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2007.08.29

終息宣言なきレース再開 安全は確保されたのか?

馬インフルエンザ禍の収まらぬなか、一部には批判もあった中央競馬のレース再開。休止期間はわずか1週で済んだかのようにみえるが、地方競馬では感染が広がり続け、牧場などからの入厩制限も解除されないなど状況は予断を許さない。 だが、25、26日の開催は入場人員、売り上げとも前年比で減少したものの、例えば新潟の26日の総売り上げは94%程度の下落に留まり、主催者としては安堵した数字ではなかっただろうか。メインの新潟記念は後藤トップガンジョーの暴走で乱ペースになったものの、 2番人気の吉田豊ユメノシルシがきっちり人気に応えた。吉田の2年ぶりの重賞勝利をアシストしたのが後藤とは、やはり切っても切れない因縁か。全体的な傾向として特に荒れたという印象はなかったが、厩舎サイドがインフルエンザ発症の気配のある馬を出走させるわけがなく、人気通りに走る馬もいれば、凡走する馬もいるのはいつものこと。馬が走ってしまえば、公正競馬云々を議論する余地もなかった。

JRAは今週も出走予定の全馬に検査をすることで開催を行う構えで、このままレースを続けながら終息を待つようだ。先日来、メディアの議論は公正競馬を担保できるのかという点が中心だったが、レース結果で判断はつかず、現実としてJRAが開催を継続する以上、主観によるところの多い「公正」「不公正」を議論することは意味を成さない。今後、重きを置かなくてはいけない点は、開催を行うことで感染を拡大させないのか、終息を長引かせることはないのかといった防疫上の観点になる。症状が現れても陰性と診断される馬が多いことについて、新種のウィルスでワクチンが機能していないのではないかという見方も出ている(山野浩一氏)。また、競走馬と関係のない乗馬施設の馬にも感染は広がっており、人などにウィルスが付着して媒介になっているとの指摘もある。100%の安全が確保されなければ開催を行うべきではないとは思わないが、科学的な根拠に基づくデメリットが明示されなければ開催への賛否も難しい。

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