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2011.05.14

岩手競馬が開幕 ”心をひとつに”をスローガンにして

きょう(14日)、東日本大震災により大きな被害を受けた岩手競馬が開幕、騎手たちは犠牲者を悼む喪章をつけてレースに臨んだ。例年より1ヵ月半遅れ、水沢ではなく盛岡でのスタートとなる。開幕して3日間は被災市町村の名をつけた応援レースを実施し、それぞれ10万円の義援金が自治体に贈られる。スローガンは『がんばろう東北 心をひとつに 岩手競馬』だ。岩手競馬は津波で釜石場外が壊滅したほか、水沢競馬場も天井が落下するなどして施設が使えなくなり、被害総額は11億円に上るとされる。レースを再開するにあたって問題とされたのが、収支の見通しだった。震災前から岩手競馬は存続条件として「収支均衡」が求められており、その条件は被災後も変わらなかった。沿岸部の復興に膨大な支出が見込まれるなか、公的資金を競馬に投入することが許されないのは当然だった。そのため、岩手競馬は開催日を従来の4分の3となる盛岡のみの90日とし、売り上げは半分程度の97億円余とする計画を作成。施設の復旧費は地方競馬全国協会からの助成で賄う一方、JRAからの支援、賞典費や運営費を削減などで収支を均衡させるとして開催を承認させた。目標として一定額を義援金として拠出することも掲げた。数々の困難を乗り越えて、開幕まで漕ぎ着けた関係者の努力に敬意を払いたい。

こうしたなか、岩手競馬の関係者、マスコミ、ファンなど有志が集まって「岩馬るべ!(がんばるべ)東北プロジェクト」が立ち上がった。ウェブやソーシャルメディアを活用して岩手競馬を側面から支え、全国の人々からメッセージを募るなどし東北を盛り立てていこうとしている。オフィシャルブログで岩手のアイドル・ふじポンは今年の目標に「沿岸の皆様ご招待バスツアー」を行うと記している。まだまだ被災した多くの方々は競馬を楽しめるような状況にはないのが現実だが、雇用の受け皿として、地域経済の基盤として、そして人々に元気と喜びを贈るスポーツとして、岩手競馬が復興の糧となってくれることを願いたい。再開にあたって収支計画は県から承認されたものの、今後の売り上げは不確定要素が多く先を見通すのは容易ではない。私たち被災地から離れたファンができるのは、これまで以上に岩手競馬に注目して馬券を買うことだろう。個人的にも今日の最終レース「がんばろう山田」には一口馬シルキーフェザントが出走。また、すでに小西厩舎で調教を積まれている2歳馬、シルク9-53(サクラローレル×グレイスフル)に出資しているので、愛馬の活躍を見守りながら岩手競馬を応援したい。

>>ブログ「岩馬るべ!(がんばるべ)東北プロジェクト」

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