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2009年4月の12件の記事

2009.04.26

フローラS予想

良馬場に回復した東京競馬場。フローラSは府中のクイーンCを勝ち、フラワーCでも惜しい2着と好走しているディアジーナの実績を重く見たい。桜花賞には目もくれず、父メジロマックイーンから受け継いだ血を開花させるべく、オークス一本のローテーションを歩んできた。鞍上は内田博幸。ここで負けているようではブエナビスタに挑戦状は叩きつけられない。相手は難解だが、ハシッテホシーノは話題性がなかったとしても食指を伸ばしたい馬。3番手はなかなかリズムに乗れずにきたワイドサファイア。連下にも魅力的な馬はいて、馬券は悩みそうだ。

◎ディアジーナ  ○ハシッテホシーノ ▲ワイドサファイア
△ミクロコスモス、アイアムネオ、ピースエンブレム、テーオーティアラ

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2009.04.25

草なぎ全裸逮捕で激走するサイン馬はどれだ!?

公然猥褻の罪で国民的アイドルグループのメンバーが逮捕されるという珍事件に、お祭り騒ぎの日本列島。酔っ払って公園で服を脱いだがため、国務大臣から最低の人間扱いされ、家宅捜索され、ニュースにはトップ項目でガンガンと報じられ、三十路すぎのアイドルも「裸で何が悪い!」と叫びたくなる気持ちにもなろう。謝罪会見で草なぎメンバーは「酔ってパンツ一枚になったことはある」と述べ、復帰作は「裸の大将」が有力視されている。ところで、こうした世間の大事件が馬券に反映されるのは競馬ファンには周知の事実。先週、イチローが張本勲の安打数を超えるプロ野球記録を樹立したときは、皐月賞で16番(イチ・ロー)のアンライバルドが快勝し、馬連1-6をしこたま買っていたファンを涙目にさせた(私だ)。何しろ全裸と言えば、「全裸ヘッドロック」 「俺はお前に全部見せることができる」など、競馬界は得意とする分野。今回も看過されることはあるまい。

土曜日の注目はオーストラリアTに出走するカネトシツヨシオー。しかし、多くのファンは剛つながりに気づいているようで、すでに過剰人気の気配もある。さすがにJRAも、こんな簡単なサインでは決められないだろうという識者の意見も強い。むしろ、下半身丸見えで歌い踊っていたことからタマモビート(京都11R)が臭いか。いや、玉つながりなら日曜日にタマモランニング(京都12R)もいて、走り回っていたならこちらか。同じレースにはシゲルアンビシャスが出ており、「股間茂る玉もランニング=意欲満々」の組み合わせは抑えたい。一方、草なぎには大勢の女性ファンがおり、全裸に萌えたのは事実だろう。彼女らにとって公園の草なぎはセクシーザムライ(東京7R)であり、キクジロウ(同)も拝みたかったに違いない。もし、いかりや長介が存命なら全裸の草なぎに向かってオース!チンローズ(福島11R)と声をかけたかもしれない。今回の事件、予想外に難解である。ただ確かなのは勝つのは全裸の馬だということだ。(Fin)

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2009.04.21

皐月賞回顧 凄まじい瞬発力にアンライバルド無敵

三強対決と言われた皐月賞。終わってみれば、一強の独壇場だった。レースは予想を上回るハイペース。ゴールデンチケット、アーリーロブスト、リーチザクラウンがハナを争い、2ハロン目は10秒8。その後も、11秒7から12秒2の息の入らないラップが刻まれていく。後ろからの脚質で、気性面に課題の残るアンライバルドにとっては望んだ展開となった。馬群を先導した3頭にはそれぞれハナに行きたい理由があった。福永アーリーは弥生賞で逃げず、後方から不可解な競馬で惨敗した前科があった。リーチザクラウンの武豊は単騎で行かないと折り合えないとの確信があったようで、レース後、「逃げた方がいいということが、やっと分かってもらえたでしょう」とコメント。きさらぎ賞で控えてほしいとの調教師の希望に沿わず、アナウンサーの質問にキレ気味に反論して話題になったが、武豊の真意は逃げなきゃしょうがないということだったらしい。ゴールデンチケットの川田には友道師に負い目ある。急遽、乗り替わった京都2歳Sでアンライバルドを制御できず、土をつけてしまったことだ。ここでしっかり借りを返さねばならなかった。

先行勢が壊滅する厳しい流れ。それにしても、アンライバルドの瞬発力は凄まじいの一言だ。4コーナー手前からスパートすると、一気に外を回って先頭に踊り出た。テレビで観ていた私には、まるで瞬間移動したかのように錯覚させられた。スプリングSでタフな競馬を強いられた経験が、本番で生きたのではないだろうか。とにかく、この馬だけが能力が違っていた。兄にフサイチコンコルド、ボーンキングがいて、母の父はサドラーズウェルズなのだから距離延長が良いのは当然で、皐月賞組からダービーで逆転する馬を見つけるのは至難だろう。2着は最後方強襲のトライアンフマーチ。母はキョウエイマーチ。3着セイウンワンダー、4着シェーンヴァルトとともに、実力は示したが展開の利もあった。7着フィフスペトルも最後方から末脚にかけたが、トライアンフマーチとは逆に内へ進路を取ったため前をさばくことができなかった。NHKマイルに行くなら勝負になりそうだ。ダービー2着候補はまだまだ混戦か。

さて、不可解なロジユニヴァースの大敗。最内枠は不利ではあったが、横山典は早めに外へ持ち出して、エンジンがかかれば何時でも脚を伸ばせるポジションにつけたいた。だが、4コーナーでは早々と手応えを失い、直線はズルズルと下がっていくしかなかった。横山典も追うのをやめてしまったほどだ。パドックでは落ち着いているように見えたが、マイナス10キロと札幌2歳Sを下回る馬体重。結果論だが、体調が急激に下降していたか、あるいは調整の失敗か。弥生賞上位入線組が揃って二桁着順に沈んだことを考えれば、弥生賞はレベルが低かったとも捉えざるを得ない。皐月賞で体調を崩し、ダービーで巻き返したアドマイヤベガという例もあるが、血統的にはスピードが勝ったタイプでもあり、次走で一変というのも難しいかもしれない。私の予想はさんざん迷った挙句、主体的に結論を導くことができず、ロジユニヴァースの人気と下馬評に頼って本命にしてしまった。その自由を放棄した精神性に恥じ入り、猛省せねばなるまい。

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2009.04.19

皐月賞予想

悩めば悩むほど答えが出ない皐月賞。素直にロジユニヴァースの力を信じよう。スローで逃げた弥生賞はともかく、ラジオNIKKEI杯でリーチザクラウンをちぎった能力は素晴らしかった。気がかりは1番枠を引いた点。内に包まれる可能性はなきにしもあらずだが、横山典はスタートから前に出していくのではないか。サトノロマネ、アーリーロブスト、リーチザクラウンなどが引っ張ればスローに落ちることはないだろうし、ロジユニヴァースは好位から抜け出す理想的な競馬ができる。アンライバルド、リーチザクランは手ごわい相手だが、紛れある中山二千のフルゲート。相手は好配当を期待して別の馬に目を向けてみたい。若葉Sを制したベストメンバーは坂のあるコースがめっぽう得意。差してくる馬を狙うなら安藤勝に乗り替わったフィフスペトル。

◎ロジユニヴァース ○ベストメンバー ▲フィフスペトル
△アンライバルド、リーチザクラン、ナカヤマフェスタ、リクエストソング

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2009.04.18

皐月賞展望 ”三強対決は固く収まる”は本当か?

無傷の4連勝で弥生賞を制したロジユニヴァース、きさらぎ賞を楽勝したリーチザクラウン、そのリーチとブエナビスタを伝説の新馬戦で下したアンライバルド。今年の皐月賞は三強対決と言われており、その通りこれら3頭が10倍を下回る単勝支持を集めている。なかでもロジユニヴァースは前日昼の時点で2倍を切る抜けた人気。アンライ、リーチがともに5倍から6倍で続く。4、5番人気のセイウンワンダーやベストメンバーは 20倍近くまで一気にオッズが跳ね上がるから、ほとんどのファンは3頭のいずれかが勝つと考えているようだ。よく競馬では二強対決はどちらかが崩れ、三強対決は固く収まると言われている。古くはTTGや、オグリキャップ、スーパークリーク、イナリワンの平成三強の印象が強いからかもしれない。過去、皐月賞ではどうだっただろうか。 1968年にはタケシバオー、マーチス、アサカオーの三強が上位を独占しているが、もう少し身近な時代から振り返ってみたい。

1990年、第50回皐月賞はアイネスフウジン(4.1倍)、メジロライアン(5.0倍)、ハクタイセイ(5.6倍)の三強対決。逃げるアイネスフウジンをきさらぎ賞以来のハクタイセイが交わしてゴール。直線で進路を失った横山典メジロライアンが3着で、3番人気→1番人気→2番人気。1993年はウイニングチケット(2.0倍)、ビワハヤヒデ(3.5倍)、ナリタタイシン(9.2倍)。それぞれ柴田政人、岡部幸雄、武豊の名手を鞍上に迎えた。レースは鮮やかな追い込みをみせたナリタタイシンが、早め先頭のビワハヤヒデをクビだけ差しきった。ウイニングチケットは伸びを欠いて5位入線4着。3番人気→2番人気→4番人気。 1998年はスペシャルウィーク(1.8倍)、セイウンスカイ(5.4倍)、キングヘイロー(6.8倍)。前評判ではスペシャルウィークが頭ひとつ抜けていると思われていて、オッズ的にも今年の状況に似ているかもしれない。だが、結果は内のグリーンベルトを利したセイウンスカイが逃げ切り勝ち。2番人気→3番人気→1番人気。こうして見ると、馬連は固くとも、1番人気の単は危なっかしいことに気づく。ロジユニヴァースは「1番人気は勝てない」皐月賞三強対決のデータを打ち破れるだろうか。

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2009.04.14

桜花賞回顧 ブエナビスタの能力を信じきった安藤勝

4角ではさすがに届かないのではないかと感じたブエナビスタ。終始、後方16番手。しかも、直線ではレッドディザイアとジェルミナルの間に開いた進路を閉められ、一旦、ブレーキをかけて立て直すロスがあったのだから尚更だ。だが、エンジンが違った。大外から33秒3の上がりを繰り出し、完璧なタイミングで先頭に立ったレッドディザイアをゴールでは半馬身、差し切っていた。阪神は内が悪く、外差しの馬場になっていたとはいえ、例年の桜花賞馬レベルでは差し負けていただろう。そして、1.2倍の人気を背負ってこんな大胆な競馬ができる鞍上にも驚きである。戦前、ブエナビスタはもう少し前でレースをするのではないかと思っていた。馬の力を信じると言うは易いが、安藤勝の心臓はどれほどの毛に覆われているのかと訝しくもなる。ブエナビスタの母、ビワハイジは早田牧場産。父スペシャルウィークは日高大洋牧場。判官びいきをすれば、これほどの馬が日高産でなかったのは少しばかり惜しいところか。

レッドディザイアはキャリアの浅さを考えると優れた内容。前2走よりスムーズな競馬ができた。マンハッタンカフェの仔だが、まだまだ伸びしろはある。現役時代は牝馬の名手として鳴らした松永幹師の管理馬で、調教師になっても女性の扱いには長けているようだ。3着にジェルミナル。チューリップ賞は不甲斐ない敗戦だったが、しっかり立て直した。ただ適距離はマイルだろうし、オークスで上位2頭を逆転するというタイプではない。フィリーズレビューを制したワンカラットが4着。脚を溜めて良く伸びてきた。能力はすべて発揮している。3番人気のダノンベルベールは8着。1枠が響いたのもあるし、体調も良くなかったか。期待していたツーデイズノーチスも全く見所なく惨敗。長距離輸送の影響か。桜で関東馬が走るのは難しい。同日の忘れな草賞ではデリキットピースが勝利。これで2戦2勝。オークスの伏兵になる。

桜花賞が行われる日の早朝、境勝太郎元調教師が心筋梗塞のため亡くなった。享年89歳。サクラユタカオー、チヨノオー、ホクトオー、バクシンオー、チトセオー、キャンドル、ローレルと、数々のサクラの名馬を育てた名伯楽。強気のコメントを出すことから、「境のラッパ」なる言葉も生まれた。引退後は美浦黄門の名でスポニチで馬体診断を行っていた。騎手時代はトサミツルで桜花賞を制したほか、オグリキャップやキョウエイマーチを子孫に送り出したクインナルビーで天皇賞秋も勝っている。名物トレーナー、桜に見送られながら旅立つ。安らかに。

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2009.04.12

桜花賞予想

ブエナビスタが圧倒的な支持を集める今年の桜花賞。前走のチューリップ賞では逃げるサクラミモザを捕らえられるかヒヤッとさせられたファンも多かったと思うが、結果的にはきっちりとブエナビスタは届き、ゴール前は手綱を抑える余裕さえあった。ダイワスカーレットのときもそうだったが、安藤勝はトライアルで本番を見据えた乗り方をすることがある。どの位置、どんなペースなら、どんな脚が使えるのか。前走の着差からブエナビスタに死角ありと判断するのは早計というべきだろう。牝馬、最初の一冠はブエナビスタが順当に手にすると考える。馬券は2、3着に穴馬が突っ込んでくるのを楽しみにして3連単狙い。実力的に次位なのはダノンベルベールだが、アネモネSが見事だったツーデイズノーチス、ひと叩きされたショウナンカッサイなどが面白い。

◎ブエナビスタ ○ダノンベルベール ▲ツーデイズノーチス
△ショウナンカッサイ、アンプレショニスト、アイアムカミノマゴ、レディルージュ

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2009.04.07

大阪杯回顧 充実一途ドリームジャーニーが金星

大阪杯はディープスカイを徹底的にマークしたドリームジャーニーが差し切り勝ちで金星。だが、先に抜け出したディープスカイを直線で交わし、あっさりと勝利を収めるかと思いきや、ダービー馬の底力。休養明けのハンデも、59キロの斤量も跳ね返し、一度は差し返す強さを見せたのだ。最後はクビだけ遅れたが、負けて強しという内容だったのではないか。悲観することは何もない。勝ったドリームジャーニーは年を経て充実著しい。コースやディープマークが嵌ったのは事実だが、父ステイゴールドを彷彿とさせる弾丸のような差し脚が繰り出せるようになった。母の父はメジロマックイーン。有馬記念4着、菊花賞5着の実績もあり、身が入った今なら中距離馬の域を超えて春の天皇賞でも走りを見てみたいぐらいだ。3着にカワカミプリンセス。相手が強かっただけで、この馬も完全復調。ヴィクトリアマイルは優勝争いができる。マツリダゴッホはかかって7着。どこか歯車が狂ってしまった。

ダービー卿CTはタケミカヅチが新馬戦以来の勝利。荒れるハンデ戦、勝ち味の遅い、1番人気の、柴田善騎乗の同馬を本命にするファクターは私にはなかった。皐月賞2着の実績があるように勿論、力はG3では上位。今の馬場もゴールドアリュール産駒に合っているのだろう。以下、コンマ3秒差以内に8頭がひしめいたように、レースのアヤや枠順次第で、着順は幾らでも入れ替わる競馬だった。私が本命にした5着リザーブガードは直線で前が塞がって、脚を余す結果になってしまった。4着のキャプテンベガも同じような不利があり、陣営は歯軋りしているだろう。広い府中などで出走してくるようなら、忘れずに狙いたい。3着のマヤノライジンは12番人気だったが、同厩舎のマヤノツルギを差し置いて藤田を配してきたところから、勘のよいファンは勝負がかりに気づけたかもしれない。他、気になったレースは山吹賞でキタサンアミーゴが快勝。ダービー戦線に乗ってきそう。コーラルSのペプチドルビーは複勝圏にも入れないとは、がっかりする騎乗だった。

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2009.04.05

大阪杯&ダービー卿CT予想

ダイワスカーレットが引退し、ウオッカもドバイで惨敗した今、現役最強馬として競馬界をリードしていくことが求められるディープスカイ。古馬初戦となる大阪杯は初めて59キロを背負い、圧倒的な1番人気で臨むことになる。実力的にディープスカイが抜きん出ていることは当然だが、今回は休み明け後の一叩き。G1より、ここが本気のドリームジャーニーに逆転の目を賭ける。前走の中山記念は追い込みづらい馬場で連対を確保。内回りの阪神は決め手が活きやすいコースで、2キロの斤量差を利して早めのスパートを期待したい。

◎ドリームジャーニー ○ディープスカイ ▲カワカミプリンセス
△アドマイヤフジ、マツリダゴッホ、サンライズマックス

内で先行勢が粘りこむ競馬から、外差しが決まる競馬へと変化しつつある中山コース。リザーブガードの差し脚を買ってみたい。去年は関屋記念、富士Sで連対、不利のあったマイルCSもコンマ6秒差に好走しており、マイルのG3クラスならいつでも勝てる力がある。前走の東京新聞杯は不良馬場に切れ味を削がれて4着に終わったが、良馬場の今回は前進が見込める。人気が割れており相手を絞るのは難しいが、マイネルスケルツィあたりは好走してくるだろう。

◎リザーブガード ○マイネルスケルツィ ▲レッツゴーキリシマ
△ショウワモダン、キャプテンベガ、マイネルファルケ、ショウナンアルバ

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2009.04.04

蛯名信弘師が管理馬に蹴られ死去 相次ぐ調教師の訃報

3日、美浦トレーニングセンターで蛯名信広師(56)が調教中の事故で死去した。報道によれば、北馬場の障害コースで騎手の乗った3歳牡馬を調教していた際、高さ50センチのクロス障害の飛越をためらったため、左後ろからムチを入れて飛ばそうとしたところ、後ろ脚で胸を強く蹴られたという。蛯名師は搬送先の病院で3時間後に亡くなった。騎手時代は白い逃亡者と呼ばれたホワイトフォンテンで毎日王冠を制するなど重賞6勝を含む、通算284勝をあげた。94年3月に調教師として開業し、先週までに153勝。99年にはタイキヘラクレスでダービーグランプリ(G1)、名古屋優駿(G3)を勝っている。蛯名正義騎手にとっては祖父の甥にあたる。トレセンでは厩務員の死亡事故は時折あるが、調教師の事故による死亡は初めてのことだそうだ。どんなプロフェッショナルでも繊細な大型動物を扱う以上、避けられない事故はあるのだろう。馬も悪いわけでもなかろうから、何ともやるせない気持ちになる。ご冥福をお祈りしたい。

このところ調教師の訃報が相次いでいる。先月は美浦・稗田研二師(60)、栗東・安田伊佐夫師(64)が逝去した。稗田研師は90年、キョウエイタップでエリザベス女王杯を制しているが、このレースは私が初めて馬券を当てたレースだった。メジロライアンで菊花賞に敗れた横山典が同じ18番枠に入っていたことから、「一週遅れの18番」とアナウンサーが叫んだゴールシーンは知る人も多いだろう。安田伊師は騎手としてタニノムーティエで皐月賞、ダービーと二冠を制覇。調教師としてもメイショウドトウ(宝塚記念)、ファストタテヤマ(京都新聞杯)など個性的な馬を管理した。息子の康彦は素行不良で騎手を引退。その後、恐喝で逮捕されている。絶縁されたというヤスヤスは父の訃報をどんな思いで聞いたのか。ところで、美浦では蛯名師、稗田研師の死去に伴うもののほか、今年2月に勇退させられた5人の調教師に加え、このほど来月20日付けで斎藤宏師も廃業することが発表された。最近7年は二桁勝利に届かず、成績不振が原因とみられる。美浦の地盤沈下はファンが想像するより深刻な状況かもしれない。

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2009.04.02

高松宮記念回顧 データ通りのローレルゲレイロ好走

馬券が外れるのはいつものこととは言え、まったく展開も結果もかすりもしないレースを回顧するというのは苦行に近いものだ。高松宮記念は中京コースの特性から速いペースで差し馬が台頭するとみてファリダットを本命にした。しかし、ローレルゲレイロが有利な内ラチ沿いを前半33秒1でマイペースの逃げ。直線も一度は交わされたスリープレスナイトを差し返して、父キングヘイローに続く父子制覇を成し遂げた。スタートで外から行く構えを見せたジョイフルハートを牽制してハナを奪った藤田の勝負強さが光ったレースだった。このレースは5歳馬、G1未勝利馬、マイルも走るスタミナのある馬が好走する傾向にあるが、ローレルゲレイロはデータ通りの馬だった。レース前に確認しておきながら、正反対の予想をしてしまうのだからどうしようもない。スプリンターズS以来のスリープレスナイトは想像以上に走った。順調なら能力差は歴然なのだろう。ファリダットは後方から大外を回して6着。今回は展開とコース取りに泣かされたが、やはりスプリンターの資質が高いのではないか。

日経賞は人気のネヴァブションがまったく伸びず7着に惨敗。前走のデキになかったとの横山典の敗戦の弁だが、不可思議な負け方だった。勝ったアルナスラインは内から好位につける積極的な先行策で、直線も坂上で危なげなく抜け出した。2着は松岡が好騎乗だったマイネルキッツ。レースレベル自体は高くはないのだろうが、アルナスラインはこの初重賞で一皮剥けると良い。休養明けのホクトスルタンは逃げて10着。一叩きの次走が天皇賞春というのは厳しいが、父系4代の盾制覇へ挑戦する体勢だけは整った。毎日杯はアイアンルックが1番人気に応えて快勝。中団で我慢して脚を溜め、直線で一気に爆発させる鮮やかな競馬だった。NHKマイルCも勝負になる。期待したアプレザンレーヴはゲートで大きく遅れ、直線だけ追い込んできたが3着。ダービーに向けて立て直してほしい。ところで、アルナスラインはアドマイヤベガ産駒、アイアンルックはアドマイヤボス産駒。スポニチによれば、兄弟種牡馬による同日重賞勝ちは 1961年のヤシママンナ、シマタカ以来だそうだ。こうした記録がすぐ引っ張りだせるのは凄い。

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2009.04.01

競馬界が激変!? 馬語翻訳機・ヒヒーンリンガル開発

※このエントリーは4月1日に書かれた馬鹿記事です。

1日、JRAサラブレッド総合研究所は馬の鳴き声から感情を判別する新たなシステムの開発に成功したと発表した。このシステムは馬の声紋をパターン分析することで、「腹が減った」「近づくと蹴るぞ」「こんな馬場ではどうしようもないよ」など 1200種類の感情を組み合わせて表示する仕組み。研究員が7年前に玩具メーカー・タカラが発売した犬語翻訳機「バウリンガル」にヒントを得て開発を始めたことにちなんで、「ヒヒーンリンガル」と名づけられた。また、ヒヒーンリンガルの特徴はバウリンガルから一歩進み、日本語の音声を馬の鳴き声に変換することで、人間の意志を馬に伝える機能が付加されたところにある。この機能によって、馬と双方向の対話が可能となるが、より細かなコミュニケーションが図れるよう、ヒヒーンリンガルには競馬の専門用語や固有名詞など3000語が登録される予定だ。サラブレッド総合研究所によれば「馬の知能は人間の3歳前後に相当する。会話は十分に成り立つ」と実用化に自信を持っている。

栗東トレーニングセンターで実施された実証実験では、ヒヒーンリンガルがプリインストールされた携帯電話を使って、調教や馬との意思疎通に役立てようとする厩舎関係者も多く見受けられた。松田博師は騎乗停止の安藤勝騎手の代役を決めようと、誰に乗ってほしいか、ブエナビスタに投げかけたところ、「大江原圭」との答えが返ってきて驚いたという。松田博師は「まだまだ完璧な翻訳には程遠いね」と苦笑しつつも、「験の悪い冗談はやめてほしい」と戸惑いを隠さなかった。また、藤田伸二騎手は高松宮記念のレース直前、ヒヒーンリンガルをローレルゲレイロに使用。「ハナを切ればよろしいやん」と表示され、思い切って先手を奪ったのが勝利につながったと言う。「ホースウィスパラーいらず 素敵やん」とご満悦だ。ヒヒーンリンガルは廉価版がターフィーショップで販売されることも検討されており、パドックで端末を馬に向けるファンの姿が見られる日も遠くない。なお、日経賞で11着に敗れたコスモバルクは秋は凱旋門賞をめざし、ハルウララ基金・発起人の森田健作氏は千葉県知事に当選した。

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