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2011年3月の7件の記事

2011.03.27

高松宮記念予想 2011

昨夜、仕事のため赴いた被災地から空路で大阪へ戻ってきた。着陸前、あまりに光り輝いている街並みに目が眩んだ。 外に出れば、そこは震災前と変わらぬ日常の風景。 東北では地域がまるごと壊滅して、 避難所はすべてを失って途方に暮れる人々で溢れかえっている。 時折、もたらされる誰かの遺体が確認されたという悲報。 あれは映画でも見ていたのか、それともゲームの中の世界だったのか。馬鹿らしいが、そんな戸惑いに苛まれた。かたや、中山開催の中止を余儀なくされている競馬界では、きょう未明、日本競馬史に金字塔を打ち立てる偉業が成し遂げられた。ヴィクトワールピサが世界最高峰のレースであるドバイワールドカップを制したのだ。トランセンドがスローペースに持ち込んでレースを支配するなか、出遅れたヴィクトワールピサは最後方から一気のマクリに出ると、後続の追撃を振りきって先頭でゴールに飛び込んだ。2着にもトランセンドが粘って日本のワンツー。もちろん、まだ行方不明者の捜索が続く現況では競馬が被災地を勇気づけられる段階には全くないが、意気消沈した全国の競馬ファンに元気を与える勝利だったことは間違いない。筆舌に尽くしがたい傷を負った被災地のファンが、同じように競馬が楽しむことができるまで支えていくことが大切だ。

今週もJRAは「被災地支援競馬」。最終レースに組まれた毎日杯は売り上げの5%を支援のため拠出することが発表された。被災地にとって、これから最も必要になるのが莫大な復興資金だ。そのために経済活動は停滞させてはならず、JRAは被災地に金を回すための仕組みを確立し、ファンはせっせと馬券を買うのが善。過度な自粛や同情は1円にもならない。繰り返すが、求められるのは復興資金である。東日本でも環境が整えば、本場やウインズを早く再開してもらいたい。さて、今年は阪神で行われる高松宮記念。本命は唯一の4歳馬、ダッシャーゴーゴーに打つ。昨秋は世界レベルの香港勢を相手に健闘。セントウルSではグリーンバーディーを負かし、スプリンターズSではウルトラファンタジーにハナ差まで迫った。阪神コースも3戦2勝と相性良く、外差しが決まる馬場も味方してくれるはずだ。対抗は1200メートルで4戦4勝のジョーカプチーノ。単穴には古豪キンシャサノキセキ。3連単のヒモは少し手広く流したい。

◎ダッシャーゴーゴー ○ジョーカプチーノ ▲キンシャサノキセキ
△サンカルロ、エーシンフォワード、ワンカラット、レッドスパーダ

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2011.03.20

レース再開 ”被災地支援競馬”が始まる

東日本大震災で中断した中央競馬が、阪神と小倉で19日から再開した。JRAは”被災地支援競馬”と銘打って、売上の一部を被災地に拠出するほか、レースに1頭が出走する度に馬主3万円、調教師1万円、騎手3千円を義援金として寄付することにした。また武豊を先頭に競馬場での募金活動も行われている。被災地の現状を鑑みると、とても「いいレースを見せることが励ましになる」と言える段階ではないものの、少しでも義援金を集める手段になるならば開催も是ではないだろうか。早く法律を成立させ、本格的な復興競馬も始めてもらいたい。今回は継続的な被災地支援が必要だ。隗より始めよと、本来は私も率先して馬券を買うべきであろうが、実は先日から仕事の関係で東北地方に入っていて競馬は見れていない。再開したばかりのホテルは暖房もシャワーもないが、避難所で暮らす人々を思えば贅沢な環境にある。しばらくは更新も途絶えがちになるがご容赦願いたい。

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2011.03.17

中山は3月末まで中止 長期間の復興競馬開催を

東日本大震災の影響で開催中止を余儀なくされた先週の中央競馬。翌週の代替開催を目指したものの、予断を許さない原発問題、大規模な輪番停電、公共交通機関の乱れなど収束にめどが立たないことから3月一杯、中山開催の取りやめが決定された。今週は19日から21日までの3日間、阪神と小倉でレースが施行され、先週に行われるはずだった中京記念やフィリーズレビューも組み込まれることになった。一方、クラシックの重要ステップであるスプリングS、フラワーCは来週の阪神に移行される予定だが、アネモネSは中止になるという。4月からの福島開催が絶望的なのは当然として、電力の供給不安による混乱が続くようであれば中山、府中の開催も見通しが立たない。当面、迫られるのは皐月賞を始めとする関東のクラシック戦線をどうするかということだろう。すでに阪神、小倉で出走するため、多くの関東馬が西下しており、JRAは京都競馬場を開放して対応するようだ。町が津波に襲われた宮城県亘理郡にある山元トレセンは高台にあるため、幸いなことに全馬が難を逃れた。私が一口出資している関東馬リアルアヴェニューは15日に山元トレセンを出て、翌日に栗東近くのノーザンファームしがらきに移送されている。関西は開催されても除外ラッシュが続きそうだ。

こうした未曾有の大震災でまだ被災者の救出も終っていない最中、 ”娯楽”である競馬を開催することに批判的な声も出てこよう。もちろん、震災前と同じような気持ちで楽しむことは誰しもできないだろうが、可能なところから日常を取り戻し、経済活動を再開させるのは大切なこと。JRAは被災地に1億円の義援金を贈ることを発表し、競馬場でも積極的に募金活動を行っていくとしている。 16年前の阪神大震災の際、JRAは5ヶ月後に2日間の復興競馬を開催し、収益の一部の24億円を寄付している。今回の東日本大震災は被害が広域に渡っており、阪神大震災よりかなり多くの復興資金が必要になる。復興競馬には法律改正を要するが、例えば数カ月間に渡って控除率を30%まで引き上げ、捻出した5%分の利益を復興資金にするというのはどうだろうか。きっとファンも理解してくれるだろうし、競馬開催への世間の目も180度変わってくるはずだ。世界最大の公営競技の底力を発揮する時である。被災地の状況は依然として厳しいが、嬉しいニュースもあった。ブログ「岩手競馬に注目」の森川駿平さんが無事救出されていたことが判明したのだ。被災地のために何ができるのか、熟慮しながら競馬界も歩みを進めていかねばならない。

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2011.03.12

被災された方々にお見舞い申し上げます

11日午後に発生したマグニチュード8.8という世界最大級の大地震。東北地方の太平洋岸を中心に大きな津波が発生し、甚大な被害が出ています。夜の零時を回って犠牲者は300人以上に達しましたが、行方不明者の数は把握できず、余震や津波が繰り返されており予断を許さない状況が続いています。報道によれば宮城県気仙沼市などでは津波によって大規模な火災が起きていて、現地の人々の安否が気遣われています。岩手競馬を支える熱心なブロガーとして知られる「岩手競馬に注目」の森川駿平さんも、気仙沼市にある勤務先の診療所7階に取り残されているそうです。森川さんはツイッターで情報を発信していて、周囲が火災に襲われる様子や近隣から爆発音が聞こえてくることなどを伝え続けています。昨夜9時「火災の危機は脱した」とのツイートを最後にバッテリー温存のため携帯の電源を切られたようですが、とにかく無事に救出されることを願いたいです。そして、被災された方々には心からお見舞い申し上げるとともに、ひとりでも地震による犠牲者が少なくなるようお祈りしたいと思います。

>>森川駿平さんツイートまとめ

中央競馬は12日(土)、13日(日)とも全場で競馬開催を中止することを明らかにしました。土川健之理事長は「被災されました皆様に対しまして心からお見舞いを申し上げますとともに、一日も早く復旧されることをお祈りいたします」とのコメントを発表。東京競馬場、中山競馬場ではガラス破損や天井落下などの被害があったほか、福島競馬場は近隣住民の避難場所になっています。未曾有の津波による広域的大災害ゆえ、開催の取りやめは適切な判断だと思います。地方競馬も来週の船橋競馬や、黒船賞を行う予定だった高知競馬が開催中止を決定しました。今回の地震ではツイッターやユーストリームといったソーシャルメディアが大きな役割を果たしており、各界のアスリートたちも励ましの言葉を発信しています。きっと被災したファンには心強いものになっているでしょう。一方、競馬ファンとして残念だったのが、一部の美浦所属の若手騎手らが「競馬は中止になったのでみんなで飲みながらゲーム大会で盛り上がる」といった軽率の誹りを免れないツイートをしていたこと。どんな時に何をしようと個人の勝手ではありますが、競馬の品位を貶めるようなことは避けてほしいものです。

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2011.03.08

チューリップ賞・弥生賞回顧 その強さはブエナ級!?

先週は東西で重要な2つのトライアルレースが行われた。土曜はチューリップ賞。前述したようにレーヴディソールの強さをこの目で確かめたくて、わたしも久しぶりに阪神競馬場へと出かけた。結果から言えば、想像以上の圧勝劇だった。この日は課題のスタートもまずまずで、中団やや後ろから追走。ゆっくりと外からあがっていくと、直線では怖いのは不利だけだとばかりに大外へ持ち出した。早めに動いていった2番人気ライステラスらを交わす際、わずかに仕掛けられるとビュンと急加速。たちまち馬群を引き離し、最後は抑えて4馬身差の大楽勝だった。パッと馬体を見ただけでは筋骨隆々としているわけでもなく、どこにこんなパワーが秘められているのか不思議なほどだが、同時期のブエナビスタに比肩するパフォーマンスを披露したのは間違いない。無事なら桜花賞は確勝だろうし、その後はオークスではなくダービーをという声が聞こえてくるはずだ。1頭が強いレースをすると2着以下は混戦になるのが常で、その中でギリギリとは言え連対を確保したライステラスも決して弱い馬ではない。ただ本番、レーヴディソールの紐は波乱の可能性大と見て馬券を組み立てるのが良いかもしれない。

牝馬戦線と打って変わって、牡馬クラシックは群雄割拠が続く。弥生賞は予想の印通りに1番人気サダムパテックが勝利。朝日杯はチグハグな競馬で敗退したものの、東スポ杯で3馬身差の完勝した力は本物だった。戦前から今年の牡馬戦線でレベルが高いのは朝日杯、ホープフルS、京成杯と指摘して、今回も上位3頭をこれらのレースの上位馬が占める結果になった。デボネア、プレイらは先行力もあり、ゴチャつく展開なら皐月賞でも良いところに行くかもしれない。とは言え、まだまだ皐月賞の当確マークはどの馬にも打てない。ラジオNIKKEI杯組のオールアズワン、ウインバリアシオンは弥生賞でも見せ場なく敗れたが、勝ち馬のダノンバラード以下、年が明けて苦戦が続いておりレースレベルに疑問符がつくことがはっきりした。つまり500万下を取りこぼしているコティリオンと接戦のオールアズワン、ウインバリアシオンらは力が足りなかったということ。これからのトライアルでもこの基本に立ち返りたい。誤算だったのはターゲットマシン。馬場に出て入れ込み、行きたがるままにハナを切らせて殿負け。キャリアの浅さが敗因で、ダービートライアルに向けて立て直しを迫られる。

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2011.03.06

弥生賞予想 2011

数日前からOSが起動しなくなり、何とかデータの救出だけはできたものの復旧の目処は立たず。しばらくブログの更新作業にも支障が出るかもしれない。そんな中、土曜日はひさしぶりにチューリップ賞を見たくて阪神競馬場へ観戦に。レーヴの強さに度肝を抜かれるとともに、先月までの馬券不振が嘘のように8レース中7レースで3連単が的中。不思議なこともあるものだ。日曜の弥生賞はPCを失ってアナログ頼りの予想。皐月賞の最重要トライアルとして位置づけられるこのレースは、朝日杯とラジオNIKKEI杯組が五分の成績を残している。年明けの重賞戦線を見ていると、レベルが高いのは朝日杯組のよう。ならば、素直に朝日杯でもっとも強い競馬をしたサダムパテックを軸に据えたい。出負けして強引にまくっていった前走は参考外で、東京スポーツ杯でフェイトフルウォー(京成杯勝ち)らを3馬身以上、突き放した姿こそ真骨頂。どこか地味なフジキセキ産駒だが、そろそろ父がケガで果たせなかったクラシックの夢を仔が掴みたいところだ。ただ脚質的に中山では2着に取りこぼす可能性もあることは肝に銘じて馬券は組み立てたい。うまく立ち回れるデボネア、試金石となるターゲットマシンが当面の相手か。

◎サダムパテック ○デボネア ▲ターゲットマシン
△プレイ、オールアズワン、ウインバリアシオン、ショウナンマイティ

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2011.03.02

相撲化を招く”油断騎乗” ファンからの信頼を失うな

中山記念でヴィクトワールピサが圧勝してドバイへの期待を高め、阪急杯ではサンカルロが見事な差し脚を披露した先週の競馬。しかし、もっとも世間の関心をかき立てたのは普段なら見向きもされない土曜小倉の最終レース、甘木特別だった。4番手の好位を追走したメジロガストンは直線、混戦を抜けだして先頭。だが、誰もが勝ったと思ったゴールの2完歩手前、鞍上の黛弘人が腰を浮かせて追うのをやめ、スピードを緩めてしまったのだ。そのため、後方から追い込んできたショウナンスマイルにハナ差、交わされて2着に敗れた。レースは審議にはならなかったものの、裁決委員は本人の聴取や映像分析から「決勝線手前での御法について、騎手としての注意義務を怠った」油断騎乗と判断。レースの裁決委員が科すことができる最長の30日間(実行9日間)の騎乗停止を言い渡した。ウェブでは黛の緩慢さを指摘するばかりでなく、上のクラスへ昇級させないため”ヤラズ”ではなかったのか、あるいは相撲と同じく八百長が横行しているのではないかいった辛辣な非難があふれている。真相はどこにあるのか。レース後、黛のコメントをいち早く伝えたのはメジロ牧場に勤める従業員ブログだった 。

黛ジョッキーから牧場に電話がありました。なんでもガストンがもたれて斜行しそうになり、それを立て直すために上体が起きてしまったとのこと。しかもムチを入れようとおもった手が勝ったときのガッツポーズにとられてしまったそうです。勝てなかった悔しさはもちろんですが、黛ジョッキーも少し不憫です。(メジロ牧場のメジロ牧場的こころ 2/26)

レース後、黛はマスコミに対しても「手綱が長かったので持ち替えようとしてあのような格好になってしまいました。不正な意図はありません」と公式にコメントを出した。当初、私はこの記事を読んで黛に同情的な気持ちになった。最終レースを勝った程度でガッツポーズなどするわけもなく、裁決委員は相撲の八百長騒動に影響されて過敏になりすぎているのではないかと。寄れた馬を立て直すためにやむを得ず立ち上がった行為を ”油断”とするならば、メジロ牧場の従業員が言うように不憫である。一方で美浦・古賀慎明厩舎の調教助手はブログに記された黛の主張について、パトロールビデオを見てみないと分からないとした上で、「ちょっと納得するのは難しい」と述べている。

横から見た映像だと、決して斜行やもたれているのを、矯正しているようには見えません。右手の動きも小さなガッツポーズにしか見えません。そして、「黛騎手本人から事情聴取を行うとともに、パトロール映像を精査した結果」で裁決が一番重い処分を下したということは、裁決は、黛騎手の言い分に対して、情状酌量の余地はない、と判断したわけでしょう。(持ち乗り調教助手の本音半分、建前半分。 2/26)

レース当日、JRAは甘木特別のパトロールをオフィシャルサイトで公開しなかった。通常のレース映像では横からしかゴールシーンは見ることができず、黛が言うように馬がもたれていたのかどうかはよく分からない。私はJRAにパトロールをすぐに公開するようメールを送ったが、同じような苦情はたくさんあったようで、翌日にアップロードされた。すべてのレースのパトロールは火曜日にはグリーンチャンネルで放映されるのだから、つまらない小細工はやめたほうが良い。パトロールを確かめると、直線で黛は右ムチを連打しており、メジロガストンは内に寄れる癖があるのかもしれない。しかし、その右ムチが功を奏してか、馬はほぼ真っ直ぐに走っている。少なくともゴール間際で立て直さなければならないほど内の馬とも接近していない。まして黛が腰を浮かせたのは、もうゴールしようかという瞬間であって、手綱を引っ張って減速する理由が見つからない。

素人ファンの私見に価値はないだろうが、敢えて言えば、黛がもうゴールに飛び込んだ、勝ったのだと思い込み、早めに手綱を緩めたのが今回の結果だと考える。そうでなく、あの時点で馬を立て直したり、手綱を持ち替えようとしてバランスを崩したというならば、それはそれでジョッキーとしての資質が問われよう。裁決委員が”油断”と断じたのは正しいと思う。実は今回に限らず、騎手が早めに腰をあげるケースはまま見られる。例えば1月23日、小倉で行われた関門橋Sでラフォルジュルネに騎乗した田辺裕信ケースだ。楽な手応えで早めに抜けだした後、田辺はゴール50メートルほど手前で追うのをやめ、馬を流してスピードダウンさせた。ゴール寸前、猛然と外から追い込んできたメイショウカンパクに交わされそうになったものの、クビ差だけ凌ぎ切って事なきを得た。田辺には過怠金10万円が課せられたが、もし交わされていれば黛と同じ窮地に立たされていたはずだ。こうした1着争いはファンや裁決の目にも止まるが、馬券の対象にならない着順では気づくのは難しい。そういう意味では黛や田辺だけが責められて済む問題でないのだ。

当日の夜、評論家の須田鷹雄はグリーンチャンネルの予想番組内で最近、騎手が早めに追うのをやめるシーンが多すぎると批判した。「今のお客さん火をつける人はいなくても、黙って競馬やめていく人はいるかもしれない。ジョッキーが乗っている感覚とお客さんからどうみえているかは違う」とファンの視点から述べ、「相撲といっしょと思われたら困る」と強く声を荒らげた。須田の言うように、こうした油断騎乗はなくせることであって、公営ギャンブルとしての信頼を維持するためにはなくさねばならないことである。追っても追わなくても着順は同じだから許されるのではない。馬券を買っている客に公正だと信じてもらえる騎乗を見せることが大切なのだ。馬に負担をかけないためか、格好をつけているのか、騎手の意識は分からないが、早々と腰をあげる風潮は改められねばならない。番組の最後、須田は静まり返ったスタジオで「生意気言って本当に申し訳ない」と声を震わせて深々と頭を下げていたが、こんな当たり前のことを指摘するのが憚られる世界というのも馬鹿げた話だ。

これだけ大きな問題になったにも関わらず、JRAは「決勝線手前で2完歩ほど追う動作を緩めた」としか説明していない。しかも、前述したように当日は審議があった他のレースは公式サイトでパトロールフィルムを公開しているのに、甘木特別だけは見ることができなかった。なるべく事を荒立てずに嵐が過ぎ去るのを待ったほうがいいという対応は無責任でしかない。こういう時こそ積極的に裁決委員がメディアの前に出て説明責任を果たし、公正競馬への信頼を強くすべきなのに、真逆の行動をとって疑惑を増幅させているのだとしたら残念としか言いようがない。最後に八百長疑惑についてはきちんと否定しておきたい。メジロガストンに1着を取らせないようにしたいならば、わざわざゴール前で先頭に立たせるような競馬はしないはずだ。第一、騎手も馬主も ”勝つ”ことは最大の喜びであり、勝てるときには是が非でも勝ちたいもの。サラブレッドは常に故障と隣り合わせで、1度のレースに出走することさえ大変な労力と手間がかかっている。嘘八百の陰謀論に初心者は騙されないように気をつけてほしい。競馬はガチである。

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