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2008年1月の10件の記事

2008.01.30

川崎記念・ヴァーミリアン取消 フリオーソが急浮上!

ドバイへの壮行レースとなるはずだった川崎記念。ところが、主役のヴァーミリアンは右脚フレグモーネのため出走取消となる大事態、それに加えて、去年のフェブラリーSの覇者・サンライズバッカスまでハ行で取り消し。 12時現在、両馬の入っていた枠連5-8は44倍となっているが、取り消し後に残った同枠2頭の組み合わせは馬連で1484倍。早めに枠連で投票するリスクを改めて思い知らされる。今後、ヴァーミリアンはドバイ一本で再調整される予定だが、結果的に連戦の疲れを癒す良い休養になればと願う。サンライズバッカスはフェブラリーSの参戦も難しいようだ。

大駒のいなくなった川崎記念で、俄然、チャンスが大きくなってきたのがフィールドルージュフリオーソの2頭。フィールドルージュはジャパンカップダートで、フリオーソはJBCクラシック、東京大賞典でヴァーミリアンの2着。ともに強敵の前にG1制覇を阻まれた。昨春はひ弱な面もあったフリオーソだったが、 JDダービーを制してから本格化の様相を見せている。東京大賞典の積極的に仕掛ける競馬は高く評価できる内容だった。地の利のある南関東なら、フィールドルージュとも互角に戦えるだろう。馬券はこの2頭を1、2着に固定した3連単で狙ってみたい。3着争いは混沌。東京ダービー馬のアンパサンドが強力だが、高知のサンエムウルフも抑えてみたい。

◎フリオーソ ○フィールドルージュ
△アンパサンド、シャドウゲイト、サンエムウルフ、ケイアイダンシング

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2008.01.26

”ケン”でも注目 若竹賞に道営からの最終兵器が登場

土曜日の9レース、500万下の若竹賞に未知の魅力を秘めた3歳馬が登場する。ホッカイドウ競馬から転入初戦を迎えるエックスダンスだ。旭川でのキャリア3戦は断然人気の3連勝。しかも、負かした相手は北海道2歳優駿を勝ち、全日本2歳優駿で2着となってNAR最優秀2歳馬に選出されたディラクエだった。スニッツェル賞ではディラクエに4馬身差をつけているのだから、エックスダンスの強さは折り紙つき。父はアドマイヤベガ、母の父はヘクタープロテクター。祖母は皐月賞5着の印象が強いダンスダンスダンスで、血統的には明らかな芝向き。もちろん、地方出身といっても、ノーザンファーム産、吉田和美氏の持ち馬だから、中央で走って当然なのだが。若竹賞は東スポ杯3着のスマイルジャックら強敵がいることと、半年の休養明けというハンデもあり、馬券的に狙っていこうという状況にはないが、ここで好レースをすればクラシック戦線の台風の目になるかもしれない。

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2008.01.20

京成杯予想 混戦断ち切るドットコム◎!

馬インフルエンザの影響なのか、未だに傑出した軸馬が現れないクラシック戦線。京成杯も、どこからでも狙っていけそうなメンバーが揃った。本命は横山典に乗り替わったドットコム。前走、初芝となったホープフルSでは余裕残しの仕上げ、先頭に立ってソラを使った競馬で3着。それでも、ハイレベルと言われた福寿草特別を勝ったブラックシェルとはクビの差だった。きっちりと追われてきた今回は前走以上の競馬が見込める。対抗はホープフルSを制したマイネルチャールズ。穴は前々走の百日草特別を好タイムで逃げ切ったショウナンアクアロス。連下はメリハリをつけて手広く流したい。

◎ドットコム ○マイネルチャールズ ▲ショウナンアクアロス
△リトルアマポーラ、ステルスソニック、アイティトップ、マイネルファルケ

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2008.01.15

旅打ち福山競馬! オヤジたちの”CLUB KEIBA”を体感

まだまだ訪れたことのない競馬場はいくつもあるが、広島県にある福山市営競馬もそのひとつ。つい先ごろまで、アラブだけの競走を行っていたところだ。東京から何かのついでに赴くといった機会はほとんどないと見て、先週、意を決して機中の人となり福山をめざすことにした。広島空港から福山駅まで高速バスで一時間ほど。駅前からは競馬場行の無料バスが出ている。昨夏、金沢競馬を訪れた際は無料バスの車中で熱い洗礼を受けたが、乗客10人ほどのこちらは静かなもの。嵐の前の何とやらか。。。クネクネと住宅街を抜けて、とうとう競馬場へ到着。大きな看板に描かれた楽しげな馬たちと、「マジで そんな楽しいなら 福山競馬連れてって♪」とポップなオリジナルソングが出迎えてくれた。妙齢のオネエさまのご挨拶をいただきながら、100円玉を入れてゲートをくぐる。福山って、ファミリーで遊べるテーマパークなのかもしれないね!

「マジで楽しい」福山競馬の場内施設には、コンセプトを強調するかのように「わくわくルーム」、「どきどきルーム」、「にこにこホール」といった心の高揚を示すナイスなネーミングがなされている。私も早くドキドキしたいと、コースへ向かうことにした。ゴール板前、「今日はブログ用の写真、うまく撮れるかなぁ」と、買ったばかりのα700のファインダーを覗いていると、いきなり後ろから咎められた。「許可取ってるかね?」、警備員のおじさんだ。いきなりドキドキである。「ほら、フラッシュとか焚くと馬がびっくりするから」って、こんなピーカンの日にフラッシュ使わんけど。警備員室に連れて行かれ、名前と住所を書かされる。注意事項は2点。フラッシュ禁止、決して他の客とトラブルを起こさないこと。胸に許可証をつけてカメラをぶら下げている私は、一目瞭然、カモネギ余所者観光客である。コーチ屋が見たら声をかけずにいられない!?

福山競馬場は1周1000メートル、直線は220メートルの小回り。弁当箱とも言われる長方形のコースはカーブがきつく、それ故、丈夫なアラブしか走らせることができないのだとも言われていた。過去には全日本アラブ大賞典を勝ったローゼンホーマなど、何頭ものアラブの怪物を輩出してきたが、平成17年12月にサラブレッド導入に踏み切った。収容2万人強というスタンドは非常に年季の入ったもの。スタンド裏のパドックは出走馬名や馬体重を示す掲示板もなく、地方競馬のなかでも昭和のディープな薫り漂う競馬場という印象を受けた。競馬新聞は福山エース、キンキ、特報の3紙。私は手前のブースにある特報を購入することにした。 1部500円、赤鉛筆はサービスである。紙面には独特の言い回しも見られる。「いい駆けりをしているが馬が肥えてきた。絞れるといいカオ」(原文ママ)。顔も予想材料とは奥深い。

応援ソング「One day」が流れる入場門 ゴール前スタンド

まくり必勝 コーナーはきついカーブ

場内を歩いていると、とにかく耳に飛び込んでくるのがオヤジたちの姦しい予想談義。「明け4歳じゃけぇ強いじゃろ」「それが来たら30万じゃけぇなぁ」「3と4で絶対じゃけーのー」。って、仁義なき闘いな方々に囲まれているような気分になるのは私だけ? レース中の声援も熱さ半端なし。「出遅れじゃ。5は死んじゃろ」「どうなっとんじゃ。まくって潰せぇい!」。それだけに外れたときの落胆は激しい。「ダメじゃー。なさけないのー」「あれだけついていかれん」「おかしいことばかりしてんのじゃ。このレースは!」。隣のグループではパンチな中年男性が不機嫌になり、八つ当たり気味に連れの若手に怒りをぶちまける。「おう○○! いい加減にせい! 帰れ!」。そこへ年配者がドスの利いた声で一言、「そういうこと言うとツマラン」。グループ全体に張り詰める空気…。どこの組織の方々ですか><。大人のテーマパーク、福山はドキドキしっぱなしだ。

刺すか刺されるか、女子供はすっこんでろ。そんな雰囲気の中でやたらにシャッターを押していたら何が起きるかわからん。ようやく許可証の意味を理解した私は、騎手を撮るなら安全だろうとパドックへ移動した。実は今月末まで流しジョッキー、ミスターピンクこと内田利雄騎手が福山で短期騎乗中なのだ。ミスターピンクはここでも大人気。周回中、「こうとるからの~」とファンから脅迫 温かく声をかけられていた。ミスターピンクと言えば、百万ドルの流し目。レンズを向けると視線を贈ってくれるファンサービスは全国に知れ渡るようになった。私のカメラにも、いつものようにニッコリと笑って流し目をくれるミスターピンク。ところが、福山のオヤジはそんなことは通じない。「今、笑ったのは誰じゃー。ウチダか。わらっとる場合じゃないけーのー」低音ボイスが響き渡る。ごめんなさい、内田さん><。「池田、お前の馬はゴミじゃー」そのオヤジは不適な笑みを浮かべて去っていった。

慣れないうちは、ちょっと臆してしまうガラの悪さ。だが、しばらくすると言葉の荒さも、喧嘩しているわけでも機嫌が悪いわけでもないことに気づく。きわどい写真判定、「2が残れ!」と叫んだ私に「5じゃろー、5じゃろー」と満面の笑みで話しかけてくるオヤジさん。「2じゃないですか」と返すと、「5じゃろー、5じゃろー、5じゃろー」と再返答。思わず笑ってしまった。ひとたび万馬券など飛び出せば皆で大騒ぎ。「ボックスじゃ。とっとるよ10万じゃ!」「失敗したなぁ」「馬単もマンシュウよ!」。レースは道中からまくっていく大胆な競馬が多いことも、ワイワイ、ガヤガヤと盛り上がれる理由かもしれない。福山では主催者がタレントを使って CMなどしなくても、勝手にオヤジたちが「CLUB KEIBA」を楽しんでいるのだ。

この日の最終レースはアラブ系B-2クラスによる睦月特別。今は亡きコウザンハヤヒデ産駒の4歳馬、エイケイボーイが力強く逃げ切り勝ちを収めた。あと数年もしないうちにアラブ最後のレースが福山で行われることになろうが、その時までアラブはオヤジたちの熱い語らいのなかで走り続けるのだろう。およそ20億円の累積赤字を抱えている福山競馬。サラブレッドへの転換など大きな変化の波に晒されているが、今年度上半期は7600万円の黒字を産み出している。オヤジたちが「マジで競馬を楽しんでいる」限り、廃止など無縁のものであると信じたい。競馬場を去る頃、スタンドの喧騒は不思議と耳触りの良いBGMへと変わっていた。

ご存知、百万ドルの流し目だったが… 名物・尾道ラーメン 卵入り

金子馬じゃなけんのー アラブの怪物・スイグンの優勝レイ

※追記
私は福山競馬場で遊んだ翌日、原爆ドーム、厳島神社の2つの世界遺産を訪ねて一泊二日の小旅行を終えた。福山競馬は週末に開催されることが多いので、土日を利用して観光とセットで足を伸ばしてみてはいかがだろうか。福山では企業や個人がスポンサーとなる冠レースが行われているが、 1月27日は「須田鷹雄全公営競技場踏破記念」が、2月2日は競馬サイト「WEEKEND DREAM盃」が実施される。ご参考まで。

※文中のお国言葉はほとんど広島初訪問の私が拙いヒアリングで聞き取ったものです。実際はかなり異なるかもしれませんが、どうぞご容赦ください。

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2008.01.12

作家・月本裕氏死去 志を”レーシングポスト”誌に遺して

9日、作家の月本裕氏が脳出血のため47歳で亡くなった。月本氏は雑誌編集者を経て作家として活躍。「賭ける魂―闇に消えた20世紀最大のギャンブラーを追って」「挑戦―サクラローレル物語」「サラブレッド101頭の死に方」など、数々の競馬関係の著作でも知られている。すでに2000年からホームページ「月本裕ウェブサイト」を開設してネットで活動を始め、現在はブログ「ツキモトユタカ ノ マイニチ」で社会・時事問題や競馬に対する自身の考えを積極的に発信していた。もちろん、市井のファンにすぎない私は直接、月本氏を存じ上げないが、著作からは競馬を深く愛し、競馬を憂え、競馬メディアのあり方も真摯に考えておられるように見受けられた。大勢に流されることなく、然るべきジャーナリズムの方向性を求めていたように感じる。

大川慶次郎氏らとの共著「サラブレッド101頭の死に方」では、月本氏は1990年代の名馬を担当している。ライスシャワー、ハシルショウグン、ロイスアンドロイスら、どの話も競走馬の魅力や切なさが良く伝わってくるが、私が好きなのはサンエイサンキューの話だ。函館3歳Sから見守ってきた月本氏は、酷使の末に故障、緊急手術で一命を取り留めるも、苦しみぬいて亡くなったサンキューの一生と向かい合う。そして、「人間がどんなに傲慢に自然と立ち向かったとしても、できないことはできないのである。そのできないことを起きないようにするのが、真のプロというものだと思う」と行き着く。「私を含めたマスコミの人間、そしてオーナーサイドに、プロとしてどこか欠けたところがあったのではないか」と内省するのだ。

3年前、月本氏のブログで、私のエントリーを褒めていただいたことがあった。ハルウララが調教師の意に反して関東へと運び去られた時のことだ。事情に暗い一般マスコミが高知競馬バッシングを始めるなか、私はいてもたってもいられない気持ちになり、連日、資料を探してきてはハルウララに関する記事を書き続けた。一ブロガーがマスコミの情報に逆らう間には、批判を受けて弱気になったこともある。だから、プロである月本氏の拙ブログへの言及には非常に勇気づけてもらった。

ハルウララについてはもうぼくは書くことなどないし考えたくもないんだけど、そうも言っていられないのが一見客観的なマスコミ報道の甘さ。 …少しでも馬主側に理があるようなことを報道しているメディアは本気で取材してちゃんと報道して欲しい。 …とりわけ読んで欲しいのは馬耳東風競馬データ予想の管理人さんのブログだ。…情報なども過不足なく、実に 参考になる。すべてのマスコミの方々は、このブログを熟読してからハルウララ問題を語るべき。もちろん立場 はいろいろあろうし考えもいろいろあると思います。でもその前に基礎知識としてこのブログは必読。特に競馬 をあまり知らないマスコミ関係者はぜひ読まれたし。(ハルウララに関して、基本の諸問題をちゃんと押さえてから語ろう)

私は10年以上、ウェブで競馬について駄文を書き連ねているが、ネットで活動する競馬マスコミの方にコメントをいただいたことはほとんどない。無論、箸にも棒にもかからない文章だというのが大きな理由だと思うが、一般的に「匿名掲示板と変わらない無責任な発言」といったブロガーへの見方も少なくないのかなと感じることがある。先見の明を持って早くからネットを使っていた月本氏だからこそ、「実名匿名ハンドル名の方々がネットに参考になる意見を展開されている」とフェアな視線をもって、拙ブログを取り上げていただけたのではないかと思う。

去年末、月本氏は「レーシングポスト」というタブロイド版の競馬月刊誌の編集長に就任したばかりだった。既存の競馬メディアにはない試みを実現されようとしていたと聞く。 10日、出たばかりの第2号を読んだが、JRAや地方競馬、馬インフルエンザ問題など、歯に衣着せぬジャーナリスティックな記事が掲載されているとともに、豊富なデータを用いてクラシックを展望するなど、コアなファンが満足できる紙面づくりがなされている。ぜひ残されたライター陣が「本当に日本の競馬は面白いのだ、ということの本質をこれでもか、とわかりやすくしかも妥協しないでお届けする」という月本氏の志を継いで、レーシングポストを育ててもらえたらと願う。同誌はローソンのみで販売されているが、私はしばらく買い続けようと思っている。

馬はファンのものである、競馬は馬券を買うファンあってのものである、という考え方にも、私は全面的に賛成することはできないのだ。…競馬という世界全体に、もしもオピニオンを作り上げようとするのならオーナー対ファン、などという考え方をしていても無意味なのだ。そこにジャーナリズムの必要性が出てくる。ところが、日本ではそこのところがひどく、弱い。物書きの端くれである私自身も、忸怩たる思いがこみあげてくる。(サラブレッド101頭の死に方/ 月本裕)

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2008.01.10

JRA賞 年度代表馬はアドマイヤムーン圧勝

2007年度JRA賞の年度代表馬と全10部門の受賞馬が発表された。年度代表馬はアドマイヤムーンが178票を獲得、 2位ダイワスカーレットに100票以上の差をつけて選ばれた。宝塚記念、ジャパンカップ、ドバイデューティーFと国際G1を3勝、国内ではメイショウサムソンを2度下した実績が高く評価された。去年はメイショウサムソンが春秋天皇賞を連覇し、ダイワスカーレットが牝馬G1を3連勝、ウオッカが64年ぶりに牝馬としてダービーを制するなど、終盤まで年度代表馬の行方は混沌としていた。しかし、有馬記念を伏兵マツリダゴッホが勝ち、サムソンとウオッカが大敗を喫したことで、消去法的に傷のつかなかったアドマイヤムーンが票を集める結果になったと思われる。アドマイヤムーンは40億円でダーレーに売却されたものの、お家騒動で中央馬主登録が抹消されるドタバタぶりや、武豊降板劇、宝塚やJCは刺客的存在として勝利したことなどから、どこか重厚さが感じられないこともないが、成績を眺めれば文句なしということだろう。

各部門を見ていく。最優秀3歳牡馬はアサクサキングス。但し、「該当馬なし」に30票も入った。ダービーで牝馬に完敗した馬が最も強いはずの菊花賞馬に輝いたわけで、最優秀と呼べる3歳牡馬はいないという判断か。「世代レベルが低かったから牝馬でもダービーを勝てた」と後世の評価を受けないよう、ウオッカのためにもアサクサキングスやロックドゥカンブは頑張ってほしい。最優秀3歳牝馬はダイワスカーレット。ライバルのウオッカはわずか14票しか集められなかった。それだけ、宝塚以降の戦いぶりは精彩さを欠いていた。ウオッカを惜しむ投票者の気持ちは最優秀父内国産馬に現れた。ダイワスカーレット162票に対して、ウオッカは123票。タニノギムレットとの初めての父娘ダービー優勝、日本に長く根付いた牝系。競走成績は譲っても、サンデーの孫より父内国産というノスタルジアを漂わせる響きはウオッカこそ似合っていた。唯一、客観的な視点を覆しても許された部門だった気もする。

票が割れたのは最優秀4歳以上牝馬。ヴィクトリアマイルを勝ったコイウタが113票で選ばれたものの、該当馬なしが103票、サンアディユ53票、フサイチパンドラ17票など、10通りの記述がなされた。サンアディユはスプリント重賞を3勝。スプリンターズSでアストンマーチャンを交わしていれば文句なしだったのだったが。コイウタは他のレースが惨憺たる結果だっただけに、私が投票者だったら入れづらかっただろう。最低限、ヴィクトリアマイルを勝てば自動的に受賞できるのなら、該当馬なしは永遠にないことになる。最優秀短距離馬はダイワメジャーが234票でトップ。こちらは逆に該当馬なしの4票は何故なのか、聞きたくなる。安田記念、マイルCSを勝った馬は受賞資格がないのだろうか。それとも、「短距離」は字面通りスプリンターしか認めないということなのだろうか。それならスズカフェニックスではダメなのだろうか。

おそらく満票ではないかと見られていたのが最優秀ダートホース。中央、地方でG1を4勝したヴァーミリアンがいたからだ。ところが、1票だけ他の馬に入れた人がいた。メイショウトウコンに投じた福島競馬記者クラブの会友、谷上泰正氏。メイショウトウコンには父内国産でも競馬ニホンの清水敬三氏が一票入れている。マヤノトップガンヲタクなのだろうか。他に少数票で目立っていたのは最優秀2歳牡馬のヤマニンキングリー(黄菊賞勝ち)か。投票者は東京競馬記者クラブ会友の橋本邦治氏。去年もアンバージャック、スイープトウショウなど不可解な一票を投じていたが、今年もご老体は健在だったようだ。もはや新春名物か。同じくロジック、フィフティーワナー、テレジェニックなど、好き勝手な名前を書いていたジャパンタイムスのバーバラ・バイヤー記者は今年は至って普通の投票。改心されたようだ。

※追記:
今年の投票内容非公開希望者は東京スポーツの田沼亨記者など23人。去年より3人増えている。JRA賞を巡る議論については、この数年間、ほとんど同じことを言い続けているので、過去のリンクを張っておく。ただ今年は名前から父内国産と勘違いたり、牝馬であることを忘れたりといった低レベルな投票がなく、心穏やかに結果を眺められる年だった。年度代表馬の「無効1」は解せないが、よもや「ディープインパクト」ではあるまい。

>>JRA賞 私が記者投票に”理由の付記”を求める訳(07.1.14)
>>JRA賞 年度代表馬・ディープインパクトは満票ならず(07.1.11)

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2008.01.08

更新のお知らせ 馬耳東風「愛馬紹介」

馬耳東風「愛馬紹介」のコーナーを遅まきながら更新しました。現役馬は3歳馬が5頭、2歳馬が3頭です。この中でデビューしているのは1頭だけ。昨秋には非常に期待していたカネヒキリ近親でキングマンボ産駒のシルバーバレーガール06(シルクホークラブ)が脚元の状態が悪いため、募集中止になってしまいました。なかなか一口馬は上手くいかないものです。今年は何とか1勝して、さらなる飛躍をと願っています。

>>馬耳東風「愛馬紹介」

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2008.01.07

ホリエモン ネットオークションに1円で出品される

かつて、ライブドア社長だった堀江貴文被告が所有し、自らの愛称を馬名にしたことで話題になったホリエモン号。現在は流浪の果てに高知競馬でひっそりと競走生活を送っているが、年末にネットオークションに出品されていたことが明らかになった。出品者はライブドア事件後、ホリエモンを購入した大阪のIT企業社長・阪口源太氏。「『ゴルフの方が楽しくなった』と心変わり」(asahi.com)したそうで、12月30日に2chオークションに売りに出された。最低入札価格は1円。結局、3人から応札があった末、1月3日に10万3円で落札された。しかし、実際には取り引きに至らず、阪口氏はこのオークションがフジテレビで取り上げられるなど注目は集められたとし、「興味のある方はご連絡いただければと」と直接取引を呼びかけている。高知競馬は全国でも賞金額が低いことで知られており、 1着賞金が9万円しかないレースもある。ホリエモンは月2走のペースで元気に走り続けてはいるが、出走手当てを含めても預託料を賄えるかどうかは微妙なところ。まだ5歳とはいえ、先の見えたこのクラスの馬に値段らしい値段がつくのは容易ではないだろう。

ホリエモンはアタラクシア(00ダービー3着)、ダンツキッスイ(07東スポ杯2番人気)などを生産した浦河・丸幸小林牧場で生まれた。父ブラックタイフェアー、母グリーンバレー。堀江被告がセールで購買したときは588万円だった。金にモノを言わせるはずの堀江被告にしては、非常にリーズナブルな馬を買ったものだ。地方競馬経営に名乗りをあげた際にはホリエモンが安馬だったことを引き合いに、本気で競馬参入を考えてないのではないかとも言われた。その後、中央の小桧山厩舎でデビューしたものの4戦0勝。すべて二桁着順で全く勝負にならなかった。高知では10勝をあげて、140万円弱の収得賞金を得ている。賞金をファンクラブの会員に分配する試みも行われたが、配当は24円分のライブドアポイントに留まった。デビュー前からマスコミの寵児となり、公式ブログも開設されるなど一挙手一投足が話題になったホリエモン。一転、堀江被告の凋落とともに都落ちするなど数奇な運命を辿ったが、馬自身は人間社会の喧騒とは関係なく健気に頑張ってきた。地方競馬の下級条件で走る牡馬の行く末は決して明るいものではないが、この先はホリエモンであったことが幸運だったと言えるような将来が待っていてくれたらと願わずにいられない。

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2008.01.05

中山金杯予想 一年の計をシルクネクサスに託そう

今年も中央競馬がスタートする。年の初めは中山金杯。去年は道悪馬場をスイスイと逃げたシャドウゲイトと田中勝春が 7馬身差をつける圧勝劇を披露した。このコンビはシンガポールでG1を制し、田中勝も皐月賞優勝、関東リーディング2位と活躍するなど、「一年の計は金杯にあり」を身をもって体現してくれた。 2008年、幸運を掴み取るのは松岡正海が操るシルクネクサス。父グラスワンダーも有馬記念や朝日杯を制するなど中山巧者だったが、ネクサス自身もコース適性は高い。去年はAJCCで3着、オールカマーで2着。ふたつのレースとも勝ったのは有馬記念馬・マツリダゴッホだったが、オールカマーではネクサスは半馬身差まで食い下がる健闘をみせている。前走の鳴尾記念は12着と大敗したが、この時は前残りの展開と馬体重増が敗因とはっきりしている。調教と長距離輸送で冬場でも絞れてくるはずで、大ブレイクの予兆ある松岡が内枠を利して、お年玉を運んできてくれると信じたい。

◎シルクネクサス ○サイレントプライド ▲アドマイヤフジ
△エアシェイディ、アサカディフィート、グラスボンバー、トウショウナイト

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2008.01.01

謹賀新年 カンボジアからご挨拶

あけましておめでとうございます。カンボジア・シェムリアップにある路地裏のネットカフェからのご挨拶です。今朝は5時にホテルを出て、トゥクトゥクに乗ってアンコールワットへ。遺跡の向こうから昇る初日の出に手を合わせました。南国の夜風に吹かれながら飲むビールの美味さに浸っていますが、明日の夜には寒い日本へと戻る予定です。ようやく取れた遅い夏休みでした。去年は思うように競馬やサイトに割く時間が取れず、やっつけで面白さに欠くエントリーが多かったなと反省しております。今年はもう少し、計画的なサイト運営ができればと願っておりますが、 10年できないものは今年もできるわけないのかもしれません。おそらく、2008年も今までと変わらず、マイペースな更新になってしまうと思いますが、読者の方々には懲りずにお付き合いいただければ幸いです。それでは金杯で乾杯しましょう!

アンコールワットの初日の出 馬ブログなので壁面に彫られた馬の図柄でも

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