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2011.03.17

中山は3月末まで中止 長期間の復興競馬開催を

東日本大震災の影響で開催中止を余儀なくされた先週の中央競馬。翌週の代替開催を目指したものの、予断を許さない原発問題、大規模な輪番停電、公共交通機関の乱れなど収束にめどが立たないことから3月一杯、中山開催の取りやめが決定された。今週は19日から21日までの3日間、阪神と小倉でレースが施行され、先週に行われるはずだった中京記念やフィリーズレビューも組み込まれることになった。一方、クラシックの重要ステップであるスプリングS、フラワーCは来週の阪神に移行される予定だが、アネモネSは中止になるという。4月からの福島開催が絶望的なのは当然として、電力の供給不安による混乱が続くようであれば中山、府中の開催も見通しが立たない。当面、迫られるのは皐月賞を始めとする関東のクラシック戦線をどうするかということだろう。すでに阪神、小倉で出走するため、多くの関東馬が西下しており、JRAは京都競馬場を開放して対応するようだ。町が津波に襲われた宮城県亘理郡にある山元トレセンは高台にあるため、幸いなことに全馬が難を逃れた。私が一口出資している関東馬リアルアヴェニューは15日に山元トレセンを出て、翌日に栗東近くのノーザンファームしがらきに移送されている。関西は開催されても除外ラッシュが続きそうだ。

こうした未曾有の大震災でまだ被災者の救出も終っていない最中、 ”娯楽”である競馬を開催することに批判的な声も出てこよう。もちろん、震災前と同じような気持ちで楽しむことは誰しもできないだろうが、可能なところから日常を取り戻し、経済活動を再開させるのは大切なこと。JRAは被災地に1億円の義援金を贈ることを発表し、競馬場でも積極的に募金活動を行っていくとしている。 16年前の阪神大震災の際、JRAは5ヶ月後に2日間の復興競馬を開催し、収益の一部の24億円を寄付している。今回の東日本大震災は被害が広域に渡っており、阪神大震災よりかなり多くの復興資金が必要になる。復興競馬には法律改正を要するが、例えば数カ月間に渡って控除率を30%まで引き上げ、捻出した5%分の利益を復興資金にするというのはどうだろうか。きっとファンも理解してくれるだろうし、競馬開催への世間の目も180度変わってくるはずだ。世界最大の公営競技の底力を発揮する時である。被災地の状況は依然として厳しいが、嬉しいニュースもあった。ブログ「岩手競馬に注目」の森川駿平さんが無事救出されていたことが判明したのだ。被災地のために何ができるのか、熟慮しながら競馬界も歩みを進めていかねばならない。

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コメント

5%上乗せは賛成ですが、それプラスJRAも25%のうち5%を寄付して、ファンとJRA折半で売り上げの10%を支援金としたほうがよいと思うのですがどうでしょう?食うジョ率だけ上げて、その分だけを支援金に回すとファンだけに負担を強いて自分の懐を痛めない印象を受けると思います。

投稿: さすらい  | 2011.03.24 19:19

>さすらいさま その案、大賛成です。JRAにもみんなで意見を伝えたいですね。

投稿: ガトー@馬耳東風 | 2011.03.29 09:28

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