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2010.05.20

オークス展望 新種牡馬ゼンノロブロイが6頭出し快挙

今週のオークスには新種牡馬・ゼンノロブロイ産駒6頭出走する。オークスにおける同一種牡馬の多頭数出しの記録は、 2004年、サンデーサイレンスの9頭。翌年もサンデーは8頭を出走させているが、今年のロブロイはこれに次ぐもので、初年度産駒による6頭出しはグレード制導入後のクラシック競走としても初めての快挙のようだ。青葉賞を無傷で制したペルーサを含めて、ロブロイ産駒の活躍は下馬評を大きく上回る。ロブロイはサンデーとローミンレイチェルとの間に生まれたアメリカ血統。ローミンレイチェルの父はミスプロ系のマイニングで、母父はクレヴァートリックだから、ダートのスピード馬というイメージが強い。実際、ロブロイも現役時代は2000メートル前後がいちばん安定してポテンシャルを発揮できていたように思う。種牡馬としての配合では、スタミナを補ってくれるような母系との相性が良いようで、サンテミリオンはラストタイクーン、コスモネモシンはシングスピール、ギンザボナンザはトニービンなど、芝の中長距離を得意とするBMSが目につく。逆に言うと、そうした配合でないロブロイ産駒はスピード色が濃すぎるということになろう。

ロブロイ産駒で最も人気を集めるサンテミリオン。フラワーCではレース前から苛立ち、スタートで後手を踏んで黒星を喫したものの、フローラSは完勝だった。同じロブロイ産駒、アグネスワルツを2番手で大名マークすると、上がり34秒6の脚で楽々と差し切ってしまった。鞍上の横山典はデビューからダービーまでロブロイの手綱を取った騎手でもあるが、ノリをして「父に似ている」と言わしめたほど。この時期にグッと上昇してきたことだけでなく、レース中の折り合い、反応など競馬センスの良さが父譲りなのだろう。気になるのはオークストライアル勝ち馬が本番では 22年間、負け続けていること。3年前にはベッラレイアがハナ差で勝利を逃しており、そろそろジンクスは打ち破られても良いころだが。阪神JF2着、桜花賞では8着に敗れたロブロイ産駒、アニメイトバイオも巻き返しの可能性はある。桜花賞は輸送で大きく馬体を減らしてしまい、栗東滞在のアパパネとは明暗を分けてしまったが、調教後の体重はプラス19キロとしっかり体を戻してきた。 BMSはフレンチデュピティだが、母系はレインボーアンバー、ファーストファミリーと重ねられ、祖母は天皇賞秋で2度2着のセキテイリューオーを生んでいる。データ的にも問題なく、後藤との新コンビは人気の死角になるようなら侮れない。

オークスに出走するゼンノロブロイ産駒:
アグネスワルツ、アニメイトバイオ、ギンザボナンザ、コスモネモシン、
サンテミリオン、ニーマルオトメ

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