怒ったというトゥザグローリーが5着。 京都記念でペルーサやローズキングダムを楽に下したことから、 これぐらいやれるのは当然か。同馬の復調はGⅠ戦線が面白くしてくれる。 ローズキングダムは10着。ペースか体調か、敗因は分からないが、 ジャパンカップ連覇は相当に厳しい。女傑メイショウベルーガは右前繋靱帯不全断裂で競走中止したが、一命は取り留めて繁殖入りは叶うよう。 胸をなでおろした。

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