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2011.02.11

共同通信杯展望 2011年の牡馬クラシックを占う一戦

まだまだ混戦の続いている牡馬クラシック戦線だが、今週の共同通信杯は春を占う重要な指標となるレースのように思う。年明けの京成杯ではホープフルSの3、5着馬がそれぞれ1、3着に入り、レースレベルの高さを示した。その京成杯を制したフェイトフルウォーはホープフルSでハナ差の接戦を演じたペルシャザールナカヤマナイトに3馬身差をつけられて完敗している。キングカメハメハ産駒のペルシャザールがホープフルSに挑んだのは皐月賞を想定してのこと。陣営の思惑通り、2番手先行から後続を交わさせない粘りの競馬で1着。ごちゃつきやすい皐月賞を勝つ、お手本のような乗り方だった。松田国師と言えば、クロフネ、キングカメハメハ、ダノンシャンティなど皐月賞をパスするローテを好むイメージが強いが、ペルシャザールにクラシック2冠を託す本気度が高いのかもしれない。ナカヤマナイトは逃げ、先行、差しと自由自在な脚質が武器で、追って長く使える脚は東京向き。いずれにしても、この2頭のワンツーで決まるようなら本番までライバルを引っ張っていく存在になろう。

一方、王道であるラジオNIKKEI杯を制したダノンバラード。ディープンパクト産駒として初のステークスウイナーとなり、しかも父と同じ池江郎厩舎、武豊のチーム。池江郎師は今月で定年退職するとあって、ダノンバラードの共同通信杯制覇を花道にするのではとの見方は強い。ラジオNIKKEI杯はホープフルSとは対照的に、勝ち馬とコンマ1秒差だった3着コティリオン、4着ウインバリアシオンが期待を裏切る内容で先週のきさらぎ賞で敗れており、今回が改めて実力を測る試金石になる。ダノンバラードは血統構成が非常に去年のNHKマイルC馬のダノンシャンティに似通っているが、後方から切れ味を生かす競馬が最も力を発揮できるところも共通しているのかもしれない。これに続くのが2戦2勝のサトノオー。前走は大きな不利を受けて繰り上がり1着。進路を妨害して降着になったレッドデイヴィスはすぐにシンザン記念を勝ったが、フェアな競馬ならサトノオーが先着していたはず。重賞級なのは間違いないが、クラシック級なのかは共同通信杯の結果次第だ。

不気味なのはホープフルSで1番人気ながら、まったく競馬をせずに殿負けしたディープサウンド。百日草特別ではナカヤマナイトを降している。敗因はリズムが合わずに嫌気を差してしまったとのことだが、本当のところは良く分からない。気性に問題があり、マジメに走らない癖が出たのであれば競走馬としては失格。実際、精神面の幼さゆえに出世できない馬はゴマンといる。力はあるのだから、ここで前走の裏切りを帳消しにする競馬をすれば再び展望が開ける。ディープサウンドにとっても、運命を左右する一戦だ。ほかでは若駒Sでリベルタスにクビ差迫ったユニバーサルバンクが注目を集めるのだろうか。だが、この馬が勝つようであれば、中心馬不在の牡馬クラシック戦線はいっそう混迷を深めることになる。ちなみにデータ的にはラジオNIKKEI杯や東京スポーツ杯の好走馬が良績を収めている。そうなるとダノンバラードが浮上するが、ギリギリまで頭を悩ませることになりそうだ。

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