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2007.10.13

脚部不安?鉄砲駆け? 2番人気ウオッカの大きな誤解

8月2日、凱旋門賞に向けて順調に調整されていたウオッカに起きたアクシデント。坂路調教後、右後肢に蹄球炎を発症してしまったのだ。蹄球炎とは、蹄の後ろ側にある蹄球部が何か硬いものを踏んだり、ぶつけることで腫れて血がたまるもの。馬はチクチクとして痛みを感じるが、数日で症状は治まる一過性の外傷で、人間で言えば足の裏に血豆ができたようなものだ。通常なら発表するほどのものではない軽傷だが、ウオッカへの注目度は大きすぎた。わずか4日間とはいえ馬場入りできなかったこと、まるで大きな故障でも発症したかのような扇情的な報道がなされたこと、もともと宝塚記念を惨敗したことに批判も起きていたこと。挑戦するからには無様な結果に終わることは許されなくなっていた角居陣営は、さまざまな状況やレース後の影響まで考えて「遠征中止」という苦しい判断をしたのではないだろうか。

すぐさま秋華賞に目標を切り替えたウオッカにとって幸運だったのは、栗東トレセンに在厩していたため、8月末には坂路入りを再開したことだ。 8月15日に馬インフルエンザの発生が確認されると、翌月に入るまで民間牧場とJRA施設との移動が禁止された。もし、ウオッカが放牧に出されていれば、帰厩ままならず調整に大きな遅れが出ていた可能性もあった。現実、秋華賞に出走するザレマ、ローブデコルテらは予定通りに帰厩できず、少なからぬ影響を受けている。前日昼の段階でウオッカはダイワスカーレットに次ぐ 2番人気に留まっている。64年ぶりに牝馬として日本ダービーを制したように能力の高さは言及するまでもない。「脚部不安」「鉄砲駆け」という馬柱の文字だけで配当があがっているのなら、大いなる誤解と言うべきではないだろうか。

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