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2007.05.09

マル外ダービーは昔話 NHKマイルは波乱の定番に

結果が出てみれば、なんとも見当はずれの予想をしてしまったものだと恥じ入るばかりだ。内の先行勢で決まるどころか、外から強襲した追い込み馬が勝ってしまったのだから弁解の余地もない。当日は仕事でレースを見ることができず、馬場や天気も確認できなかったが、府中に関しては「雨が降り続いていれば内外関係なく」、「乾き始めれば内有利」と捉えておけば良いのだろうか。いや、今回は内のほうが荒れていて、ムラマサノヨートーのような巧者でなければ伸びることはできなかった。いずれにしても、私には桜花賞14着の牝馬に本命を打つことはあり得なかった。

勝ったピンクカメオはスタートして13番手。勝負所では被されて最後方まで下がってしまった。しかし、内田博幸は慌てることなく馬場の良い大外へ持ち出すと、 34秒9の最速の上がりで17頭をごぼう抜きにした。一言で表わせば嵌ったということ。もう少し言うなら、時計のかかる馬場が得意なフレンチデュピティ産駒で、府中マイルで同じようにG1勝ちしたブラックホークの妹であるという血統的な背景。先行勢が崩れるようなハイペース。内田博という地方ナンバーワンジョッキーが最大限の能力を引き出す騎乗をしたことが勝因になるのだろう。マイネルハーティーのNZTやネイティヴハートのオーシャンSもそうだったが、ウチパクが無欲で追い込んだ時の伸び脚は神懸かり的だ。

私が本命にしたアサクサキングスは内を進んだものの、ズルズルと後退して11着。ホワイトマズル産駒だから重巧者ではないかと推測したが、ジェニュインを出した母系のほうが遺伝は強かったようで、雨が降る馬場は全く手も足も出なかった。 2着は先行勢で唯一踏ん張ったローレルゲレイロ。良馬場なら、この馬が突き抜けていたかもしれない。返す返すも勝利の女神に見放されていると言うべきか。3着に最低人気ムラマサノヨートー。小林淳が絡んで3連単はG1最高の973万円とは…。この馬もゲレイロと同じキングヘイロー産駒。土曜の新潟大賞典はフレンチデュピティ産駒のワンツーだったが、種牡馬の勢いというものは侮れない。8着マイネルシーガル、 10着ダイレクトキャッチは馬場に殺された。

シーキングザパール、エルコンドルパサー、クロフネ、イーグルカフェ…。創設当初はマル外ダービーと呼ばれたNHKマイルCだが、勝ち馬は01年のクロフネを最後に途絶えてしまっている。今年のマル外出走馬は、わずか3頭にすぎなかった、こうした背景には外国産馬のレベル低下やクラシック開放の影響があると言われているが、近年は皐月賞、桜花賞の負け組が中心を形成することもあるし、ダービーのステップとして使う陣営もある。 G1(Jpn1)に相応しい格を保つことができていないのが事実だろう。本来的な格付けの議論は置いておき、馬場の悪化しやすい時期というのもあって、これからは大荒れになるG1として定番化していくのかもしれない。

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