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2010.11.17

エ女王杯回顧 堂々たる世界的名牝の走りに敬服

エリザベス女王杯は英・愛オークス馬のスノーフェアリーが4馬身差をつけて圧勝。観衆の度肝を抜いた。鞍上のムーアは1番人気のアパパネをマークして、7番手からの競馬。道中、折り合いを欠くことなく4角に差し掛かると、他馬が馬場の良い外へ持ちだそうとするのを尻目に、ぽっかりと開いた内へと飛び込んだ。ムーアは事前のリサーチで、内を突いてもマイナスにならないことを確かめており、一瞬の好判断も周到な準備の上で下されたものだった。プロヴィナージュの取消で速いペースにならなかったのも、スローな展開に慣れている欧州の馬には適していた。レース後、自信満々に内埒沿いを伸びていく勇姿はどこかで見た記憶があると思ったら、ダビスタで最強馬が力任せに後続をちぎっていく光景そのものであることに気がついた。外国牝馬のG1優勝はホーリックスのJC以来、21年ぶりだそう。過去にはマジックナイト、ユーザーフレンドリーといった名牝も来日しているが、牝馬が海外の実績通りに日本で力を発揮するのは難しい。ファンもそれを良く知っていたからこそ、英愛オークスを制した世界の名牝を4番人気に留めていたのだろう。それにしても、世界的トップホースが敬服させられるようなパフォーマンスを披露してくれるのは全く幸せなことで、9000万円の褒賞金を狙いに本気の仕上げをしてきたのなら、JRAの施策はファンの視点からも大成功だったと言えよう。強行軍になるが、ぜひジャパンカップでブエナビスタとの女王対決を見せてほしいものだ。

2着は大外を回して差してきたメイショウベルーガ。京都大賞典、日経新春杯で牡馬を撃破した実力は牝馬相手では一枚上で、下り坂を利用してスパートする競馬も完全な勝ちパターン。ただ、今回は相手が悪かった。3歳3冠を制して臨んだアパパネは3着。やはり秋華賞をピークに持ってきた直後であり、勝ち馬には及ばなかったかもしれないが完調なら連は確保していたように思う。ファンやマスコミも今回は調子は下降していたのは分かっていながら、その実力を信じて1番人気に推したわけで、レース後に陣営を非難するのは的外れ。じっくり休養して、来年の牝馬戦線を盛り上げてほしい。4番手で先行したリトルアマポーラが4着。一昨年の勝ち馬、調教でも見せていたように状態は非常に上がっていた。5着はヒカルアマランサス。こちらも復調。京都や東京では強い相手でも勝負できる力がある。アパパネとオークス同着のサンテミリオンは9着。少しずつ良くなってはいるが、もう少し時間がかかりそうだ。スノーフェアリーを上回る支持を集めたアニメイトバイオはまさかの15着大敗したが、レース後、鼻出血を発症していたことが判明。こちらもアパパネ同様、3冠を戦い抜いてきた疲労が蓄積していたのかもしれない。個人的にはメイショウベルーガを頭に固定した馬券が中心だったが、馬連とスノーフェアリー単勝があったのでマイナスにはならなかった。一方、JRAの売り上げは前年より15%減だそうで、日欧3歳女王の対決でこの数字とは実に厳しい。

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