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2010.07.15

JDD回顧 南関東に誇りを取り戻すマグニフィカ戴冠

南関東のファンには胸のすくようなレースだったのではないか。3歳ダートの頂上決戦、ジャパンダートダービー(JDD)は船橋のマグニフィカが中央勢と他地区のライバルを蹴散らして栄冠をつかんだ。リーディングジョッキー、戸崎が操るマグニフィカは6番人気。好スタートを決めると、内のバトドールらの出方を伺いながら無理なくハナに立つ。断然の1番人気、松岡バーディバーディが2番手につける。同じく逃げた東京ダービーではマグニフィカはハイラップを刻んでバテたが、戸崎に乗り替わった今回は中盤でラップを落とし息を入れられた。4角でバーディバーディ、コスモファントムが激しく手綱をしごいて並びかけてくるが、マグニフィカはまだ手応え十分。逆にバーディバーディは直線半ばで失速。ゴール前、コスモファントム、バトドールらが襲いかかるが、内ラチ沿いを進むマグニフィカにはきっちりと後続を完封できる余力があった。バーディバーディは6着。松岡は使い詰めの疲労が敗因だとコメントしていたが、来春引退の池江郎師はラジオNIKKEI賞のトゥザグローリーもそうだったが、多少無理使いしているのかもしれない。

今年、戸崎は東京ダービー、帝王賞、JDDと初夏のビッグレースをことごとく制覇。それぞれ差し、先行、逃げと自由自在の手綱さばきは神がかったものがある。とはいえ、マグニフィカも同世代の中央勢と伍する実力を備えていたということだ。戦前、地方馬の下馬評は低かった。「実質(中央)6頭立ての競馬」(高橋研)、「時計を3秒ほど詰めなければいけないガナールとマグニフィカは厳しい」(京介のダート重賞レース展望)という見方はオッズにも素直に現れていた。栗東からレンタル移籍して東京ダービーを制したマカニビスティーを巡る騒動は、中央地方の格差を露にし、また3歳ダート路線のあり方を考えさせられることになった。一方で南関の関係者やファンにとっては大切なクラシックに泥をかけられたような、と言ったら過ぎるかもしれないが、複雑な思いがあったはず。マカニビスティーが先週のプロキオンSで見せ場なく大敗してもいただけに、マグニフィカの中央勢撃破は南関ファンに誇りを取り戻しただろう。私としてもコスモファントム流しで馬連6630円を引っ掛けられて幸福なレースだった。

>>地方競馬レース映像
>>レンタル移籍の東京ダービー馬 ダート路線の空白を晒す(2010/6/23)

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