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2008.12.09

JCダート回顧 またもやルメールの魔術が炸裂!

またもやルメールの魔術か。そう思わされたジャパンカップダート。ハナを叩いたサクセスブロッケン、番手ティンカップチャリスフリオーソらを見ながら、好位につけたルメールのカネヒキリ。向こう正面で内に潜り込むと、 4角ではティンカップ外に逃げると予測し、その通りにガラリと開いた最内に飛び込んだ。最後方につけていたメイショウトウコンが猛然と追い込んだが、カネヒキリがアタマだけ先着していた。ハーツクライ、リトルアマポーラに続く計算しつくされたルメール・マジック。あまりに芸術的な騎乗である。カネヒキリは3年前、JCDを勝ったものの、右前脚の屈腱炎で長期休養を余儀なくされた。前走の武蔵野Sで一叩きして状態が上向いていることは分かったが、JCDを勝ちきるまで復調しているとは思わなかった。ルメールの手綱さばきとともに、角居陣営の粘り強い仕上げを賞賛したい。

断然人気の岩田・ヴァーミリアンは3着。国内では一昨年のJCD以来の敗戦となった。 1角でフロストジャイアントと接触し、好位のポジションを取れなかった。道中は12番手まで下がり、折り合いにも苦労していたように見えた。外を回って伸びてきたが、スムーズな競馬をしたカネヒキリ、自分の競馬に徹したメイショウトウコンより脚色が劣ったのはやむを得まい。岩田は落馬負傷中の武豊に代わって手綱を任されたが、ジャパンカップのウオッカ同様、結果を残すことができなかった。注目のカジノドライヴは6着まで。好位から競馬ができたし、G1でも充分にやっていける力があることを証明した。逃げたサクセスブロッケンは失速して8着。息の入らない流れはきつかった。外国馬は12、13着、それにハ行で1頭取り消し。ジャパンカップもそうだが、国際招待の意義を考え直す時期が来ているのだろう。

また、今回のJCDでは前哨戦の武蔵野Sを勝ったキクノサリーレが除外されたことが一部で話題になっていた。現在、中央ではクラシックやNHKマイルCなどの3歳G1以外、トライアルレースの上位馬に優先出走権を与えていない(外国馬や地方馬に対する規定を除く)。中央では二つしかないダートG1には他の古馬G1よりも多くのメンバーが殺到し、交流重賞などで賞金を積み重ねてきた古豪がいることもあり、今後も前哨戦の勝ち馬が除外されるケースは出てくるだろう。前哨戦の位置づけをどう考えるかによるが、上がり馬がG1へ挑むチャンスを掴むトライアルレース的な性格が含まれているならば、JCD、フェブラリーSについては優勝馬ぐらいには優先出走権を与えても良いのではないかと考える。そちらの方が前哨戦も面白い。私見への批判は甘んじて受けるが、レーティング上位馬を出走可にしたように、あまりに原理原則に捕らわれるより発想は柔軟であって良いと思う。

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コメント

初めまして。

渡航費やらなにやら経費全てこちら持ちでも
来てくれなくなったのはやはり香港が出来たからですかね?

どちらか片方ならやっぱり向こうを選びますよね・・

もはや香港から奪うのはもう無理でしょうね。

そろそろ開催時期の移行や香港と組んでシリーズ化したりしなければいけないでしょうね・・・

投稿: ライズ | 2008.12.09 14:31

男・藤田ファンとしては嬉し悔しい内容でした。
ヴァーミリアンをピッタリとマークしてまくっていって
豪腕追いで一瞬勝ったかと思ったのですが、内には
完璧な騎乗をしていたルメールとカネヒキリが・・・。

ただトウコン軸の三連単マルチで馬券もゲットできましたし
藤田の痺れる騎乗も見ることが出来たので大満足です。

しかし中央騎手はやられっぱなしですね・・・。

投稿: サク | 2008.12.10 02:55

屈腱炎の馬を復帰させられる設備と技術を持つ社台グル
ープは本当にすごいですね。グループとして見ればすで
に世界一のブリーダーと言っても過言ではないかも知れ
ません。

あとは騎手の技量ですかね。こればっかりはサッカーと
同等くらい欧州とレベル差がありそうです。

投稿: ジュサブロー | 2008.12.11 00:59

>ライズさま 香港と共栄できる道があればいいのですが。 >サクさま 的中おめでとうございます。藤田は気を吐いてますね。 >ジュサブローさま 騎手は裾野を広くしないと、そもそもアスリートとして優秀な人材を拾えないのかもしれませんね。

投稿: ガトー@馬耳東風 | 2008.12.23 10:06

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