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2011.04.06

自粛は不要 1つでも多くのレースを支援競走に

震災発生から間もなく一ヶ月。未だ被害規模すら把握することができず、復興の道を歩み始めるまでには至っていない。こうした状況のもと、被災地への配慮から”自粛”を求める空気は電力不足にも関係がない西日本にも及んでいる。一方、岩手の酒蔵が花見をして東北の産品を消費してもらうことが応援になる、自粛は二次被害を生むという動画をウェブにアップして反響を呼んだ。私もこの酒蔵の意見に賛成だ。もちろん、節電が必要な地域では条件に見合った行動をしなくてはならないが、関西や九州まで”不謹慎”だからと経済活動を低迷させる理由はない。広大な範囲が被害を受けた被災地、復興への道のりは長く険しい。だからこそ、東北を支援するためには、被災地以外の人々が活発に動き、被災地に復興資金を送り続ける必要がある。自粛しなくてはならないのは、被災地への観光まがいの物見遊山や風評被害に基づく産品の買い控えの方ではないか。被災地に何ができるのかを心に留めつつ、日常へ戻れる人々は戻るのが最善であると私は考える。

中央競馬も先週から電話投票が復活したが、まだ東日本地域の主な競馬場、場外施設では発売業務は再開されない予定だ。JRAにとって競馬を開催することで、世論や政府の反発を受けることだけは避けたいのは理解できるが、できるだけ早い時期に場外発売の実施に漕ぎ着けてほしい。JRAは皐月賞から宝塚記念までのG1が8週連続で行われる間、最終レースを被災地支援競走として売上金の5%を寄付すると発表した。これらのレースはもともと「JRAプレミアムレース」の対象となっていたものだ。だが、JRAが公営競技として緊急時の役割を果たすべきならば、今後は売上の大きいG1そのものを支援競走に指定できるよう検討してほしい。G1だけの話ではない。例えばJRAが2.5%、ファンが2.5%の取り分を差し出すことで、全レースから復興資金を捻出できないのか。そうすれば直接の支援につながるのだから、ファンも大手を振って馬券を買えるのに、JRAも堂々と場外を開けるのにと思う。法的な問題をクリアする必要があるのだろうが、自ら率先して案を披露し、行政に働きかけてもらいたい。

国民的スポーツであるサッカーや野球ではチャリティマッチが組まれ、キングカズが感動的なゴールを届けたり、斎藤佑樹が好投してスタジアムを沸かせたりしている。大切な人や家財を失った被災者にとってはスポーツに元気づけられる時期はまだ早いのだろうが、それでも少なくない被災地の人々を楽しませてくれたのではなかろうか。かたや競馬。求めたいのは謙虚さである。騎手たちが自分のプレーで被災者を勇気づけたいと願って真摯に臨むのは是。だが、故に困難な中でも開催すべきだと、競馬界が野球やサッカーと同様に主張するのは否。時期尚早、驕りである。この1年、2年、世界最大の公営競技たる中央競馬が為さねばならないのは、言葉は悪いが集金マシーンと化して復興資金を稼ぎ出すこと。だからこそ、自粛ムードに飲み込まれずに売り上げを伸ばす努力をすべきだし、G1でも何でもケチケチせずに被災地のために差し出すべきだと考える。この国難を乗り越えるために全力を尽くすことが競馬の存在意義を確固たるものにし、未来への礎になる、国民的スポーツに飛躍することにもつながるのではないか。ファンもきっと理解してくれると思うのだが、いかがだろう。

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コメント

なぜ関東地区で馬券を発売しないのか・・・。まさか節電対応じゃないでしょうし、「ギャンブルはこんな時に不謹慎」なんて戯言をいってるわけでもないだろうし・・・。

今日の桜花賞のようないいレースを見て、元気が出た被災者の方もたくさんいらっしゃるのではないかと思いますよね。

投稿: bowie | 2011.04.11 00:43

さあ、東京でも競馬が始まりました。わたしもようやく競馬をやりたい気分になってきました。競馬が復興資金の源になることを祈ってます。

投稿: ガトー@馬耳東風 | 2011.04.23 12:03

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