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2008.04.03

ドバイ・高松宮記念回顧 フジキセキの血が爆発

数日経って、ようやくドバイミーティングと高松宮記念のレースを観ることができた。二つのビッグイベントのキーワードは、予想もしなかった「フジキセキ」だった。残念ながらドバイに関しては、日本勢は結果を出すことができなかった。 UAEダービーはイイデケンシンが果敢にハナを切ったものの、直線入り口まで全力疾走させられて玉砕。気風の良すぎる負けっぷりだった。この時期、上位4頭を独占した南半球産馬との差は大きく、ドバイ諸競走で日本馬が最後まで勝てないのがUAEダービーかもしれない。イイデケンシンの次走はジャパンダートダービー。スピードに秀でたところは示せたので、国内に戻ればダート戦線を沸かせてくれる存在になるだろう。日本勢の出走がなかったシーマ・クラシックはフジキセキ産駒のサンクラシーク(南ア)が優勝。牝馬ながら先行押し切る強い競馬で、改めて世界にサンデーサイレンスの素晴らしさを伝えることになった。サンデー血脈還元を加速させるきっかけになれば。

最も金メダルが現実的だと言われたデューティ・フリーは、先行したウォッカが一旦は直線で先頭に立つ競馬で4着入線。道中、ポジションを取るために掛かり気味になったのが響いたのか、あるいは力負けだったのか分からないが、最後のひと踏ん張りが利かなかった。それでも、今後の光明を感じさせる好内容だったことは間違いなく、ダイワスカーレットとの宿敵対決第二幕が楽しみになった。同じレースに出走したアドマイヤオーラは後方のまま9着。閉じ込められて何もできなかった。ドバイ・ワールドカップに出走したヴァーミリアンは、まさかの殿負け。好スタートを切ったものの、途中からついていけなくなり、見せ場すらつくれなかった。精神的な脆さが出たのか、敗因を探すというレベルではないレースだった。勝ったカーリン(米)は他馬を寄せ付けない圧勝で、頂点の高さを仰ぎ見る強さに溜息が出た。

一方、中京で行われた高松宮記念は、1番人気のスズカフェニックスがスタートで躓いて落馬寸前の不利。スプリント戦の最内枠では致命的なアクシデントになった。レースはローレルゲレイロが下馬評通りハナを切り、前半33秒4の淀みないペースで引っ張る展開。直線、先に抜け出したのは4番手追走のキンシャサノキセキ。だが、それを目標にファイングレインが馬体を併せて追い詰める。ゴールではファイングレインがクビだけキンシャサノキセキに先着していた。両馬ともフジキセキ産駒。見事なワンツーフィニッシュだった。ファイングレインは1200メートルでは4戦無敗となり、名スプリンターの域に手をかけようとしている。高速馬場で追い込みは効かないと判断して前へつけた幸の好判断も光った。スズカフェニックスは32秒7の脚で追い上げて3着。鞍上の福永によると落鉄もしていたそうで、不運としか言いようがない。雪辱は秋のスプリンターズSでと言うことになる。

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