話題先行ハシッテホシーノ 買うべきか買わざるべきか
オークスの出走権をめざして3歳牝馬が集うフローラS。フジ系列「みんなのケイバ」でキャスターを務めるほしのあきが命名したハシッテホシーノが出走する。先月31日、ほしのあき自ら美浦トレセン・手塚厩舎を訪れ、同馬を激励。その様子は各スポーツ紙でも取り上げられるなど、大きな話題を集めている。ハシッテホシーノはフジキセキやジャングルポケットを所有していた齊藤四方司氏がオーナーで、新潟総合テレビ「スマイルスタジアム」という番組で馬名を公募したところ、ほしのあきが応募した馬名が採用されたのだという。第一候補は「カッテホシーノ」だったらしいが、先に登録されていた「カタセテホシノ」と似ているとして却下された。ちなみにダービー2着と活躍しているスマイルジャックも同じ番組で公募された馬名というから、オーナーの引きの強さはあるにしても、競走馬にとってなかなか験のよい名づけ方なのではないだろうか。
こうなってくると、フローラSでは過剰人気になることは明白で、ハシッテホシーノに投じられたミーハー馬券を養分にして、他の有力馬を狙うのが筋なように思える。だが、ハシッテホシーノのインパクトは馬名だけでなく、レースぶりにも現れているから悩ましい。前走は2400メートルの500万条件だったが、不良馬場をものともせず、好位から抜け出す競馬で牡馬を蹴散らして快勝。一度、直線で前が壁になるロスを克服しての勝利だった。1馬身差の2着に入ったピサノカルティエも、その後、山桜賞で京成杯3着馬を降して強い勝ち方をしており、同時にハシッテホシーノの株もググっと上昇した。同馬の特長は鞍上の意のままに動く素直さ。オークスを狙うには欠かせない資質を持っている。血統的な背景もしっかりしている。兄ブラックカフェ、姉マドモアゼルドパリはそれぞれ6勝をあげてオープン入りした中距離馬。母は米G1を勝って社台ファームが繁殖として輸入したフランス産馬で、父はアグネスタキオン。走って当たり前な氏と育ちである。
前走後、短期放牧に出されていたが、先月19日に帰厩。懸案だったソエも固まった。中間、坂路でじっくりと乗り込まれ調整が進められてきた。飼い食いはあまり良くないようで、デビュー戦で458キロあった馬体重は出走する度に減り、前走は448キロ。これ以上、マイナス体重にはしたくない。だが、これも粗探しに過ぎないか。今回、ライバルはディアジーナ、ミクロコスモス、ワイドサファイアあたりになるだろうが、脚質、距離適性、気性面など不安材料も抱えている。その点、素直で好位も取れ、スタミナも十分なハシッテホシーノは最も減点材料が少ない馬である。。余談だが、土曜深夜の「みんなの☆ウマ倶楽部」でほしのあきは、初勝利のときは水着、2勝目のときはシースルーブラウスと超ミニスカの衣装で出演している。今週土曜の放送でも勝ったときの公約が発表されるそうだが、こういう企画ができるタレントをキャスティングしたのは、話題づくりという意味では予想外に成功したと言えるのかもしれない。
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