« 京成杯AH予想 2011 | トップページ | セントライト記念予想 2011 »

2011.09.15

フォワ賞回顧 本番の逆転を期待させたヒルノダムール

11日に行われた凱旋門賞の前哨戦、フォワ賞は ヒルノダムール(藤田)が2着と好走。またナカヤマフェスタ(蛯名)も10ヶ月ぶりの競馬ながら 差のない競馬をして本番への期待感を持たせる結果となった。 フォワ賞は4頭立て。ポンと飛び出したナカヤマフェスタがハナを切り、 続いてセントニコラスアベイ、ヒルノダムール、最後方にサラフィナが陣取った。 本来は追い込み馬のディープインパクトもそうだったが、 ゲートを良く訓練されている日本馬は脚を溜めたいときにも先行を余儀なくされるケースがある。 ひさしぶりの競馬で気持よく競馬をさせたいナカヤマフェスタは 逃げることを選択したが、ヒルノダムールは本番を見据えて 折り合いをつける競馬をした。その点、スローペースのなか、 初めてのロンシャンをリラックスして走れたことは大きな収穫だったと言える。 ニエル賞で殿負けを喫したナカヤマナイトは馬場に対応できず 走りがバラバラにだったが、多少は戸惑っていただろうヒルノダムールは競馬の格好を つけることができた。これまで前哨戦を使わずに凱旋門賞に臨む日本馬に対して 現地のホースマンから疑問の声が度々漏れ聞こえてきたこともあったが、 改めてロンシャンを一度、経験させておくことのメリットを感じさせられた。

フォワ賞の見どころは何と言っても、ゴール前のヒルノダムールとサラフィナの叩き合いだった。 先にいたナカヤマナイトとセントニコラスアベイに外から 並びかけていった藤田。サラフィナはその後ろにおり、進路を阻まれたかに見えた。 ところが、サラフィナのルメールはセントニコラスアベイとヒルノダムールの間をこじあけ、 矢のような伸びでヒルノダムールとのバトルを制したのだ。 あくまで前哨戦であり、凱旋門賞でも本命の一角とされる実力馬であることを考えれば、 安全策をとってヒルノダムールの外へ持ち出すのが当たり前のように思われた。 「日本ではあのような狭いスペースに突っ込んでくることはない」(JRA公式)と藤田も驚いたほど。 牝馬とは思えぬサラフィナの激しい闘争心、強靭な精神力に自信があればこそできた手綱さばきだった。 「短首」の着差以上のライバルに印象づけたのではないか。尤も、ヒルノダムールにしても フォワ賞は余裕残しの馬体。大きな上積みが見込める。 本番は多頭数になり、紛れも生まれてくるだろう。出し抜けを食わされた藤田も 決して怯むことなく、右ムチを連打する強気の姿勢を見せた。 外国勢のマークが厳しくなるのは間違いないが、今年のドバイWC同様、普段の”恫喝競馬”を崩さないことが大切だ。 いずれにしても本番での逆転も期待させる前哨戦だった。

レース後、日本の両騎は順調に調整を続けている。 ヒルノダムール陣営は「フォワ賞の前よりも動きは良くなっている」とコメントしていてる。 凱旋門賞は10月2日。JRAは東京と大阪の映画館で パブリックビューイングを催すことを発表した。 ヒルノダムール、ナカヤマフェスタの快挙を望む。

|

« 京成杯AH予想 2011 | トップページ | セントライト記念予想 2011 »

海外競馬」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/1902/52736518

この記事へのトラックバック一覧です: フォワ賞回顧 本番の逆転を期待させたヒルノダムール:

« 京成杯AH予想 2011 | トップページ | セントライト記念予想 2011 »