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2007.10.04

あの狂乱から1年 ひっそりと凱旋門賞展望

去年、6000人ものファンが日本から駆けつけ、日本中が歴史的瞬間を見ようとテレビの前に陣取ったフランス・凱旋門賞。あの狂乱から一年。今年、ディープインパクトのリベンジを果たすはずだったウオッカは外傷のアクシデントで計画を白紙に戻し、メイショウサムソンは馬インフルエンザという想定外の不運に見舞われて渡航を断念した。日本馬の出ない凱旋門賞は、多くの国内のファンにとっては関心のない異国のレースに過ぎないようだ。それでも、目を向けてみれば、今年も欧州を代表する名馬が激突する屈指の好レースになりそうだ。もし斤量の軽いウオッカの差し脚が炸裂していたなら、もしメイショウサムソンが先行力を活かしてロングスパートをかけていたら。そんなことを想像しながら、レースを観てみるのも面白いかもしれない。

7日に行われる凱旋門賞で、ブックメーカーの1番人気となっているのが英ダービー馬・オーソライズド。去年、ディープインパクトを差しきったレイルリンクも3歳馬だったが、凱旋門賞は兎角、斤量に恵まれる3歳馬が非常に有利だ。オーソライズドの前走は英・インターナショナルS。ここで古馬最強のディラントーマスに1馬身差をつけて勝利した。ディラントーマスはキングジョージを圧勝、先月の愛チャンピオンSも連覇を果たしており、これを降したオーソライズドの強さは本物だろう。死角があるとすれば、地元イギリス以外で出走したことはなく、凱旋門賞がアウェイ初体験となるところ。但し、父はエルコンドルパサーを破って凱旋門賞を勝ったモンジュー、鞍上はデットリーだけに杞憂に終わる可能性も高い。 ディラントーマスは条件的に巻き返しは厳しいか。

オーソライズドのライバルは、やはり3歳馬。愛ダービー馬のソルジャーオブフォーチュンとパリ大賞典を勝ったザンベージサンの2頭だ。ソルジャーオブフォーチュンは本番と相性の良いニエユ賞を2分25秒6の好タイムで勝利。硬い馬場にも適性があることを証明した。一方、人気を集めながら3着に敗れたザンベージサンは、あくまでひと叩きの感が強く、逆転の目は十分にありそうだ。サムソンが出走を予定していたフォワ賞からは欧州最優秀3歳牝馬のマンデシャが参戦する。勝ち馬のマンデュロはレース後に骨折が判明、引退する残念な結果になっただけに健闘を期待したい。ここに日本の2頭の姿がないのは悔やまれるところだが、両馬ともジャパンカップをめざす予定で、ぜひ凱旋門賞馬には府中に来てもらって頂上決戦といきたいものだ。

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