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2009年3月の18件の記事

2009.03.29

速報:ドバイWCデー 日本勢は世界の壁を破れず

直線ダート1200メートルで行われたゴールデンシャヒーンは、ビッグシティマン(サウジ)が後半、力強く抜け出して快勝。去年の米最優秀スプリンターのインディアンブレッシング(米)は2着に敗れた。武豊騎乗のバンブーエールはスタート後、先手を取ることができず中団からの競馬。中盤のペースアップについていけずに置かれる形になったものの、武豊が外へ進路を取り直すと脚を伸ばして4着で入線した。2着馬と5馬身以上の差が開いたが、前評判を考えると大健闘と言って良い結果だろう。

日本からウオッカが挑戦したデューティーフリー(芝1777)は、グラディアトゥーラス(首)が圧倒的な強さを見せて、逃げ切り勝ちを収めた。武豊のウオッカは3番枠から好スタートを切ると、逃げるグラディアトゥーラスをマークして2番手につける。道中、逃げ馬は徐々にスピードをあげ、5馬身ほどの差をつけて直線へ。満を持してウオッカは追い出されるが、先頭との差は詰まらない。直線半ば、ウオッカは逆に手応えを失って馬群に飲み込まれ、7着に敗れた。ウオッカは折り合いを欠いた様子もなく、不利もなかった。

日本勢、最後の期待が賭けられたカジノドライヴはワールドカップ(ダ2000)に出走。安藤勝を背にした同馬は、まずまずのスタートを切ると、内ラチ沿いのおよそ5番手の好位置につける。しかし、他馬に接触するなどして、次第にポジションを下げていく。直線は伸びる気配なく、上位争いに加われず8着に沈んだ。勝ったのは去年3着のセン馬、ウェルアームド(米)。好スタートからハナに立つと、後続を大差離したままゴールした。今年の日本勢はバンブーエールの4着が最高成績となり、世界の壁の厚さに涙を呑む結果となった。

>>ドバイワールドカップ・レース映像(JRA)

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2009.03.28

高松宮記念予想

春のスプリントG1、高松宮記念。過去10年で9頭の優勝馬がこのレースが初めてのG1勝ちだった。中山で行われるスプリンターズSとは違った能力が求められるからと解釈するのが正しいのかもしれない。1番人気のスリープレスナイトを筆頭に、去年のスプリンターズS上位馬がこぞって出走しているが、敢えて違う路線を辿ってきた馬を狙いたい。本命はG1はおろか、重賞もまだ手にしていないファリダット。母はスプリント女王だったビリーヴ、父はキングマンボという超良血ながら出世を妨げてきたのは"かかる"気性。前走の阪急杯(1400)も道中で行きたがったことが末脚を失わせる結果につながった。ファリダットが1200を走ったことがあるのは一度だけ。昨秋の京阪杯。このレース、内をついたとはいえ、上がり32秒6という驚異的な差し脚を繰り出して2着に好走した。母と同じく、ファリダットはスプリンターであると見るべきで、さらにペースが速く差し、追い込みの競馬になりやすい高松宮記念は最も力が発揮できる条件と言っていい。母子制覇の夢をファリダットと四位の手綱に期待する。連下はパドックも見て手広く。

◎ファリダット ○ドラゴンファング ▲トウショウカレッジ
△アポロドルチェ、スリープレスナイト、ファイングレイン、ビービーガルダン

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日経賞&毎日杯予想

天皇賞春へ向けたステイヤーたちの前哨戦、日経賞。ここは人気でもネヴァブションを軸にすべきだろう。中山2500メートルは3戦3勝と適性は抜群で、前走のAJCCを快勝したように6歳にして益々盛ん。一昨年の日経賞ではマツリダゴッホらに勝利しており、今回も先行して他馬を振り切るレースができるだろう。相手は上がり馬、アーネストリー。前走は準オープンだが、阪神大賞典3着のナムラクレセントを破っており、素質は相当に高い。父はグラスワンダーなら、この舞台の適性もあるだろう。個人的に頑張ってほしいホクトスルタンはまずは一叩きか。

◎ネヴァブション ○アーネストリー ▲アルナスライン
△モンテクリスエス、キングストレイル、ホクトスルタン

西は皐月賞への最終東上便、毎日杯。最近はディープスカイ、アドマイヤメイン、キングカメハメハらが勝って、ダービーやNHKマイルCへの黄金ルートとなりつつある。今年、大きな期待をかけたいのはシンボリクリスエス産駒のアプレザンレーヴ。とにかく、前走の500万下は圧巻だった。あっという間に後続を突き放して、後続を3馬身突き放す素晴らしい内容。追い切りで遅れたことで評価を下げているが、陣営に不安はないよう。ここを勝てば、皐月賞では三強と並ぶ高評価を得ることになろう。

◎アプレザンレーヴ ○アイアンルック ▲オオトリオウジャ
△ミッキーパンプキン、ダブルウェッジ、ストロングリターン

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2009.03.26

ドバイWC展望 カジノドライヴ・ウオッカが世界へ挑む

WBC、ワールドベースボールクラシックで日本は大会2連覇。グラウンドには日の丸が大きく広げられ、私たちを歓喜の渦へと巻き込んだ。競馬界も負けてはいられない。日本時間28日深夜、競馬のWBCとも言うべきドバイワールドカップデーが開催され、日本からも3頭の有力馬が世界制覇へ挑む。最高峰のワールドカップに出走するのはカジノドライヴ。前走、フェブラリーSで勝ちに等しい2着と、早くからアメリカで活躍した素質馬が本格化の兆しを見せた。鞍上は安藤勝。強敵はアルバータスマキシマス(米)。昨秋、BCマイルを制し、年明けもドンHを勝って順調にきている。だが、例年のアメリカ代表に比べると一枚落ちの感は否めない。UAE三冠馬のアジアティックボーイ(首)は休養後、年明け3戦目となり復調気配。去年2着の雪辱を果たせるか。いずれにせよカジノドライヴは伏兵扱いで、マークは緩いほど好走の期待は高まる。思い切った先行策で、ほぼいきそうになるぐらいのレースを見せてほしい。

もっとも人気を集めるのは、デューティーフリーに参戦するウオッカだろう。鞍上は武豊。去年、このレースで4着だったコンビのリベンジとなる。牡馬一線級を相手に安田記念、天皇賞秋を勝ち、ジャパンカップでも3着と好走し、その後はデューティーフリーを目標にして調整が続けられてきた。前走のドバイ・ジェベルハッタでは直線でまったく前が開かずに5着に破れたが、本番前の一叩きと捉えれば悲観することもあるまい。ライバルは去年3着で、香港・QUE2世Cを制したアーキペンコ(首)。昨夏はアーリントンミリオンSでも2着するなど実力はトップレベルだ。昨秋、仏・フォレ賞でナタゴラを3馬身置き去りにしたパコボーイ(英)も強い。今季初戦だが仕上がってさえいれば。ゴールデンシャヒーンにはJBCスプリント馬のバンブーエール(武豊)が挑戦する。なかなか日本馬は上位進出が難しいレースだが、頑張ってほしい。

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2009.03.24

スプリングS回顧 アンライバルドが三強入りを宣言

ロジユニヴァース、リーチザクラウンと並んで、牡馬三強の一角に入れるかが注目されていたアンライバルド。荒れた上に外差しが決まりにくい馬場、それに強風まで加わって、フルゲートひしめくスプリングSは1番人気馬は順当に勝たせてもらえない雰囲気が漂っていた。レースはリスペクトキャットが宣言通りにハナへ。続いてレッドスパーダ、マイネルエルフらが続き、「意識して出していった」(後藤)のリクエストソングも前へ。アンライバルドは中団。あまり後ろに位置しては届かないとの鞍上の判断だった。中盤、ペースは13秒が3ハロン連続して刻まれるスローに落ちる。我慢できないリクエストソングは折り合いを欠いてしまう。口を割る馬も少なくなかった。アンライバルドも前半は頭をあげて行きたがる。悪条件のもと、ハイペースではないがタフな競馬になったのではなかろうか。

4角手前、アンライバルドの岩田が仕掛けていく。上がりの競馬。紛れる可能性もあるはずだが、アンライバルドの能力は抜けていた。豪快に追われると、瞬発力の違いで前を行くレッドスパーダを交わし、半馬身という着差以上の強さで勝利をものにした。決してアンライバルドにとって好ましい展開ではなかっただけに、今回の余裕を持っての勝ちはロジユニヴァースに叩きつける挑戦状としては十分なものになった。今年のクラシックは三強を中心にして進むだろう。これに毎日杯に臨むアプレザンレーヴが加われるかどうか。3着のフィフスペトルは内枠で何度もロスがあった。マイル路線ならトップクラスの馬だろう。リクエストソングは7着。終始、折り合いを欠いて力を出し切れなかった。もちろん、勝ち馬との差は歴然だが、この敗戦できさらぎ賞を戦ったリーチザクラウンの評価まで下げる必要はない。

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2009.03.22

スプリングS&阪神大賞典予想

皐月賞トライアル、スプリングS。力通りならリーチザクラウン、ブエナビスタを新馬戦で破ったアンライバルドで決まる。だが、相変わらず前の馬が残る馬場で、外目を引いたアンライバルドは後方からの競馬を余儀なくさせられるだろう。内枠を利して好位に行けそうなリクエストソングとフィフスペトルに逆転の目が生じる。とりわけ、リクエストソングには持久力が必要とする今の中山を乗り切れるだけの、豊富なスタミナがある。極端な展開になればメイショウドンタク、レッドスパーダらの流れ込みも注意したい。心情的にはサイオンなのだが、外差しで何処まで。

◎リクエストソング ○フィフスペトル ▲アンライバルド
△メイショウドンタク、レッドスパーダ、イグゼキュティヴ、マイネルエルフ

天皇賞春の前哨戦、阪神大賞典は4歳馬・オウケンブルースリの成長に期待したい。ディープスカイには差をつけられたが、同馬が不在の菊花賞は力の違いを見せて快勝。続くジャパンカップもコンマ3秒差に踏みとどまって、ポテンシャルの高さを証明した。4ヶ月ぶりの実戦になるが仕上がりは上々で、盾へ向けて好スタートを切る。相手は先輩のアサクサキングス、スクリーンヒーロー、同世代のナムラクレセントの3頭。

◎オウケンブルースリ ○アサクサキングス ▲スクリーンヒーロー
△ナムラクレセント

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2009.03.21

ファルコンS&フラワーC&若葉S予想

人気が割れたファルコンS。グリーンベルト出現で、インコースを走れる馬が圧倒的に有利な馬場だ。施行時期が繰り上がった過去3年、好成績をあげているのがサクラバクシンオー産駒。そんなデータは誰しも知っているのか、1番人気は4番枠のスパラートが集めている。しかし、高配当を狙いたい小市民としては、隣のルシュクルのほうへ食指を伸ばしたい。スプリント戦はすずらん賞を勝ったこともあり、3頭出しとやる気の中竹厩舎の一角でもある。阪神JF以来となるが、馬場を味方につけて粘りこみを期待したい。

◎ルシュクル ○スパラート ▲メイショウアツヒメ
△エイシンクエスト、ノアウイニング、レッドヴァンクール、アンジュアイル

過去10年、勝ち馬はすべて前走1着だったフラワーC。今年、該当するのは3頭いるが、芝のレースだったのはクイーンCを勝ったディアジーナだけ。メジロマックイーン産駒という血統的背景からか、関西への輸送を嫌ったのか、桜はパスしてオークス一本で行くことを表明している。このレースは大外枠を引いたが、1勝馬ばかりの相手関係を考えると軸を外す可能性は低い。ヒモは復調気配のダイワバーガンディ、関西馬ナリタシリカなど。

◎ディアジーナ ○ダイワバーガンディ ▲ナリタシリカ
△アイアムマリリン、パドブレ、シゲルキリガミネ

皐月賞の切符2枚を賭けた若葉S。時計がかかる阪神の馬場と、スローペースに落ちやすい 2000メートル。アドマイヤキッスの弟、アドマイヤアゲインを軸にする。まだキャリア1戦だが、新馬戦の先行抜け出すセンスの良い勝ち方を評価したい。手綱も安藤勝なら、能力を十分に引き出してくれるだろう。もちろん、相手は連対継続中のヤマニンウイスカー、骨っぽいところと戦ってきたベストメンバーらになる。

◎アドマイヤアゲイン ○ヤマニンウイスカー ▲ベストメンバー
△トライアンフマーチ、トップカミング、ニシノホウギョク、マナクーラ

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2009.03.20

黒船賞予想 高知名物2年ぶりの復活

今日は高知の名物重賞「黒船賞」が2年ぶりに開催される。 ぎりぎりの経営を続ける高知競馬は高額な賞金を捻出できないとして、去年は開催を見送っていた。 本来、地方の経営を助けるはずの交流重賞で赤字を出すなら、中止するのは当然のこと。 今年は賞金総額を減らすなどして開催にこぎつけた。 本命は実績断然のフェラーリピサ。先行力もあり、小回りも苦にしないだろう。 1400メートルは府中でレコードも持っている。 中央勢が強力だが、一発あれば園田のアルドラゴンか。

◎フェラーリピサ ○ヴァンクルタテヤマ ▲アルドラゴン
△リミットレスビッド、トーセンブライト

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2009.03.18

地方競馬一口馬主スタート 満口続出の意外な人気!?

いよいよ地方競馬でも一口クラブが始まることになった。他社に先駆けて事業に乗り出したのはシルクホースクラブ。長らく地方競馬では一口クラブは馬主登録を受け付けてもらえなかったが、一昨年の法改正で制度が認められるようになった。馬主不足に喘ぐ現状を鑑みると、どうして手をこまねいたいたのか実に不思議なことである。その背景には、一口馬主は一般の馬主に比べて税制面で不利なことや、地方では賞金が低すぎて成立しないのではないかとの危惧があったことも事実だ。その心配はなくなったわけではないが、いざシルクが募集を始めてみると意外や意外。4頭の募集馬のうち2頭は瞬く間に満口になり、残る2頭も残口少となる人気ぶり。同世代のシルクが募集している中央馬約60頭のうち満口は4頭しかいないことを考えると、全体の口数が3分の2とはいえ、いかに売れているかが分かるだろう。

募集馬4頭(2歳)は1頭あたり200口、一口3500円から1万7000円と幅広い価格が設定されている。うち、最も人気を集めたのが大井・上杉厩舎が予定されているノボジャックの牡馬(7-69)。総額200万円、一口1万円と手頃な上、賞金の高い南関東、兄弟馬も地方で多くの勝利をあげている点が評価されたように思う。もう1頭、満口になったのがムーンバラッドの牝馬(7-70)。こちらは岩手・小西厩舎に入厩済みで、6月のデビューをめざして乗り込まれている。何しろ総額が70万円。1口3500円の低価格が魅力で、月々の飼葉代も1000円とリーズナブルだ。儲けを度外視して、愛馬が走るのを楽しみにするという意味では打ってつけかもしれない。いちばん残口があるのが、最高価格の一口1万7000円のアフリートの牝馬(7-68)というのも地方募集馬ならではないか。この牝馬、祖母はダンチヒの半妹と筋は通っているのだが。

地方競馬にエールを贈るという思いをこめて、私も出資することにした。ムーンバラッドの牝馬、アフリートの牝馬の2頭だ。どれだけ賞金を咥えてくるのか、何走くらいしてしまうのか、所属する競馬場によって飼葉代も異なるし、収支はどうなるのかも、勝ち負けは別にしてちょっと楽しみではある。道営に入厩するフサイチソニックの牡馬(7-67)など、いずれ他の競馬場へ移籍することもあると思うのだが。ともあれ、1頭8000万円、1口200万円という馬もいる社台サラブレッドクラブとは間逆の方向性を行く今回の試み。ほとんどの出資者が損を抱えるクラブ馬主制度のもとでは、不況の時代に夢を買うにはマッチした商品かもしれない。購入した中央のファンが地方競馬に関心を持つというケースも増えてくるだろう。私はシルクの回し者でも何でもないが、これを機に地方競馬に明るい兆しが少しでも差すと良い。

>>シルクホースクラブ公式サイト

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2009.03.17

Fレビュー回顧 ミクコロスモスは桜の切符を獲れず

フィリーズレビューは圧倒的人気を集めていたミクロコスモスが、桜への切符も取れず波乱となった。レースはダートで実績を積んできたラヴェリータが、1000メートル58秒5の速いペースで引っ張った。内、前々で流れに乗ったワンカラットが直線でも最内を抜け出して快勝。好位から差してきたアイアムカミノマゴが2着、早めに仕掛けたレディルージュが3着。これまでワンカラットは折り合いに苦労してきたが、今回はペースが速かったことが幸いした。 1400メートルの距離もベストのよう。トライアルの内容は優秀だが、1ハロン伸びる本番では余程巧く乗らないと、上位に食い込むのは難しいかもしれない。少なくともブエナビスタを脅かすような存在ではないだろう。ミクロコスモスは後方から直線一気にかけたが、思ったほどの脚はなかった。連戦の疲れと、前残りの馬場が敗因か。武豊らしからぬレースだった。オークスへ向けて立て直してほしい。

中山牝馬Sは引退レースとなるキストゥヘヴンが有終の美を飾った。好位につけてインから抜け出すという、不器用な追い込み馬のイメージを覆した。完璧なレース運びをした横山典、これで重賞騎乗機会4連勝。クラシックには最有力馬もいるし、今年はノリには逆らえない。2着は逃げの奇襲に出たピンクカメオ。不振にあえぐG1馬の実力を後藤が思い切った競馬で引き出した。3着のダンスオールナイトもこれが引退。エルコンドルパサーの遺児。貴重な血を次の世代へつないでもらいたい。キストゥもダンスも花婿はチチカステナンゴに決まっているそうだ。中京記念はサクラオリオンが大金星。ヤマニンキングリーとレッツゴーキリシマが本線だった私は涙目だ。アネモネSはツーデイズノーチスが休み明けをものともせず快勝。桜でも注意が必要だろう。本命にしたエイブルインレースは道悪はまったくダメだった。山桜賞ではピサノカルティエが立ち遅れながら、逃げ馬を豪快に差しきり勝ち。重賞級の能力はあるように見えるし、前走でこの馬を破ったアプレザンレーヴも相当、強いということだろうか。

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2009.03.15

フィリーズレビュー&中山牝馬S予想

日曜は東西とも牝馬の闘い。桜花賞への切符をかけたフィリーズレビューはフルゲート16頭で行われる。武豊を鞍上に、何が何でも権利を取りたいミクロコスモス。前走のクイーンCは道中の不利で力を出し切れずに終わっただけに、今回も同じ過ちを繰り返すわけにはいかない。阪神JFの3着や、直線だけでゴボウ抜きした500万下など、能力の高さは証明済み。使いすぎの心配は本番では出てくるだろうが、ここはまだ余力がある。相手は阪神JFで果敢に先行しながら4着に粘ったショウナンカッサイ。1400はベスト。脚質に幅のあるアイアムカミノマゴも侮れない。

◎ミクロコスモス ○ショウナンカッサイ ▲アイアムカミノマゴ
△ワンカラット、ラヴェリータ、スイリンカ、スペシャルクイン

中山牝馬Sは混戦模様。実績だけ考えれば、クラシックホースのキストゥヘヴンやトールポピーから入れば良いのだろうが、ハンデ戦らしく軽量馬から狙ってみるのも悪くない。 51キロと裸同然のブラボーデイジーを本命にする。昇級戦となった前走の関門橋Sは太め残りが原因で8着に敗れたが、今回はそれを反省してしっかりと追われてきた。当日、絞れていることが好走条件。時計のかかる馬場も歓迎で、持ち前の先行力を生かしてあっと言わせてほしい。相手はステーブルメイトのザレマ。安藤勝を配して勝負気配だが、悪い馬場はマイナス。それをこなせば、あっさりという気もしないではないが。穴は重賞2勝のハンディキャップホース、アルコセニョーラ。芝に戻って見直す。嵌るか嵌らないか

◎ブラボーデイジー ○ザレマ ▲アルコセニョーラ
△ハチマンダイボサツ、リビアーモ、カレイジャスミン、ヤマニンベルメイユ

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2009.03.14

中京記念&アネモネS予想

3年連続で1、2番枠の馬が勝利を収めている中京記念。これは偶然ではない。中京開催は去年暮れがBコース、正月がCコースで行われ、今開催はAコースへ変更。内側に出現したグリーンベルトを走る馬が俄然、有利になってくる。ならば、素直に1番枠のヤマニンキングリーで鉄板と行きたくなるところだが、降り続く雨で中京は不良馬場になっており、良馬場が好走条件の同馬にとっては、1番人気馬不振のデータと合わせて不安材料。本命は隣、2番枠のレッツゴーキリシマ。時計はかかったほうが良いメジロライアン産駒で、2歳時には朝日杯で2着したこともある能力を秘めている。昨秋、復帰してからも京成杯や富士Sで勝ち馬と差のない競馬をしており、自慢の先行力を生かして初重賞制覇へとひた走る。かえって折り合いも渋った馬場の方がつくだろう。薄く広く。

◎レッツゴーキリシマ ○ヤマニンキングリー ▲トウショウウェイヴ
△メイショウクオリア、ドリームサンデー、バトルバニヤン、フサイチアソート

強風のため、発走時刻を繰り下げて始まった中山競馬。こちらも重馬場だ。注目は桜花賞トライアルのアネモネS。ここはクイーンCで3着したエイブルインレースの力が上か。あすのフィリーズレビューで人気のミクロコスモスに先着したのだから大したもの。大井所属馬だが中央に積極的に参戦。京王杯はフィフスペトル(朝日杯2着)にコンマ4秒差、クローバー賞はモエレエキスパート(弥生賞3着)にコンマ2秒差と、牡馬の上位陣相手に好走してきた。気になる相手は昨秋以来の競馬となるがツーデイズノーチス。未勝利はまったくの楽勝で、素質の高さは疑いようがない。外枠を引いたデセールも河内師の期待は高く、輸送をクリアすれば勝ち負けになる。

◎エイブルインレース ○ツーデイズノーチス ▲デセール
△ウインプレセア、リュシオル、アイアムネオ、グローリールピナス

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2009.03.10

弥生賞回顧 ダービーも射程に入れたロジユニヴァース

予想以上の強さを見せてくれたのではないだろうか。ロジユニヴァースがハナを切ったのは少し驚かされたが、決してかかっていったわけではない。アーリーロブストが先に行けなかったこともあって、あまり遅くなるようなら自分で先手を取ってしまえという横山典の強気の判断からだった。道中は13秒台が3ハロン刻まれたように、内容的には見るところのないスローペースになったが、4角で後続をじっくりと引き付けた上、そこから加速して楽々と突き放した能力は素晴らしいものがある。これで4戦4勝となったが、ディープインパクトやシンボリルドルフとは言わないまでも、過去無敗で弥生賞を制したアグネスタキオン、フジキセキあたりとは遜色ないものを秘めている気がする。先行脚質から多頭数でゴチャつく皐月賞でも問題はなく、その先のダービーすら射程に置いたと見て良い。この馬と出会えたことで、横山典にとっては19年前のメジロライアンの忘れものを受け取りに行くクラシックシーズンがやってきたのかもしれない。

2着には勝ち馬を追いかけたミッキーペトラ。展開に恵まれたとはいえ、よく粘った。田中勝の好騎乗だが、本番で同じような結果を期待するのは欲張りすぎというもの。3着は中央移籍2戦目のモエレエキスパート。中団から鋭く伸びてきた。札幌2歳Sではロジユニヴァースと僅差の競馬をしていたように地力はある。今回は時計のかかる馬場だったことが味方したが、速い時計に対応できるかが、この馬の課題になってこよう。京成杯を勝ったアーリーロブストは6着。道悪はからっきしダメなようで、フォームもバラバラ。持ち味の先行策を生かす機会もなく、何もできないまま競馬が終わってしまった感じだ。良馬場で再度、見直したい。2番人気の2歳チャンピオン、セイウンワンダーはまさかの8着大敗。 12キロの太め残りの馬体ではあったが、さすがに負けすぎか。だが、潜在能力があるのは間違いなく、父グラスワンダーから「大敗後にG1で一変」という遺伝子を受け継いでいるかもしれない。距離はマイルのほうが合っている。

西は桜花賞トライアルのチューリップ賞が行われた。こちらも断然の1番人気に推されたブエナビスタが単勝1.1倍のプレッシャーを跳ね返して快勝。最後方から馬なりで上がって行き、直線で粘る逃げ馬を差しきる牝馬らしからぬ芸当だった。同性の中では明らかに力が抜きん出ており、不利のないレースになれば桜、樫とも持っていくだろう。今回、前回と後ろからの競馬になったが、内で囲まれて動きを封じられるようなことだけは気をつけなければならない。名手、安藤勝は重々承知しているはずだから、トライアルで何かを試し、本番は違ったポジション取りもあり得る。サクラミモザが2着に残るレースだった反面、ブロードストリートやジェルミナルなど後ろから行った馬には厳しい展開だった。武豊を配して臨んだ関東馬、カウアイレーンは殿負け。馬体は16キロ減。パドックでは転倒もしたそうで、この時期の3歳牝馬の輸送は難しい。

土曜の中山で行われたオーシャンSも少し。ブログの予想通り、連闘のアーバニティが見事な勝利を収めた。しかし、3連単の買い目を絞ったばかりに、 12万馬券は手からすり抜けてしまった。本当に私には博才がない。アーバニティは道中は中団で内々を回り、直線半ばまでは前が壁になって追い出すことができなかったが、ひとたび進路が開くと矢のような伸びを見せて差し脚を爆発させた。前走も同条件を快勝しているように、中山1200は水が合っている。横山典の手綱さばきも、やはり素晴らしい。アーバニティはレガシーオブストレングスが22歳の時に産んだ仔で、兄弟にはスティンガーやサイレントハピネスらがいる。個人的には競馬を始めたばかりの頃、初仔のレガシーオブゼルダという馬を好きになって、スプリングSでは単勝を握り締めて応援した記憶がある。兄のハズレ馬券を18年ぶりに弟が返してくれたのかもしれないが、それもなかなか稀有なことと感謝しよう。

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2009.03.07

弥生賞予想

追い切りで体調が整わなかった東スポ杯を勝ちのナカヤマフェスタ、朝日杯2着のフィフスペトルに加えて、シンザン記念勝ちのアントニオバローズも右肩ハ行で枠順確定前に取り消し。豪華メンバーで行われるはずだった弥生賞は、ロジユニヴァースとセイウンワンダーの二強対決の様相を呈している。本命はロジユニヴァースのほうに打ちたい。ここまで3戦3勝。前走のラジオNIKKEI杯では逃げるリーチザクラウンを番手で追いかけ、直線では満を持して追い出されると4馬身突き放してゴール。デビュー前から栗東留学で鍛えられ、走るたびに体重を増やしてパワーアップしてきた。皐月賞、ダービーと中心となる実力を備えており、トライアルも取りこぼすことはないだろう。もちろん、強敵は朝日杯FSを制したセイウンワンダーが筆頭だが、2ハロンの距離延長と後ろから行く脚質は弥生賞では減点材料か。むしろ、アーリーロブストに先着の目がある。3連単の3着は薄目へ。

◎ロジユニヴァース ○アーリーロブスト ▲セイウンワンダー
△ケイアイライジン、キタサンアミーゴ、ミッキーペトラ、モエレエキスパート

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チューリップ賞&オーシャンS予想

チューリップ賞。圧倒的な勝利で2歳女王となったブエナビスタが桜へ向けて始動する。アンライバルド、リーチザクラウンという牡馬クラシックのトップレベルの馬と接戦を演じた新馬戦を持ち出すまでもなく、ブエナビスタの強さは牝馬としては規格外。他馬を寄せ付けなかった阪神JFと同じ距離、コース。休養明けも死角はない。問題は相手探し。筆頭は2戦2勝のブロードストリート。前走の500万下は直線、わずかに仕掛けられただけで2着に2馬身差の快勝。素質は相当に高い。3番手は重賞勝ちの敬意を表してジェルミナル。点数を絞るならブエナビスタから2頭への3連単2点買いか。波乱を期待するなら、3着に人気薄を選びたい。

◎ブエナビスタ ○ブロードストリート ▲ジェルミナル
△フェイズシフト、カウアイレーン、イナズマアマリリス、マイティースルー

中山はオーシャンS。去年、サンアディユが非業の死を遂げてから1年になる。馬場が回復する見込みなければ、逃げ、先行馬で決まりそうだ。意欲の連闘策、アーバニティが本命。初めてのスプリント戦となった前走・韓国馬事会杯では、出遅れながら強引に先団に取り付くと前の2頭をあっさりと交わす横綱競馬。ゴール前は手綱を抑える余裕もあった。スプリンターとしてのポテンシャルが高かったのか、よほど中山1200が合うのだろう。姉にはG1馬、スティンガーもいる血統だ。順当なら相手はキンシャサノキセキだろうが、サープラスシンガーの残り目も考えたい。

◎アーバニティ ○キンシャサノキセキ ▲サープラスシンガー
△アイルラヴァゲイン、アポロドルチェ、コスモベル

5日、ドバイではジュベルハッタ(G2)が行われ、年度代表馬・ウオッカが出走した。鞍上は武豊。内々の4、5番手を進んでいたウオッカだったが、直線を向いても進路が開かず、トップスピードに乗ることができないまま5着に敗れてしまった。非常に長いことで知られるナドアルシバの直線だけに、長い時間、身動きの取れないウオッカを見るのはもどかしかった。だが、海外の厳しい競馬では最内の1番人気馬の進路を楽々と開けてくれるほど、ライバルたちもお人好しではない。28日のデューティーフリーに向けて苦い教訓となったはずで、本番で今回の経験を生かしてほしい。

>>ジュベルハッタ・レース結果と映像(JRA)
>>アースリヴィングが2着に好走したUAEオークス(JRA)

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2009.03.06

なぜ騙される? マルチな競馬商材に気をつけろ

世の中には相も変わらず、マルチ商法や絶対当たる競馬予想に騙される人が多いらしい。5日、国民生活センターが問題が指摘したのは「錬金王」なる予想ソフトを販売していたマイクロシステムテクノロジーという会社。ある男性は知人から「ソフトを使えば必ず儲かる」、さらに「友人にソフトを紹介すれば紹介料が入る」と勧誘され、消費者金融から借金して購入したという。つまり、通常のネットワークビジネス式なマルチ商法に加えて、商材そのものが金を産むことをセールスポイントにして拡販を進めていったわけだ。2006年から今年1月までに、この業者に関する相談は 157件寄せられている。契約当事者の98%は20代。ソフトは90万円前後と非常に高額だが、騙された男性は「ソフトの予想通りに馬券を買えば月1万~3万円もうかる」と説明をうけたそうだ。月に3万円利益が出ても、回収するまで3年近くかかるとは錬金王の名が泣く。もちろん、ソフトの予想はほとんど当たらなかったとか。絶対に儲かる術があるとしても、それを知っている人は方法を他人に教えないし、小金を稼ぐためあくせく営業などしないという真理さえ思い出せば、マルチにも怪しい予想会社にも引っかかることはないと思うのだが。

>>競馬予想ソフト「錬金王」、マルチ被害広がる(読売)

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2009.03.03

阪急杯回顧 血統で下がる人気は買い材料

阪急杯は公開した印の順番で入線。1着ビービーガルダン、2着ローレルゲレイロ、3着ドラゴンファング。予想通りの行った行ったの競馬である。しかし、こういう時に限って、馬券下手は400倍の3連単を買っていない。取れたのは単勝1110円馬連3330円。涙が出てくる。それにしてもスプリンターズSで3着だったビービーガルダンは7番人気と、軽視されすぎていた。少し時計のかかる馬場が得意なチーフベアハート産駒。同じ父のマーブルチーフも人気を集めない馬だったが、血統が地味というだけでオッズがつく馬は買い材料。今後も覚えておきたい。力もローレルゲレイロより上だろう。3番手を追走したドラゴンファングは直線では前の2頭に逆に引き離されてしまった。ただ、これが初めての重賞挑戦。去年4月以来の右回りということを考えれば3着は立派。もし高松宮記念に出走がかなうようなら心に留めておきたい馬だ。1番人気の良血ファリダットは7着。これほど勝ち味が遅いと人気では買いづらい。

中山記念は1番人気のカンパニーが連覇。1000メートル61秒9のスローペースを横山典・カンパニーは2番手追走。1コーナーでアドマイヤフジを制して、うまく番手のポジションを取った判断は見事だった。こうなると他馬は辛い。思い通りに仕掛けたカンパニーは、追い込んできたドリームジャーニーをクビ差、計算したかのように凌いだ。川田・アドマイヤフジから買った身としては、勝ち馬との間を抜けてきたドリームジャーニーの進路を閉められなかったのかと詮無い思いもしたが。土曜のアーリントンCはシンザン記念2着のダブルウェッジが勝利。こちらも前残りだったが、ハナを切ったジョーメテオだけはムキになって暴走して沈んでしまった。1番人気のアイアンルックは出遅れ。直線は外から凄い脚で追い込んだが4着まで。これがデビュー2戦目。展開の利もなかったことを考えると、将来は相当楽しみな逸材ではないか。2番人気のスーニーはブービーの大敗。5馬身差勝ちした暮れの全日本2歳優駿は現場で見ていたが、凄まじい楽勝だった。完全なダート馬ということだろう。これで芝への未練が断ち切れた。

気になった3歳戦も振り返っておこう。オープン・すみれSはスローで逃げたトップクリフォードが優勝。1番人気マッハヴェロシティはジリジリとしか伸びず3着。エアグルーヴの仔、フォゲッタブルも流れ込むように5着。武豊の「秋には良くなっていると思うよ」とのこと。レースレベルは高くなかった。500万・水仙賞は骨っぽいところと戦ってきたセイクリッドバレーが1着。個人的に期待していたネオレボルーションは3着。流れに乗り切れなかった。1番人気ダノンファントムは緩い流れでハナを切ったのに10着と惨敗。こちらも新興勢力の台頭なし。クラシック最終便の感があった阪神2000メートルの新馬戦はデュプリシトの仔、ニシノホウギョクがセンスの良く快勝。ダービーに間に合うか。また、調教師の引退セレモニーでは石山繁が駆けつけて、浜田光正師へ花束を贈呈。胸を打つ光景だった。日曜は新人騎手のデビュー日となり、松山弘平が初戦を含む2勝。かたや、1期上の大江原圭は未勝利のまま作田厩舎からフリーとなり、父や叔父のいる美浦へ戻ることになった。そんこんなで春競馬開幕である。

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2009.03.01

中山記念&阪急杯予想

開幕週の中山。内にグリーンベルトが出現し、先行馬が有利な展開になる。中山記念も逃げ、先行馬の成績が圧倒的に良く、ハイペースにならなければ差し、追い込みは決まりにくい。今年は少頭数、流れは落ち着くだろう。鮮やかに中山金杯を制したアドマイヤフジに利があるか。ハンデ戦だった前走より1キロ減。1800メートルも毎日王冠でウオッカらにコンマ3秒差の3着がある。相手は去年の覇者、カンパニー。有馬記念3着のエアシェイディも中山巧者だ。

◎アドマイヤフジ ○カンパニー ▲エアシェイディ
△キングストレイル、トウショウシロッコ、キャプテンベガ

西は阪急杯。このレース、1番人気の成績は芳しくない。好走しているのはG1で連対があったような実績馬だけ。今年のファリダットは果たしてどうか。休養明けになるが、スプリンターズSで3着したビービーガルダンを狙ってみたい。昨春から1200メートルばかり使われてきていて、今回は1ハロンの延長が鍵になるが、G1でも上位に食い込めるまでに成長した今なら対応できるはず。鞍上の安藤勝を信頼しよう。相手は難しいが、前残りの競馬なら昨年の優勝馬、ローレルゲレイロらか。

◎ビービーガルダン ○ローレルゲレイロ ▲ドラゴンファング
△ファイングレイン、ファリダット、マイネルレーニア、ジョリーダンス

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