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2008.05.21

ヴィクトリアM回顧 本調子欠くウオッカ2着に敗れる

ヴィクトリアマイルは上がり馬、エイジアンウインズが好位から抜け出す危なげない競馬で完勝した。手綱を取った藤田は「府中マイルG1は逃げ切れるほど甘くない」との考えで、前走の阪神牝馬Sを勝ったハナを切る競馬は絶対にしないと決めていたそうだ。騎手も巧かったし、馬も強かった。馬名の字面からはエイシン軍団の一員のような印象を受けるが、勝負服は懐かしい太田美實氏のもの。ウイニングチケットやロイヤルタッチでG1の常連だったが、最近はすっかり鳴りを潜めていた。G1勝ちは日本ダービー以来、15年ぶり2度目。もしかしたら、あの時のマサトコールを思い出したファンもいたかもしれない。フジキセキ産駒は去年のコイウタに続いてのヴィクトリアマイル優勝。今春、ドバイではサンクラシーク(南ア)が勝利したように、すばらしい種牡馬になった。 エイジアンウインズの次走は米・キャッシュコールマイル(7月5日)。好勝負できるはずだ。

1番人気に支持されたウオッカは4分の3馬身届かず2着。レースは1000メートル60秒通過のスローペースで、瞬発力勝負の差し比べとなった。武豊はウオッカの折り合いを気にして中団につけ、直線は坂を上ってから追い出した。かなり、待って待って、ゴーサインを出した感じだったが、勝ち馬を交わす脚は繰り出せなかった。この日の馬体は京都記念より16キロ少ない478キロ。ドバイ遠征の強行軍のためだろう、腹も巻き上がっているように見えた。フジのパドック解説、細江純子は「細い方が走る形かも」「決して状態は悪くない」と言っていたが、素人目にも調子を欠いていた。府中コース、マイルは、ウオッカにとって最高の条件ではあったが、厳しい状態で連を確保した実力は素晴らしい。ゆっくり休養させて、疲れを取ってほしい。 3着はブルーメンブラッド。一度は先頭に立つ競馬で、4着とは3馬身半差。すべてが向いたとはいえ、進化著しい。

さて、ファリダット、メイショウサムソン、ブラックシェルなど、春のG1で勝ちきれない武豊だが、ピーターパンSを圧勝したカジノドライヴ陣営から騎乗依頼を取り下げられていたことが明らかになった。「あまりにも強い勝ち方をしたので本当に乗せてもらえるのかと不安になるほどですが、どうやら大丈夫なようです。いまから、ドキドキしています」(武豊日記)と期待を公にしていただけに、ショックは大きいだろう。神懸り的な騎乗を見せられない今の武豊であれば、コースを熟知した地元の騎手に任せる方が勝利の可能性は広がるという判断か。せっかく凱旋門賞の名誉挽回の機会になるはずだったが、今となっては、前哨戦を乗らなかったことが悔やまれる。ライバルのビッグブラウンはプリークネスSを制して二冠を達成。ベルモントSはカジノとの無敗馬対決になるが、この歴史的なレースに出走する日本馬の背に、日本人騎手がいないのは少し残念ではある。

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コメント

武豊は上手な騎手ではあるけれどアメリカの2400は
年齢的なものもあってきついんじゃないでしょうかね。
メイショウサムソンの天皇賞をみて、3200を最後まで
追うのがしんどくなってんだなあとつくづく思いました。

注目のベルモントSは普通に勝負すればビッグブラウン
には敵わないんでしょうが今までも三冠確実と呼ばれた
馬たちがほとんど失敗しているわけで消耗しきっている
相手にならもしかするとなんて期待してしまいます。

投稿: ジュサブロー | 2008.05.23 04:50

>ジュサブローさま 何が起きるか分かりませんから。武豊は相当、プライドが傷ついただろうなぁ。

投稿: ガトー@馬耳東風 | 2008.06.03 03:05

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