毎日王冠回顧 まるで去年のVTRを視るかの敗戦
天皇賞秋の前哨戦、毎日王冠。女王・ウオッカが出走して人気を集め、去年と同じVTRを視るようなレースをして敗れた。戦前はナムラクレセントやアドマイヤフジあたりが先導して、ウオッカはその後ろで折り合えるのではないかとの楽観論が強かった。それが単勝1.3倍という異常なまでの支持率を集めた原因でもある。今年もスピードの違いから抑えきれず、単騎逃げの形になってしまったが、ラップは去年よりコンマ7秒遅い60秒ジャスト。もちろん余力はあったのだろうが、それよりも全馬瞬発力勝負となると、ハナを切っている1番人気馬は圧倒的に不利だ。カンパニー横山典は少頭数を利して内に潜り込み、目標のウオッカを差すタイミングだけを狙っていた。従前の対戦からも明らかなように、直線の脚はウオッカと遜色ないものを持つカンパニー。4角での2馬身差は計算通りか。まな板の上の鯉と化したウオッカを1馬身千切り捨てた。展開と騎手の腕の勝利だ。
期待されていた新興勢力は古豪の前に敗戦の雁首を揃えた。ヤマニンキングリーはレース前に入れ込んでいたようだし、ナムラクレセント、スマイルジャックは力が足りなかった。唯一、見せ場のあったのは8歳馬ハイアーゲーム。長いトンネルからの復調が見えた。それでも本番で連対圏内に入るまでではないか。さて、去年の天皇賞秋ではダイワスカーレットと同厩・トーセンキャプテンが演出したハイペースで、理想的なレース運びができたウオッカ。盾連覇は上手く好位、中団で折り合いをつけられるかにかかっている。スタートして手綱を持っていかれる可能性のある外枠より、馬を前における内枠のほうが良いかもしれない。その場合は包まれるリスクもあるわけだが。いずれにしろ、ウオッカは対ライバルより、対自分が課題になろう。2年続けてトーセンキャプテンをラビットにすることもできまい。
京都大賞典は59キロを物ともせず、オウケンブルースリが菊花賞以来の美酒。春は阪神大賞典の敗戦で調子を崩して盾をあきらめざるを得なかったが、休養を挟んで馬に覇気が戻っていた。レースは東とは対照的に、テイエムプリキュアが予想通りの大逃げを打ち、オウケンブルースリは4角では後方2番手。直線では力強い伸び脚で差しきった。ジャパンカップの最有力候補と言えるのではないか。2着スマートギアも最後方一気。父マーベラスサンデーを彷彿とさせる。1番人気ジャガーメイルは4着。左回りなら巻き返せるのかもしれないが、賞金を加算できなかったのは痛い。翌日、12日(月)は盛岡で南部杯が行われ、エスポワールシチーが逃げ切り勝ち。2番手追走のサクセスブロッケンを直線で逆に突き放した。JCD再戦が楽しみだ。ブルーコンコルドは力の衰え隠せず5着。G1レース8勝の壁は非常に厚い。
*先週、不在の管理人はネコに予想コーナーを乗っ取られた上、 いきなり560倍の馬券を的中させられてしまいました。今後、予想の主筆はネコパンチ番長に禅譲することに致します。本人はネコゆえ、失礼な物言いをすることも多く、一日20時間睡眠とあって定期的に更新されるかも不安ですが、優しく見守ってやってください。
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コメント
ああなるのはわかってて、でもああしか乗りようがない馬で、でも勝ち負けな競馬をしちゃうあたりはさすがウオッカという感じ。
まあ盾の想定メンツ見る感じではハナは切らないで済むでしょう、問題はキャプテントゥーレなりが直線半ばまで目標にできるほどの先行力を持ってるかどうかかな、と。
投稿: はじめ(ry | 2009.10.13 15:32
>はじめ(ryさま カンパニーあたりは多頭数でいつもの競馬を強いられるだろうし、脚元をすくわれるなら意外性のある馬かもしれませんね。
投稿: ガトー@馬耳東風 | 2009.10.15 02:36