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2011.01.11

タイガーマスク去る ランドセル600個分を寄付して

全国に相次いで出現している”伊達直人”。児童施設にランドセルや玩具などが匿名で贈られるタイガーマスク現象は、まだまだ広がる気配をみせている。折しもそんな時、ブームの先駆けとも言うべき競馬界のタイガーマスクがひっそりと引退した(今月6日付)。キングマンボ産駒の良血タイガーマスクはアメリカ産まれの7歳馬。 2007年、藤沢和雄厩舎からデビューした。当時、この馬がニュースになったのは獲得した賞金の9割、つまり馬主と調教師の取り分をそっくり児童養護施設などに寄付すると発表されたから。馬主の山本英俊氏はパチンコ機の販売会社・フィールズの代表取締役として知られるが、アメリカで購入した時からチャリティホースとして走らせることを決めていたという。

すぐに向こうで馬名登録しました。タイガーマスクというプロレスラーが死闘を繰り返しながら、そのギャラを孤児院の子供たちのために寄付しつづけるってストーリーのマンガがあるんですが、それでタイガーマスク(笑)。日本だと商標の関係で受け付けてもらえないんで、向こうでやったわけです(J-horseman「酔いどれ対談」)

タイガーマスクは初戦は9着と大敗したが、2戦目は2着に入り190万円が寄付された。しかし、ノド鳴りや屈腱炎を発症し、勝利をあげられないまま岩手競馬に転入。連勝後、再び中央入りして500万下を2勝。最後のレースは去年12月の1000万下で、ハナを切って5番人気5着だった。これまで稼いだ賞金は2000万円近くにのぼり、 1800万円ほどが寄付されたことになる。一個3万円のランドセルに換算すると600個分に値する。山本オーナーと藤沢師には感謝申し上げるとともに、引退後は中山競馬場で誘導馬になるというタイガーマスクが幸せな余生を送ることを願う。こうした試みが競馬界で続くと良いのだが。ところで、競馬ファンの中には伊達直人を騎手の”伊藤直人”と空目した人もいたのではなかろうか。実は私もそうだった。伊藤直人はスマートボーイとのコンビが有名だが、ここ10年は一桁勝利に留まっていた。しかし、タイガーマスク現象の影響か、年があけて2戦2連対と絶好調。どうせならブームに便乗して、勝ったらランドセルをプレゼントすると宣言してみてはどうだろう。これまでにない視線が注がれるかもしれない。

今回のタイガーマスク現象。多くの人々の関心が社会的養護を必要としている子どもたちに向けられたのは素晴らしいことだ。現在、養護施設の入所児童の約7割は親から虐待を受けて保護された子どもが占める。しかし、筆舌に尽くしがたい経験をした子どもたちに割かれる社会保障費は非常に不十分だ。そうしたこの国の現状も併せて社会に伝わればと願う。また、匿名の伊達直人ではでなくとも、継続的に関わりながら寄付や支援をしている人々も少なからずいる。一過性のブームに終わるのではなく、人々の善意を形に変える仕組みをつくることも求められている。

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