映画「ハルウララ」 2年遅れでネット無料配信
渡瀬恒彦、賀来千賀子、竹中直人ら豪華キャストを揃えながら、長らくお蔵入りとなっていた映画「ハルウララ」(監督:森川時久)が、無料ブロードバンド放送のGyaOで放送されることになった。この映画は一昨年の4月に完成し、高知で先行ロードショーが行われたものの、オーナーサイドからのクレームによって全国公開はかなわずにいた。あれから実に2年が経ってしまった。今回、劇場ではなく、ようやくネットで陽の目を見ることになったわけだが、これほど機を逸した公開というのも珍しい。ブームの盛りは過ぎていたとはいえ、製作当時は高知競馬の期待も大きかったかもしれないが、もはや世間の記憶から消えてしまった今では競馬場に人を呼び寄せる効果もほとんどないだろう。
それでも、競馬ファンなら、一度は観ておきたい作品ではある。映画は負け組みの星として人気を博したハルウララと、厳しい厩舎経営を余儀なくされている宗石大調教師との実話がストーリーベースになっている。連敗続きの牝馬を勝たせようと奮闘するスタッフと、そこに芽生える人々の絆。もちろんドキュメンタリーではないが、経済原理だけでは語れない競馬の魅力が詰められているような気がしてならない。こんな曖昧な書き方をしているのは、残念ながらまだ冒頭部分しか観ることができていないから。 GyaOでは6月4日まで無料で視聴可能だということなので、ぜひ腰をすえて観ようと思う。それにしても、出演者、製作陣を始めとして、どれだけ多くの人々の努力が台無しになったのかと考えると、馬鹿馬鹿しい騒動にやりきれなくなる。
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