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2007.10.27

見どころ満載の天皇賞 この秋いちばんの一戦!

今年の天皇賞秋は何処からでも馬券を買いたくなるような、そそられるメンバーではないか。それぞれに興味深いストーリーもあるし、前々日の1番人気が伏兵アグネスアークというのも面白い。最も印を集めるだろうアドマイヤムーンは、ダーレー・ジャパン・ファームに 40億円でトレードされて初めてのレースになる。ダーレーにとって、ムーンは日本のファンにドバイの名を知らしめる大切な広告塔。しかも、ムーンは年内限りで引退、ダーレー・ジャパン・スタリオンコンプレックスで種牡馬入りすることが決まっている。秋のG1戦線でダーレーサイドは距離適性のある天皇賞秋に照準を絞っており、休養明けもここは全力勝負とみていい。種牡馬の価値を下げかねないジャパンカップや有馬記念の参戦は積極的ではなく、本来なら出走するはずだった香港Cも検疫期間が延びた関係で遠征を取りやめている。つまり、天皇賞秋がラストランになる可能性も低くない。追い切りの遅れは気になるが、ダーレーの輝かしい船出を傷つけるわけにはいかないだろう。

そのムーンに宝塚記念で敗れたメイショウサムソンは、なんと鞍上に武豊を迎えて秋を戦うことになった。燻し銀、石橋守を降板させての乗り替わり劇だけに、浪花節好みのファンからオーナーサイドは批判に晒されたという。もともと、馬インフルエンザのために遠征を中止した凱旋門賞では、海外経験の豊富な武豊が手綱を取ることになっていた。武豊はサムソンの滞在先厩舎の手配など、さまざまな労を惜しまずに動いていたことから、そのお礼という見方が強かった。だが、メイショウの松本好雄オーナーは「ユタカが乗るサムソンを見たい」(Number 689)と、能動的な騎手指名であったことを明言している。以前、CSの番組で「乗ってみたい馬は?」と聞かれて、石橋を隣に「メイショウサムソン」と半ば冗談で答えた武豊。実際、敬愛する兄弟子のお手馬を奪う形になったが、オーナーの期待ともどもプレッシャーが圧し掛かる。臨戦過程の狂いから100%の仕上げとはいかないだろうが、武豊がどんな位置取りでレースを進めるのか、楽しみにしたい。

この2頭に対峙するのが、順調にひと叩きされた馬たち。毎日王冠では3着に敗れたダイワメジャーだが、休養明けでハイペースを追走した結果なら悲観する内容ではない。、宝塚記念の大敗は滞在厩舎の騒音で精神的なダメージを受けていた故で、その影響を引きずらなかったことは喜ばしい。外枠を引いたのも大歓迎だ。毎日王冠を8番人気で差しきったのは上がり馬、チョウサン。ダンスインザダーク×サッカーボーイは4年前の天皇賞秋で連対したツルマルボーイと同じ。府中のスタミナ勝負は得意とする血統で、極端なハイペースで流れるようなら再度、浮上する余地がある。京都大賞典2着のポップロックは来日したばかりのペリエに手綱を託した。同厩のデルタブルースとも狙いは次走、次々走かなという気はする。関屋記念を豪快に追い込み勝ちしたカンパニー。G1では不完全燃焼のレースが少なくなく、実力発揮で一発あるなら今回ではないか。何処となくオフサイドトラップの薫りも漂う。盛岡のOROカップをステップにしたコスモバルク。全盛時の勢いはないが、中央G1は今秋がラストチャンスだろう。

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コメント

前々日発売のアグネスアークは一体なんだったんでしょうね。毎回ってわけではないのですが前々日発売のオッズで妙なのがあったりするとそれが何か示唆してたりといった偶然が多い気がしています。秋の天皇賞で思い出すのはビワハヤヒデが圧倒的人気を背負って沈んだ年だったのですがあの時は前々日オッズでなぜか売れていませんでした。

この手のは買うとこないってのが相場なのですが、とりあえず、アグネスを少し買ってみたくなりました(笑)

投稿: ジュサブロー | 2007.10.28 04:58

この手のは買わなくてはなりませんね。これからは。。。

投稿: ガトー@馬耳東風 | 2007.10.30 03:23

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