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2010年9月の8件の記事

2010.09.29

帰国報告 モンテネグロ~クロアチア~ボスニア

ひとまず帰国報告。イスタンブール経由でモンテネグロのポドゴリツァに入り、そのままアドリア海沿岸までバスで移動した。初日に泊まったのはブドヴァというモンテネグロ屈指のリゾートタウン。アドリア海沿いの街では城壁に囲まれた旧市街が観光のメインだ。石造りの古い家々や教会、大聖堂などが当時の姿をそのままに立ち並び、そうした建物がレストランやカフェ、土産物屋になっている。翌日に向かったコトルという要塞都市は世界遺産に指定されていて、貿易の富によって築かれたという街並みが美しい。その後、北上して国境を超えてクロアチアに入国。旅の一番のハイライトであるドブロヴニクへと向かった。ここはアドリア海の真珠とも呼ばれ、「魔女の宅急便」のモデルとなった場所。よく紀行番組でも取り上げられるので日本でも知名度は高い。旧市街は規模が大きく、まるで中世に迷い込んだような錯覚に陥る。キキのようなネコが街のあちこちにいるのも楽しい。3ヶ国目はボスニア・ヘルツェゴビナ。内陸に入り雰囲気は一変。モスタルでは歴史的文化財でもあるオスマン朝時代の屋敷がホテルになっていて宿泊。そして、最終目的地のサラエボに移動した。実はサラエボは5年前にも訪れているのだが、その時に行けなかったトンネル博物館(セルビア軍に包囲されたときに物資や武器を運び込んだトンネル)や、サラエボ五輪のスタジアムなどをまわった。以前よりは新しいビルも建っているが、まだまだ戦争の傷跡は深いようだった。

コトル旧市街 ドブロヴニク
ドブロヴニクの夕闇 料理は当然シーフード
モスタルのトルコ式屋敷 みんなネコが好き

*今回、アドリア海沿いの街では民家が一室を貸し出すプライベートルーム(SOBE)を利用。一泊15~20ユーロとホテルに比べて安く、どの家主もホスピタリティ豊富で部屋も清潔だった。移動はすべてバスだったが時刻は正確で、トータルの料金は5000円強ほど。機会があれば、具体的な移動時間など情報を記したいと思っている。もし、疑問点ある旅行者がいれば、遠慮無くメールいただきたい。私で分かる範疇であればお答えしたい。

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2010.09.20

キャロット出資など一口近況

キャロットクラブの一次募集の締切りが近づいている。あまり検討する時間がなかったが、ひとまず2頭はネットで申し込みを済ませた。1頭はアズサユミの牡馬。ウォーエンブレムの仔で、全兄は大原Sなどの勝ち鞍のあるクランエンブレムになる。半兄も重賞に出走しているラルケットやフェイルノートがおり、ハズレのない血統だ。それよりも、ウォーエンブレムの仔が欲しかったというのが強いが。もう1頭はトキオタヒーチの牡馬。半兄にダート戦線で活躍したランザローテがいるほか、アドマイヤジェット、スカラブレイはともに新馬勝ちを収めている。ファーストクロップが好調のハーツクライ産駒だ。もう1、2頭は追加出資したいと考えている。去年出資した3頭は2頭がデビュー前。少し時間がかかるかもしれない。

シルクのほうは優先期間の申し込みは見送った。まだこれという馬が見つからなかったからだ。ちなみに今年の2歳勢は地方馬のシルクゴライアスがいきなり新馬を勝ち、次戦も2着して、あっという間に300万円の馬代金を稼いでくれた。今後が非常に楽しみ。一方、中央のアグネスタキオン牝馬のベストマテリアルは早めの仕上げ、入厩を見越して春に出資を決めたものの、体調を崩し、再入厩した後は屈腱炎を発症。長期休養を余儀なくさせられてしまった。これはかなり凹むし、やはり千代田牧場産の一口馬は選定が難しい。私事ながら、遅めの夏休みをいただき、今夜から1週間ほどリフレッシュ旅行に出る。行き先はアドリア海沿岸。ネット環境があれば、現地から更新するかもしれない。

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2010.09.19

セントライト記念予想 2010

ホームストレッチの右端からスタートし、1コーナーまで400メートル以上の直線を走るセントライト記念。その後も外回りコースを目一杯使うためスローペースにはなりにくく、ロングスパートに耐えられる持続的な脚が求められる。最後の直線は310メートルと短く、早めに良いポジションを取ることも必要だ。本命は3連勝中の上がり馬、ヤマニンエルブに打つ。前走の阿賀野川特別はハナでマイペースで行けたとはいえ、直線も追うところなく古馬に7馬身差をつけて快勝。今回も目立った逃げ馬は他になく、自分の競馬に持ち込めそうだ。少し古めかしいサッカーボーイ×ティンバーカントリーの配合はスタミナ豊富で、母系はヤマニンウイスカーらを出した成長力ある血統。菊花賞に向けて惑星馬誕生を期待したい。

◎ヤマニンエルブ ○アロマカフェ ▲クォークスター
△ゲシュタルト、フェイルノート、ミッションモード

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2010.09.13

ニエル賞・フォワ賞回顧 本番にチャンスつなぐ好レース

現地時間12日、ロンシャン競馬場で行われたニエル賞に出走したヴィクトワールピサは7頭立て4着に敗退した。武豊鞍上のヴィクトワールピサはスタートして内ラチ沿い5番手につけたものの、フォルスストレートの入り口では外から被せられてクビを上げる場面もあった。この後、最後方まで後退を余儀なくさせられたが、直線では外に持ち出して抜群の手応えで2番手で進出。しかし、パリ大賞典でワンツーを決めていたフランス勢のベカバッドプラントゥールが満を持して追いだすと逆に差を広げられ、ゴールでは格下のキッドナッピングにも遅れをとった。道中、少しチグハグな競馬になってしまったのと、ひさびさで息切れしてしまったのが敗因だろう。勝ったベカバッド、惜敗したプラントゥールは本番でも強力なライバルになるが、凱旋門賞へ最低限のハードルはクリアできた内容ではなかったか。武豊も反省材料を得たはずだ。

一方、フォワ賞に出走したナカヤマフェスタは2着に好走した。返し馬からエキサイト気味で、スタートしてハナに立つなど心配するところもあったが、登り坂を利用して3番手に下げると、蛯名がしっかりと折り合いをつけた。ニエル賞と違ってペースメーカーが不在だったため、レースそのものは非常に遅いペースで流れ、直線からの瞬発力勝負の競馬となった。ナカヤマフェスタは内で粘るダンカンティモスを交わす勢いで並びかけるが、一度は失速するかに見えたダンカンが伸びて4分の3馬身、差し切ることができなかった。勝ち馬は展開に恵まれた面が大きい格下馬で、タイムはニエル賞より5秒も遅い。ナカヤマフェスタを除いては道中のポジション通りに入線したとも言え、それ故に着順にこだわる必要はないが、むしろ、難しいフォルスストレートも含めてリズム良く走り切れたことは収穫材料だろう。

今回、前哨戦を使った両馬とも、本番に向けてロンシャンを試走できた経験は大きく、特にまだ太め残りだったというナカヤマフェスタは体調的にも上積みが見込める。世界の壁の厚さを再確認したプレップではあったが、チャンスは次につなげることができた。今年の凱旋門賞はハービンジャーが引退して絶対的な存在はいなくなったものの、古馬ではフェイムアンドグローリー(コロネーションC)が、3歳ではワークフォース(英ダービー)、ケープブランコ(愛ダービー)らが立ちはだかる。但し、フェイムとワークフォースはプレップを使えずにぶっつけで臨む不利があり、ケープブランコはスタミナに若干の不安を抱えている。ヴィクトワールピサもナカヤマフェスタも国内では重馬場は苦にしないタイプであるが、普段から硬い馬場で走り慣れている日本勢にとってパンパンの馬場でレースが迎えられるほうがありがたい。あとは好天を祈りながら3週間後を楽しみにしたい。

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2010.09.12

京成杯オータムハンデ予想 2010

開幕週に行われる京成杯AHは多少ペースが速くなっても、先行勢が止まらないレース。一方、最近5年は差し馬が必ず絡んでいるように、極端な追い込み脚質でなければチャンスはある。今年は普通に予想すればセイクリッドバレーで仕方がないのだろうが、目下1番人気は7年連続して連対できずにいる。ならば、狙いは少々ひねって、ムラマサノヨートー◎。 NHKマイルCで3着したこともある実績馬だが、とにかくムラのある馬。それでも昨夏あたりからは常識にかかってきていて、今夏、長期休養明けを一叩きされた関屋記念では不利な流れを32秒4で上がり、2着セイクリッドバレーにはコンマ3秒差まで迫った。そのとき同斤だったセイクリッドバレーより、2.5キロもハンデは軽くなった。中山は2勝をあげているコースで、今回は逆転を狙いたい。穴なら好位につけて展開が向きそうなキョウエイストーム。中山は滅法強く、戦績の良い5歳馬だ。

◎ムラマサノヨートー ○セイクリッドバレー ▲キョウエイストーム
△キョウエイアシュラ、サンカルロ、フライングアップル、キャプテンベガ

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2010.09.08

9馬身差の圧巻デビュー 今夏の秘密兵器サトノフローラ 

夏競馬が終了。印象的な新馬戦もいくつかあったが、とりわけ高い素質を感じさせる牝馬の勝利が目立ったのではなかろうか。アドマイヤグルーヴの仔、アドマイヤセプターは7馬身差をつけて圧勝。トールポピーの妹、アヴェンチュラも素晴らしい加速力を見せて楽勝した。この2頭はPOGでも随分と人気を集めた良血馬だが、新潟の最終週に9馬身差という圧巻の勝利を収めたサトノフローラ(アグネスタキオン× リアリーハッピー)は、レースでも5番人気に留まっていた伏兵馬だった。サトノフローラのデビュー戦は芝1800メートル。スピードの違いでハナに立つと、後続に3馬身ほどのリードをつけてマイペースの逃げ。性能の違いを示したのは直線に入ってから。1番人気のリーガルファルコンら牡馬が一斉に襲いかかるや、そこからグイグイと伸びて9馬身もの差をつけてしまったのだ。まともに追っていれば、もっと差は開いていただろう。余裕の大差勝ちになっていたはずだ。

私が個人的にサトノフローラに注目していたのは、兄のネオレボリューションはPO馬で、そのひとつ下のリアルアヴェニューはキャロットで持っている一口馬だったからだ。まだ両馬とも500万クラスに在籍しているが、2歳から素質の片鱗は見せていた。母リアリーハッピーは米国でG3など5勝をあげた活躍馬で、繁殖としてもクズを出さない血統ということになろう。サトノフローラの終い3ハロンは【11.7-10.9-11.7】。走破時計は平凡でも内容はしっかりしており、たまたまレベルの低いレースを楽勝したということにはなるまい。距離伸びても良さそうで、ノビノビと走れるオークスまで楽しめるのではないか。馬名の通り、フローラSなど実に適性があると思うが。ちなみに兄リアルアヴェニューは7月末に帰厩して1年ぶりの出走をめざしたものの、夏負けで大幅に馬体が減り牧場へ逆戻り。少し妹の強さを分けてほしいものだ。

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2010.09.05

新潟2歳ステークス予想 2010

2002年から外回り1600メートルで行われるようになった新潟2歳S。スローで流れても前残りにはなりにくく、差し馬が台頭するケースが多い。ディープインパクト産駒の初重賞制覇を期待したい。本命は角居厩舎が送り出すレッドセインツ。前走の新馬戦はスローペースを好位で折り合い、 33秒9の上がりで差しきり勝ち。一叩きされて調子は上積みがあり、好枠から四位が巧くゴールへと導いてくれるだろう。相手はダリア賞2着のサイレントソニック。素質高いホーマンフリップも差はない。

◎レッドセインツ ○サイレントソニック ▲ホーマンフリップ
△リーサムポイント、クリーンエコロジー、エーシンブラン、キッズニゴウハン

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2010.09.04

社台がハービンジャー購入 ポストサンデー真打登場か

今年、キングジョージを史上最大の11馬身差で圧勝し、欧州競馬界に衝撃をもたらしたハービンジャーが種牡馬として社台SSに導入されることが明らかになった。ハービンジャーは3歳春にイギリスでデビュー。4歳になってから本格化し、重賞3連勝で臨んだキングジョージでは英ダービー馬・ワークフォースらをまったく寄せ付けず、レコードタイムで初G1制覇を成し遂げた。桁違いのパフォーマンスレベルで凱旋門賞でも最有力候補と見られていたが、調教中に骨折して8月に引退することが決まっていた。今回、門外不出クラスの名馬にも関わらず、ベラボウに高くはない数億円で購入できることになった背景には、同馬が2歳時に出走できず、2400メートル前後にしか実績がないことから、多少種牡馬としてリスクがあると懸念されていたかもしれない。

一方、社台がハービンジャーを積極的に取りにいったのは、突出した競走能力の高さだけでなく、増え続けるサンデー系牝馬との相性を重視したからだろう。父であるダンシリはデインヒル直仔で、母系もノーザンダンサー系。また、ハービンジャーの母もノーザンダンサーの血が実に濃い。ハービンジャー自身はノーザンダンサーの4×4×5となり、その一方でターントゥーの血は1本しか入っていない。期待の大きさから優秀なサンデー系牝馬を独り占めすることになるかもしれず、そうなればポストサンデーの真打ちが登場ということになろう。かつて、社台グループがサンデーを購入できたのも、米生産界がファミリーラインを弱点とみて成功を危ぶんでいたからだった。そうした意味でも実にハービンジャーは”らしい馬”と言えるかもしれない。

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