シルポートら100頭所有の馬主 脱税容疑で資格取消か
名古屋地検特捜部は22日、エプソムCで2着に好走したシルポートやシルクロードS勝ち馬のアーバンストリートなどを所有する後藤繁樹容疑者(70)らを法人税法違反(脱税)の疑いで逮捕した。各報道によれば、後藤容疑者は社長を務める大手運送会社「秋田運輸」の不動産取引を巡って、コンサルタント料などの経費を水増しする手法で、約1億9千万円の法人税を免れた疑い。隠した所得は競走馬の購入などの競馬関連資金に充当していたとみられている。後藤容疑者は1997年、北海道新ひだか町の生産牧場を買収し、現・レキシントンファームを開設。最近は大津市で育成施設の建設にも乗り出そうとしたが、計画は頓挫していた。
過去の所有馬には2004年の高松宮記念馬・サニングデールもいる後藤容疑者、先週も阪神で4頭が出走してタイガーストーンがメインレースで連対している。昨年度の中央の収得賞金は3億1200万円で全国49位。現在、中央で24頭が登録されているほか、地方でも多くの馬を走らせており、「競走馬約100頭を持つ馬主」(朝日)と伝えられている。競馬法では「禁錮以上の刑に処せられた者は馬主資格を取り消す」と定められており、今後、裁判で禁固刑以上が確定されれば後藤容疑者は資格を失うことになる。過去にはオグリキャップやレオダーバンの馬主が脱税容疑で逮捕されたことがあるが、今回の事件も大きな影響を競馬界に与えそうだ。
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