« ダービー卿CT回顧 後藤の好プレーに封じられた吉田隼 | トップページ | 桜花賞予想2010 母娘3代の夢をのせて »

2010.04.07

咲き乱れる桜戦線 波乱を演じる乙女を探せ!

今週は桜花賞。いよいよ春のクラシックシーズンが開幕する。去年の牝馬戦線はブエナビスタ、レッドディザイアというはっきりした中心馬がクラシックを引っ張ったが、今年は一転、力の抜きんでた女傑の姿はない。3つのトライアルレースで、阪神JFの上位組みが揃って脚元をすくわれたのが主要な原因だ。2歳女王・アパパネは道悪というマイナス条件があったものの、チューリップ賞では折り合いを欠き、伏兵馬に差し切られた。アニメイトバイオはアネモネSで伸びきれず2着。ラナンキュラスもフィリーズレビューで詰めの甘さを露呈する、ハナ差の2着に。どの馬も休養明けのトライアルとしては悲観的な内容ではなかったものの、それ故に人気も落ちないだろうし、本命に推しづらい気分にさせられる。こうだから◎を打ちたいという積極的な理由が見つからないのだ。

一方で、今年は例年と違って1番人気は別路線組から現れることになるかもしれない。クイーンCを楽勝したアプリコットフィズ。これまで3戦2勝のパーフェクト連対、小島太厩舎の所属馬だ。デビュー戦から高い能力を示し、レース内容から世代トップレベルにあることは間違いない。しかし、臨戦過程はいただけない。年があけて、厳寒期のフェアリーS、クイーンCと重賞を2戦。そのまま桜へというローテだが、クイーンC直行組の成績は芳しくない。過去10年で【01313】と、連対したのはクイーンCを大敗して15番人気だったエフティマイアだけ。アプリコットフィズと似たステップで記憶に新しいところでは、リトルアマポーラが京成杯惜敗、クイーンC勝ちときて、本番で2番人気5着に敗れている。この馬も3戦2勝だった。手綱を手放した蛯名は、アプリコットフィズは桜よりもオークス向きと見ていたようだ。

阪神JFの上位2頭とアプリコットフィズは、西高東低が当たり前の牝馬戦線にあって、珍しく美浦所属。しかも、全馬とも関東の騎手が予定されている。桜花賞を関東の騎手が勝ったのは 25年前、エルプスの木藤隆行まで遡らねばならないというのだから古典の域。関東馬の成績が良くないのは、長距離輸送が若い牝馬に酷だからだと言われるが、栗東滞在はアパパネのみだ。関西の実績馬では、フラワーCを勝ったオウケンサクラは魅力的ではあるが、前哨戦を2度叩いて本番を好走するのは酷なこと。トライアルを制したショウリュウムーンサウンドバリヤーは一発屋の気配が漂う。敢えて印の薄いところで狙いたいのはシンメイフジ。阪神JFは出遅れ5着、フラワーCはブリンカーが効きすぎてハナに立つ参考外の競馬。馬場改修後、外回りに変更された過去3年、毎年18番枠が絡んでいるように、とにかく外枠の差し馬が好走している。シンメイフジが外枠を引くようなら波乱を演じられる面白い存在になると思うが、直前まで予想は悩みそうだ。

|

« ダービー卿CT回顧 後藤の好プレーに封じられた吉田隼 | トップページ | 桜花賞予想2010 母娘3代の夢をのせて »

事前見解」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/1902/48018265

この記事へのトラックバック一覧です: 咲き乱れる桜戦線 波乱を演じる乙女を探せ!:

« ダービー卿CT回顧 後藤の好プレーに封じられた吉田隼 | トップページ | 桜花賞予想2010 母娘3代の夢をのせて »