ジョッキー版・ハルウララ 大江原圭が歓喜の初勝利
最近ではダイヤモンド社の記事として取り上げられるなど注目を集め、初勝利の瞬間が待ち焦がれられていた未勝利騎手、大江原圭。その「ジョッキー版・ハルウララ」が 7月26日、新潟の障害未勝利戦でついに、ついに1着でゴールインし、長く苦しいトンネルから脱出することができた。大江原は障害レース初挑戦となるキングアーサーに騎乗。準オープンを勝ち、重賞で一桁着順に好走したこともある同馬は2番人気に支持された。まずまずのスタートを切ると、手応えよく内々3、4番手を追走。4角で早めに先頭に立って最終障害を飛越すると、外から迫るユウタージャックをクビ差、退けて見事な勝利を収めた。デビューから約1年半、121戦目の出来事だった。レース後、記念のインタビューを受けた大江原は、「今はすごく気持ちがいい。ゴールの瞬間はとても嬉しかった」と少し緊張した面持ちで語りつつ、後ろでプラカードを持つ同期の伊藤工真を意識して「これからは伊藤君に勝てるように、一生懸命頑張っていきたい」と観客を笑わせる余裕も見せた。
障害レースに騎乗し始めてからは、勝利まであと一歩まで迫っていた大江原。しかし、先々週は1番人気モルフェサイレンスで2着に敗れ、先週は4番人気ムーンレスナイトから落馬。竹柵に叩きつけられて一回転し、ケガや後遺症が心配されていた。この落馬は栗東厩務員のブログで「アブミが短い」「なるべくしてなった」と指摘されたが、落馬の瞬間のレース画像が掲載されていたことなどに一部のファンが反発。思わぬ形で大江原人気を証明することになった。一方、当の大江原は落馬で騎乗への自信や、周囲の信頼を失い、さらに勝利は遠のいたかに思われた。ところが、ムーンレスナイトを管理する天下の藤沢和雄師は癖馬で落馬させてしまったことを悪いと思ったのか、キングアーサーの騎乗依頼を大江原へ寄せたのである。人間万事塞翁が馬。同期から大きく遅れてしまった大江原だが、長い騎手生活、この辛い1年が良い経験だったのだと思えるよう、今後の活躍を期待したい。めざすは同期に先んじたG1級制覇か。
大江原の初勝利は単勝を買って応援したいと思っていたが、現在、半月ほどの予定でイギリスに滞在しており、その願いは叶わなかった。帰国しても8月いっぱいは仕事が立て込んでおり、定期的に訪れてくださる読者には申し訳ないが、ブログの更新頻度も落とさざるを得ない旨、ご報告させていただきたい。
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