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2011.08.16

クイーンS回顧 内容濃いアヴェンチュラ初重賞制覇

札幌で行われたクイーンSは1番人気のアヴェンチュラが 強い勝ち方で初重賞制覇を飾った。9レース頃から降りだした小雨のなかでスタートは切られ、 カウアイレーン、ブライティアパルス、アプリコットフィズら伏兵陣が 先手を争うハイペースの展開になった。 最内枠レディアルバローザはその後ろ。さらにアヴェンチュラが追走した。 1000メートル通過は58秒4。4コーナー手前、先行勢の息が上がるなかで、 池添はアヴェンチュラにムチを入れて仕掛けていく。 驚かされたのは後方、離れて待機していたコスモネモシンが一気にまくって アヴェンチュラに並びかけてきたこと。丹内の強引な競馬に見えるが、札幌では正解のひとつ。 直線は一旦はコスモネモシンが先頭に踊りでるが、 内からアヴェンチュラが差し替えして優勝。着差はクビだったが、 それ以上に内容の濃いレースと言えよう。全兄にフサイチホウオー、トールポピーがいる 良血馬だが、3歳秋以降は尻すぼみになってしまった兄弟と違って、 骨折で春を休養にあてたのが吉と出るかもしれない。

2着コスモネモシンは不利な大外を引いたが、それが却って腹を据えて思い切った 競馬につながったのではないか。今年になって重賞でも安定した力を発揮できるようになった。 3着はアニメイトバイオ。3歳時の実績を考えれば、もっとやれていいはずだが、 どこかピリッとしきれていない。期待したレディアルバローザは6着。 福永曰く「のめって脚を取られた」(ラジオNIKKEI)ということで、 せっかく最内をロスなく進んだのに伸びきれなかった。 ヴィクトリアマイルで100%仕上げられた分、休養明け初戦のここは 6分、7分の仕上げだったのだろう。 オークス馬・サンテミリオンは昨秋のエリザベス女王杯以来だったが殿負け。 プラス24キロは多少太かったにしても、もう少し格好をつけてほしかった。 それでも担当の調教助手は復調の兆しを感じたという。 やはり大差の殿負けを喫した秋華賞はフォームがバラバラで 気持ちも切れていたのが、今回はモタれることなく最後まで走っていたそうだ。

サンテミリオンの最下位という結果だけを見て、 彼女はもう終わったんじゃないか、 牝馬特有の燃え尽き症状なんじゃないか、 そう思った方もいると思います。彼女は終わっていません。 精神的にも、肉体的にも、 彼女はとてもいい状態で、競馬場に帰ってきました。 今回はいい結果はでませんでしたが、 彼女はまだまだやれる、良くなっている、 その事を次の競馬で証明してみせます。 (『クイーンSの敗因と収穫。』持ち乗り調教助手の本音半分、建前半分。)

サンテミリオンの秋華賞後、清水成駿が「古賀慎厩舎の社台ホースは90%以上牧場仕上げ。入厩後はほとんどが馬なり。 維持させるだけ」「こんな仕上げでGⅠにぶつける見識を疑う」 (清水成駿の競馬春秋)と手厳しい批判を加えたのは記憶に新しい。このとき、おそらくスタッフは激しい憤りに駆られたはず。その悔しさをバネにして、秋には万全の態勢で本来のレースぶりを見せてくれるよう頑張ってほしい。

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