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2009.05.14

やはり顕彰馬選出なし この風物詩はいつまで続く

8日、今年度の顕彰馬選定記者投票の結果がJRAから発表された。顕彰馬の選出はなし。これまで顕彰馬は28頭が誕生しているが、現行の記者投票による選考方法に変わってから選ばれたのは3頭。しかし、2004年のテイエムオペラオーとタケシバオーはJRA50周年事業の一環として特例として緩められた基準で選出されたもの。実質的に現行の記者投票で規定数を得たのはディープインパクト1頭という大変に厳しいものになっている。投票権を持つ記者は2頭の馬名まで記すことができ、総投票者の4分の3の支持を集めれば顕彰馬に選出される仕組みだ。今年の結果は下記の通り。

得票数内訳(JRA公式サイトより)
      馬 名 得 票 得票率(%)
    エルコンドルパサー 132 67.0
    スペシャルウィーク 65 33.0
    アグネスデジタル 13 6.6
    ダイワメジャー 13 6.6
    アグネスタキオン 10 5.1
    アドマイヤムーン 4.6
    サイレンススズカ 3.0
    ミホノブルボン 2.5
      該当馬なし 111 56.3
    ※得票率は総投票者数(197名)に対する割合

もっとも票を得たのはエルコンドルパサー、次点はスペシャルウィーク。周知の事実かと思うが、この2頭が1、2位を占めて選出基準の4分の3に届かない現象は季節の風物詩になっている。制度の賛否や顕彰馬の趣旨については散々語りつくされてきたことで、今回は言を控えたい。それとは別個、エルコンドルパサーのJC制覇とヨーロッパでの活躍に心酔した一ファンからすれば、もう安らかに殿堂入りさせてあげたいという私情はある。今年、不足した票数は16。早世して種牡馬としての実績も積み重ねられない今、票を投じなかった60人を振り向かせることは難しいかもしれない。むしろ、ブエナビスタが凱旋門賞を制すれば、スペシャルウィークが顕彰馬となり、票はエルコンドルパサーに集まって再来年はめでたく選出か。そんなタラレバでしか夢を見れない、エンターテイメント性の失われた顕彰馬選定だが、何か見直しの動きがあるとは聞かない。

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コメント

エルコンドルパサーは日本の高賞金を捨てていった
わけですからね。顕彰馬として応えてあげてもよさ
そうな気はします。凱旋門賞2着といっても内容の
ある2着で欧州でチャンピオンクラスと呼ばれた日本
調教馬は後にも先にもこれ1頭なのですから。
仮に日本馬が直前輸送で凱旋門賞を勝ったとしても
この馬より称えられることはまずないでしょうし。

投稿: ジュサブロー | 2009.05.14 09:40

アグネスタキオンの10票が選出記者の無知具合をさらけ出してるように思います。エル基地の俺ですが、さきにこっちが殿堂入りすべきですよ。

G1の数が増えた今、よりハードルが高くなるのは仕方ないのですが、年度代表馬じゃないんだからサイレンススズカとかに入れてる趣旨を何一つ理解していない記者は資格剥奪すべきです。

投稿: はじめだんさく | 2009.05.18 20:39

>ジュサブローさま あの2着は偉大だと思うわけです。惜しかったなー。 >男爵 やっぱ記者投票やめればいいんじゃないですかね。

投稿: ガトー@馬耳東風 | 2009.05.21 02:20

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