« 2008年2月 | トップページ | 2008年4月 »

2008年3月の12件の記事

2008.03.28

高速の高松宮記念 先行ローレルゲレイロに期待

6ハロンの電撃戦、高松宮記念。例年、この時期の中京は馬場が渋る傾向があり、 G1にしては遅めの1分8秒台の決着になることが多い。ところが、今年は馬場状態が良好のようで、500万クラスでも1分7秒台が計時されているほど。過去のデータでは差し馬が絶対的に有利だが、高速馬場なら違った展開になるかもしれない。前残りを予想するのであれば、前哨戦の阪急杯を逃げ切ったローレルゲレイロに注目してみたい。マイルG1で2着2回の実績からマイラーズC→安田記念のローテが予定されていたが、阪急杯の勝ちっぷりから急遽、高松宮記念への参戦が決まった。東京新聞杯→阪急杯のステップは前2年の勝ち馬と同じでゲンは良い。思えば、父のキングヘイローも距離不適と言われながら、 G1の勲章は中京であげたスプリント戦だけだった。ローレルゲレイロも念願のG1をここで獲ることができるか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.03.27

日本勢のチャンスは? ドバイWC出走馬が確定

29日(土)に行われるドバイワールドカップ諸競走の出馬表が確定した。日の丸勢が参戦するのはシーマ・クラシックを除く3レース。このうち最も早くスタートが切られるUAEダービー(日本時間23:15)には全日本2歳優駿を勝ったイイデケンシンが挑む。共同通信杯で大敗するなど芝では能力の限界を見せたものの、ダートでは2戦2勝。もちろん、ドバイと日本のダートは異質のものだが、ハナに立てるスピードと気性はUAEダービーでは有利。オナーデヴィルロイヤルヴィンテージなど地元UAE勢の優位は揺るがないが、去年、5着だったビクトリーテツニー以上の成績を期待したい。 11頭立ての大外枠を引いたので、藤田は思い切ってスタートして押して押してハナを奪うか。多くが南半球産馬で59キロの酷量を背負うなか、北半球産馬の軽量55キロを活かせれば。

芝1777メートルのドバイ・デューティ・フリー(24:55)はウォッカ、アドマイヤオーラの大駒が参戦。両馬ともマイルより中距離に適性があるタイプだが、ドバイの芝はヨーロッパほどではないにしろ、日本より時計のかかる重い馬場。余分なスタミナを求められることを考えれば、シーマ・クラシックよりこちらを選んだ決断は間違っていない。ウォッカ陣営はある程度、先行させるつもりのようで、乗り替わった武豊の手綱さばきは要注目。アドマイヤオーラも目下の充実振りからは近藤軍団の連覇があっておかしくない。こちらは切れ味を大事にするレースが目標。ライバルは英1000ギニー馬・フィンスケールビオ、去年アドマイヤムーンの2着だったリンガリか。敵わないレベルではなく、ここが最も日本が金メダルに近い一戦になる。

メインレース、ドバイ・ワールドカップは総大将・ヴァーミリアンが2年続けての挑戦する。去年はインヴァソールから15馬身差の4着。石坂師は「もう二度とヴァーミリアンを連れてドバイに来ることはない」と世界の壁を痛感したそうだが、昨秋から馬が一変。それまでとは比較にならないほど強さを増して、師に再トライを決意させた。しかし、今年の相手もタフだ。カーリンはBCクラシックを制して年度代表馬にも選ばれた米最強馬。2月末にはドバイでステップレースを楽勝しており、体調、輸送面でも大きなアドバンテージがある。馬券発売があれば、単勝1倍台の本命というところだろう。この他では、前哨戦のマクトゥームチャレンジを勝ったゴドルフィンのジャリル、去年2着だったプレミアムタップらがいるが、カーリンとの実力差は開いている。どこまでヴァーミリアンがカーリンに肉薄できるのか。父の夢を継いで、悔いのない競馬をしてほしい。

>>「ドバイ・ワールド・カップ」出馬表確定(JRA)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.03.23

スプリングS予想 ウォーエンブレムの勢いに乗れ

土曜のフラワーCはウォーエンブレム産駒のブラックエンブレムが勝利。同じコースで行われるスプリングSもウォーエンブレムの勢いが続くとみる。本命は3連勝で共同通信杯を制したショウナンアルバ。その前走は行きたがる同馬を騎手が必死に抑え込む気性の悪さを見せつつ、直線ではあっさりと後続を突き放す完勝劇だった。ゴチャつくことの多い中山千八では、先行力が大きなアドバンテージになる。強力な逃げ馬が見当たらず、スローペースになることが予想される今回は、暴走するアクシデントさえなければショウナンアルバがきっちりと連を確保するだろう。対抗は若竹賞で接戦したアサクサダンディ。皐月出走には権利獲りが必須で、勝負度合いはメイチだ。単穴は順延の共同通信杯で調子を狂わせたサダムダイテンの巻き返し。人気薄では堅実スマイルジャックと京成杯好走アイティトップの2枠両馬か。

◎ショウナンアルバ ○アサクサダンディ ▲サダムダイテン
△スマイルジャック、アイティトップ、アルカザン

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.03.22

新生1年を締めくくる 最強馬決定”ばんえい記念”

23日(日)は「ばんえい競馬」の大一番、ばんえい記念が行われる。負担重量1000キロという最強馬を決めるのに相応しい厳しい条件で争われ、真にパワーを持つチャンピオンしかレースを制することは許されない。馬場は乾いており、時計のかかる展開になりそうだ。となれば、今季の帯広記念で900キロを引いて優勝したナリタボブサップに食指が動く。登板力に秀でた同馬は860キロで北見記念を勝っている。ここ数戦は不調だが、昨年の覇者・トモエパワーも高重量戦になれば一変しておかしくない。堅実なスーパークリントンの粘りこみも怖い。

◎ナリタボブサップ ○トモエパワー ▲スーパークリントン
△シンエイキンカイ、ミサイルテンリュウ

新生ばんえい競馬がスタートして1年、今年度の売り上げは予想より18億円余を上回る130億円となると発表された。オッズパークによる経営と、関係者の不断の努力が世界唯一の競馬を甦らせた。ファーストシーズンを締めくくる今年のばんえい記念は関係者、ファンにとって忘れられないレースになるだろう。なお、前日の22日(土)にはファン有志による協賛レース、「第2回 ばんえい応援ブロガー盃」が開かれる。特設ブログでは予想イベントも行われているようなので、訪れてみてはいかがだろうか。

>>第2回ばんえい応援ブロガー盃

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.03.20

フラワーC もう1頭の「奇跡の血」が桜女王へ名乗り

3つの桜花賞トライアルが終わり、残りの切符は今週のフラワーCで賞金を加算できた馬だけに与えられることになった。もっともレベルの高かったチューリップ賞では阪神JF組のトールポピー、オディールが好走し、本番でも中心視される結果を出した。一方、フィリーズレビューは人気のエイムアットビップが熱発の影響で大敗。 11番人気のマイネレーツェルが同タイムに4頭が並ぶ混戦を制したものの、内田博幸が手綱を取るという材料を除けば、桜でも軸にできるようなパフォーマンスにはとても届かなかった。アネモネSも人気のブーケフレグランスが右回りを苦にして着外に終わり、勝ったソーマジックは魅力的ではあるが、アネモネS勝ち馬と桜花賞の相性は悪い。

前走のアーリントンCで脆さを見せたポルトフィーノ含めて、桜花賞ではクイーンCを制したリトルアマポーラ、トールポピーの三強が形成される可能性が高い。だが、そこに楔を打ち込めるとすれば、フラワーCでブラックエンブレムが勝ったときだ。同馬は馬名の通り、「奇跡の血」と言われるウォーエンブレムの希少産駒の1頭。前走のきんせんか賞(芝1600)では4馬身差の大楽勝を演じているが、その前の葉牡丹賞(芝2000)で皐月賞有力候補のマイネルチャールズとクビ差の接戦をしているのだから、牝馬相手では当然のレースだったかもしれない。ショウナンアルバやエアパスカル同様、父は少ない子どもたちに激しい闘争心を伝えており、充実期には気で走る血統なのだろう。

かつて、フラワーCはクラシックでは用無しのステップだったが、スマイルトゥモローがオークスを制してから重要な前哨戦へと変貌している。 04年から06年にかけては、ダンスインザムード、シーザリオ、キストゥヘヴンが連続して桜花賞で連対。一昨年、きんせんか賞から臨んで2着だったフサイチパンドラもオークスで2着している。今年のフラワーCには新馬、特別を連勝してきたシングライクバードも出走してくる。直線一気型のタイプで中山は取りこぼしがあるかもしれないが、こちらも潜在能力は高そう。ブラックエンブレムともども、桜か樫か、どちらかは連絡みしそうな雰囲気で、桜の最終上京便に要注目だ。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008.03.18

チベット騒乱 同時代に生きる人々への問いかけ

夜、ドアをコンコンと叩き続ける音が響く。場所はチベット自治区内の中級ホテル。已む無くドアをあけるとお世辞にも招き入れる気にならない、垢抜けず、けばけばしい女性が立っていた。北京語で早口で何か喋る彼女に向かって、私は手を横に振り、ドアを閉めた。これまで何度か、チベット族が住む地域を好んで旅をしてきた。そこで目にするのは、同族化政策によって大量に移住してくる漢民族の人々と、貧しさの中で耐え忍び、信仰を拠り所に生きるチベット族の人々だった。とりわけ、聖都ラサは本土からの資本投下で場違いなまでのショッピングストリートも生まれ、街の半分はミニ上海のようにも見えた。それに伴って、一般の労働者も売春婦も大挙して流入し、チベット人はラサでも少数民族に貶められようとしていた。

今回、ニュースを見ていると、記憶ある街並みが何箇所も映し出された。商店を壊し、国旗を焼く人々の姿。日本のメディアは「暴動」と呼んだが、半世紀に渡って自由を奪われ、宗教文化を破壊されてきた人々の怒りを無法の徒のように表現することに私は同意しない。これまでチベットでは百万人以上が殺され、今も多くの無辜が政治犯として拷問を受けていると言われる。ダライ・ラマの写真は所持さえ違法とされたが、寺院では危険を承知で布に隠して祈りを捧げてきた。オリンピック開催直前の蜂起は、チベットで行われている出来事を忘れ去ろうとしていた国際社会への訴えではなかったか。 同時代に生きる私たちには何ができるのだろうか。

今、戒厳下のラサで何が起きているかは分からない。武器を持たないチベット人は、やはり50年前と同じように圧倒的な火力を持つ人民解放軍に制圧されるだろう。だが、大きな犠牲が中国政府の方針を転換させ、チベットに高度の自治と高齢になりつつあるダライ・ラマの帰還を実現させるよう導かねばならない。間もなくチベットの高原にも春がやってくる。例年なら各地で競馬祭が開かれ、若者たちが伝統に則って勇猛さを競う季節だ。天上の里が安らかな日々を取り戻すことを祈る。

>>チベット競馬祭 民族の心を次の世代へ(2006.11記)
>>【2008年チベット動乱】よく聞かれる質問集(チベット式)

標高4000メートルの山々を越える 聖都ラサの象徴・ポタラ宮
問答修行中の僧侶 金色に煌めく仏像
チベット族の子どもたち 高原での生活に馬は欠かせない

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.03.16

Fレビュー予想 格上エイムのスプリント能力に期待

桜花賞、最後の切符を争うフィリーズレビュー。本番より1ハロン短いため、スプリント適性が求められるレースだ。過去10年で1番人気の連対率は70%と信頼性は高い。ことしは阪神JFで差す競馬を見せて3着に食い込んだエイムアットビップが1番人気。チューリップ賞でも阪神JFの上位2頭がしっかり2、3着に好走しており、このメンバーではエイムアットビップは連軸として期待していいだろう。ミスタープロスペクター系の父はフィリーズレビューと相性がよく、華麗なる一族の底力が加われば鬼に金棒か。本番より1400のここが適性としてはあっている。対抗は芝に戻って能力をさらに発揮するエイシンパンサー、単穴はチューリップ賞勝ち馬を紅梅Sで封じ込めたエーソングフォー

◎エイムアットビップ ○エイシンパンサー ▲エーソングフォー
△レジネッタ、ラベ、リマレックス

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.03.15

新キャラクターにネット騒然 「うまたせ」超えるインパクト

2010年に太井競馬場で開かれる「佐々木武見デビュー50年祭」のマスコットキャラクター=写真=が、賛否両論を巻き起こしている。「可愛くない」「すごく違和感がある」「いや、保守的な地方競馬にしてはよくやった」「何度も見てるうちに味わいが出てくるよ…」 と、寄せられたのは約1000件。他の追随を許さない奇抜なデザインは、ネット掲示板やSNS、個人のブログ上でも熱い議論が交わされており、「わたしそんなに可愛くないかしら」と、キャラクターのぼやきが聞こえてきそうだ。

馬と鹿の魅惑のコラボレーション

主催者などでつくる祭りの事業協会は先月、「カツラを被ったセン馬にシカの角が生えた」キャラクターを公開し、愛称の募集を始めた。 滋賀県の彦根城築城400年祭の「ひこにゃん」のような“ゆるキャラ”人気を期待したが、現在のところいまひとつ。デザインを非公開で決めたことや、作者への報酬が新馬戦のオーシャンエイプス単勝記念馬券といったことにも批判が出ている。闘牛には不向きなサラブレッドに角を生やしたように見えることに違和感を示す人や、「馬鹿ちゃん」と名づけられるのではと危惧する人もいる。

一方、議論になったことで知名度はアップ。作者でタレントの鷹巣あやのさんが「今日のあなたはモツ煮込みで一杯ひっかけて」など、トゥインクル占いで丁寧に対応していることも好ましく受け取られているという。 また、競馬組合を統括する知事は、市民団体が求めている撤回を考えていないことを明らかにし、キャラクターについては「去勢する前から川合俊一がモデルになると思っていました」と賞賛した。なお、このキャラクターは大井競馬場が発表した「ウマタセーヌ」とは一切、関係がない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.03.11

サンアディユ急死 さよならを告げる間もなく

オーシャンSのスターターのミスは競馬史に語り継がれるであろう悲劇へと連なってしまった。その因果関係は未来永劫、不明のまま…。単勝1.7倍の1番人気に支持されたサンアディユだったが、隣枠の馬が後ろ扉を蹴った音に驚いてエキサイト。暴れて前扉の下から潜り出ようとした。ゲート係が頭を押し込めたものの、またゲートを潜る格好になってしまう。今度はサンアディユの担当厩務員が近寄っていくが、この時、スターターの川崎由量発走委員はゲートを開こうとしていた。ゲート委員は戸惑う担当厩務員を引き戻し、スタートが切られた。結果は大出遅れで殿負け。鞍上の内田博幸は「馬がゲートを潜ろうとして、それを引き上げようとした時に切られてしまった」(スポニチ)と言う。

川崎委員は、サンアディユが再びゲートを潜ろうとした際、台上から「開けるよ」と声をかけたという。この言葉を騎手たちは「後ろ扉を開けてゲート入りをやり直す」意味だと受け取った。やり直しの準備に入ったところで前扉が開いてしまい、複数の馬に混乱をもたらした。JRAは誤解を招く発声だったと謝罪、川崎委員も「態勢が整った時にサンアディユの厩務員が飛び出して微妙にずれた」と釈明している。しかし、同馬が発走できる状態になかったから厩務員が近寄ったのではないか、ゲート入りをやり直すケースではなかったか、馬体検査は必要なかったかなどの判断について言及されることはなかった。テレビ中継のため急いだわけではあるまいが、正常な出走体勢が整えられないままボタンが押されたミスだったと私は考える。

だが、本当の悲劇はこれからだった。レース終了後、中山競馬場を出発したサンアディユは日が変わった午前零時過ぎに栗東へ帰厩した。翌朝、馬房で倒れている同馬をスタッフが発見。治療が尽くされたものの、心不全のために死亡したのだ。まともなスタートが切られていても、あるいは発走除外になっていたとしても、死は避けられなかったかもしれない。何が原因になって過度のストレスがかかっていたかは分からず、 JRAのコメントのように「そのこととは関係ない」と言うしかないのである。ただ願わくば、今回の出来事を振り返って、発走のあり方に問題はないのか、改めて検証してもらいたい。サンアディユとは仏語で「さよならは言わないで」の意だそうだ。さよならすら告げられない別れだった。安らかに。

| | コメント (0) | トラックバック (3)

2008.03.08

チューリップ賞予想 二強に食い込む馬を探せ

いよいよクラシックトライアル。今週は弥生賞とチューリップ賞という最も本番に直結する二鞍が組まれている。ここで完勝するような馬が出てくれば、皐月賞、桜花賞に王手をかけることになる。土曜はチューリップ賞。人気は阪神JFを勝ったトールポピーと 1番人気だったオディール。前者はフサイチホウオーの全妹であり、後者は 2歳G1で2着したキュンティアを母に持つ良血馬。ともに桜花賞を制する資質は兼ね備えている。厳しい流れだった阪神JFで好走した能力は疑いようがなく、3連単でいえば2頭とも馬券になる可能性は高い。ならば、狙いは第三の馬。キャリア1戦馬は分が悪いのを承知で関東馬・ギュイエンヌ、前走はダート変更が響いて惨敗したエアパスカル、シックスセンスの下になるスペルバインド、ダートで勝ち上がってきたマルチメトリックらを二強に絡ませて買ってみたい。

◎トールポピー ○オディール
△ギュイエンヌ、エアパスカル、スペルバインド、マルチメトリック

また、中山の黄梅賞(500万下)には新馬戦を持ったまま楽勝したサイレントフォースが駒を進めてくる。父はシンボリクリスエス、母はサイレントハピネスの藤沢ブランド。春が近づいてシンボリクリスエス産駒の活躍が目立ち始めているが、これは父の遺伝力の強さだろうか。混戦の牡馬クラシック戦線を揺るがす勝ち方ができるか、大いに注目したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.03.04

中山記念回顧 横山典のプロフェッショナルに脱帽

まったく横山典という男に驚かされたレースだった。戦前、カンパニーが楽々と2番手を追走するとは誰が予想しただろうか。私自身、カンパニーの力は以前から高く評価していて、 G1で単勝を買ったことも何度かある。しかし、いつもカンパニーは一歩足りないレースを繰り返していた。追い込み一辺倒の不器用な脚質が原因だ。だから、府中や新潟のような広いコースでは鮮やかな脚を炸裂させても、中山のようなコースでは勝ちきることが難しかった。とりわけ、中山記念は逃げ、先行馬が有利なレースで、本命を打つには躊躇せざるを得なかった。

横山典は馬場状態を考慮して、ゲートが開く前から積極策を取ることを決めていた。テン乗りにも関わらず、これまでと正反対の競馬をさせるのは勇気の要ることだっただろう。無理なポジション取りでリズムを崩して惨敗というケースも予測できたはずだ。リスクを恐れず、自らの責任で勝ちに行く競馬に挑んだ横山典は、真のプロフェッショナルと言えるのかもしれない。内田博幸の移籍が発奮材料になったか。新境地を開拓できたことで、カンパニーのG1優勝もグッと近づいた。 G2勝ち以上の収穫のあったレースになったのではないか。

2着は蛯名のエイシンドーバー。大外枠は不利かと思われたが、早めの仕掛けでしぶとく差してきた。こちらも騎手のファインプレー。逆に3着のエアシェイディは後方待機の位置取りが敗因になった。後藤は先行するつもりだったようだが、流れのアヤ、悲観する内容ではない。 5着には4角15番手から追い込んだアサカディフィート。前走の小倉大賞典勝ちはフロックではなかった。不向きな展開でこれだけの脚を使えるなら、10歳の今年もまだまだ活躍が続きそうだ。私が本命にしたコンゴウリキシオーは逃げて13着。状態が本物でなかった。馬体が減っていたのもマイナスだった。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2008.03.02

中山記念予想 コンゴウリキシオーの粘りこみに期待

新人騎手のデビューウィーク。土曜日、競馬学校組は三浦皇成が何と潮来特別で勝利。 2番手集団の先頭で折り合い、早めに抜け出して後続を封じる見事な騎乗だった。さすがは期待の大型新人だ。一方、大江原圭は斜行で騎乗停止。ほろ苦いデビューとなった。内田博幸は初戦を含めて3勝をあげて、前途洋洋たるところを見せつけた。きょうのメイン、中山記念はジュレップに乗るが、さすがに障害帰りでは厳しいか。このレースは逃げ、先行馬が実績を残しており、今年はコンゴウリキシオーを狙ってみたい。マイラーズCや安田記念の逃走力はライバルを上回っており、他の先行馬に関係なくハイラップで粘りこみたい。相手は開幕週の毎日王冠で高いパフォーマンスを発揮したチョウサンか。

◎コンゴウリキシオー ○チョウサン ▲エアシェイディ
△プリサイスマシーン、カンパニー、マルカシェンク、エイシンドーバー

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年2月 | トップページ | 2008年4月 »